最強の殺し屋女子コンビ、ちさと(演・髙石あかり)とまひろ(演・伊澤彩織)の日常と死闘を描き、熱狂的なファンを生み出している「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ。
映画第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』もも2024年9月に公開され、その勢いはとどまるところを知りません。
「最新作の次はどうなるの?」「これまでの話を整理したい!」そんなあなたの疑問に答えるべく、この記事ではドラマを含めたシリーズ全4作品を徹底解説。
これを読めば、”ベビわる”の世界がもっと面白くなること間違いなしです!
ところで…
「ベイビーわるきゅーれ」の「わるきゅーれ」とは次のような意味です。
「ベイビーわるきゅーれ」における「ワルキューレ」は、北欧神話に登場する戦乙女(いくさおとめ)ワルキューレから取られています。映画では、社会不適合者の殺し屋の少女たちが、社会に馴染むために奮闘する姿を描いており、その主人公たちが「ワルキューレ」という名前を冠しているのは、彼女たちが「戦場で死ぬ者を運び、戦士を導く」というワルキューレのイメージと重なる部分があるためです。
引用元:AI検索結果
- 気になる続編(映画第4弾など)に関する最新情報
- 映画とドラマ、シリーズ全4作品の公開順と物語の時系列
- 各作品のあらすじ・見どころと、シリーズ全体の繋がり
映画『ベイビーわるきゅーれ』(2021)を振り返る
まずは、原点にして至高!初主演映画『ベイビーわるきゅーれ』の紹介から。
作品概要
2021年7月30日に公開された映画『ベイビーわるきゅーれ』は、社会に馴染めない女子高生殺し屋コンビの杉本ちさと(演・髙石あかり)と、深川まひろ(演・伊澤彩織)の日常と激しいアクションを描き、カルト的な人気を獲得したシリーズの記念すべき第1作です。
阪元裕吾が監督・脚本を、髙石あかりと伊澤彩織がW主演を務めました。
- KYONO「STAY GLOW feat.TAKUMA(10-FEET)」
- Prime Video、U-NEXT、Netflix
- 3.9点(5点満点)
主な登場人物
- 杉本ちさと(髙石あかり):
- 天真爛漫でコミュ力抜群の殺し屋。しかし、内には短気で暴力的な面を秘めており、動かない家電を殴りつけたり、バイト先で暴力衝動を解放してクビになることもありました。殺しの実力は高く、銃を突きつけられた状態から瞬時に奪い取って二人を射殺できるほどです(^_^;)
- 深川まひろ(伊澤彩織):
- 人見知りだが戦闘スキルは最強クラスの殺し屋。いつもオドオドしており、声も聞き取りづらく話も苦手ないわゆる「コミュ障」です(>_<)
- 浜岡一平(本宮泰風):
- 残忍なヤクザで、息子のかずきと娘のひまりを使って、違法ビジネスに手を染めている。
- 浜岡ひまり(秋谷百音):
- ヤクザ浜岡の娘で、本作一番の大ボス。
- 浜岡かずき(うえきやサトシ):
- ヤクザ浜岡の息子で、妹に勢いで負けてる。
あらすじ
高校卒業を機に、組織の方針で二人暮らしをしながら表向きは社会人として生活を送ることになったちさととまひろ。
もともと二人で殺しの依頼をこなしてきましたが、社会人になるにあたって、組織からアルバイトをしろと命令されてしまいます。そして、殺しとは全く別の意味で、アルバイトや人付き合いといった社会の壁にぶつかる日々を送ります。
コミュニケーションが苦手なまひろ(伊澤彩織)に対し、ちさと(髙石あかり)は持ち前の明るさで社会人をこなしてしまい、二人の間に険悪な空気が流れることもありました。
そんな中、残忍なヤクザの浜岡親子との抗争に巻き込まれていきます。
作品の見どころ3つ
- リアルな空気感の”ゆるい”日常パート:
- 殺し屋という非日常の設定でありながら、10代の女の子としての日常にしっかりと焦点を当て、そのほのぼのとした様子が描かれています。
- ちさととまひろの絶妙な距離感と掛け合い:
- 映画公開時のレビューでは「殺し屋の話なのにほのぼの見れるのがいい」「セリフがナチュラルで心地よい」と評されました。
- 伊澤彩織のスタントなしの超本格近接格闘術:
- アクション監督の園村健介氏に全て任せられたアクションシーンでは、伊澤彩織(本職はスタントパフォーマー)さん自身のキレの良い動きに加え、半分以上がアドリブで構成されています。
映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(2023)を振り返る
敵もアクションもスケールアップ!
