映画『キングダム』シリーズ、各概要とキャラ解説とあらすじと

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以下、敬称略で進めます。


コミック発刊累計1億部を突破している人気漫画『キングダム』。のちの始皇帝となる第31代秦王・嬴政(えいせい/吉沢亮)の覇権達成プロセス、そして、彼を支える「将来の大将軍」を目指す武将・信(しん/山﨑賢人)の物語。

この記事は、漫画『キングダム』の映画化シリーズを「一同に扱うこと」で、全体像と前後の流れを掴みやすくする・・・という意図で書いています。

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この記事を読むメリット(3つの理解)
  • 個々の映画化作品の内容を、まるっと理解できる
  • 前後の作品とのつながりを、きっちり理解できる
  • 主要キャラの活躍・成長が、すっきり理解できる

それから、この記事は、4作目『キングダム 大将軍の帰還』公開日前日(!)に書いています。つまり、4作目については、多分に推測が入っています。

また、5作目『キングダム5』については、まだ何も発表されていない状態。なので、4作目以上に推測の塊であることをご了承ください。

それからもう一つ。記事の性質上、「かなりのネタバレがある」こともご理解の上、読み進んでください。

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ところで、このブログでは、映画『キングダム』について、少し変わった切り口での関連記事を書いています。
↓ ↓ ↓

目次

映画『キングダム』シリーズ全体の共通マメ知識は?

映画『キングダム』シリーズの個別作品の解説に入る前に、まずは『キングダム』に共通するマメ知識を理解しましょう。

原作『キングダム』と時代背景と映画化と

映画『キングダム』シリーズの原作は、原泰久(はら やすひさ)による同名の漫画『キングダム』。2006年に週刊ヤングジャンプで連載スタート。それは、今もなお続いています。コミックは2024年5月の段階で全巻72巻発行、その累計発行部数は1億部を超えているという大人気&モンスター作品です。

この漫画『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に、のちに秦の始皇帝となる嬴政(えいせい/吉沢亮)と、その盟友である若き戦士・信(しん/山﨑賢人)の冒険と成長の物語を描いています。より具体的には、紀元前3世紀頃の中国。この時代、中国は七つの主要な国、秦・魏・趙・韓・燕・楚・斉に分かれ、互いに覇権を争っていました。秦国はその中で最も西に位置し、他の六国(魏・趙・韓・燕・楚・斉)と激しい戦争を繰り広げていました。

引用元:Wikipedia

『キングダム』の物語は、この秦国の若き王・嬴政(えいせい)が中華全土を統一するために立ち上がる姿と、それを支える武将・信を中心に展開。信は元々は戦災孤児の奴隷でありながらも、その並外れた武勇と度胸、そして戦略的思考で頭角を現し、やがて将軍へと成長していきます。

一方、映画『キングダム』は、2018年4月のコミック第50巻達成を記念して実写映画化スタート。連載10周年記念動画で信役を務めた山﨑賢人が信役で主演決定、同じくキーマンである嬴政役を吉沢亮で撮影開始、2019年4月29日に公開。記念すべき第1作目の興行収入は57億円を超える大ヒットとなりました。

以降、2作目から4作目は「まとめ撮り」されたと言われています。2作目以降は毎年7月に公開。そして、4作目は2024年7月12日(明日!)公開となるわけです。

映画『キングダム』シリーズは、原作の壮大な歴史物語を忠実に再現。圧倒的なスケールと迫力ある戦闘シーンで観客を魅了。また、原作の色濃いキャラクターたちの複雑な人間関係や、戦乱の中での成長と葛藤を丁寧に描いており、視聴者に深い感動を与えています。映画『キングダム』シリーズの魅力は、歴史的な事実に基づきながらも、フィクションとしての自由度を活かし、魅力的なキャラクターとドラマティックな展開を織り交ぜている点にあります。

このシリーズを通して、観客は古代中国の壮大な歴史と、それを生き抜いた人々の物語に引き込まれることでしょう。映画『キングダム』は、単なる歴史映画・戦闘映画ではなく、人間ドラマとしても見応えのある作品だと言えます。

映画『キングダム』シリーズの主要キャラと演者と影武者?

