【涙必至】『あの花が咲く丘で…』が心に響く3つの理由!観るべき傑作

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2023年に公開された映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、興行収入45億円を突破し、多くの観客が涙した社会現象級の大ヒットを記録しました。

なぜ、これほどまでに、この映画『あの花』が、多くの人々の心を掴み、涙を誘うのでしょうか?

この記事では、作品の感動の秘密、観るべき理由、そしてその先に広がる物語をネタバレを避けつつ解説し、鑑賞を強く推奨します。

まだこの作品を観たことがない方も、もう一度、この作品の感動に触れたいと思う人も、この機会に、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を楽しんでください。

この記事でわかること
  • 作品の感動ポイントや泣ける要素(極度なネタバレなし)
  • この映画が自分に合うか、観る価値があるか
  • 戦争や命といったテーマ、そしてそのメッセージ性

物語は全くの別物ですが、略称が同じ「あの花」である、次の作品紹介記事もどうぞ。

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』も、夏休み、家族で観るお薦めコンテンツです!

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目次

映画『あの花が咲く丘で』の概略紹介

まずは、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の概略紹介から。

作品概要

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、汐見夏衛氏による同名小説を原作としています。

  • 監  督: 成田洋一
  • 脚  本: 山浦雅大、成田洋一
  • 原  作: 汐見夏衛の同名小説
  • 音  楽: ノグチリョウ
  • 出  演: 福原遥、水上恒司、伊藤健太郎 ほか
  • 主 題 歌: 福山雅治「想望」
  • 制作会社: ダーウィン
  • 製作委員会: 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
  • 配  給: 松竹
  • 公  開: 2023年12月8日
  • 上映時間: 128分
  • 興行収入: 45.4億円 (令和6年度末時点)。
    • 公開初週の3日間で観客動員24万人・興行収入3億円を突破し、邦画作品で週末興行ランキング1位を獲得しています。
  • 配  信:Prime Video、U-NEXT、Huluなど
  • 評  価
    • Filmarks 3.6点(5点満点)

主な登場人物

  • 加納百合 (かのう ゆり) 演 – 福原遥
    • 現代の高校3年生(原作では中学生)。親や学校に不満を抱えて家を飛び出し、1945年の戦時中の日本にタイムスリップします。そこで出会った特攻隊員・彰に惹かれていきます。福原遥さんは、百合の混乱しながらも必死に状況を理解しようとする自然な表情や、透明感のある演技が高く評価されています。
  • 佐久間彰 (さくま あきら) 演 – 水上恒司
    • 21歳の特攻隊員。百合を優しく助け、自分の使命と恋心の間で葛藤する若者です。水上恒司さんは、彰の心の揺れを繊細に演じ、優しい笑顔と死と向き合う厳しい表情の落差が印象的で、多くの観客の涙を誘いました。
  • ツル 演 – 松坂慶子
    • 鶴屋食堂の女将。特攻隊員たちにとって母のような存在で、百合を温かく受け入れ、住み込みで働くよう勧めます。
  • 石丸 (いしまる) 演 – 伊藤健太郎
    • 彰と同じ部隊に所属する親友で、明るく隊のムードメーカー的存在。伊藤健太郎さんは、明るさの中にある切なさを表現し、その熱演はスタッフを涙させたと言われています。
  • 千代 (ちよ) 演 – 出口夏希
    • 基地で勤労奉仕をしている少女で、百合の友人となります。出口夏希さんは、短い出番ながらも、一途な恋心や戦争中の若者としての不安を丁寧に表現し、強い印象を残しました。

その他、少年兵の板倉を嶋﨑斗亜さん、特攻隊員の寺岡を上川周作さん、加藤を小野塚勇人さんが演じています。

あらすじ

ネタバレを避けつつ…

現代の高校生・加納百合(福原遥)は、母親との口論の末、家を飛び出し、裏山の防空壕跡で一夜を過ごします。翌朝目覚めると、そこはなじみのない景色が広がる1945年、戦時中の日本でした。途方に暮れる百合を助けたのは、通りかかった特攻隊員の佐久間彰(水上恒司)でした。

