杉咲花主演の医療ドラマ『アンメット』。
6月24日(月)が最終回で、その最終回の「3つの見どころ」を書こうとしている。
まだ見てないのにね(笑)。
筆者 taoは、第1話から第10話まで何回か見たので、それなりに物語を理解している。
そして、最終回にとても期待している。
ところで、これまで、ドラマ『アンメット』について2つの記事を書いてみた。
そんなこんなで、最終回の「3つの見どころ」を書いてみることに。
はじめに:ドラマ「アンメット」の概要と最終回への期待
カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』が、6月24日(月)22時、いよいよ最終回を迎える。
杉咲花主演の医療ヒューマンドラマは、講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を実写化したもので、記憶障害を抱える脳外科医・川内ミヤビ(杉咲花)の物語を描いている。
ちなみに、原作漫画のほうは、脳外科医・三瓶友治が主人公。一方、ドラマのほうは脳外科医で重度の記憶障害で苦しむ脳外科医・川内ミヤビが主人公。
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ミヤビは、2年間の記憶を失いながらも、患者を全力で救おうと奮闘しながら、自身の症状にも果敢に取り組む姿を見せてきた。
アメリカ帰りの脳外科医・三瓶(若葉竜也)の後押しで、再び脳外科医の復職を果たしたミヤビだが、その記憶障害の真相は謎に包まれたまま。
第9話では、ミヤビの記憶障害の本当の原因が、脳の中の「ノーマンズランド」(医学的に人がメスを入れてはならない領域)にあることが明らかになる。
手術をすると「命を失いかねない」という衝撃の事実も明らかに。
また、ミヤビと三瓶の出会いの場所が南アフリカのケープタウンだったことも明らかになり、二人の関係性にも注目が集まる。
ドラマの最初のほうで、三瓶の口から「三瓶とミヤビは婚約していた」ことを知る。しかし、ミヤビはそれを「ノート」に書かなかった。
それでも、少しずつ、三瓶への信頼を築いていくミヤビ。
最終回では、ミヤビの記憶障害の真相、三瓶との関係、そして命がけの手術が行われるのか、行われないのかなどを含め、多くの謎が明かされるハズ・・・。
このドラマが私たちに何を残すのか、最後まで目が離せない。
ドラマ概要のラストとして、最終回、明らかにされているあらすじを引用して示そう。
ミヤビ(杉咲花)が激しい頭痛に襲われ、倒れた。検査の結果、再発が認められ、このまま症状が進めば意識障害が出る可能性も高い。脳梗塞が完成して命に関わるのも時間の問題という切迫した状況に。三瓶(若葉竜也)は、すでに数時間しか記憶がもたなくなっているミヤビに、これ以上症状が進行するようなら、手術を任せてほしいと伝えるが、ミヤビの意思は固く、やはり手術はしないという。あきらめきれない三瓶は、限られた時間でノーマンズランドの0・5ミリメートル以下の血管を吻合(ふんごう)できるよう練習に没頭。しかし、ミヤビの気持ちを察した津幡(吉瀬美智子)から、「彼女が望んでいることをしてあげて」と言われ、あることを決意する。過去2年間の記憶を失い、今日のことも明日には忘れてしまう――。記憶障害という重い障害を抱えながらも、毎日つづる日記を頼りに明るく前向きに生き、多くの患者に寄り添ってきたミヤビ。彼女の今日はまた、明日につながらなくなってしまうのか。命の危機にひんするミヤビと、彼女を救おうとする三瓶。二人を待ち受ける未来はーー。
引用元:サンスポWeb記事
見どころ1:ミヤビの記憶障害の真相
最終回の最大の見どころは、やはりミヤビの記憶障害の真相が明かされること。
これまでの展開から、ミヤビの記憶障害の原因が脳の「ノーマンズランド」にあることが判明している。
しかし、なぜそのような状態になったのか、それが2年間の記憶喪失とどのように関連しているのかは、まだ全てが明らかになっていないと思う。
第9話では、ミヤビが鵜原建設の押尾晴人(黒田大輔)を見て強い恐怖を感じるシーンがあった。
この反応は、失われた2年間の記憶と何らかの関係があるのではないかと推測される。
最終回では、この謎が解き明かされる可能性が高い。
また、大迫教授(井浦新)がミヤビに隠していた、まだ明らかにされていない秘密、ノーマンズランド以外の秘密もあるかもしれない。それが霧消するかも・・・。
大迫がミヤビの記憶障害の真相を隠していた理由、そしてそれが三瓶をけん制していた理由とも関連していたことは、ほぼほぼ分かってきた。