それでは、シリーズ通して登場する主要キャラと演者一覧です。


  • 信(しん) – 山﨑賢人(やまざき けんと)
    • 物語の主人公、戦災孤児で元奴隷出身の若き戦士。
      持ち前の武勇と戦略で将軍へと成長し、秦国の統一を目指して戦う。
  • 嬴政(えいせい) – 吉沢亮(よしざわ りょう)
    • 物語のもう一人の主人公で、秦国の若き王。
    • のちに秦の始皇帝となり、中華全土の統一を果たす。
  • 河了貂(かりょうてん) – 橋本環奈(はしもと かんな)
    • 山民族の一つ梟鳴(きゅうめい)族の末裔で普段から鳥頭の蓑を被っている。
    • 知恵と戦略を持つ軍師となって信を支えると決意。
  • 王騎(おうき) – 大沢たかお(おおさわ たかお)
    • 秦国六大将軍の一人。
    • 第28代秦王・昭王(政の曾祖父)に心酔するも、その亡き後は一線を退いていた。
    • その後、突然復帰し、秦の総大将となる。
  • 羌瘣(きょうかい) – 清野菜名(せいの なな)
    • シリーズ2からの登場キャラで、女剣士で元暗殺者。
    • 信の盟友となり、飛信隊副長兼羌瘣隊隊長として活躍。
  • 昌文君(しょうぶんくん) – 髙嶋政宏(たかしま まさひろ)
    • 嬴政に忠誠を誓う臣下。政治面で嬴政を支え、秦国の安定に尽力する。
  • 壁(へき) – 満島真之介(みつしま しんのすけ)
    • 嬴政傘下家臣で信の戦友&兄貴分。
    • 信とともに多くの戦いを勝ち抜き、千人将軍、三千人将、将軍と出世していく。
  • 楊端和(ようたんわ) – 長澤まさみ(ながさわ まさみ)
    • 山の民の女王。勇猛な戦士であり、嬴政の同盟者として戦う。
  • 李牧(りぼく) – 小栗旬(やまもと こうじ)
    • 趙国の名将。卓越した戦略で秦国に立ちはだかる。

次は、1作限りの登場ですが、筆者 taoの一推しキャラを紹介。

1作目『キングダム』

  • 左慈(さじ)– 坂口拓
    • 竭氏(けつし/石橋蓮司)傘下の将軍で上級武官。
    • 1作目のラスボスで、とにかく強い、強すぎるという存在。
    • 戦い(戦闘術)のプロ・坂口拓の殺陣(たて)が素敵すぎる。

2作目『キングダム2 遙かなる大地へ』

  • 麃公(ひょうこう)– 豊川悦司
    • 秦国大将軍。実は、六大将軍級の猛者であったが「戦場命」で、そういう称号の類には興味がなかった。
    • ラストで信とともに、敵陣へ果敢に突撃していく。
    • アニメではその後もちょくちょく登場し、信との絡みもあるが、映画は『2』がラストで残念。

3作目『キングダム 運命の炎』

  • 紫夏(しか)– 杏
    • 趙国の闇商で、紫家(しけ)の頭目を務める女性。
    • 囚われの身であった政の趙国からの脱出に幇助。
    • 過去、自分が養父から受けた恩の返しという意味もあり、政に命をかけた。

4作目『キングダム 大将軍の帰還』

  • 摎(きょう)– 新木優子
    • 秦六大将軍の一人。謎多き人物だが、昭王の実の娘。
    • 故あって王騎に育てられ、王騎とともに戦場に赴き戦果を重ねる。
    • 幼い頃、王騎に城を百取ったら嫁にと約束するも、百城目で戦死。

さらにもう一つ、2作目『キングダム2 遙かなる大地へ』のエンドロールで、あれれ?という方の名前を見つけたのでちょっと、メモメモ。それは…

  • スタンドダブル
    • 坂口茉琴(さかぐち まこと)

