岡田准一さん主演のNetflixドラマ『イクサガミ』が2025年11月13日に配信スタート。
米国時間が基準なので、日本の配信は同日の17時。
筆者 taoは、原作4巻を3回通読し、聞く読書・Audibleでも3回聞き直した。最終巻の『イクサガミ 神』は通算5回も聞きました。それほど「イクサガミ」好きの筆者が、さっそく全話見て、原作との違いなどをまとめました。
まず結論ですが、「見るべし」です。そして併せて、Audibleの「30日間無料体験」を利用してでも、「全巻聞くべし」です(^_^)/
【この記事でわかること】
- 主な登場人物の名前・演者・役柄
- 全体的なストーリー(ネタバレあり)
- 原作とドラマの大きな違い
ドラマ『イクサガミ』の記事としては、筆者 taoが運営する別ブログにて、本記事とは違った切り口の記事も書いています。

ところで…
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ドラマ全話を見ての結論
原作とドラマは、ある意味、別物ですね。ストーリー展開が、大小様々な部分で違いがあります。
原作と比べて、ドラマが良いとか悪いとかの話ではありません。エンタメとしての切り口が違うのです。
原作を何回も読んで、何回も繰り返し聞いた筆者 taoは、原作も楽しめたし、同時に、ドラマも楽しめました。
まずは、その「原作も、ドラマも楽しかった」ことをお伝えし、以下は、原作に沿ってのイクサガミについてまとめた上で、ラストのほうで、主な違いを綴ります。
また、明日以降、そのラストの主な違いを中心に、リライト・追記していきます。
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ちなみに、筆者 taoは、岡田准一さんの大ファンです。作品としては『ファブル』シリーズが大好き。
ドラマ『イクサガミ』では、岡田准一さんのアクションを堪能させていただきました!
原作ベース:イクサガミってどんな物語?
一言でいうと「3つの殺し合い(デスゲーム)が錯綜する物語」です。
物語は昭和11年、戊辰の駅から10年、西南の役の翌年。「廃刀令」が施行されて2年。
三つ巴のバトル
- 蠱毒(こどく)の戦い
- 賞金10万円(当時の警察官の給料で2000年分!)を目当てに集まった292人がバトル。細かいルールが決められています。
- 参加者はスタート時点で1点の木札を与えられ、京都天龍寺をスタートし、まずは東京を目指します。東京に着いたあとの展開は参加者には明かされていません。
- 東京に着くまでは、途中いつかの関所が設定されていて、その関所毎に通過の点数(木札の合計点数)がなければ通過できません。
- つまり、道中、手段を選ばずに必要な木札を奪い合います。
- 京八流(きょうはちりゅう)継承の戦い
- 一子相伝の武技「京八流」の継承者同士のバトル。
- 主人公・嵯峨愁二郎(さが しゅうじろう / 岡田准一)は、義兄弟たち8人と山奥で修行を重ねます。
- ある日、義兄弟たちは育ての親である師匠から、『義兄弟たちで戦え。そして、最後に残ったものに「京八流」を継承する』と告げられます。
- 愁二郎は自ら逃げることで、この義兄弟同士のバトルを避けました。
- 結果、残った義兄弟たちが受けた境遇は大変なものでした。彼らは逃げた愁二郎を憎み、殺そうとまで思うようになります。
- 期せずして、愁二郎含む義兄弟5人が蠱毒に参加し、彼らの間にバトルが勃発…。
