新海誠監督『秒速5センチメートル』〜短編3話で意気地の無い男を描く!?

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アニメーション映画界では世界的に有名になった新海誠監督。

『君の名は。』、『天気の子』、『すずめの戸締まり』と3作品連続で大ヒット重ねました。

この新海誠監督の「過去のアニメーション映画作品」が実写映画化されるということで話題になっています。

そのアニメーション映画は『秒速5センチメートル』で、2007年に公開された作品。

実写映画化の主演は、本作が初の単独主演作品となるSixTONESの松村北斗です。

監督は奥山由之、脚本は鈴木史子という布陣で、2025年秋公開予定で実写映画化されます。

この記事では、実写映画化が予定されている『秒速5センチメートル』の原作アニメ作品の紹介をさせていただきます。

なお、この記事は…

筆者 taoが過去に閉鎖したブログに公開した記事を元に多少のリメイクを加えました。

以下、リメイク記事です。

□ □ □

ストレートに書きます。

一連の新海誠監督作品のなかで、筆者が一番「なんだかな〜」と首をかしげる作品、それが『秒速5センチメートル』。

それは筆者の浅薄な感覚であって、『秒速5センチメートル』が、実は奥深い作品であることは確かです。

それでは、作品紹介をスタート。

なお、本記事では人物名などは敬称無しで記述します。

また、新海誠作品紹介としては、こちらもどうぞ。

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目次

『秒速5センチメートル』は、短編3つのオムニバス!

画像引用元:映画.com

この作品は、本記事公開日現在、「dアニメストア」、「Hulu」、「U-NEXT」などで視聴することが可能です。

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『秒速5センチメートル』は短編3つの連作、オムニバス作品です。

その3つの短編全部に登場する人物が、今回の主人公・遠野貴樹(とうのたかき)。

3つの短編とは…

短編1つ目は『桜花抄』(おうかしょう)。
遠野貴樹の小学生から中学にかけての恋物語。

2つ目は『コスモナウト』
中学3年の春に種子島に転校した遠野貴樹が、高校3年生になったときの恋愛模様。

そして、3つ目が『秒速5センチメートル』
社会人として東京で働く遠野貴樹。中学のときの淡い恋を、うじうじと10年以上も引きづって、未だに恋ができないという状況を描きます。

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ここで、映画紹介である当ブログ(☆筆者 taoが過去に公開していたブログのことです)の管理人としての想いをいきなり吐露します…。

おひっ!遠野貴樹、ばっかじゃないの!?
中学の「あの夜」、キスされたのが人生の致命傷になってるの???
いまどき、そんなヤワな男がいるなんて…というより、やっぱり男ってバカなんですね。

「あの踏切」で、すれ違ったとき…
待たないのが女!
そして、待つのが男!

って…

男女差がよく描けています(笑)。

『秒速5センチメートル』ミニ情報♪

さて、少し毒を吐いて、すっきりしたので、作品ミニ情報です♪

  • 英 語 Title:5 Centimeters per Second
  • 監   督:新海誠
  • 脚   本:新海誠
  • 製作総指揮:新海誠
  • 声 の 出 演:水野研二、近藤芳美、花村怜美ほか
  • 配   給:コミックス・ウェーブ
  • 公   開:2007年3月3日
  • 時   間:63分
  • 主 題 歌:「One more time, One more chance」(山崎まさよし)

主題歌の項をご覧になって「あれっ!?」と思った方は、それなりの年齢です(笑)。そうです、この歌は『秒速5センチメートル』のために作られた楽曲ではありません。1996年にリリースされた曲。

つまり、『秒速5センチメートル』が作られる随分前、新海誠監督自身が大好きで、よく聞いていた曲。それを主題歌にしたのです。

楽曲って、それを聞いてきた人の人生の記憶と深く結びついています。ってことは、新海誠監督にとって、この「One more time, One more chance」は、きっと甘酸っぱい恋の体験と結びついている楽曲なのでしょう。

たまたま筆者 taoも、この曲をよく聞いていましたが、当時、順風満帆な恋愛ライフをおくっていたので、「One more time…」に「もの悲しい色」はついていません!

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オムニバス『秒速5センチメートル』のあらすじ

お待たせしました。オムニバス作品『秒速5センチエートル』の簡単なあらすじ紹介です。

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1作目『桜花抄』では、東京に住む小学生の遠野貴樹(たかき)と、同級生・篠原明里(あかり)と両想いの恋話。貴樹にとっての初恋です。しかし、明星は父の仕事の都合で小学校卒業とともに、栃木に転校してしまいます。遠距離恋愛を繋ぐのは、そうです、文通です♪

しかし、中学1年の終わり頃、貴樹も鹿児島・種子島に転校することに。種子島に行けば、二人の物理距離は、なんと1,600km以上の物理距離となってしまいます。もう会えないと絶望した貴樹は、決心して明星に会いに行きます。

で、ごちゃごちゃあって(笑)、初キスは済ませるも、それだけ。二人は離れ離れになります…。

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2作目『コスモナウト』では、中学1年、貴樹が種子島に移ってからの話となります。中学の頃から貴樹に恋心を抱いていた同級生の澄田花苗。貴樹に対する想いを告白できず、ずるずると高校の最終学年になってしまいました。

告白させるスキを見せない貴樹が悪いのか、それとも、一歩踏み出せない花苗が悪いのか…。見ていてじれったい展開が続きます。

いまどき、そんなに告れない子っているかぁ!?

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ラスト3作目、『秒速5センチメートル』。

恋に奥手なまま東京で社会人となった貴樹。なんと初恋の相手・明星への想いを10年以上引きずっています。そんなこんなで、結局、恋愛ができない…という状況を描きます。一方の明星は、まもなく結婚!?

このあたり、煮えきらない男心と、スパッと切り替えることができる女心がよく描かれています。

『秒速5センチメートル』サイト管理人の勝手な感想…

どーでもいいことですが、うじうじした男は嫌いですっ!!!

あ〜あ、すっきりした(笑)。

『秒速5センチメートル』以前の新海誠監督作品『彼女と彼女の猫』、『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』でも、不思議な設定で切ない恋愛模様が描かれています。

しかし、本作『秒速5センチメートル』の描き方は、うじうじ、うじうじ、うじうじ。

すみません、ちっとも共感できませんでした。とくに、第3話『秒速5センチメートル』は腹が立ちました。だったら見るなよ…ですが(笑)。

実は…

腹が立ったのは、描かれている状況が「真実だ!」と心の底で共感しているからにほかなりません。

そうです、情けないほど弱っちい男を素直に描いているだけなのです。

まとめ

新海誠監督のアニメ作品『秒速5センチメートル』が実写映画化されるとの一報を読んで、原作紹介記事を書きました。

なお、この記事は随分前に筆者 taoが別ブログ(すでに閉鎖済)で公開したものをリメイクしました。

当時、筆者が感じていた感覚はそのままにリメイク。

たまたま、過去ブログのデータが見つかったので、『彼女と彼女の猫』、『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』などの紹介も考えています。

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