スタンドダブルとは、映画やビデオなどの危険なシーンで俳優・女優の代わりに演技をする代役。2作目『キングダム2 遙かなる大地へ』と言えば、元暗殺者で凄腕女剣士・羌瘣(きょうかい)が登場します。これ実写では誰がやるのかなと一時話題になりましたが、結果、清野菜名が演じることに。

清野菜名と言えば、しっかりとスタントの基礎を学んだ女優でスタントも自らやりこなすと聞いていましたが、このときは、スタンドダブルを立てたのかもしれません。それも、少なからず縁のある坂口茉琴を。

この2人は、アクションの師が同じなんです。それが、1作目『キングダム』の左慈役(ラスボス)を演じた坂口拓。そして、2014年公開映画『TOKYO TRIBE』にともに出演したという縁があります。ある意味、信頼関係のある2人なんです。

もしかしたら…と、『キングダム2』もエンドロールをガン見したら、発見したという次第。

映画『キングダム』シリーズ

それでは、次に映画『キングダム』シリーズの概要に入る前に、これまでの4作のタイトルのみ掲げますね。

映画『キングダム』シリーズ
  • 2019年4月19日公開『キングダム』
  • 2022年7月15日公開『キングダム2 遙かなる大地へ』
  • 2023年7月28日公開『キングダム 運命の炎』
  • 2024年7月12日公開『キングダム 大将軍の帰還』

映画『キングダム』シリーズの概要は?

この記事の特徴は、ひとつの切り口でシリーズを横並びで見るということにあります。

最初は、映画の概要をシリーズ毎に見てみましょう。

1作目『キングダム』の概要

  • タイトル:キングダム
    • Title:KINGDOM
  • 監  督:佐藤信介
    • アクション監督:下村勇二
  • 脚  本:黒岩勉、佐藤信介、原泰久
  • 原  作:原泰久『キングダム』
  • 出 演 者:山﨑賢人(主演)、吉沢亮
    • 長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、高嶋政宏、加藤雅也
    • 満島真之介、石橋蓮司、要潤、大沢たかお、坂口拓 ほか
  • 主 題 歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」
  • 公 開 日:2019年4月19日
  • 上映時間:134分
  • 興行収入:57.3億円

2作目『キングダム2 遙かなる大地へ』の概要

  • タイトル:キングダム2 遙かなる大地へ
    • Title:KINGDOM 2: Far And Away
  • 監  督:佐藤信介
    • アクション監督:下村勇二
  • 脚  本:黒岩勉、原泰久
  • 原  作:原泰久『キングダム』
  • 出 演 者:山﨑賢人(主演)、吉沢亮
    • 長澤まさみ、橋本環奈、清野菜名、高嶋政宏、加藤雅也
    • 満島真之介、要潤、大沢たかお、佐藤浩市、豊川悦司 ほか
  • 主 題 歌:Mr.Children「生きろ」
  • 公 開 日:2022年7月15日
  • 上映時間:134分
  • 興行収入:51.6億円

3作目『キングダム 運命の炎』の概要

  • タイトル:キングダム 運命の炎
    • Title:KINGDOM: The Flame of Destiny
  • 監  督:佐藤信介
    • アクション監督:下村勇二
  • 脚  本:黒岩勉、原泰久
  • 原  作:原泰久『キングダム』
  • 出 演 者:山﨑賢人(主演)、吉沢亮
    • 長澤まさみ、橋本環奈、清野菜名、高嶋政宏、加藤雅也
    • 満島真之介、要潤、大沢たかお、佐藤浩市、小栗旬、杏 ほか
  • 主 題 歌:宇多田ヒカル「Gold 〜また逢う日まで〜」
  • 公 開 日:2023年7月28日
  • 上映時間:130分
  • 興行収入:56億円

4作目『キングダム 大将軍の帰還』の概要

  • タイトル:キングダム 大将軍の帰還
  • 監  督:佐藤信介
    • アクション監督:下村勇二
  • 脚  本:黒岩勉、原泰久
  • 原  作:原泰久『キングダム』
  • 出 演 者:山﨑賢人(主演)、吉沢亮
    • 長澤まさみ、橋本環奈、清野菜名、高嶋政宏、加藤雅也
    • 満島真之介、要潤、大沢たかお、佐藤浩市、小栗旬、新木優子 ほか
  • 主 題 歌:ONE OK ROCK「Delusion:All」
  • 公 開 日:2024年7月12日
  • 上映時間:146分
  • 興行収入:– 億円