- 朧流(おぼろりゅう)との戦い
- 京八流継承を実行・機能させるために組織された朧流とのバトル。
- 朧流の継承者・岡部幻刀斎(おかべ げんとうさい / 阿部寛)は、愁二郎が継承戦いから逃げたことで、継承自体が履行できなかったと判断。8人の継承者候補並びに彼らの家族をことごとく抹殺することを誓います。
- そして、京八流継承者たちの蠱毒参加を嗅ぎとった幻刀斎は、自らも参加し、愁二郎たち5人の義兄弟たちの抹殺を始めます。
蠱毒のルール
これについては、筆者 taoが書いた『イクサガミ』に関する記事から抜粋します。
引用元:Netflix『イクサガミ』のキャスト・あらすじと「原作との違い」は?VODマニアが24のFAQで徹底解説!【岡田准一主演|11月13日配信】
- 目 的 地:
- 参加者は、めいめいに東京を目指す。
- 関 所:
- 道中、必ず七つの関所(1. 天龍寺の総門、2. 東海道の伊勢国関、3. 三河国池鯉鮒、4. 遠江国浜松、5. 駿河国島田、6. 相模国箱根、7. 武蔵国品川)を通過しなければならない。
- 点 数:
- 各関所を通過するには、関所毎に定められた点数が必要。
- 点数は参加者に配られる木札で示され、1枚1点。点数を稼ぐ手段は、他者から奪うことのみ。
- それぞれの関所の必要点数は、天竜寺の総門 2点(理論上、最大通過人数は146人)、東海道の伊勢国関 3点(同 97人)、三河国池鯉鮒 5点(同 58人)、遠江国浜松 10点(同 29人)、駿河国島田 15点(同 19人)、相模国箱根 20点(同 14人)、武蔵国品川 30点(同 9人)。
- 守秘義務:
- このゲームのルールを部外者に漏らしてはならない。
- 期 限:
- 1ヶ月後の6月5日までに東京に到着しなければならない。
- 離脱禁止:
- 途中離脱は許されない。首から下げた木札を外すことも離脱と見なされる。
- 罰 則:
- 一つでも掟を破った者には、主催者から相応の処罰が下される。
このルールによると、最後の関所・武蔵国品川を通過するのに必要な点数は30点。スタート時点で292人にそれぞれ1点の木札が配られました。つまり、場には292点あるわけです。
これより、東京に到達できる人数は最大で、9人(9 × 30 = 270)ということになります。
極端に点数の多い者がいれば、当然、東京到達者は、9人より、ぐっと少なくなるということです。
原作ベース:イクサガミの主な登場人物(ネタバレあり)
↑↑↑この動画、マジ面白いです、素敵です。
次に、イクサガミの主な登場人物を一覧で確認しましょう。
京八流の義兄弟たち(うち、5人が参加)
彼ら8人に血のつながりはありません。師匠(宇崎竜童)が孤児を集め、育てました。育て始めた順番で長男、次男としたので、必ずしも年齢順ではなさそうです。
- 赤池 一貫(あかいけ いっかん)
- 義兄弟の長男。
- 奥義「北辰(ほくしん) 」を受け継ぐ。
- 相手の次の動きを読み、攻撃を予測する能力。
- 蠱毒開催時ですでに故人。
- 「北辰」は愁二郎が受け継ぐ。
- 嵯峨 愁二郎(さが しゅうじろう / 岡田准一)
- 義兄弟の二男。
- 奥義「武曲(ぶきょく)」を受け継ぐ。
- 舞うようにしなやかな足技と斬撃を融合させた、攻防一体の体術。
- 蠱毒参加時点で、一貫の北辰を引き継いでいる。
- 継承戦から逃げたあとは、「人斬り刻舟(こくしゅう)」と言われるほどの刺客として活躍した。