ミヤビの記憶障害の真相が徹底的に明らかになることで、彼女の過去2年間の出来事、そして現在の状況がどのように関連しているのかが分かるかも・・・。
この真相は、ミヤビの今後の人生や医師としての在り方にも大きな影響を与えるはず。
視聴者は、ミヤビの記憶が徐々に戻ってくる過程を見守ってきた。
最終回では、その集大成として、失われていた記憶のピースが全てつながり、ミヤビの全体像が明らかになることが期待される。
見どころ2:ミヤビと三瓶の関係の行方
ドラマ「アンメット」のもう一つの大きな見どころは、ミヤビと三瓶の関係の行方だ。
二人の関係は、単なる医師と患者の関係を超えて、互いに支え合い、影響を与え合う特別な絆として描かれてきた。
第9話では、ミヤビと三瓶が初めて出会ったのが南アフリカのケープタウンだったことが明らかになった。
この設定は、二人の関係性に新たな深みを与えている。
ケープタウンは、アフリカ大陸の最南端に位置し、大西洋とインド洋が出会う場所。
この地理的特徴は、異なる背景を持つミヤビと三瓶が出会い、互いに影響を与え合う関係性を象徴しているようにも見える。
また、三瓶がミヤビの記憶障害の真相に迫ろうとする姿勢は、単なる医師としての使命感だけではなく、ミヤビへの個人的な思いも感じさせる。
第10話では、三瓶が「僕はまだ光を見つけられていません」と涙ながらに語り、ミヤビが「三瓶先生は私のことを灯してくれました」と抱きしめるシーンがあった。あのラスト5分の感涙シーンだ。
この展開は、二人の関係がより深い感情的なつながりに発展していることを示唆している。
最終回では、ミヤビの記憶障害の真相が明らかになることで、二人の関係にも大きな変化が訪れる可能性がある。
ミヤビの失われた2年間の記憶の中に、三瓶との関係に関する重要な情報が含まれている可能性もあると推測。
また、ミヤビの命がけの手術を三瓶が執刀するかどうかも、二人の関係の行方を左右する重要な要素となる。
三瓶の決断と、その結果が、今後の二人の関係にどのような影響を与えるのか、注目。
最終的に、ミヤビと三瓶が医師と患者の関係を超えて、どのような関係に落ち着くのか。
それが、このドラマの大きな見どころの一つとなることは間違いない。
見どころ3:手術は行われる?その場合の結末は?
「アンメット」最終回の三つ目の見どころは、ミヤビの命がけの手術が行われるのかどうか、そして、結末。
先のあらすじ引用で示したように、ミヤビは手術しないとの意思を崩さない。それは、ミヤビの葛藤の末の決断。
実は、信頼する三瓶を思うことが背景にあった決断でもある。
ミヤビの記憶障害の原因が脳の「ノーマンズランド」にあることが判明し、手術をすれば命を失う可能性があることが明らかになった。
三瓶はおそらく執刀を望む。でも失敗の可能性が高い。そのとき三瓶は一生苦しむ。
また、失敗したとき、私はすべてが無くなる? それもとても怖い。
これらの葛藤の状況下で、手術を行うかどうか、そしてその結果がどうなるかが、ドラマの大きな焦点となる。
それでも、最終的に手術執刀するかどうかは、三瓶がキーマンとなるだろう。
三瓶は、ミヤビの記憶障害を治したいという強い思いを持っている。
同時に、手術によってミヤビの命を危険にさらすリスクも十分に認識している。
この葛藤が、三瓶の人間性と医師としての倫理観を浮き彫りにする。
ミヤビが自身の命を賭けてでも記憶を取り戻したいと考えているのか、それとも現状を受け入れる決断をするのか、その選択が物語の展開を大きく左右する。
手術が行われる場合、その過程と結果は緊張感に満ちたものになるだろう。
脳の「ノーマンズランド」への手術は前例がなく、高度な技術と冷静な判断が要求される。
三瓶の医師としての能力が最大限に試されることになる。
手術の結果によっては、ミヤビの人生が大きく変わる可能性があるからだ。
記憶が完全に戻れば、失われていた2年間の出来事が明らかになり、ミヤビの現在の状況や人間関係に大きな影響を与える。
一方で、手術が失敗すれば、ミヤビの命が危険にさらされる可能性もあるし、実はこの可能性のほうが現状では高いのだ。
また、手術を行わない選択をした場合でも、ミヤビと三瓶、そして周囲の人々がどのようにこの状況を受け入れ、前に進んでいくのかが描かれることになるだろう。
いずれにせよ、この命がけの選択の結末は、ドラマ全体のテーマである「未充足(アンメット)なニーズに応える」ということと深く結びついている。
医療の限界に直面しながらも、患者の幸せを追求する医師たちの姿が、どのような形で描かれるのかに注目したい。
杉咲花の演技に注目
筆者 taoは、これまでに2人の脳外科医、三瓶を演じる若葉竜也(わかばりゅうや)と、綾野を演じる岡山天音(おかやまあまね)に注目して、冒頭に示した2つの記事を書いた。
