大相撲・初場所2026、幕内優勝争いは混沌としたまま千秋楽突入です。
新大関・安青錦の連続優勝か、三役入りを狙う前頭4・熱海富士の初優勝か、それとも4敗の4関取が逆転優勝をするのか…。
実は、今場所の状況はとても複雑なんです。
千秋楽で直接対決がない安青錦と熱海富士。いずれか一方が勝てば、勝った者が優勝です。
また、二人がいずれも勝てば、安青錦と熱海富士で優勝決定戦です。
しかし、もし安青錦と熱海富士がいずれも負けた場合は、結構、大変ことになります。
二人が負けた段階で、最低でも11勝4敗の4人での決定戦が決定となります。
さらに、大の里も勝って11勝4敗となれば、5人での決定戦となります。
もし5人の決定戦となれば、史上2回目という珍事です。
ということで、この記事では、「4人での優勝決定戦」「5人での優勝決定戦」のやり方も説明しますね。
それでは、千秋楽の展開を深掘りスタート。
14日目までの幕内戦績まとめ
以下、14日目までの幕内戦績をまとめました。


この表から注目の6関取を、改めてリストしますね。
四股名の右にある( )内の数字は、幕内優勝回数です。
- 【11勝3敗】
- 大 関・安青錦(1)
- 前頭4・熱海富士(0)
- 【10勝4敗】
- 横 綱・大の里(5)
- 関 脇・霧 島(2)
- 前頭12・阿 炎(1)
- 前頭16・欧勝海(0)
注目6関取の千秋楽の対戦と予想
以下、千秋楽の対戦と結果予想です。
予想については、過去対戦と今場所(とくにここ3番)の取組から判断しました。
- 結論:筆者 TOPIO予想では、大関・安青錦が12勝3敗となり、2度目の幕内優勝。
【6関取の千秋楽対戦状況】
- 大 関・安青錦 ➡ 12勝3敗(優勝)
- 対戦相手:大 関・琴 櫻
- 過去対戦:安青錦の3勝1敗。このところ3連勝。
- 結果予想:安青錦の勝ち。12勝3敗。
- 前頭4・熱海富士 ➡ 11勝4敗(優勝次点)
- 対戦相手:前頭16・欧勝海
- 過去対戦:初顔合わせ
- 幕下時代に2度対戦。1勝1敗。
- 結果予想:
- 熱海富士の負け。11勝4敗。
- 欧勝海も11勝4敗(優勝次点)。
- 横 綱・大の里 ➡ 10勝5敗
- 対戦相手:横 綱・豊昇龍
- 過去対戦:大の里の3勝8敗。
- 結果予想:大の里の負け。10勝5敗。
- 関 脇・霧 島 ➡ 11勝4敗(優勝次点)
- 対戦相手:前頭12・阿 炎
- 過去対戦:霧島の11勝8敗。
- 結果予想:
- 霧島の勝ち。11勝4敗。
- 阿炎は、10勝5敗。
【予想結果】
- 12勝3敗 大 関・安青錦 優勝(連続で2回目)
- 11勝4敗 関 脇・霧 島 優勝次点
- 11勝4敗 前頭4・熱海富士 優勝次点
- 11勝4敗 前頭16・欧勝海 優勝次点
- 10勝5敗 横 綱・大の里
- 10勝5敗 前頭12・阿 炎
決定戦の可能性と決定戦の方法(4人の場合、5人の場合)
次に決定戦の可能性について。
優勝争いトップが複数、つまり本割で同星であれば決定戦が行われます。
2人による優勝決定戦のケース
千秋楽、安青錦と熱海富士が伴に勝てば、優勝決定戦となります。
安青錦も熱海富士も優勝決定戦経験者ですので、初めてで緊張するということは無いわけです。
本割では、安青錦が勝っています。熱海富士がこの敗因をどう活かすかに掛かっています。
複数人による優勝決定戦のケース
安青錦と熱海富士が伴に負けると、巴戦(3人による決定戦)を超える決定戦確定です。
2人が負けた時点で、少なくとも、安青錦、熱海富士、欧勝海は優勝決定戦が決定。
また、霧島と阿炎が対戦するので、いずれかが優勝決定戦に進みます。これで4人。
さらに、大の里が勝てば、決定戦進出。
つまり、安青錦と熱海富士が伴に負けてしまうと、最低でも4人での決定戦。
大の里が勝てば、さらに5人での決定戦となります。
4人の場合の優勝決定戦(トーナメント方式)