作品概要
2023年3月24日に公開された『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、前作のヒットを受け、予算もアクションも大幅にパワーアップした待望の続編です。阪元裕吾が監督・脚本を、園村健介がアクション監督を務めました。
- 新しい学校のリーダーズ「じゃないんだよ」
- Prime Video、U-NEXT、Netflix
- 4.0点(5点満点)
主な登場人物
- ちさと(髙石あかり)&まひろ(伊澤彩織):
- 殺し屋稼業を続ける二人。ちさと (髙石あかり) は賭け将棋にハマりますが全く才能がなく、なけなしのバイト代を勝手につぎ込んだことで、まひろ (伊澤彩織) に激怒される場面もありました。まひろはギャンブル禁止の約束を破ったちさとに激怒し、着ぐるみ姿で殴り合うも、愚行を犯す彼女を見捨てない友情を見せます。
- 神村ゆうり(丞威)、まこと(濱田龍臣):
- 殺し屋協会アルバイトの凄腕兄弟。序盤は実力がさほどでもないように見えますが、終盤ではまひろと互角以上に渡り合うほど成長を見せます。
- ゲスト出演?
- 新しい学校のリーダーズ(主題歌担当だけど、本編でも登場)
あらすじ
殺し屋稼業を続ける二人ですが、協会からはコンビとしての評価の低さを指摘され、ちさとは「このままではコンビ解散」という悪夢にうなされる日々。借金を負ってしまった二人はアルバイトをするも上手くいかず、さらに稼いだお金をちさとがギャンブルで使ってしまう始末。そんな険悪なムードの中、殺し屋界の超エリート兄弟である神村兄弟から命を狙われることになります。
作品の見どころ3つ
- さらに磨きのかかった二人のコンビネーション・アクション:
- 映画レビューでは「前作よりもアクション要素マシマシでかなり良かった」と評されています。とくにラスト部分でのまひろ (伊澤彩織) のアクションシーンは秀逸です。やられっぷりも凄い。さすが、スタントパフォーマーです!
- 個性的で魅力的な敵キャラクターの登場:
- 神村兄弟について「今回の男2人組もすごく良い」「敵が魅力的で良いね」といった声が寄せられました。彼らの物語も掘り下げられ、多層的な魅力を加えています。
- 前作以上にエモーショナルに描かれる二人の絆:
- 映画レビューでは「ちさととまひろの絆がどんどん深まって、お互いが唯一無二の存在になっている姿に胸が打たれると思う」という感想も寄せられています。
映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』(2024)を振り返る
シリーズ最新作!
