【大関昇進確実】大の里、幕内優勝〜小学1年から直近までの活躍をまとめました!

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以下、敬称略で進めます。


大相撲2024年9月場所、14日目結びの一番。

大の里 vs 豊昇龍。

大の里が豊昇龍を圧倒しました。

通算13勝1敗となり、千秋楽を待たずに優勝決定です。

大の里にとっては、5月場所以来、2場所ぶり2度目の幕内優勝。

そして、直近3場所の通算白星が34勝となりました。

場所後の大関昇進は、ほぼ確実になりました。

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□ □ □

この記事では、近い将来の横綱も期待できる逸材、大の里についてまとめてみました。

なお、本記事のラストに「マジな追記」があります。

実は、本記事で一番お伝えしたいのがそれなんです。

目次

大の里こと、中村泰輝について…

画像引用元:北國新聞


この写真は、北國新聞の記事にあったものを掲載させていただきました。

中村泰輝(写真・右の笑顔の少年)9歳のときのものです。

□ □ □

それでは、二所ノ関部屋に入門するまでの、大の里こと、中村泰輝(なかむら だいき)について、スタート。

中村泰輝の簡単プロフィール

  • 名 前:中村 泰輝(なかむら だいき)
  • 生まれ:2000年6月7日(24歳)
  • 出 身:石川県河北郡津幡町(つばたまち)
  • 身長等:192cm、182kg、B型
  • 相 撲:小学1年生から始める
    • 相撲に集中するため、中学では、親元を離れ県外(新潟県)の中学へ相撲留学
  • 学 歴:日本体育大学卒
  • 大学での戦績:(2年次・3年次は流行り病で多くの大会が中止)
    • 1年次
      • 10月、第74回国民体育大会相撲競技成年の部個人戦・優勝
      • 11月、全国学生相撲選手権大会・学生横綱
    • 3年次
      • 12月、第70回全日本相撲選手権・アマチュア横綱(①)
    • 4年次
      • 7月、第11回ワールドゲームズ無差別級・金メダル、重量級・銀メダル
      • 10月、第77回国民体育大会相撲競技成年の部個人戦・2連覇
        • ①と合わせて、大相撲幕下10枚目格付出資格取得
      • 11月、第100回全国学生相撲選手権大会個人戦・準優勝
      • 12月、第71回全日本相撲選手権・アマチュア横綱連覇
      • 3月、二所ノ関部屋入門

実は、中村泰輝の父・知幸氏は、高校相撲部のとき、全国青年大会無差別級で準優勝をした実力者でした。

そんなこともあって、中村泰輝少年は、小学1年生で、津幡町(つばたまち)の少年相撲教室で相撲を始めます。

その相撲教室では知幸氏が自らまわしをつけて子どもたちを指導していました。

知幸氏は、他の子の手前、我が子に対して人一倍厳しく接したそうです。

そんな父に対して、泰輝少年は泣きながらも必死で喰らいついていったとのこと。

少し長い引用ですが、小学校・中学校・高校の泰輝の強い意志と活躍を見てみましょう。

「泰輝(だいき)の性格を一言で言うと、忍耐強くて熱い男。自分で決断し、道を切り開く姿はわが子ながら尊敬します」。子どもの頃の息子の写真を手に知幸さんは目を細めた。

(中略)

知幸さんは184センチで、母の朋子さんも165センチ。「小学生で牛丼大盛り3杯食べていた」大の里は同級生より常に頭一つ大きく、相撲でも負け知らず。しかし、小5になるとライバルが力を付けてなかなか勝てなくなり、相撲への情熱が冷めかけたことがあった。

  ●「もう指導しないで」

その頃、テレビで知ったのが、穴水町出身で新潟・海洋高相撲部に進んだ三輪隼斗さん(ソディック)の活躍だ。全国王者を目指して稽古に励む同郷の先輩の姿は、相撲少年の心に火を付けた。知幸さんから見ても「目の色が変わった」大の里は、三輪さんが相撲留学した糸魚川市の能生(のう)中への進学を決めた。

わが子の決断を尊重し、快く送り出した知幸さんだったが、心配で練習や大会のたびに新潟に駆けつけた。しかし、入学して3カ月ほどたった頃、大の里から「もう僕に相撲の指導はしないで」と言い渡された。

「息子なりの配慮だったのでしょう。私があれこれ言うと中学の指導者がやりにくくなりますから。さみしくもあったけど、自立しようとする姿に胸が熱くなりました」。知幸さんは、その日以来、技術的な指導は一切していないという。

親元を離れ、特訓を積んだ大の里は次第に頭角を現すようになる。中3の8月、北信越大会で優勝すると、翌週の全中で3位に。翌年1月の白鵬杯で全国初制覇した。

新潟・海洋高では高3で十和田大会を制したが、全国優勝は1回のみ。「全国大会で2度以上優勝できたら角界、できなければ進学」との自身の取り決めに従って日体大に進んだ。

引用元:北國新聞

大の里、初土俵から2度目の幕内優勝まで

前述のように、日本体育大学相撲部4年次に、大相撲幕下10枚目格付出資格を取得した中村泰輝。

彼は、遊びの誘惑も多い東京から遠く離れた二所ノ関部屋を選びます。

もちろん、二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)に対する尊崇の念があったことは間違いありません。