彰は百合を鶴屋食堂に連れて行き、女将のツル(松坂慶子)に紹介します。百合はそこで住み込みで働くことになり、彰や他の特攻隊員たちと交流を深めていきます。彼らは百合を大切に扱い、百合もまた、彰の優しさや誠実さに惹かれていきます。しかし、特攻隊員である彰には、いつ命を懸けて戦地へ飛ぶかわからない運命が迫っていました。

そんな過酷な時代の中で、百合は彰と共に過ごす中で、命の尊さや平和の重要性を強く感じていきます。彰たち特攻隊員に出撃命令が下された日、百合は彰に生きて帰ってほしいと懇願しますが、彼の決意を翻すことはできませんでした。出撃の直前、彰は百合に何かを投げ、百合はそれを受け取ります。

原作小説との7つの違い

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』と原作の同名小説とはいくつかの違いがあります。

登場人物の年齢や設定、物語の描写などです。映画版では、これらの設定を変更することで、より幅広い視聴者に響くように調整されています。

以下に主な違い7点をリスト形式でまとめますね。

  • 主人公・加納百合の年齢と学年
    • 映画版では、高校3年生の18歳に変更されています。この変更により、百合の行動や恋愛の描き方により大人らしいリアルさが出たと言われています。
    • 原作小説では、百合は中学2年生の14歳として描かれています。
  • 主人公・加納百合の性格描写
    • 映画版の百合は、より穏やかで落ち着いた人物として描かれています。
    • 原作小説の百合は、衝動的で感情をストレートにぶつける描写が多いです。
  • 百合の母親の人物設定
    • 映画版では、母親は少し穏やかで寄り添う母親像に変更されており、夫は溺れる子供を助けて亡くなったという映画オリジナルの設定が加えられています。
    • 原作小説では、百合の母親はかなり厳しくヒステリックな人物として描かれ、夫については描かれておらず、百合は父親が誰か知らない設定です。
  • 佐久間彰の人物描写(性格・雰囲気)
    • 映画版では、21歳の特攻隊員としての使命感がより強く打ち出されています
    • 原作小説では、彰は大学生で哲学を学ぶ穏やかな青年という雰囲気が強く出ています。
  • 彰が特攻機に乗る際の百合の花の扱い
    • 映画版では、彰は百合の花を投げずに、胸元に抱いて特攻機に乗っています
    • 原作小説では、彰は百合に百合の花を投げて別れを告げます。
  • 百合が現代に帰還した後の決意・目標
    • 映画版では、彰の思いを胸に教師を志して大学進学を決意するという具体的な目標が示されています。
    • 原作小説では、百合は彰への思いを胸に「あなたたちが命を懸けて守った未来を私は精一杯生きます」と静かに誓います。
  • 特攻隊員・板倉のその後の人生
    • 映画版では、現代の社会科見学で訪れる施設にて、板倉が特攻を免れて車椅子の妻・多恵とともに暮らし、2013年に86歳で亡くなったことが展示されています
    • 原作小説では、板倉が特攻隊から逃げて故郷に帰る描写はありますが、その後の具体的な人生については明示されていません

原作も映画同様、すばらしい作品です。一読をお勧めします。

また、原作小説は、聴く読書 Audibleでも配信されています。Audibleのサブスクユーザーなら、いますぐ原作を楽しめます。まだの方は、ぜひ、30日間の無料体験をご利用ください。無料体験中、いつでも解約ができます。

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観る人の心を揺さぶる3つの「感動の秘密」

映画『あの花』の4つ目の感動の秘密は、福山雅治さんの主題歌ではないでしょうか…。

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さて、次は映画『あの花』3つの感動の秘密について…。

時を超えた「純粋な愛の物語」が胸を打つから

映画『あの花』は、現代の女子高生・百合と、戦時中の特攻隊員・彰の時空を超えた切ない恋の物語が描かれます。過酷な時代の中、二人の間に育まれる「切なくもひたむきな恋」は、多くの観客の共感を呼び、感情移入を深める要素となっています。