- 祇園 三助(ぎおん さんすけ / 遠藤雄弥)
- 義兄弟の三男。
- 奥義「禄存(ろくぞん)」を受け継ぐ。
- 遠くの微かな音も聞き取る超人的な聴覚と、自らの足音を完全に消し去る隠密能力。
- 化野 四蔵(あだしの しくら / 早乙女太一)
- 義兄弟の四男。
- 奥義「破軍(はぐん)」を受け継ぐ。
- 相手の武器そのものを破壊することに特化した技。
- 蠱毒参加時点で、風五郎の巨門と七弥の廉貞を引き継いでいる。
- 壬生 風五郎(みぶ ふうごろう)
- 義兄弟の五男。
- 奥義「巨門(こもん)」を受け継ぐ。
- 全身の筋肉を鋼のように硬化させ、あらゆる攻撃を防ぐ防御系の奥義。
- 蠱毒開催以前に幻刀斎に殺された。
- 「巨門」は四蔵が引き継ぐ。
- 蹴上 甚六(けあげ じんろく / 岡崎体育)
- 義兄弟の六男。
- 奥義「貪狼(とんろう)」を受け継ぐ。
- 八つの奥義のうち、唯一能力が不明の謎多き技。
- 烏丸 七弥(からすまる しちや)
- 義兄弟の七男。
- 奥義「廉貞(れんじょう)」を受け継ぐ。
- 特殊な呼吸法により、一時的に身体能力を飛躍的に向上させる自己強化の技。
- 蠱毒開催以前に、家族もろとも幻刀斎に殺された。
- 「廉貞」は四蔵が引き継ぐ。
- 衣笠 彩八(きぬがさ いろは / 清原果耶)
- 義兄弟の長女で、末っ子。
- 奥義「文曲(ぶんきょく)」を受け継ぐ。
- 放った斬撃の軌道を途中で自在に変化させる、防御不能の攻撃。
京八流義兄弟5人以外の主な蠱毒参加者
「演者不明」とある人物は、ドラマに登場するかどうかも、現段階では不明。
- 愁二郎と共に行動をする者たち
- 香月 双葉(かつき ふたば / 藤﨑ゆみあ)
- 蠱毒参加者最年少で、かつ最弱。若干12歳の少女。
- 柘植 響陣(つげ きょうじん / 東出昌大)
- 元忍者で、蠱毒開始早々に愁二郎と同盟を組むことを目論んでおり、それを実行。
- 狭山 進之介(さやま しんのすけ / 城桧吏)
- 原作では「進次郎」。愁二郎らに捕縛され、後に仲間となる。
- 蠱毒参加者のなかでは、双葉に次ぐ最弱者。
- 香月 双葉(かつき ふたば / 藤﨑ゆみあ)
- 愁二郎たちを折に触れて助ける参加者たち
- 菊臣 右京(きくおみ うきょう / 玉木宏)
- 総髪美形で、六尺の大男。
- 正々堂々とした剣の達人。
- カムイコチャ(染谷将太)
- アイヌの民で弓の達人。
- ギルバート(演者不明)
- イギリス軍人で怪力。
- 秋津 楓(演者不明)
- 菊臣 右京(きくおみ うきょう / 玉木宏)
- 愁二郎たちの明らかな敵
- 貫地谷 無骨(かんじや ぶこつ / 伊藤英明)
- 人斬り刻舟こと愁二郎を殺すことに生きがいを感じている鬼畜。
- 岡部 幻刀斎(おかべ げんとうさい / 阿部寛)
- 愁二郎たち京八流継承者全員の抹殺を誓う怪物。
- 天明 刀弥(てんみょう とうや / 演者不明)
- 終盤まで愁二郎たちがその存在すら知らなかった正体不明の武術の達人。
- 立花 雷蔵(たちばな らいぞう / 一ノ瀬ワタル)
- 原作にはいないキャラクターで、剛力を発揮。
- 貫地谷 無骨(かんじや ぶこつ / 伊藤英明)
- その他
- 安藤 神兵衛(あんどう じんべえ / 山田孝之)
- 警察官で蠱毒を止めるべく潜入。
- 蠱毒開始直前に殺されてしまいます…。
- スターの無駄遣いでは?