作品概要
2024年9月27日に公開された『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の舞台は宮崎県。二人の過去にも踏み込むシリーズ第3弾です。阪元裕吾が監督・脚本を、園村健介がアクション監督を務めました。
- 女王蜂「狂詩曲」
- U-NEXT(レンタル)
- 4.3点(5点満点)
主な登場人物
- ちさと(髙石あかり)&まひろ(伊澤彩織):
- 宮崎へ社員旅行(という名の出張)にやってきた殺し屋コンビ。
- 冬村かえで(池松壮亮):
- 協会に所属していない野良の殺し屋。150人殺し達成を目指す一匹狼。脚本では悲壮感に満ちた性格でしたが、池松壮亮さんのアドリブにより、真面目に殺し屋鍛錬ノートを付けたり、弁当のお箸がなくて泣いたりする妙に人間臭い愛嬌があるキャラになりました。
- 入鹿みなみ(前田敦子):
- 殺し屋協会に属する殺し屋。ちさと&まひろにとっては先輩殺し屋。ちさとと入鹿みなみの口喧嘩は面白いと評価されており、今どきの二人に対して昔っぽい微妙に噛み合わない雰囲気を提供しました。
- 七瀬演(大谷主水):
- 殺し屋協会に属する殺し屋でみなみの相棒。
あらすじ
宮崎で早々にミッションをこなし、バカンス気分を満喫していたちさととまひろ。ちさとは今日がまひろの誕生日であることに気づきますが、次の殺しの予定が入っているためプレゼントを用意する時間がない焦りを隠します。簡単な仕事のため宮崎県庁に向かいますが、そこで謎の男、一匹狼の殺し屋・冬村かえでに出くわします。彼との出会いをきっかけに、ちさととまひろは殺し屋として、そしてコンビとしての在り方を問われることになります。
作品の見どころ3つ
- 宮崎の開放的なロケーションを活かしたアクション:
- 阪元裕吾監督は、宮崎でしか撮れないものを目指したと語っており、観光映画のような要素も取り入れられました。宮崎県庁舎でのアクションは必見です。とくに、伊澤彩織さんと池松壮亮さんのアクションは素敵すぎます。
- 二人の内面や過去に深く迫るドラマティックな展開:
- まひろの葛藤や、それに対してちさとがより彼女に深く接しようとする物語が構築され、これまでのシリーズ以上にハードな内容となりました。
- 今後のシリーズに繋がりそうな重要な伏線の数々:
- レビューでは「最強の敵かえでが池松さんということで、アクションシーンどうなるんだろうと思っていたら、いやいや凄過ぎませんか?」と評されており、池松壮亮さんの狂気的な演技が話題になりました。
ドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』(2024)を振り返る
“ゆるさ”の真骨頂!
作品概要
2024年9月5日から11月21日まで放送されたドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』は、映画第1作の前日譚を描く、全12話のショートドラマシリーズです。髙石あかりと伊澤彩織が引き続き主演を務め、テレビ東京初のアクションドラマとなりました。
- オープニング:syudou「あいきるゆぅ」
- エンディング:Tele「包帯」
- Prime Video(レンタル)、U-NEXT
- 4.3点(5点満点)
主な登場人物
- ちさと(髙石あかり):
- 殺し屋協会からの「ジョブローテーション制度」により営業部『オフィス向日葵』に配属となり、慣れない営業職に悪戦苦闘します。過去作品で負ったと思われる古傷が痛む様子も見せました。
- まひろ(伊澤彩織):
- ちさとと一時的にバディを解消し、監査部の日野彰(柄本時生)の下に赴任させられます。コミュ障のまひろと日野の間で、お互いコミュ障ながらもじゃれ合うほどに打ち解け、親睦が深まる様子が描かれます。
- 須佐野(飛永翼):
- ちさととまひろの担当マネージャー。
- 田坂守(水石亜飛夢)
- 死体処理業者。
- 宮内茉奈(中井友望)
- 死体処理業者。
あらすじ
殺しの任務の合間に、宅配の誤配で揉めたり、YouTubeの企画を考えたり、些細なことで喧嘩したりと、映画では描ききれなかった二人の何気ない日常を切り取った物語です。また、殺し屋協会の内部事情や、ちさととまひろに課される「ジョブローテーション制度」を通して、二人が「殺し屋」という職業に改めて向き合う姿も描かれました。
作品の見どころ3つ
- 時系列は映画1作目の直前!シリーズ入門にも最適:
- 映画で描かれなかった二人の過去や日常が詳細に描かれるため、シリーズを初めて見る人にもおすすめです。
- ファンにはたまらない、本編に繋がる小ネタの数々:
- 映画につながる細かな設定や人間関係が描かれており、映画シリーズのファンも楽しめる仕掛けが満載です。
- ひたすら愛おしい、ちさととまひろの”てぇてぇ”日常:
- 視聴者からは「映画よりは、全体的にまったりした感じでゆるーく楽しめた」「終盤の展開は感動もの」といった声が寄せられています。ちさとがパワハラに耐えかねて涙を流すシーンは「あまりにもリアルで、こちら側まで胸が締め付けられる思いでした」と評されました。
【続編は?】髙石あかりと伊澤彩織の魅力がシリーズを加速させる!