しかし、「アンメット」の最終回を語る上で、主演・杉咲花の演技に注目しない訳にはいかない。
杉咲花は、記憶障害を抱えながらも前を向いて生きる脳外科医・川内ミヤビを見事に演じ切り、ドラマの中心を支えてきた。
杉咲花のミヤビ役での演技の特徴は、繊細さと強さを兼ね備えた表現力にある。
記憶障害に苦しむ脆さと、それでも医師として患者を救おうとする強さを、微妙な表情の変化や身体の動きで表現している。
特に、突然の記憶の断片に襲われるシーンでの混乱と戸惑いの演技は、視聴者の心を強く揺さぶる。
また、杉咲花は医療ドラマならではの専門的な医療用語や手術シーンにも自然に対応し、リアリティのある医師像を作り上げている。
これは、役作りのために実際の医療現場で研修を受けるなど、徹底した準備の賜物というのをどこかで読んだ。
ミヤビと三瓶(若葉竜也)との関係性の描写も、杉咲花の繊細な演技によって説得力を増している。
二人の間の微妙な感情の変化や、言葉にできない思いを、視線や仕草で巧みに表現しているからだ。
最終回では、ミヤビの記憶障害の真相が明らかになり、命がけの手術の可能性も浮上する中で、杉咲花の演技がさらに光ることが期待される。
記憶を取り戻すかもしれないという期待と、手術によって命を落とすかもしれないという恐怖、そして医師としての使命感と個人としての葛藤など、複雑な感情をどのように表現するのか注目。
特に、失われていた記憶が徐々に戻ってくるシーンでは、杉咲花の表現力が遺憾なく発揮されると推測&期待。
過去の出来事を思い出す瞬間の驚きや戸惑い、そしてそれに伴う感情の変化を、どのように演じるのか楽しみでしかない。
また、三瓶との関係性の変化や、周囲の人々との絆の深まりを通じて、ミヤビの人間的な成長も描かれるはず。
杉咲花が、そのような内面の変化をどのように表現するのかも見どころの一つ。
「アンメット」は杉咲花にとって、医療ドラマ初主演作品。
この作品を通じて、杉咲花の女優としての新たな一面が引き出されたと言えるのではないか。
最終回での彼女の演技が、このドラマの集大成として、どのような形で結実するのか。
それは、「アンメット」の成功を左右する重要な要素となるはず・・・。
まとめ:「アンメット」が残したもの
医療ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」は、単なる医療現場の描写を超えて、人間の尊厳と生きる意味を深く問いかける作品として、多くの視聴者の心に残るものとなった。
このドラマは、記憶障害という重い課題を抱えながらも、脳外科医として患者の命を救うために奮闘する川内ミヤビの姿を通じて、「未充足(アンメット)なニーズに応える」という医療の本質的な役割を描き出した。
同時に、ミヤビ自身も「未充足」な存在として、自己の記憶と向き合い、成長していく過程を丁寧に描くことで、視聴者に深い共感を呼び起こした。
主演の杉咲花の繊細かつ力強い演技は、ミヤビの内面の葛藤と成長を見事に表現し、ドラマの魅力を大きく高めた。
また、若葉竜也演じる三瓶との関係性の描写は、単なるロマンスを超えて、互いに支え合い、高め合う人間関係の在り方を示唆している。
「アンメット」は、現代医療が直面する倫理的ジレンマや、生命の尊さ、そして記憶が人間のアイデンティティにとってどれほど重要であるかを、視聴者に考えさせる機会を提供してくれた。
特に、「ノーマンズランド」という医学的に人がメスを入れてはならない領域の存在は、医療の限界と可能性、そして人間の尊厳について深い洞察を与えるものだったと思う。
最終回を迎え、このドラマが私たちに残したものは、単なる娯楽を超えた、人生や医療、そして人間関係についての深い問いかけ。
ミヤビの記憶障害の真相が明らかになり、命がけの手術の結末が描かれることで、私たちは改めて生きることの意味や、人と人とのつながりの大切さを考えさせられることだろう。
「アンメット」は、現代社会における「未充足なニーズ」に光を当て、それに応えようとする人々の姿を通じて、私たちに希望と勇気を与えてくれたと感じている。
このドラマが投げかけた問いと、そこから生まれる気づきは、長く私たちの心に残り続ける・・・。
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ちなみに、私 taoは、ドラマ『アンメット』をNetflixで見た。
Netflixサンクス(笑)。
そうそう、手軽さならTVerもおすすめね。
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