- 安藤 神兵衛(あんどう じんべえ / 山田孝之)
蠱毒を企画、運営する者たち(及び関係者)
- 川路 利良(かわじ としよし / 濱田岳)
- 明確な目的を持って、蠱毒開催を目論んだ中心人物。
- 警察のトップで、内務卿・大久保利通の信頼が篤い人物。
- だが、蠱毒と並行して、大久保殺害を実行。
- 永瀬 心平(ながせ しんぺい / 中島歩)
- 大久保利通の秘書。
- 原作には登場しないキャラクター。
- 槐(えんじゅ / 二宮和也)
- 蠱毒の運営責任者、ゲームマスター。
- 総勢167人のいわゆる「木偏」の者たちを統率するリーダー。
- 橡(つるばみ / 演者不明)
- 蠱毒運営者で、愁二郎に木札を確認する者。
- 最終盤、自らの意思で重要な働きをする。
- 櫻(さくら / 渕上泰歴)
- 蠱毒の運営者。
- 桐野利秋。別名、人斬り半次郎こと、中村半次郎。
- 大久保を襲い、暗殺に貢献。
- 三菱の榊原、住友の諸沢、三井の神保、安田の近山(演者不明)
- 川路の蠱毒を資金的に支える者たち。
- 演者は、榎木 孝明(えのき たかあき)、酒向 芳(さこう よし)、松尾 論(まつお さとる)、矢柴 俊博(やしば としひろ)の4氏だが、誰がどの役なのかは不明。
政府要人たち、その他
- 大久保 利通(おおくぼ としみち / 井浦新)
- 政府要人のトップ内務卿。
- 愁二郎とは面識がある。
- 川路の画策で暗殺される。
- 前島 密(まえじま ひそか / 田中哲司)
- 大久保利通の信頼篤い人物。
愁二郎とは面識がある。 - 日本の郵便制度を作り上げた。
- 大久保利通の信頼篤い人物。
- 伊藤博文(いとう ひろぶみ / 演者不明)
- 大久保亡き後の臨時の内務卿。
- 嵯峨 志乃(さが しの / 吉岡里帆)
- 愁二郎の妻で現役の医者。
- 息子の十也(とうや)とともにコレラに罹患。
原作ベース:東京にたどり着いた者たちとその後
これについては、あえてこの記事では書きません。
次の記事で詳細なネタバレ満載で書いていますので、今、ご興味がある方については、ご覧ください。

ドラマが原作と違う部分(あるいは言っておきたいこと)
以下、言っておきたいこと、及び、ドラマが原作と違う部分について、アトランダムに記述します。
なお、明日以降、もう少し整理して、かつ、リライト・追記する予定です。
戦神(イクサガミ)を考える!?
『イクサガミ』の主題は「戦神」。そして、「戦神」とは何かを読み手(あるいは観る者)に考えさせる物語です。
原作『イクサガミ』は全4巻からなる大作です。
- 第1巻 イクサガミ 天(てん)
- 第2巻 イクサガミ 地(ち)
- 第3巻 イクサガミ 人(じん)
- 第4巻 イクサガミ 神(じん)
そして、「戦神」なる文言は、第4巻にしか登場しません。ちなみに「イクサガミ」という文言は、どの巻の本文にも登場しません。
その第4巻の「戦神」も、「第4章 紅の舞」「第12章 戦神」だけに出てきます。
「第4章 紅の舞」は、愁二郎が受け継いだ京八流(きょうはちりゅう)のことではなく、幻刀斎が育った朧流(おぼろりゅう)の話のなかに「戦神」が出てきます。
さらに、「第12章 戦神」は、章の表題がまさに「戦神」ですが、そこには「戦神」のなんたるかは語られていません。ちなみに、ネタバレですが、第12章は、謎の人物・天明刀弥と愁二郎の戦いです。愁二郎最後の戦いです。
「戦神」、誰を守り、誰のために、どうして戦うのか…。そして、それぞれの矜恃がある?
これが『イクサガミ』です。今村翔吾氏のやり方なわけです。読者に考えることを委ねているのです。
物語冒頭から大きな違いが!
ドラマ『イクサガミ』の展開は、冒頭から原作と違っています。
原作では、蠱毒の物語からスタートし、愁二郎がそれに参加し、そこで双葉に出会い、蠱毒が始まります。
一方、ドラマは戊辰戦争あたりでしょうか、愁二郎が人斬り刻舟(こくしゅう)という刺客として恐れられていた頃の話からスタート。戦いの場で大将の首を切り取り、それを手にする刻舟。かちどきをあげますが、そこから場面は暗転。敵味方関係なく、刻舟を含めた彼らに大砲、縦断が襲います。逃げ惑う刻舟。その後、刻舟は刀を捨て、妻子を持ち暮らすようになりますが、今でも、あの戦いがトラウマになっています。そして、コロリに罹患した妻と娘を救うために、大切にしまってあった刀を手に取り、それを売りに出かけます。
愁二郎がトラウマになった戦い。あれが、世の中の戦いの転機だったのです。それから約10年して、廃刀令が施行されますが、すでに、10年前に、刀を命とする刺客の運命は尽きていたのです。