5作目『キングダム5』の概要

これ完全に推定山盛り情報です(笑)。

  • タイトル:キングダム5(仮称)
    • Title:KINGDOM 5
  • 監  督:佐藤信介
    • アクション監督:下村勇二
  • 脚  本:黒岩勉、原泰久
  • 原  作:原泰久『キングダム』
  • 出 演 者:山﨑賢人(主演)、吉沢亮
    • 長澤まさみ、橋本環奈、清野菜名、高嶋政宏、加藤雅也
    • 満島真之介、要潤、坂口憲二、佐藤浩市、小栗旬 ほか
  • 主 題 歌:– 「–」
  • 公 開 日:2025年7月??
  • 上映時間:–分
  • 興行収入:– 億円

映画『キングダム』シリーズのあらすじと主要キャラは?

次は、あらすじをシリーズの流れに沿って見てみましょう。

1作目『キングダム』のあらすじ

映画『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にした壮大な物語。天下を統一するという大志を抱く若き王・嬴政(えいせい/吉沢亮)と、その夢を支える戦災孤児で奴隷出身の少年・信(しん/山﨑賢人)、2人の成長と活躍を描きます。

物語は、戦災孤児として生まれ育った信と漂(ひょう/吉沢亮・1人2役)の友情からスタートです。二人はいつしか剣術に励み、将来、戦場で活躍する将軍になることを夢見ています。しかし、漂はある日突然、秦国の王である嬴政(えいせい)に召し上げられてしまう…。そして、漂は王の影武者として命を落とし、その遺言により信は嬴政と出会うことに。

その出会う渦中で、信は、山民族の一つ梟鳴(きゅうめい)族の末裔・河了貂(かりょうてん/橋本環奈)に遭遇。河了貂はやがて、信と行動を共にすることになります。

ところで、第31代秦王の嬴政(えいせい)は、異母弟・成蟜(せいきょう/本郷奏多)に一時的に王座を奪われてしまいます。嬴政は信に助力を求め、信は漂の意志を継いで、ともに王座奪還に動きます。

嬴政と信は、成蟜がいる王宮に乗り込み王座奪還するためには、戦力補強が必須ということで、山の民・楊端和(ようたんわ/長澤まさみ)の助力を請うことを優先します。いろいろあって、楊端和の助力を取り付けた嬴政と信たちは、いざ、王宮に乗り込みます。

陽動作戦を展開しながらも、なんとか王宮にたどり着いた信ですが、ラスボス、左慈(さじ/坂口拓)との壮絶な戦いで信は瀕死の状態になります…。

果たして、嬴政(吉沢亮)と信(山﨑賢人)と河了貂(橋本環奈)の運命は?

なんだかんだがあって、ラストのおいしいところは、秦の大将軍・王騎(大沢たかお)が全て持って行ってしまいます。

そんなんだったら、最初から王騎が出てくれば全て安パイだったのに…なんて思うのは、私 taoだけです(笑)。

2作目『キングダム2 遙かなる大地へ』のあらすじ

映画『キングダム2 遙かなる大地へ』は、前作『キングダム』の続編であり、秦の若き王・嬴政(えいせい/吉沢亮)と孤児出身の少年・信(しん/山﨑賢人)の冒険と成長がさらに展開されます。物語は、内乱を鎮めた後、天下統一への道を歩み始めた2人の成長と挑戦を描きます。

前作で内乱を終結させ、権力を取り戻した嬴政と信は、新たな脅威に直面。信は、将来の大将軍を目指すも、まだ何の肩書きもありません。そんななか、更なる戦闘で武功を得るために信は戦いの渦中に身を置きます。一方、嬴政は、秦国の統治を強化し、他国との連携を模索する中で、新たな敵対勢力の陰謀に立ち向かうことになりました。