福原遥さんと水上恒司さんの自然なやりとりは、「演技を超えたリアルさがある」と評されており、観る人の胸を打ちます。

生と死、そして「今を生きる」メッセージが深く響くから

映画は、単なるラブストーリーにとどまらず、戦争という厳しい時代背景の中で、登場人物たちが命の尊さ、平和の重要性、そして「今を精一杯生きる」ことの価値を問いかける普遍的なテーマを描いています。

原作者の汐見夏衛さんは、中学生の頃に訪れた知覧特攻平和会館での衝撃が作品構想のきっかけであり、若い世代に戦争の現実と「今を生きる」意味を伝える思いで執筆したと語っています。

百合が現代に戻った後の変化を通して描かれる「大切な人との絆の受け継がれ方」も感動を呼ぶポイントです。

豪華キャスト陣の「魂を込めた演技」が没入感を高めるから

福原遥さん演じる主人公・加納百合は、現代の女子高生としての透明感と、戦時中の過酷な現実と向き合う強さを両立させています。百合が彰に「生きて帰ってほしい」と懇願するシーンでの、福原さんの震える声や涙は、「まるで自分のことのように感じた」という声が多数寄せられました。

水上恒司さん演じる佐久間彰は、特攻隊員としての決意と、百合への恋心に揺れ動く繊細な心の動きを表現しています。彼の穏やかな中にある強い意志と、死と向き合う悲しみをにじませた表情は、観客に深い共感を呼び起こしました。

また、鶴屋食堂の女将・ツル役の松坂慶子さん、彰の親友・石丸役の伊藤健太郎さん、勤労学生・千代役の出口夏希さんなど、脇を固める実力派俳優たちの存在感も際立っています。彼らの魂を込めた演技が、物語の世界観をより豊かにし、観客の感情移入を深めています。

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映画『あの花が咲く丘で』はこんな人におすすめ!

観るのをお薦めするのはこんな方たち…。

深い感動を求めている人

「号泣必至」と評されるほど感情移入できる作品であり、日常で心を揺さぶられる体験を求めている人に最適です。観客からは「涙が止まらない」「心に響く」といった声が多数寄せられています。

戦争の時代を「身近な視点」で知りたい若者

原作者の汐見夏衛さんが「現代の子どもたちが戦争を自分ごととして捉えるきっかけに」という思いで執筆した作品であるため、特に若い世代にとって、歴史を学び、平和を考える貴重な機会となるでしょう。

心温まる純愛ストーリーが好きな人

現代の女子高生と特攻隊員の青年の切ない恋の行方が描かれており、切ないながらも希望を感じさせる恋愛描写が丁寧に描かれています。純粋な愛の物語に心を奪われたい人に響く作品です。

美しい映像と音楽で作品世界に浸りたい人

静岡県袋井市の「可睡ゆりの園」をはじめとする美しいロケ地や、福山雅治さんが担当した主題歌「想望」が、物語の感動を一層深めています。映像と音響、俳優の表情が重なり合い、大きなスクリーンで観ることで感情の揺れに胸を打たれるはずです。

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映画『あの花が咲く丘で』の物語は、まだ終わらない?

みんな気になる続編情報について…。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、その感動的な物語で多くのファンを魅了し、「二人のその後」を気にしている声が多数寄せられています。

原作の続編について

実は、原作小説には公式の続編小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another』が存在します。この小説は、前作の物語を補完する内容であり、百合と彰のその後にフォーカスしています。百合が現代に戻った後の日々や、彰との「想いの再会」が描かれており、「今をどう生きるか」「大切な人との絆はどう受け継がれるのか」というメッセージが改めて問いかけられます。

なお、こちらのAnother版も、本編同様に聴く読書 Audibleで配信されています。いますぐ聴くことができます!