『イクサガミ』のテーマ「戦神」を考え、感じる上では、原作よりもドラマのほうが優れている・・・筆者 taoはそう感じました。
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ところで、ドラマ冒頭の長いワンカットの戦いのシーンはしびれますね。
一方、原作の「京都天龍寺に集まった蠱毒の参加者たち」のシーンも、かなりリアルに想像できて素敵です。
その他の違いをアトランダムで
随時、下記はリライト・追記していきます。
- 今回配信の全6話のドラマでは、物語は完結していません。
- 7つある関所のうち、ようやく3つ目・三河国池鯉鮒(ちりゅう)に到着。まだ東京まで先が長いし、「東京から物語の終わりまで」は、原作第4巻「イクサガミ 神」の展開となりますの。
- つまり、今回の全6話の人気が全く無いということでない限り、シーズン2が予想されます。
- ドラマの主人公・愁二郎は、人斬り刻舟時代の戦いがトラウマになっている。
- 当初、戦いにも臆する状況です。つまり、原作とはかなり描き方が違います。
- ドラマの双葉ですが、原作の12歳設定ではありません。
- 原作では双葉は12歳となっています。一方、ドラマで双葉を演じる藤崎ゆみあさんは17歳。流石に12歳という設定で演じるのは無理だろうと思っていましたが、ドラマでは年齢のことには一切触れず。
- 進之介(原作では進次郎)が愁二郎たちと合流する展開は、原作とは全く違う展開となっています。
- 合流する発端は同じですが、展開が大きく違います。
- 愁二郎たちと柘植 響陣との出会いも、かなりショートカットです。
- ドラマと原作では、響陣の人柄などの描き方も違いが目立ちます(善し悪しじゃないです)。
- 大久保利通、暗殺の時期が、ドラマと原作では違います。
- ドラマは、蠱毒参加者が天龍寺総門を含め3つ目の関所あたりに来たところで、大久保が暗殺されます。暗殺者は、櫻(中村半次郎)です。一方、原作では第2巻『イクサガミ 地』の最終章、蠱毒参加者が浜松あたりに来たところで、暗殺されます。やはり中村半次郎に襲われますが、直接暗殺の手を下したのは違う者たちです。
- 蠱毒に関して、財閥の関わり方の展開も異なります。
- ドラマでは、財閥はお金だけでない関わり方をしています。一方、原作では主に資金援助となっています。
- 蠱毒の裏には、川路がいるようだということが早々に前島密に分かってしまいます。
- ドラマでは、大久保利通も前島の報告を受けて疑念を持つものの、裏切るはずはないと思っています。一方、原作では、前島に川路のよからぬ動きが露見するのは、大分あとになってからです。
- 貫地谷 無骨の死がドラマでは早い。
- 原作では、第3巻「イクサガミ 人」のラスト、東京に向かう汽車での戦いで、愁二郎に破れ絶命。
- 原作では、双葉がいる意味をいろんな形で描いていますが、ドラマはその描き方が弱い。
- ドラマでは、第5話ラストのほうで、ようやく双葉がいる意味を愁二郎が語るという感じです。
これ以外にも、ドラマと原作の違いは大小まだまだあります。
要するに物語展開にフォーカスしてしまうと、別物と思ったほうがいいでしょう。
違っているから良いとか悪いとかというつもりはありません。
時代劇アクションとして見たとき、原作とは全く違う迫力、面白さがドラマにはあります。これは原作では無理です。
筆者 taoは、原作もドラマも両方とも、テイストとしては大好きです。
シーズン2はあるか?
ドラマ『イクサガミ』を通しで見た感じでは、ドラマが「原作ラストの随分前」で終わっているので、シーズン2があるかも・・・と思いました。
しかし、面白さとしては冒頭に書いた通り、別物。なので、これはこれで終わりでいいのかもとも思っています。
ただし、最終話(第六話)の終わり方と、最後の「第一章 完」の文字から、次を期待してもいいのかなと、ちょっぴり思いました。
まとめ
筆者 taoは、11月13日17時と同時に見ました。
最初、最終話(第6話)から見ました。ドラマが原作のどこまでを描いているかが一番気になっていまいたので。
結果、今回の全6話では、物語全体の4分の1も描ききっていないかもという印象を受けました。
また、ドラマと原作では大小いろいろな違いがあるため、別物として楽しんだほうが良いとも感じました。
一晩寝て、明日、じっくり追記・リライトしていきます。


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