ある日、強大な敵国が秦国に攻め込むという情報がもたらされ、信は新たな仲間たちと共に、過酷な戦場へと向かいます。

ところで、信は農民らで組織される歩兵に組み入れられ、伍(ご)という五人一組のグループに編成されます。信は前作で若き秦王・嬴政を助ける活躍をしたとは言え、まだまだ実績が少なく、単なる一兵卒でしかないのです。

そこで、信は幼なじみの兄弟2人-尾平(兄・びへい/岡山天音)・尾到(弟・びとう/三浦貴大)らと伍(ご)を組みます。そして、その5人のなかに羌瘣(きょうかい/ 清野菜名)がいました。羌瘣は謎多き人物で、当初は女だとはバレていませんでしたが、元暗殺者の凄腕女剣士です。伍長は、いつも残り物メンバーと組む澤圭(たくけい/濱津 隆之)。

この5人が連携をとって死と隣り合わせの戦場で戦うメンバーとなりました。

□ □ □

伍での戦いは熾烈で、いつ死んでもおかしくないという状況ばかりのなかで武功を挙げ生き残ることが必要です。生き残り確率0%みたいな非情な世界。

そんななか、信のいる伍は羌瘣(きょうかい)などの活躍もあって、数ある伍のリーダー的存在になります。

やがて、信はメンバーの助けもあり、先陣を切って敵陣に攻め込むことができました。

この一連の戦いのなかで、信は他の伍のメンバーたちからも多くの信頼を得て、次作で百人隊を組む際の配下となる仲間たちと出会うことができたのです。もちろん、羌瘣(きょうかい)も信の百人隊に加わり、副将として信を助けることになります。

このあたりの詳しいことは次作にて。

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信は一連の壮絶な戦いのなかで、秦の大将軍・王騎(大沢たかお)の信頼も得て、物語のあとは、王騎のもとで修行をするという展開になります。

3作目『キングダム 運命の炎』のあらすじ

映画『キングダム 運命の炎』は、前作『キングダム2 遙かなる大地へ』の続編。秦の若き王・嬴政(えいせい/吉沢亮)と、彼の右腕である武将・信(しん/山﨑賢人)の新たな冒険と戦いを描いています。

物語は、信と嬴政が内乱を鎮め、秦国の統一を目指して進んでいくところからスタート。信は将軍への第一歩、百人将となり、武勲をあげるために戦います。信が隊長となった百人将ですが、なんと王騎から「飛信隊」と名付けてもらいました。副将は、羌瘣(きょうかい/清野菜名)。羌瘣以外の元の伍のメンバーも全員「飛信隊」のメンバーになりました。

その「飛信隊」は、王騎の特命で動く、ある意味、特殊な百人隊。そして、王騎は「飛信隊」にとんでもない命令を下します。秦軍と互角以上に渡り合っている趙軍の戦略トップの頭をとってこい。それもたった百人で…。これは死地に赴き、敵に鉄槌を下す前に死ねというのと同じくらいな無謀な命令。それを信は受けます。

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信や「飛信隊」のメンバーたちは、自身の限界を超えるような試練に直面し、成長していきます。彼の勇敢さとリーダーシップは仲間たちに大きな影響を与え、絆を深めていきます。そして、とうとう…。

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とんでもない偉業を成し遂げた「飛信隊」。彼らは勝利の宴に酔います。しかし、そこへ突然、自らを「武神」と名乗る謎の人物が現れ、「飛信隊」のメンバーが次々彼の刃に倒れ…。その武神こそ、趙国の三大天、龐煖(ほうけん/吉川耕史)だったのです。

『キングダム 運命の炎』では、龐煖については、これ以上のことは分かりませんが、次作『キングダム 将軍の帰還』のなかで、王騎との因縁などが明らかにされてきます。そして、龐煖(ほうけん)は、驚きの展開に導く魔王となります。

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この信の活躍と並行して、かつて、嬴政(えいせい/吉沢亮)が幼い頃、人質的に趙国に捕らわれていた時代の回想が入ります。

