大相撲秋場所(9月場所)は、大の里の2場所ぶり2回目の幕内最高優勝で幕を閉じました。
両大関、琴櫻&豊昇龍を破っての13勝2敗。
場所後、大の里の新大関昇進も確実です。
そうそう、元大関・貴景勝の引退など、個人的には残念なこともいくつかありました。
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さて、この記事では、恒例ですが、来場所(九州場所)の幕内番付予想をさせていただきます。
合わせて、九州場所に期待する3つのことを書かせていただきます。
来場所・九州場所(11月場所)の幕内番付予想
筆者 TOPIOによる、九州場所の幕内番付予想は次の通りです。
- 幕内は貴景勝の引退を含め、枠が4つ空くと予想。
- 入幕力士については、千代翔馬、時疾風、獅司までが確定で、残り1枠を十両優勝の尊富士と予想しました。獅司は新入幕、千代翔馬・時疾風、尊富士は再入幕となります。
来場所(9月場所)、3つの期待
怪我人続出&手薄になった大関陣、さらに新横綱の芽も見えてこない…。
大相撲界は、たくさんの課題・問題を抱えています。
そんななか、勝手にいろいろと期待させていただきますが、その前に、9月場所の辛口な振り返りを。
9月場所の振り返り…
筆者 TOPIOが9月場所を見ていて、大いに不安というか問題だと思い至ったことが2つあります。
- 体躯の大型化&ガチンコ相撲で、重篤な怪我を追う力士が多くなっているが、その防止策とケアが十分にできる制度設計と実行が急務。現体制ではそれを克服できるとは思えない
- 次元の違う2人の力士、大の里と尊富士が今後の大相撲界をひっぱる兆候が見えてきたが、比較して、「他の力士が弱すぎる問題」は、現状の部屋制のもとで克服できるとは思えない
以上の2点について、ここでは具体的かつ詳細に語ることはしません。
勝手に、筆者 TOPIOが思い違いしているだけだろう…と思われてもいいです。
ところで…
NHKの相撲解説を聞いていて、部屋を持つ親方たちのあまりに浅薄なものいいに呆れているのは私だけでしょうか。
今の大相撲の危機を感じていないどころか、眼の前のことがらを些事と思っており、それらを従来の根性論で乗り切ろうとしている。
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さて…
いちファンとしても大好きな大の里が2場所ぶり2度目の優勝を果たしたことはとても嬉しい。
また、尊富士。
優勝した場所で怪我を負って、あわや幕下までの陥落必至かというところで、今場所、他を圧倒しての十両優勝。
この2関取の活躍は、とても素敵なことですが…。
逆に言えば、大の里の優勝を許した幕内力士たちが物足りなさすぎる。
手負いだった尊富士の優勝を許した十両力士も物足りなさすぎる。
このような「残念な状況」を個々人の力士の問題と捉えるのが、おそらく旧来型の親方たちなのかもしれません。
筆者 TOPIOは、従来の部屋制の大相撲体系そのものに問題があると考えるべきだと思うのです。
繰り返しますが、詳しくは書きません。
以上、簡単ですが、勝手な振り返りです。
九州場所、3つの期待
前述の振り返りを勘案して、まずは大きく何に期待するべきかを考えました。
それは、前述した「振り返り」で書いた問題の改革につながる「何か」が、九州場所に芽吹いてもらいたいということです。
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それをより具体的に言い換えると、例えば…
「他の力士は置いてきぼりになって結構」なので、大の里と尊富士が圧倒的に強くなることです。
さらに具体的には、「2025年には大尊時代が到来することへの期待」の萌芽が九州場所でさらに大きくなること。
一方、玉鷲他、高年齢であっても幕内で活躍する関取たちには、「怪我防止&ケア」のヒントが山盛りだと思うのです。
そういう観点から、玉鷲・宝富士などのベテラン力士たちのさらなる活躍を期待したい。
本音としては、玉鷲の3回目の幕内優勝も内心、大いに期待しています!
以上を踏まえて…
★以下、年齢は九州場所中の年齢です。
- 大の里(24歳)3度目の幕内優勝!
- 尊富士(25歳)、千秋楽・相星での優勝決定戦!
- 場所中に40歳となる玉鷲を含めベテラン関取が活躍!
- ベテラン関取の大活躍:玉鷲(40歳)、宝富士(37歳)、佐田の海(37歳)
- 王鵬(24歳)含め若手幕内関取たちが大活躍!