それでは、大の里の初土俵から現在までを振り返ってみましょう。

  • 2023年5月場所・幕下付出10枚目
    • 6勝1敗
  • 2023年7月場所・東幕下3枚目
    • 4勝3敗
  • 2023年9月場所・東十両14枚目
    • 12勝3敗
  • 2023年11月場所・東十両5枚目
    • 12勝3敗
  • 2024年1月場所・西前頭15枚目
    • 11勝4敗
      • 横綱・照ノ富士、大関・豊昇龍には伴に黒星
    • 敢闘賞
  • 2024年3月場所・西前頭5枚目
    • 11勝4敗
      • 大関・豊昇龍、大関・琴の若には伴に黒星
    • 敢闘賞、技能賞
  • 2024年5月場所・西小結
    • 12勝3敗(幕内最高優勝・初優勝)
      • 横綱・照ノ富士、大関・霧島、大関・琴櫻には白星
      • 大関・豊昇龍には黒星
      • 殊勲賞、技能賞
  • 2024年7月場所・西関脇
    • 9勝6敗
      • 横綱・照ノ富士、大関・貴景勝、大関・豊昇龍(不戦勝)には白星
      • 大関・琴櫻には黒星
    • 殊勲賞
  • 2024年9月場所・西関脇
    • 13勝1敗(14日目現在)(幕内最高優勝2回目)
      • 大関・琴櫻、大関・豊昇龍には白星

□ □ □

ここまでの累計での勝敗:90勝28敗

ここまでの累計での勝率:.763

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大谷翔平と同じくらいに「漫画のような非現実的っぽい活躍」です(笑)。

確認してみましょう。

大の里は、幕下・十両ともに2場所で通過

つまり、初土俵から5場所目には入幕を果たしていたわけです。

ここまででも、ものすごいことなのです。

それなのに…

入幕3場所目には、幕内最高優勝をしてしまう…。

初土俵から数えても、7場所目に幕内優勝です。

そして、今場所も2場所ぶりの優勝

初土俵以来、今場所(2024年9月場所14日目現在)までの通算勝率が「0.763」。

もう、あまりに凄すぎてコメントできない(笑)。

大の里、今後の課題は…

大の里、大関昇進条件は?

大関昇進の目安として言われているのが「直近3 場所の白星33勝以上」です。

14日目の白星で通算34勝となりました。

この目安は問題ありません。

場所前から協会関係者たちが口にしていたのは「今場所の取り組み内容も大事」です。

要するに、上位者に勝っているか…です。

今場所は初日から横綱・照ノ富士休場です。

しかし、直近2回の対戦では、いずれも大の里が勝っています。

対横綱戦は、文句なくOK、クリアです。

次に大関。

大の里は、これまで豊昇龍には本割での勝ちはありませんでした。

今場所、13日目、取り直しの一番で、大関・琴櫻から白星、クリア!

同14日目、苦手(?)の豊昇龍を圧倒で、これまたクリア。

大関昇進にあたっての「取組内容が重要」は、十分に突破しました。

これで何の問題もなく、場所後、大の里の大関昇進は確実になりました!

唯一、問題があるとすると、周りが弱すぎる!(比較論ね)ということです。

これって、深刻に捉えるべき問題なのですが…。

大の里の今後の課題…

マスコミ界隈では、「二所ノ関親方の運営方針などに疑義」とか、「大の里のアルハラ問題はどうなってるの?」とか、ちょいちょい出たりしています。

これらについては、正すべきところは正す、そして、信念を持ってやるべきことはやる…でお願いします。

さて…

いちファンとして、大の里について感じている今後の問題というか、課題は…

  • 現大関を含めて、圧倒的一番手で横綱昇進を果たしていただきたい
  • 横綱になったら、長く在位し、活躍し続けてほしい

の2点です。

①については、土俵際で逆転されそうな場面がしばしば見られるので、その対処を早急にすることです。

そして、①と②の大前提となるのが、怪我をしない身体づくり。

根性論とか、経験論ではなく、科学的見地に基づき、他の力士たちにも敷衍できるような方法を、二所ノ関親方と伴に、開発していくべきだと考えます。

このあたりのことは、経験豊かな親方や由緒正しい部屋では出来ないことでしょう。

怪我をしない体作り、稽古方法、ケア方法などは、今の角界にとって喫緊の課題なのですが、今の発覚体制では無理でしょう。

この当たりの志向は、まもなく親方となるであろう貴景勝にも目指してほしいところです。

まとめ

2024年9月場所で、2回目の幕内最高優勝を果たした大の里。

来場所からは、大関としての活躍です。

大関在位・最短2場所での新横綱昇進を期待しています。

そして、来年からは大の里時代を築いてほしいものです。

□ □ □

そんなこんな、あらゆる期待を込めながら、お祝いとして本記事を書かせていただきました。

個人的には、豊昇龍の横綱昇進も期待しています。

「大豊時代」の到来、大いに期待しています!

マジな追記…

ぶっちゃけのマジ話です。

14日目の大の里戦と負けず劣らずくらいに、衝撃的な1番がありました。

それは、十両の尊富士。

嘉陽に負けて2敗を喫してしまった尊富士ですが、追走の千代翔馬が負けて十両優勝を決めます。

今場所、西十両11の尊富士ですが、千秋楽の時疾風に勝って13勝となれば、来場所の幕内復帰も可能になるかもしれません。

これがなぜ衝撃なのか?

筆者 TOPIOは直前に「豊昇龍」にエール、つまり、次期横綱として期待している旨を書きました。

実は、大の里の次の新横綱として、マジで考えているのは尊富士。

ただし、それが注目されるのは、尊富士が幕内復帰するであろう来年初場所以降と考えていました。

それが、おそらく1場所早くなるのです。

そして…

2025年には、おそらく、いや、間違いなく「大尊時代」が到来します。

他の力士とは次元が異なるこの2人が、今後の大相撲界を率いていくことは間違いありません。

そこに、豊昇龍も絡んでほしい…それも本音です。

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