横綱・大の里、大関・安青錦(角番)の休場から開幕した大相撲夏場所2026。
早々に、横綱・豊昇龍、小結・高安が休場し、連勝を続けてきた大関・霧島でしたが…。
中盤戦でブレーキ。中盤までの10日間が終わって、8勝2敗の6人が終盤戦5日間でしのぎを削る状況になりました。
優勝の最低ライン11勝と仮定すると、10日間が終わって6勝3敗の力士まで優勝のチャンスはあるのかもしれません。
この記事では、10日間が終わっての優勝争いの現状と、11日目の注目の取組をまとめました。
10日間が終わって、幕内優勝争いの現状
優勝ラインを11勝まで下げて、現状の優勝争いを列記しますね。
- 8勝2敗 – 6人
- 大 関・霧 島(音羽山部屋)
- 小 結・若隆景(荒汐部屋)
- 前頭4・豪ノ山(武隈部屋)
- 前頭13・琴栄峰(佐渡ヶ嶽部屋)
- 前頭15・翔 猿(追手風部屋)
- 前頭17・藤凌駕(藤島部屋)
- 7勝3敗 – 4人
- 前頭1・義ノ富士(伊勢ヶ濱部屋)
- 前頭10・朝乃山(高砂部屋)
- 前頭10・伯乃富士(伊勢ヶ濱部屋)
- 前頭11・宇 良(木瀬部屋)
- 6勝4敗 – 3人
- 関 脇・琴勝峰(佐渡ヶ嶽部屋)
- 前頭6・美ノ海(木瀬部屋)
- 前頭16・若ノ勝(湊川部屋)
流石に優勝ラインが10勝になることはないでしょうから、ここに掲げた13人には、優勝の可能性があると判断してもいいでしょう。
しかし、実際に可能性が高いのは、8勝並びに7勝の10人でしょう。
「10日間が終わって、実質的な優勝争いの人数が10人」というのも、ごく珍しい事態です。
「強い横綱・大関」が居ない状況が招いた結果ですね。
つまり、この10人には、普段の場所以上にラッキーな状況なのかもしれません。
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個人的には次の3人に注目しています。
- 前頭4・豪ノ山
- 押し相撲の貴景勝が去った後、上位陣として活躍してもらいたい力士です。
- 前頭13・琴栄峰
- 幕内優勝経験がある兄・琴勝峰の元、稽古を積んでおり、兄とは一回り小ぶりな身体ながらも、兄以上のポテンシャルを感じている力士です。
- 前頭17・藤凌駕
- 先場所新入幕で負け越したものの幕尻に残って、今場所は見違えるような取組を続けています。
- 先場所、同時新入幕を果たした同部屋の藤青雲の活躍に思うところがあるのかもしれませんね。
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さて、この優勝争いの13人、あえて一言述べるとしたら、こういうことでしょう。
- この13人、今場所の相撲内容を見る限り、飛び抜けて強い者がいません。
つまり、誰が優勝するかは混沌として、まったくわからない。
逆に言うと、この13人、誰が優勝してもおかしくないということです。
11日目の星の潰し合いは…
前述13人の11日目の取組を、取組順に列挙しますね。
早速星の潰し合いの取組があります。
太字が前述の13人です。
両方太字ということは、潰し合いです。
- 前頭11・宇 良 vs 前頭16・若ノ勝
- 初顔合わせ。
- 前頭17・藤凌駕 vs 前頭10・伯乃富士
- 初顔合わせ。
- 前頭10・朝乃山 vs 前頭15・翔 猿
- 過去は、朝乃山の4勝1敗。
- ただし先場所は朝乃山が負けています。
- 今年に限ると1勝1敗の五分。
- 前頭8・欧勝馬 vs 前頭13・琴栄峰
- 初顔合わせ。
- 前頭4・豪ノ山 vs 前頭2・一山本
- 過去は、豪ノ山の1勝4敗。
- 豪ノ山、このところ3連敗。
- 前頭2・義ノ富士 vs 前頭3・平戸海
- 過去は、義ノ富士の3戦全勝。
- 前頭6・藤青雲 vs 関 脇・琴勝峰
- 初顔合わせ。
- 関 脇・熱海富士 vs 前頭6・美ノ海
- 過去は、熱海富士の10勝2敗。
- このところ熱海富士が2連勝。
- 大 関・霧 島 vs 小 結・若隆景
- 過去は、霧島の5勝4敗。
- このところ霧島が4連勝。
13人の優勝候補同士の星の潰し合いが、なんと4番もあります。
とくに、結びの一番の前「霧島 vs 若隆景」戦。
過去対戦も、ほぼほぼ五分。
この取組は、今場所の優勝を左右する大一番になりそうです。
また、個人的には前述した理由から、「藤凌駕 vs 伯乃富士」、「欧勝馬 vs 琴栄峰」、「豪ノ山 vs 一山本」に注目。
幕内以外の注目は・・・
2点あります。
たまたま、同じ伊勢ヶ濱部屋です。
十両14・炎鵬
怪我で序ノ口まで堕ちた炎鵬。
関取(十両以上)まで戻ってきました。
今場所の十両入りで、引退後の親方襲名の権利を得ました(関取通算在位30場所)。
もしかしたら、今場所、負け越して引退かも・・・なんて心配していましたが。
初日からの5連勝、そして、あと1つの白星で勝ち越しです。
残り5日間で、一日でも早く白星をあげてほしいです。
三段目6・旭富士
ここに掲げた動画のサムネイルには18連勝中とありますが、旭富士は序ノ口、序二段でともに優勝決定戦で勝っています。
なので、正確を期すと「20連勝」。
ただし、本割だけなら「18連勝」となります。
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2代目・旭富士。
外国人枠の関係から2年以上の苦節を味わいながらも、今年の初場所で序ノ口全勝優勝。
そして、春場所で序二段全勝優勝。
今のところ、三段目6で5戦全勝。
上位者の戦績を考慮すると、来場所の幕下は間違いありません。
ただし、幕下の上位につけるためにも、連続の全勝優勝を期待しています。
10日目が終わって、現在、5戦5勝は、旭富士を含め6人。
これから潰し合いの取組が組まれるでしょうけれど、旭富士の3場所連続全勝優勝は堅いと信じています。
さて、ここからの旭富士の活躍を展望しましょう。
現在、三段目6の旭富士。
全勝優勝を果たすと、3場所連続の全勝優勝ということもあり、来場所、幕下15以上となる可能性大です。
そして、この幕下15以上の番付で、幕下優勝を果たすと、翌場所の十両入り、つまり関取となることが確実です。
ただし、幕下15で6勝1敗だと翌場所の十両入りは難しいでしょう。
ここまで順調にいくと、秋場所2026(9月場所)には十両入りが可能ということになります。
そして、十両通過に2場所かかるとして、早いと初場所2026には新入幕が可能です。
その後、安青錦並の昇進を重ねると、九州場所2027(11月場所)には、大関・旭富士も夢ではありません。
常日頃、「強い横綱・大関」を期待する筆者としては、いまから旭富士の昇進が楽しみでなりません。
大けがをしない限り、将来の横綱もあり得ると思っています。
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それでは、11日目も、テレビの前ですが、各力士の活躍をしっかり応援させていただきます!


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