それでは気になる続編について…
気になる続編の最新情報
2025年8月現在、映画第4弾やドラマの続編に関する公式発表はまだありません。しかし、阪元裕吾監督や主演の二人はインタビュー等で続編への意欲を語っており、シリーズの熱狂的な人気を考えれば、今後の展開は十分に期待できるでしょう。
髙石あかりさんと伊澤彩織さんの魅力
本シリーズは、髙石あかりさんの観る者を惹きつける天性のチャーミングさと、元スタントウーマンである伊澤彩織さんの”本物”のアクション、この二人の化学反応なくしては語れません。
髙石あかりさんの魅力
髙石あかりさんは、「呼吸するように自然な演技」や「憑依型」と称される没入的な演技スタイルが批評家から高く評価されています。アクション未経験でありながら厳しいトレーニングを重ね、役柄の身体能力を完全にマスターしました。彼女の「コメディエンヌセンス」や「変顔なんて一級品」と評される豊かな表現力も特筆すべき点です。また、「常にイメージを覆したい」「役者としての幅を広げたい」というプロ意識を持ち、役の生い立ちや性格、背景まで意識して演じる深い役への愛情も持ち合わせています。これらの才能と努力が、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに、2892人の応募者の中から満場一致で抜擢された理由の一つであり、彼女が3度目の挑戦で掴んだ大役でした。さらに、第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞も受賞しています。 また、現場での「謙虚さ」や「純粋さ」といった人柄も高く評価されており、マネージャーからの「俳優である前に人として謙虚であることが大事」という教えが深く身についているエピソードも、彼女が多方面からオファーが絶えない存在である理由の一つとされています。 近年では、日曜劇場『御上先生』の千木良遥役、ドラマ『アポロの歌』で渡ひろみ役、Netflixシリーズ『グラスハート』で櫻井ユキノ役、そして映画『ゴーストキラー』では初の単独主演を務める。映画『遺書、公開。』では「激しい二面性を持つ女子生徒役」で「怪演ぶりが話題」となりました。このように、作品ごとに全く異なる顔を見せる彼女の高い演技力が、多方面からのオファーに繋がっています。
伊澤彩織さんの魅力
伊澤彩織さんは、2017年8月公開映画の『RE:BORN』研修生オーディションに合格し、アクショントレーニングを始めます。その後、アクションの道に進むことを決意。「ベイビーわるきゅーる」シリーズでは、卓越した格闘スキルとスタントなしのアクションで、作品にリアリティと迫力を与えています。
二人の異なる個性が見事に融合し、作品に唯一無二の魅力を与えています。
今後の展開を大胆予想
『ナイスデイズ』で示唆された伏線や、未だ謎に包まれた殺し屋協会の全貌などから、今後の続編で描かれそうなテーマを考察します。
- 二人の過去編?:
- ちさととまひろの出会いや、なぜ殺し屋になったのかといった過去が深掘りされる可能性が考えられます。
- 殺し屋協会の闇:
- 『エブリデイ!』で垣間見えた協会の内部構造や「風林火山」プロジェクトの全貌、そして「粛清さん」の存在など、組織の裏側がさらに描かれるかもしれません。
- 海外マフィアとの対決?:
- シリーズが進むにつれて敵のスケールが拡大しており、国内外の強大な組織との大規模な戦いが展開される可能性も考えられます。 これらの大胆な予想により、読者の皆様の今後のシリーズへの期待をさらに高めることができるでしょう。
まとめ
今回は、大人気「ベイビーわるきゅーれ」シリーズの続編情報と、これまでの全4作品のあらすじや時系列を徹底解説しました。
映画3作とドラマ1作、それぞれに違った魅力がありますが、時系列で観ることで、ちさととまひろというキャラクターへの愛着がより一層深まります。
今後の続編に関する正式な発表が待ち遠しいですが、その人気と熱量から、新たな物語が紡がれる可能性は非常に高いでしょう。最新情報に期待しつつ、まずはこれまでのシリーズを各動画配信サービスなどで見返してみてはいかがでしょうか。二人の”ゆるくて、ハード”な毎日が、あなたを虜にすること間違いなしです!
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