- 琴勝峰(25歳)、平戸海(24歳)、王鵬(24歳)、阿武剋(24歳)、熱海富士(22歳)
大の里と尊富士の優勝争い
以下、多くのファンが考えているだろう「漫画のような展開」を「期待」として書きますね。
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これは、尊富士が九州場所で幕内復帰するということが前提です。
さて、そうなった場合、尊富士は幕尻。
なので、10日目くらいまでに、面白いように白星を重ねます。
一方、大の里の9月場所優勝は単なる勢いではないのです。
歴然とした実力差、なので、九州場所においても「大の里白星街道」が再現されます。
終盤、尊富士には上位戦が組まれます。
おバカな相撲協会は、早々に「大の里 vs 尊富士」を組んでしまうかもしれませんが、まあいいでしょう。
大の里にとっても、尊富士にとっても全勝街道を突っ走るのは、いくらなんでも大変すぎる。
なので、千秋楽までにはそれぞれ1敗くらいはするでしょう。
2人は、14勝1敗の相星で本割を終え、千秋楽の優勝決定戦という流れになります。
これ、現段階で、大の里と尊富士が他の力士と圧倒的な実力差があることを考えると、かなり可能性の高い期待です。
で、優勝決定戦の結果まで占ってしまいますが、大の里が3度目の優勝です。
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そして、妄想は続きます…2025年初場所。
大の里が連続優勝をして、場所後に横綱昇進。
同初場所でも尊富士が優勝次点となって、関脇昇進、尊富士にとって「大関昇進レース」スタート。
併せて、初場所をもって横綱・照ノ富士引退。
照ノ富士、そのときまでに年寄株を取得できているかは微妙ですが、その場合でも、照ノ富士としての5年間の親方活動スタート。
ここまでが「典型的な漫画展開」ですが、アメリカでの大谷翔平の漫画展開を目の当たりにすると、大相撲界でもあり得ると思ってしまいます。
なので、ちょっと無茶だけど、かなり本気な期待を書いてみました。
ベテラン軍団の大活躍!
若手の力士にとって、彼らベテラン軍団の生き様(日常の生活&稽古など)は鑑です。
具体的には、九州場所においては、次のベテラン関取を応援しています。
玉鷲(40歳)、宝富士(37歳)、佐田の海(37歳)。
そして、さらに具体的な期待としては、九州場所中に40歳となる玉鷲の3度目の賜杯。
九州場所幕内最高優勝、本命・大の里、対抗・尊富士、大穴・玉鷲…みたいな感じです。
この3関取に次ぐベテラン軍団の候補者たち、高安(34歳)、遠藤(33歳)、北勝富士(32歳)、正代(32歳)の活躍も、ひそやかに期待しています。
若手よ、いろんな意味で壁を壊せ!
玉鷲や佐田の海、宝富士といった老練な関取が活躍するのも大好きです。
ところで、組織は人の流動が大切です。
新しい力がどんどん入ってくる、それで組織は活性します。
ここへ来て、若い(25歳以下)素敵な関取が増えてきました。
琴勝峰(25歳)、平戸海(24歳)、王鵬(24歳)、阿武剋(24歳)、熱海富士(22歳)
彼らに期待するのは、将来の大関以上としての活躍です。
9月場所ですが、王鵬以外はの4関取は負け越してしまいました。
しかし、なんらかのきっかけを掴んで急激に伸びる逸材ばかり。
2025年の3月場所くらいまでには、ここにあげた全関取が三役で活躍していてほしいですね。
この5人の若き関取全員が、そのきっかけを九州場所で掴んでくれることを期待しています。
みんな、9月場所で壁を壊せ!
番外、4つ目(白熊頑張れ!)
まったく個人的な期待ですが、9月場所新入幕で負け越してしまった二所ノ関部屋・白熊(25歳)。
九州場所は、十両で二度目の優勝を果たして、2025年初場所には再入幕することを期待しています。
白熊は9月場所で大きく負け越してしまいましたが、白星を勝ち取った取組では、将来、三役で活躍するくらいの力強さがありました。
大の里と稽古を重ねて、その持てるポテンシャルを全開放してほしいです。
まとめ
恒例の来場所(九州場所)の幕内番付予想(TOPIO版)です。
合わせて、九州場所、3つの期待(+1ね)も書かせていただきました。
全力士のみなさん、9月場所、お疲れ様でした。
そして、九州場所も頑張ってください。大いに楽しませてください。
九州場所もワクワクするような展開を期待しています!
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追記
千秋楽、大の里は阿炎に負けてしまいました。
あの阿炎の取り口は予想できたのかもしれません。
要するに、大の里には、まだまだ伸びしろがあるということ。
来場所も楽しみです!
追記2
審判部が満場一致で「場所後の臨時理事会の開催」を理事長に要請しました。
これで、大の里の大関昇進は、「ほぼほぼ確実」から「ほぼ確実」になりました♪
追伸3
理事長に要請された臨時理事会開催ですが、理事長が受諾しました。
これで、大の里の大関昇進は、「ほぼ確実」から「ほぼ確定!」になりました♪♪