安全対策を徹底してトレランシューズで登山を楽しむ方法

  • URLをコピーしました!
 *本記事を含め、当サイトでは広告を掲載しています。

いつか山に登ってみたいなと考えている、あるいは、山を走ってみたいな思ったことのある中高年の皆さん。この記事はそういう方向けの記事です。

新しい冒険の扉が開かれようとしています。従来の登山の楽しさに、「山を走る」というトレイルランニングのスリルと爽快さを加えた新しい体験が、中高年の登山者にも広がりつつあります。その鍵を握るのが、「山走り専用のシューズ」であり、このトレランシューズを活用した登山方法です。

ところで中高年にとって、「山を走る」は、「走りたいときに走る」でいいのです。それも「レースではない」のですから、「気ままに楽ちんなスピードで走る」でいいのです。そうです、山歩き主体で、思い出したように時々走るでいいのです。そして、「思い出したように時々走る」だけで、これまでの登山経験とは全く違うゾーンに入ることができます。

さて、新しい挑戦には常に安全への配慮が欠かせません。特に中高年の方々にとって、適切な装備と十分な準備は何よりも重要です。この記事では、トレランシューズを使用した安全で楽しい登山(+時々走る)の方法について、詳しくご紹介します。

この記事を読むことで、皆さんは以下の3つのメリットを得ることができます。

スポンサーリンク

この記事を読むメリット
  • 安全な登山の基礎知識を得られる
  • トレランシューズの特徴と選び方がわかる
  • 登山とトレランの融合による新しい楽しみ方を発見できる

さあ、新しい登山の世界へ一緒に足を踏み入れてみましょう。

目次

トレランシューズは登山に適している?

<メリット1. 軽い>

トレランシューズは、その軽量性と高いグリップ力から、登山にも適した特徴を持っています。従来の登山靴と比べると、はるかに軽く、足への負担が少ないのが大きな利点です。特に中高年の登山者にとって、この軽さは長時間の歩行や急な斜面の登りにおいて大きな助けとなります。

<メリット2.柔軟性>

また、トレランシューズは柔軟性に優れているため、足の動きに合わせて地面の凹凸をよく捉えることができるのです。これにより、バランスを取りやすく、歩行&走行の安定性が向上します。さらに、通気性も優れているため、長時間の使用でも蒸れにくく、快適な履き心地を維持できます。

<デメリット1. 登山靴より劣る点>

一方で、従来の登山靴に比べると足首のサポート力や防水性が劣る点には注意が必要です。岩場や急斜面、雨天時の使用には適さない場合があります。そのため、トレランシューズを登山に使用する際は、コースの難易度や天候条件を十分に考慮する必要があります。

<結論>

中高年の登山者にとってのトレランシューズの最大の利点は、その軽さと柔軟性によって、体力的な負担を軽減しつつ、より長い距離を楽しく歩いたり、走ったり出来るようになることです。適切に使用すれば、登山の楽しみを広げ、新たな挑戦への扉を開くことができるでしょう。

安全な登山のためにトレランシューズで気をつけるべきポイントは?

<登山靴に比べ足首周りのサポート力が弱い>

トレランシューズを使用して安全に登山を楽しむためには、いくつかの重要なポイントに注意を払う必要があります。まず、足首のサポート力が従来の登山靴より弱いことを認識し、それを補うための対策を講じることが重要です。例えば、足首を強化するトレーニングを日頃から行ったり、必要に応じて足首サポーターを使用したりすることが効果的です。

ところで、足首まわりについては、テーピングを推奨します。筆者 taoは、足首周りのテーピング(+膝テーピング)をしながら、トレランシューズで山を歩いたり走ったりして楽しんでいます。テーピングをはじめて、まだ7ヶ月ほどですが、従来苦しんでいた膝痛・足首痛から、現在は解放されています。テーピングについては、こちらのYouTube動画を参照してくださいね。私もこの動画からテーピングスタートしました♪
↓ ↓ ↓