極貧の生活のなか、嬴政は盗みをして暮らしている状況。そんななか、秦国から「嬴政を趙国から脱出させ、取り戻そう」という機運が起こり、それが実行されます。これはかなり無理難題なことなのですが、趙国の闇商人のボス・紫夏(しか/杏がこの奪還作戦に手を貸します。実は、紫夏はかつて孤児だった頃、闇商人であった養父に助けられ、今があります。この貧しい少年・嬴政の逃走に手を貸し、秦国に戻すことで、今は無き養父から受けた恩を返そうと考えたのです。

それは、信が置かれている状況と同じく、死地への逃走でした。これで趙国を離れることが出来ると思った矢先に、追ってが現れ…。紫夏は初志貫徹するものの、その代償は彼女の命だったのです。

4作目『キングダム 大将軍の帰還』のあらすじ

明日、7月12日公開予定の映画です。なので、下記は多くの推測を含みますし、多くのネタバレも含むという認識で読み進めてください。

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映画『キングダム 大将軍の帰還』は、前作『キングダム 運命の炎』の続編であり、秦の王・嬴政(えいせい/吉沢亮)と、彼が信頼する将軍の卵・信(しん/山﨑賢人)が新たな挑戦に立ち向かう物語。

秦国が内部の反乱を抑え、周囲の敵国に対抗するための準備を進めているところから始まります。内部の時限爆弾、それは呂不韋(りょふい/佐藤浩市)です。

一方、前作での貢献が認められて、信はさらなる出世、暫定的な千人将となります。

さて、これからの展開は、いかんせん、公開前なのでなんとも言えません。テキトー過ぎる推測も問題なので、これ以上は書かないことにしましょう。4作目の最大のネタバレは、とりあえずスルーします。

さて、それとは別にして、2024年7月に撮影がスタートし、2025年に公開されるであろう『キングダム5』が気になります。『キングダム5』には、病気で無期限活動停止となっていたあの坂口憲二が復帰するというのです。すでに坂口憲二は、木村拓哉主演ドラマで復帰を果たしていますが、映画復帰は『キングダム5』が最初となります。

しかし、今のところ、いくつかの推測はできるものの『キングダム5』で坂口憲二が取り組む役柄が分からないのです。そのヒントが『キングダム 大将軍の帰還』に隠れているのではないかと思うのですが、こればかりは『キングダム 将軍の帰還』を見てみないことには語れません。

そんなこんなで、明日の公開が楽しみでなりません。

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そうそう、話を『キングダム 大将軍の帰還』に戻しますが、ここでは王騎と××(ネタバレ無し)との戦いばかりではなく、王騎の悲恋も明かされます。秦の六大将軍・摎(きょう/新木優子)です。王騎と彼女との関係性も、本作品の見どころのひとつ。王騎の人間らしかがどこまで見て取れるか…。

5作目『キングダム5』のあらすじ

以下は、全く情報がないので、作文です。

映画『キングダム5』は、前作『キングダム 大将軍の帰還』の続編として、秦の王・嬴政(えいせい/吉沢亮)と、彼の臣下であり大将軍を目指す武将・信(しん/山﨑賢人)の新たな冒険と戦いを描きます。物語は、彼らが秦国の統一に向けてさらに大きな挑戦に立ち向かう姿を中心に展開されます。

物語は、信と嬴政が前作で、とてつもなく重要な人物を失ったあと、さらなる敵対勢力が現れるところから始まります。秦国は新たな戦争に備えるため、内部の結束を強める一方で、外部の脅威に対する防衛を強化します。嬴政は天下統一の夢を叶えるため、より一層の戦略と知略を駆使します。

信は大将軍をめざし、さらなる経験を重ね、さらなる成長を遂げていきます。彼の部隊は一層強力になり、戦闘技術も向上。そんな中、秦国の周辺国との緊張が高まり、戦争の火種が再び燃え上がります。信と彼の仲間たちは、この新たな戦いに備えて訓練を重ね、準備を進めます。

ある日、強力な敵国が再び秦国に攻め込むという情報がもたらされます。嬴政はこれに対抗するため、信に特別な任務を与えます。信は新たな戦場へと向かい、仲間たちと共に過酷な戦いに挑みます。彼らは多くの困難に直面しながらも、知略と勇敢さを駆使して敵と対峙します。

