以下、敬称略で進めます。
パリ2024パラリンピックの8月30日、
陸上の唐澤剣也(からさわ けんや・30歳)選手が、陸上男子 5,000mで銀メダルを獲得。
アジア記録更新の好タイムでした。
この記事では、唐澤剣也選手のプロフィールなどを深掘りします。
なお、パリ2024パラリンピックについては、こちらの記事もどうぞ。
唐澤剣也選手の簡単プロフィール
- 名 前:唐澤 剣也(からさわ けんや)
- 生まれ:1994年7月3日(30歳)
- 生誕地:群馬県渋川市
- 所 属:SUBARU
- 競 技:陸上
- 男子5,000m
- 障害クラス:視覚障害T11
- 主な戦績:
- パリ2024パラリンピック
- 銀メダル・男子5,000m(視覚障害T11)
- アジア記録更新
- 銀メダル・男子5,000m(視覚障害T11)
- 東京2021パラリンピック
- 銀メダル・男子5,000m
- アジアパラ競技大会2018
- 金メダル・男子5,000m
- 世界パラ陸上
- 2018年、金メダル・男子5,000m
- 2023年、金メダル・男子5,000m
- 2024年、銅メダル・男子5,000m
- パリ2024パラリンピック
- SNS等:エックス
- その他
- 10歳、網膜剥離で両目失明
- 小学4年生で県立盲学校入学
- 鍼灸師の資格取得
唐澤剣也選手のレースの模様は…
結果は、14分51秒48で、アジア記録更新の好タイム。
唐澤剣也選手は、失明(視覚障害T11)なので、ガイドランナーと伴に闘います。
1,000m通過時点で、唐澤選手は、「14分48秒85の世界記録で優勝したジュリオセザール・アグリピノドスサントス(ブラジル)」に次ぐ2位。その2位をキープしたままゴールして、銀メダル。
唐澤選手は、東京2021パラリンピックでも同種目・銀メダル、つまり連続の銀メダル!
それでは、もう少し詳しい模様を引用でどうぞ。
序盤に接触があった唐沢はハイペースの中、アグリピノ・ドスサントスの背後から2番手につけてレースを進めた。残り2000メートルを切ってガイドランナーを交代し、懸命に追走。世界記録を上回るタイムをマークしたものの最後まで背中をとらえることはできず、東京を超える「金」はつかめなかった。
引用元:スポニチ アネックス
「銀メダルでちょっと残念だったが、全力は出し切った。最低、自己ベストは更新できたのでよかった」と振り返った。
唐澤剣也選手、失明から銀メダルまで
唐澤剣也少年は、10歳のとき、先天性網膜剥離で両目失明に至ります。
失明後は、県立盲学校に入学。
関東盲学校競技大会では、1,500m走の最高記録を樹立するも、それほど熱心に運動するほうではありませんでした。
明確に競技を目指そうと決意したのは、リオデジャネイロパラリンピックを聞いて、感動し、自分もやりたいと考えたときからです。
唐澤剣也選手のように両目失明状態の場合は、ガイドランナーがいなくてはレースに出場できないどころか、勝つことができません。
そこで唐澤剣也選手は、知り合いのつてを辿って、駅伝コーチの経歴がある星野和昭と出会います。
星野の尽力があり、ガイドランナーなどで応援してくれる人の輪を築くことができました。
唐澤剣也選手は、ガイドランナーのサポートにより、各大会で好成績を残すようになります。
前掲のプロフィールでも、それに言及しましたが、成績の部分を再度、ピックアップしますね。
- パリ2024パラリンピック
- 銀メダル・男子5,000m(視覚障害T11)
- アジア記録更新
- 銀メダル・男子5,000m(視覚障害T11)
- 東京2021パラリンピック
- 銀メダル・男子5,000m
- アジアパラ競技大会2018
- 金メダル・男子5,000m
- 世界パラ陸上
- 2018年、金メダル・男子5,000m
- 2023年、金メダル・男子5,000m
- 2024年、銅メダル・男子5,000m
じっくり見返すことなく、ものすごい成績です。
唐澤剣也選手は、間違いなくこの種目でのトップ選手なんですね。
そして、パリ2024パラリンピックでの銀メダルは、ガイドランナーたちのサポートあってこそ。
チーム戦のような感じなのでしょうか。
いずれにしても…
2016年リオパラリンピックで、選手たちに感動し、自分も競技をしたいと思って競技人生がスタートします。
それから2年ほどのアジア大会で結果を出します。
その後も、世界大会や東京2021パラリンピックで素晴らしい結果を残しました。
まとめ
この記事では、8/30、パリ2024パラリンピックの男子陸上1500mで銀メダルを獲得した、唐澤剣也選手を深掘りさせていただきました。
2016年にリオパラリンピックに刺激されて、選手生活スタート。
それで直ぐに結果を出した唐澤剣也選手。
持てるポテンシャルも大きなものがあったのかもしれません。
いずれにしても、パラリンピック2大会連続で銀メダルというのは驚異です、素晴らしいです。
唐澤剣也選手は、30歳とまだお若いので、次のロサンゼルスパラリンピックの大活躍も期待しています。