4人の場合は、シンプルに「2組の対戦(準決勝)」を行い、その「勝者同士による決勝」という形をとります。
1. 組み合わせの決定
まず、東・西の正代(審判委員)の目の前で**「くじ引き」**を行います。
- 封筒の中に「○」や「×」などが書かれた紙が入っており、引いた順番で対戦相手が決まります。
- 原則として、同部屋対決や兄弟弟子対決を避けるという通常の「本割」の制限はなくなり、誰とでも対決する可能性があります。
2. 進行手順
- 第1試合: A vs B
- 第2試合: C vs D
- 決勝戦: 第1試合の勝者 vs 第2試合の勝者
【ポイント】 本割が終わった直後にくじ引きが行われるため、土俵上は非常に緊迫した空気になります。4人の場合は、優勝までに「2回」勝つ必要があります。
5人の場合の優勝決定戦(変則トーナメント)
5人になるとさらに複雑です。かつて1996年(平成8年)九州場所で一度だけ行われた例(大関・貴ノ浪が優勝)に基づいたルールが適用されます。
1. 組み合わせの決定(くじ引き)
5枚のくじを引き、以下の役割を決めます。
- 「○」が2枚: シード(1回戦免除)
- 「×」が2枚: 1回戦を戦う
- 「余り」が1枚: 1回戦の勝者と戦う
2. 進行手順
- 1回戦: A vs B (不運にも「×」を引いた2人)
- 準決勝①: 1回戦の勝者 vs C
- 準決勝②: D vs E (シードの「○」を引いた2人)
- 決勝戦: 準決勝①の勝者 vs 準決勝②の勝者
3. 5人決定戦の不公平感とドラマ
表で見ると分かりやすいですが、くじ運が勝敗を大きく左右します。
| 選手 | 優勝までに必要な勝利数 |
| A, B | 3勝 (1回戦から勝ち上がる必要がある) |
| C, D, E | 2勝 (シード枠) |
このように、「1回戦を戦う2人」だけは3回勝たなければならないという過酷な条件になります。
来場所の新入幕は1人!?
以下、( )の勝敗は、14日目終わっての勝敗です。
14日目までの戦績でいうと、幕内関取で十両堕ち確実なのは西前頭17・羽出山(2勝12敗)1人だけです。
ギリギリなのが、東前頭17・朝白龍(7勝7敗)と西前頭13・友風(4勝10敗)。この2人は、千秋楽で勝てば、ともに幕内に残ることになります。
つまり、朝白龍と友風の千秋楽の結果で、来場所の入幕は1人から3人となります。
もし入幕の空きが1つの場合、入幕を果たすのは西十両筆頭の藤青雲(10勝4敗)で新入幕となります。
秋が2つ、3つの場合は、東十両筆頭・琴栄峰(7勝7敗)、東十両2・大青山(7勝7敗)、東十両3・藤凌駕(9勝5敗)の千秋楽の勝敗によります。
幕内優勝と同じくらい、入幕競争は混戦状態です。
千秋楽、もう一つの注目は序ノ口?
序ノ口ですが、すでに伊勢ヶ濱部屋の2人の決定戦が決まっています。
序ノ口17・蒼富士と序ノ口19・旭富士(7勝全勝)です。
出稽古に来た豊昇龍や霧島にも勝ち越してしまう旭富士。
凄いなと思っていましたが、なんと、蒼富士という猛者もいるんですね。
伊勢ヶ濱部屋のポテンシャルすご過ぎです。
彼ら2人が、いつ幕内にあがってくるのか楽しみです。
十両にあがれるのは早くて九州場所。
九州場所の十両の番付次第では、来年初場所に入幕もギリ可能です。
楽しみですね。
まとめ
初場所2026は、いつになく混沌とした幕内での優勝争いとなりました。
それだけ横綱・大関に安定度が欠けるということですし、また、若手が伸びているということでもあるわけです。
どちらにしても、まだ千秋楽が残っていますが、今場所も、楽しませていただきました。
残すところ1番となりますが、どの力士も怪我のないよう頑張ってください。
個人的には新大関・安青錦の連続優勝、そして、来場所後の横綱昇進に期待しています。
一方、5人での優勝決定戦も見てみたいと思っています(^_^)/


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