<登山靴と比べると防水性に劣る>

また、防水性能も従来の登山靴に劣る場合が多いため、天候の変化には特に注意が必要です。突然の雨や川の渡渉などに備えて、防水スプレーを使用したり、予備の靴下を持参したりするなどの対策を取りましょう。

私 taoは、防水性の高いゴアテックス(GTX)の表示のあるトレランシューズを選択することで、従来の登山靴と比べると防水性が劣るということをカバーしています。突然の雨やちょっとした川の渡渉なら、ゴアテックス(GTX)のトレランシューズで十分です。

<登山靴に比べグリップ力に劣る>

地形に応じた使い分けも重要です。トレランシューズは平坦な道や緩やかな斜面では非常に効果的ですが、岩場や急斜面では十分な注意が必要です。そのような場所では、足の置き方や歩き方に細心の注意を払い、必要に応じてトレッキングポールを使用するなど、追加の安全対策を講じましょう。

<メリットがデメリットに?>

中高年の登山者にとっては、体力の消耗にも気を付ける必要があります。トレランシューズの軽さゆえに、ペースが上がりすぎてしまう可能性があります。適度な休憩を取り、水分と栄養補給を忘れずに行うことが大切です。

<結論>

安全な登山のためには、自分の体力と技術レベルを正しく認識し、それに適したコースと装備を選択することが何よりも重要です。トレランシューズの特性を理解し、適切に使用することで、より安全で楽しい登山体験を得ることができるでしょう。

トレランシューズで登山を楽しむためのトレーニング方法は?

<トレランシューズに慣れる – ウォーキングから>

トレランシューズを使用して快適に登山を楽しむためには、適切なトレーニングが欠かせません。まずは、トレランシューズに慣れるための段階的なトレーニングから始めましょう。平地でのウォーキングから始め、徐々に距離と時間を延ばしていきます。その後、緩やかな坂道や自然の中での歩行へと進み、最終的に軽めの登山コースに挑戦するという流れが理想的です。

<足腰の強化 – 下半身トレーニング>

足腰の強化は特に重要です。スクワットやカーフレイズなどの下半身トレーニングを定期的に行うことで、足首や膝、股関節の安定性が向上します。また、バランスボールを使用したエクササイズは、体幹の強化に効果的で、不安定な山道での歩行をサポートします。

<柔軟性の向上 – ストレッチ>

柔軟性の向上も忘れずに行いましょう。ストレッチングは怪我の予防に効果的です。特に、ふくらはぎ、大腿四頭筋、ハムストリングスのストレッチは重要です。ヨガのポーズを取り入れることで、全身の柔軟性とバランス感覚を養うこともできます。

<無理なく、楽しく!>

中高年の身体特性を考慮したトレーニングのポイントとしては、無理のない範囲で徐々に強度を上げていくことが大切です。急激な運動は怪我のリスクを高めるため、自分のペースでゆっくりと進めましょう。また、有酸素運動と筋力トレーニングをバランスよく組み合わせることで、総合的な体力向上が期待できます。

<結論>

トレーニングの頻度は、週2〜3回程度から始め、体調を見ながら調整していくのがよいでしょう。継続は力なりです。楽しみながら続けられるトレーニング方法を見つけ、着実に体力を向上させていくことが、トレランシューズを使用した安全で楽しい登山につながります。

トレランシューズで登山する際の装備や持ち物は?

<軽量化だからこそ必要最小限を意識>

トレランシューズを使用して登山する際の装備や持ち物は、従来の登山と比べてより軽量化を意識したものになります。しかし、安全性を損なわないよう、必要最小限の装備はしっかりと準備することが重要です。

<軽量バックパック>

まず、トレランシューズと相性の良い登山用品として、軽量のバックパックがおすすめです。背中にフィットするタイプで、ウエストベルトと胸部ストラップがついたものを選ぶことが重要です。中身が濡れないよう、防水加工されているものや、レインカバーが付属しているものが理想的です。

<衣類 – 速乾性&保湿性&着替え>

衣類は、速乾性と保温性に優れた素材のものを選びます。レイヤリングシステムを採用し、気温の変化に対応できるようにしましょう。軽量のレインウェアも必須アイテムです。また、荷物にはなりますが、上半身分だけでも着替えを持参することを推奨します。着替えにはアンダーウェアを忘れないようにしましょう。