戦いの中で、信は自身の限界を超えるような試練に直面し、さらに成長していきます。彼の勇敢な行動とリーダーシップは、仲間たちの士気を高め、絆を一層強固なものにしていきます。一方、嬴政は戦況を見極めながら、戦略を立てて敵国を打ち破る計画を進めます。

最終的に、信と嬴政は協力し合い、大規模な戦いを制して敵を退けることに成功。彼らの勝利は秦国の統一に向けた大きな一歩となり、新たな希望と挑戦の道を切り開きます。映画『キングダム5』は、友情、成長、戦略、そして夢を追い求める若者たちの壮大な物語であり、観る者に感動と勇気を与えます。

う〜ん、作文だから、空虚だ、空虚すぎる(笑)。それにしても、いったい、坂口憲二は何役で活躍するのか。信たちの味方か、それとも敵か。そうも敵の匂いがする…。

映画『キングダム』シリーズによくあるQ&A

以下は、映画『キングダム』シリーズに関するよくある質問とその回答をまとめたQ&A形式です。各映画について2つずつの、よくあるQ&Aをピックアップして、記載しています。

『キングダム』 (第1作)

Q1: 映画『キングダム』の物語の中心となるのは誰ですか?
A1: 物語の中心となるのは、戦争孤児で奴隷だったの少年・信(しん/山﨑賢人)と、秦の若き王・嬴政(えいせい/吉沢亮)です。信は剣術を磨きながら戦場で活躍することを夢見ており、嬴政は中華統一を目指しています。

Q2: 映画の見どころは何ですか?
A2: 見どころは、壮大かつ激烈な戦闘シーンと、独特すぎるキャラクター間の絆です。特に、信と嬴政が共に戦い成長していく姿や、豪華なキャスト陣の演技が見どころです。

『キングダム2 遙かなる大地へ』 (第2作)

Q1: 信の成長が描かれる場面はどこですか?
A1: 信は数々の戦闘を通じて成長し、将軍としての地位を確立します。信は、前作でかなりの武勲を果たしたものの周りの認識は一兵卒。そこからのスタートを甘んじて受け入れて頑張る。つまり、歩兵の5人組組織・伍(ご)で信が様々なことを学び、会得するその成長過程が一番の見どころです。

Q2: 羌瘣(きょうかい)の役割は何ですか?
A2: 羌瘣(きょうかい/清野菜名)は、元暗殺者で凄腕の女剣士。彼女が秘めたものは敵討ちですが、その思いを日目ながら、徐々に信の仲間となっていきます。第2作では、信と羌瘣は伍(ご)の仲間でしかありませんが、そこで築いた信頼が、次作以降、信率いる「飛信隊」の副将として信を支えることにつながります。

『キングダム 運命の炎』 (第3作)

Q1: 嬴政(えいせい/吉沢亮)の統治強化に向けた行動は?
A1: 嬴政は秦国の統治を強化するため、内部の反乱を鎮圧し、外部の脅威に対抗するための戦略を練ります。彼のリーダーシップと戦略的思考が物語の重要な要素です。実は、嬴政の政権内部に敵は潜在していたのです。そして、嬴政はその敵を駆逐する案を練ります。それは、残念ながら第3作のなかでは実行されませんが…。

Q2: 信と嬴政の協力が描かれるシーンは?
A2: 最終的に、信と嬴政は大規模な戦いを共に乗り越え、敵を退けることに成功。この協力関係は、物語のクライマックスで強調されています。もう少し直的・具体的に書くと、信と嬴政の協力ではなく、嬴政が信頼し軍事を任せた王騎から信への命令関係、これが第3作での作戦成功に導いたのです。全幅の信頼で任された信や飛信隊は、持てる力以上の力を発揮して、不可能を可能にしました。後半の一連の戦闘、そのシーンは見逃せません。

『キングダム 大将軍の帰還』 (第4作)