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原作者、汐見夏衛氏について

原作者の汐見夏衛氏は、「『あの花』を書き終えた後、『あの花』だけでは終われないと思い、翌日からこの続編を書き始めた」と振り返り、「『あの花』から『あの星』までがひとつの物語だと思っている」と語っています。これにより、作品世界がさらに広がり、百合と彰の物語の全体像を見届けることができるでしょう。

映画の続編について

そして、映画版の続編『あの星が降る丘で、君にまた出会いたい。』が2026年に公開されることが決定しました。この発表は2025年8月8日に東京国際フォーラムで開催されたシネマコンサート&トークショーでサプライズとして行われ、約4600人のファンが大歓声をあげました。

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映画『あの花が咲く丘で』に関する、よくあるQ&A

映画『あの花が咲く丘で』に関する、よくあるQ&Aをまとめました…。

Q1: 映画の興行収入はどのくらいでしたか?

A1: 映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、公開から約2ヶ月後の2024年2月11日時点で興行収入40億円を突破し、最終的に令和6年度末で45.4億円を記録する大ヒットとなりました。

Q2: 原作小説と映画版で、主人公の百合の設定に違いはありますか?

A2: いくつか違いがあります。原作では百合は中学2年生の設定ですが、映画版では高校3年生(18歳)に変更されています。この変更により、百合の行動や恋愛の描き方に大人らしいリアルさが増したと評価されています。また、映画版の百合は原作に比べて穏やかで落ち着いた人物像として描かれており、母親の性格設定も異なります。

Q3: 映画の主題歌は誰が担当していますか?

A3: 主題歌は、福山雅治さんの「想望」です。この楽曲は映画のために書き下ろされ、観客の感動を一層深める重要な要素となっています。

Q4: ロケ地はどこですか?

A4: 映画の撮影は静岡県、千葉県、茨城県など各地で行われました。特に、彰が百合を連れて行く「白百合の花が咲く丘」のシーンは、静岡県袋井市の可睡ゆりの園で撮影されました(実際のロケ地では黄色い百合でしたが、VFXにより白い百合に変更されています)。百合のタイムスリップの鍵となる防空壕は千葉県茂原市の木生坊隧道で、1945年の街のセットは茨城県行方市旧私立北浦三育中学校跡地で組まれました。

Q5: 映画の原作者は、なぜこの作品を書いたのですか?

A5: 原作者の汐見夏衛さんは、ご自身が中学生の時に社会科見学で訪れた鹿児島県の知覧特攻平和会館での衝撃と感情が、この作品を構想するきっかけとなったと語っています。現代の若者に戦争を「自分ごと」として捉え、平和の尊さや「今を生きる」ことの大切さを伝えることを願って執筆されました。

Q6: 伊藤健太郎さん演じる石丸は、どのような役どころですか?

A6: 伊藤健太郎さん演じる石丸智志は、主人公・彰と同じ部隊に所属する親友で、年齢は21歳。明るく、隊のムードメーカー的存在です。高知出身で歌うことが好きですが、音痴というお茶目な一面も持ち合わせています。その底抜けの明るさの裏に隠された切なさや、死に向かう恐怖を表現する難しい役どころを伊藤さんが熱演し、観客の涙を誘いました。

Q7: 『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は実話に基づいていますか?

A7: 本作は実話に基づいた物語ではありません。しかし、原作者の汐見夏衛さんが、鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れた際の衝撃や、高校教員時代に若者が戦争を知らない現状に直面した経験が、作品執筆の大きなインスピレーションとなっています。作中には「特攻の母」と呼ばれる鳥濱トメをモデルにした人物も登場するなど、当時の史実を背景にしたフィクションとして描かれています。

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まとめ

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、現代の女子高生と特攻隊員の切ない時空を超えた恋物語を軸に、戦争の悲惨さ、命の尊さ、そして「今を精一杯生きる」ことの重要性を深く問いかける作品です。福原遥さん、水上恒司さんをはじめとする豪華キャスト陣の魂を込めた演技と、心に響く主題歌が融合し、多くの観客が涙するほどの深い感動を呼び起こしました。

本記事で紹介した「感動の秘密」や「観るべき理由」を通して、この映画が単なる恋愛物語にとどまらない、普遍的なメッセージを持つ傑作であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ぜひ配信で、この忘れられない物語を体験し、あなたの心にも温かい感動を刻んでください。

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