<予想外に助かるトレッキングポール>

安全面で特に重要なのが、トレッキングポールです。トレランシューズは足首のサポートが弱いため、ポールを使用することで安定性が増し、膝への負担も軽減されます。折りたたみ式の軽量タイプが携帯に便利です。慣れると、登りでも降りでもポールは重宝するだけでなく、安全性も高まります。

<その他の装備>

その他、必要な装備としては、ファーストエイドキット、サバイバルシート、ヘッドライト、地図とコンパス(またはGPS機器)、充電バッテリー、非常食と十分な水が挙げられます。中高年の登山者には、持病の薬や、疲労回復のためのサプリメントなども重要です。

軽量化と安全性のバランスを取るためには、装備のマルチユース化が効果的です。例えば、雨具を防寒着としても使用したり、バンダナを汗拭きや応急処置用に活用したりするなど、一つのアイテムを複数の用途で使えるよう工夫しましょう。

中高年の登山者に特に必要な持ち物としては、日よけ対策のための帽子やサングラス、疲労軽減のためのクッション性の高い靴下、そして緊急連絡用の携帯電話(予備バッテリー付き)が挙げられます。また、個人の体調や持病に応じた必要物品を忘れずに持参することが大切です。

<個人的に特に重要だと思う装備>

3つあります。

スポンサーリンク

  • YAMAP・ヤマレコなどの登山アプリを山行中、ずっと使用する
    • 山行で迷い道は、ごくフツーに発生する
    • 遭難時に発見を遅らせるので「機内モード」は絶対に使わない
  • 充電バッテリーの持参(2つ持ちを推奨)
    • 大容量サイズ、普通サイズの2つ持ち
  • 「ココヘリ」の契約と機器の充電と持参
    • 遭難時の発見・救助には必須

<結論>

適切な装備と持ち物を準備することで、トレランシューズを使用した軽快で安全な登山を楽しむことができるでしょう。

シューズや装備よりも大事なこと?

この記事は、シューズ、とくにトレランシューズにフォーカスして、主に中高年向けに登山の話をさせていただきました。実は、一番、言い残してしまったことがあります。そして、登山にとっては、これが一番重要だと考えています。なので、トレランシューズ関連の話からはズレてしまいますが、書きます。それは…

里山・低山であっても、登山計画を作成し、提出(都道府県)しましょうということです。そして、その計画は家族とも共有、同行者がいれば同行者とも共有します。

ちなみに、標高500mくらいまでの里山や低山ですが、皆さんが思う以上に危険がいっぱいです。登山者が多い有名な、そして高い山以上に、危ないところがいっぱいなのです。

登山計画を作成することで、事前に注意すべき箇所などが分かります。また、全体のタイムスケジュールが把握でき、山行時の遅延を早く察知することができます。それにより、エスケープルートを選択したりなど、次善の策を早めに講じることができるようになります。また、万一、遭難した場合、家族との共有から、早めの発見・救助が可能になります。

「登山計画作成・提出・情報共有」については、これだけでいくつもの記事になりますので、詳しくは書きません。一番簡単なのはYAMAPやヤマレコなどの登山アプリを活用することです。筆者 taoはYAMAPユーザーですが、このアプリだけで「登山計画作成・提出・情報共有」が簡単にできます。

登山計画作成・提出・情報共有は慣れです。慣れてしまえば簡単です。それで、皆さんの登山の安全性が格段に向上します。やらない選択肢は無いと考えましょう。

トレランシューズのよくある Q&A

Q1: トレランシューズは通常の登山靴と比べてどのくらい軽いのですか?
A1: 一般的に、トレランシューズは従来の登山靴の半分以下の重さです。例えば、登山靴が1足約1kg前後であるのに対し、トレランシューズは300g〜500g程度です。