Q1: 信の新たな試練は何ですか?
A1: 信は大将軍への道を徐々に歩いて行きます。経験をさらに積み、新たな戦場での試練に直面します。彼のリーダーシップと戦闘技術が試される場面が多く描かれます。しかし、第4作での一番の試練は、奴隷だった幼少の頃、見かけて「自分も大将軍になりたい、なろう」と思わせてくれた人物との別れです。その別れという試練が信のなかでどういう糧となって育つか…。

Q2: 戦闘シーンの特徴は何ですか?
A2: 壮大な戦闘シーンと戦略的な攻防が特徴です。特に、一番の戦闘シーンは、王騎と××(ネタバレ禁止!)との戦いです。それと呼応して、王騎を背にした信が逃げる場面も…。

『キングダム5』 (第5作)

Q1: 新たな敵の脅威は何ですか?
A1: 秦国は新たな強力な敵に直面します。嬴政と信はこれに対抗するため、戦略を練ります。そして、その的は内なる敵だったのです。呂不韋(りょふい/佐藤浩市)。『キングダム 大将軍の帰還』では、まだはっきりした対抗は見られませんでしたが、『キングダム5』ではその脅威の駆逐の具体策が動くハズです。

Q2: 信の成長が描かれる場面は?
A2: 信は、『キングダム 運命の炎』での百人将抜擢、『キングダム 運命の炎』での三百人将抜擢、その後も臨時の千人将、三千人将とどんどん出世していきます。シーズン初めは単なる度胸とはったりで危機を乗り切ってきた感がある信ですが、徐々に仲間も信頼し、自分以外の組織のパワーも出せるようになってきます。つまり、徐々にではあるが、将軍の器が信のなかで確実に育ってきているのです。今後は、信の戦闘シーンだけでなく、彼がどう人を動かすかという点も見逃せません。

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これらのQ&Aは、映画『キングダム』シリーズの理解を深めるための参考になると思います。各作品の詳しい内容や背景について知りたい場合は、公式サイトや信頼できる映画レビューサイトも参照してください。

まとめ

原作『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に、秦の若き第31代秦王・嬴政(えいせい/吉沢亮)と、戦災孤児で奴隷だった少年・信(しん/山﨑賢人)の成長と戦いを描いた壮大な物語。中華統一を目指すこの物語は、友情、戦略、成長が巧みに織り交ぜられ大人気となり、そのコミックの総発行数は1億部を超えるミラクルな大作となっています。原作者の原泰久は、歴史的事実をベースにしつつも、創造性豊かなキャラクターやドラマチックな展開を加えることで、今も週刊誌掲載を続け、読者を魅了し続けています。

この大人気原作漫画『キングダム』を映画化したシリーズも同様に、壮大な戦闘シーンやキャラクターの深い絆を描き、視覚的にも迫力満点。俳優陣の熱演・アクションやリアルなセット、CG活用が、原作の世界観を忠実に再現しています。

この映画シリーズの魅力を伝えるために、2025年に公開されるであろう『キングダム5』を含め、それぞれ毎に作品概要、キャラクターと演者、あらすじ、よくあるQ&Aを書かせていただきました。

このブログ記事を読むメリットは次の通り。

この記事を読むメリット(3つの理解)
  • 個々の映画化作品の内容を、まるっと理解できる
  • 前後の作品とのつながりを、きっちり理解できる
  • 主要キャラの活躍・成長が、すっきり理解できる

『キングダム』は、戦国時代のリアルな歴史背景とフィクションが融合した作品であり、その魅力は多くのファンを惹きつけています。

今後も映画シリーズの続編が期待されており(実際、次作以降の撮影が開始されるようです!)、どのように物語が展開されるのか、ファンの関心は高まるばかり。歴史に基づいた壮大なドラマを楽しみたい方にとって、映画『キングダム』シリーズは見逃せない作品と言えるでしょう。

7月から冬頃までの撮影では、第5作から第7作まで一気撮りするとか。早くても第5作の公開は来年になるでしょうけれど、そのあと、第6作、第7作も楽しめそうです。漫画やアニメで映画新作の予習をするのも楽しいかもしれません。

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