Q2: トレランシューズは防水性能が低いと聞きましたが、雨の日の登山でも使えますか?
A2: 多くのトレランシューズは完全防水ではありませんが、軽い雨なら問題ありません。ただし、長時間の雨や水たまりが多い場合は、防水スプレーを使用するか、防水性能の高いモデルを選ぶことをおすすめします。また防水性のあるゴアテックス(GTX)機能があるトレランシューズを選ぶのもいいかもしれません。

Q3: トレランシューズは足首のサポートが弱いと聞きましたが、怪我の危険性は高くなりませんか?
A3: 確かに従来の登山靴に比べると足首のサポートは弱くなります。しかし、適切なトレーニングと、必要に応じて足首サポーターを使用することで、怪我のリスクを軽減できます。また、トレッキングポールの使用も効果的です。さらに、足首周りのテーピングもおすすめです。

Q4: トレランシューズは岩場や急斜面でも使えますか?
A4: 軽度の岩場や斜面であれば問題ありませんが、本格的な岩場や非常に急な斜面では適していません。そのような場所では、足首のサポートが強い従来の登山靴を使用するか、十分な注意と適切な技術が必要です。コースの難易度に応じて適切な靴を選択することが重要です。

Q5: 中高年でもトレランシューズを使った登山は可能ですか?
A5: はい、可能です。むしろ、その軽さから中高年の方にもおすすめです。ただし、自身の体力や経験に合わせて徐々に慣れていくことが大切です。また、足腰の強化トレーニングを並行して行うことで、より安全に楽しむことができます。

Q6: トレランシューズは消耗しますか?
A6: トレランシューズは靴裏のあの独特な模様が命です。あれで、柔軟性やグリップ力が出るわけです。そして、あの靴族は、当然に消耗します。そして、トレランシューズの替え時は、一般的には400kmと言われています。1ヶ月に50km程度の山行をすると、8ヶ月。もちろん、400km前に独特な靴族のパターンがなくなっているようなら、即交換(新しいシューズを買う)をおすすめします。

Q7:トレランシューズのアウトソール(靴底)は修理・張り替えできない?
A7: トレランシューズのアウトソールの修理・張り替えはできるようです。専門業者がいます。気になる、修理費用ですが、それなりの金額になります。筆者 taoは、だいたい1足2万円前後のトレランシューズを使っていますが、それらいくつかのメーカーで調べたら、とある業者の修理費用は新規購入価格と同じかそれより少し高い感じです。それをどう判断するのかは、あとは個人の考え方です。

Q8: 普通のランニングシューズでも山を走れるのでは?
A8: トレランシューズの特徴は、そのアウトソール(靴底)にあります。あの独特の模様(パターン)で、山道や岩場をがっちりとグリップするわけです。一方、ランニングシューズは舗装路や競技場を走ることだけに作られているので、ごつごつとして山道、すべりやすい山道をグリップする力は全くありません。つまり、ランニングシューズで山道を歩いたり走ったりすることは、それだけで危険と隣り合わせという状況であり、怪我や遭難のリスクがあると言わざるを得ません。里山や低山であっても、山登りをするなら登山靴、またはトレランシューズを使うことが安全につながります。

まとめ

トレランシューズを活用した登山は、従来の登山の楽しさに新たな可能性を加える魅力的な選択肢です。その軽量性と柔軟性は、特に中高年の登山愛好家にとって、より快適で楽しい山行を実現する鍵となります。

しかし、その特性を十分に理解し、適切な準備と安全対策を行うことが不可欠です。トレランシューズの特徴を活かしつつ、天候や地形に応じた使い分け、適切なトレーニング、そして必要な装備の選択を心がけることで、安全で充実した登山体験を得ることができるでしょう。

この記事を読むことで得られる3つのメリットを改めて確認しましょう:

この記事を読むメリット
  • 安全な登山の基礎知識を得られる
  • トレランシューズの特徴と選び方がわかる
  • 登山とトレランの融合による新しい楽しみ方を発見できる

これらの知識と理解を基に、皆さんの登山生活がより豊かで安全なものになることを願っています。新しい挑戦を楽しみながら、常に安全を第一に考え、美しい山々との素晴らしい出会いを重ねていってください。

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次