『アバランチ』ドラマの相関図まとめ!キャストと役どころ完全ガイド【ネタバレあり】

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2021年10月期、カンテレ・フジテレビ系の「月曜夜10時枠の連続ドラマ」として放送された『アバランチ』。綾野剛さん主演のドラマは、その過激かつ痛快なストーリーと、謎に包まれたアウトロー集団の活躍で大きな話題を呼びました。

この作品は、政治家や官僚、大企業といった富と権力を持った「強者」だけではなく、一般市民にまで蔓延するモラルハザード(倫理の欠如)が叫ばれる令和の日本を舞台にしています。

物語を深く読み解くためには、主人公・羽生誠一(はぶせいいち)をはじめとする個性的なアバランチのメンバーたちと、彼らが立ち向かう巨悪との間に存在する、複雑に絡み合った人間関係を理解することが不可欠です。

この記事では、主要キャストの役どころや、敵味方が入り乱れる相関を詳しく解説し、「ドラマを、より深く楽しむためのガイド」を提供します。

この記事でわかること
  • ドラマ『アバランチ』の登場人物とその複雑な関係性を知ることができます。
  • 綾野剛さん、福士蒼汰さん、木村佳乃さんら主要キャストの役どころを把握できます。
  • アバランチを軸とした人間関係が理解できます。
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目次

『アバランチ』とは?

最初に、あらすじと見どころをサクッと解説しますね。

ドラマ『アバランチ』は、謎に包まれた集団「アバランチ」(英語で雪崩の意)の活躍を描いた劇場型ピカレスク・エンターテインメント(★コラム1参照)です。

主演は綾野剛さん。そして、映画『新聞記者』や『ヤクザと家族 The Family』で知られる藤井道人監督がチーフ演出家(総合演出)として参加し、映画のような世界観を作り上げています。全10話。

本記事公開日現在、ドラマ『アバランチ』は、Prime Video、Netflix、U-NEXTなどで配信中です。

コラム1:ピカレスク・エンターテインメントとは?

「ピカレスク・エンターテインメント」とは、悪役やならず者集団を主人公に据え、彼らの痛快な活躍を描く物語ジャンル。

  • 悪役・ならず者が主人公:
    • 物語の主役は、社会の規範や常識から外れた人物や集団です。
  • 痛快な活躍:
    • 主人公たちが、不正を暴いたり、巨悪を成敗したりする「痛快な」活躍を描きます。
  • 正義感への訴求:
    • 社会の「強者」や一般市民のモラルハザードを背景に、視聴者の正義感に訴えかける要素が含まれます。
  • 「劇場型」という表現:
    • 映画のような大規模な演出や展開を意識したドラマ作品によく使われます。

社会派サスペンスの核心に迫る!舞台と物語構造

この物語の舞台は、富と権力によって悪事が隠蔽されてしまう令和の日本です。アバランチは、警察や政府が手を付けられない闇に対し、過激かつ痛快な制裁を独自の方法で加え、その悪事をインターネット上の動画チャンネルにアップロードして世間に晒します。

つまり、物語の根幹は、「国家権力を我がものにしようとする内閣官房副長官・大山健吾(渡部篤郎)が仕組んだ偽装テロ事件」に対抗しようとする主人公・羽生誠一らアバランチのメンバーの戦いの記録です。

ドラマを楽しむための予備知識まとめ

『アバランチ』は、2021年10月18日から12月20日まで、全10話が放送されました。

特に第5話は、アバランチ誕生の秘密を描いた「エピソードゼロ」として、第1部を完結させました。

第6話からは「第2部・戦争編」に突入し、アバランチと大山の間で互いの正義が衝突する壮絶な戦いが描かれました。

主題歌はUVERworldが担当し、第1部(第1話〜第5話)には「AVALANCHE」、そして第2部(第6話〜最終話)には、ライブでのみ披露されていた未音源化の楽曲「EN」があらたに起用されました。

各話毎のプチネタバレありなあらすじ

まずは、第1話から第5話まで。これが第一部。残りの5話については、随時追記します。

Epsode 1:雪崩

上司を殴って左遷された西城(福士蒼汰)は、警視庁特別犯罪対策室に左遷され、室長の山守(木村佳乃)に挨拶。早々、仕事で運転を任される。到着した先には、山守の別の顔が。建物外で待つように命じられた西城だが、建物内に入り、山守の秘密に触れてしまう。そして、西城は、なし崩しに「アバランチ」に関わることとなった。もちろん、まだメンバーになったという意識は無いが、経済界の重鎮・六車(板尾創路)が起こした誘拐事件調査に関わった。この六車は、内閣副官房長官・大山(渡部篤郎)と近しい人物だった。そして、西城は、六車の悪行が「アバランチ」の手で、全世界に暴露された様を経験する。

Episode 2:正体

山守(木村佳乃)は「アバランチ」メンバーに、次の指示を出す。それは、半年前にビルから転落死した女性・夏川についての調査だった。その背景には、カンボジアのODA絡みで、黒田外務副大臣(嶋田久作)が30億円を横領した事件に関するものだった。実は、夏川は「アバランチ」メンバー、牧原(千葉雄大)の実姉だった。そして、またも、黒だ外務副大臣は大山(渡部篤郎)と近しい人物だった。そして、「アバランチ」は黒田外務副大臣の所業を全世界に暴露した。

Episode 3:ヒーロー

「アバランチ」に対する山守の次の指示は、政財界が活用するという高級会員制サロン「悠源館」の経営者、黄月蘭子(国生さゆり)についての調査だった。黄月は芸能プロダクションも経営していて、その女性タレントたちの何名かが謎の死を遂げていた。この調査のために明石(高橋メアリージュン)がタレント志望の女性として潜入をする。

Episode 4:仲間

黄月のもとに潜入した明石だが、彼女の親友の死が黄月の「悠源館」での出来事に起因していて、明石にとっては復讐戦でもあった。そして、黄月も、内閣副官房長官・大山(渡部篤郎)と関係の強い人物だった。しかし、最終的に、黄月は大山に見限られ、明石の親友と同じ道を辿る。

Episode 0:夜明け

5話目だが、時系列的には、「アバランチ」設立に関わる話なので、Episode 0。羽生(綾野剛)が遭遇した爆破事件、そして、羽生と山守の関係性が明らかにされる。山守のリクルート第一号が羽生だった。そして、テロ事件の背景もおぼろげながらに見えてきた。そこには大山(渡部篤郎)の関与があったようだ…。

Episode 5:正義

羽生らが死傷した爆破事件、その時の爆破スイッチを押した男、アルベルト・ガルシア(フェルナンデス直行)が日本に戻ってきた。羽生が考案警察官でテロ事件に遭遇したときの公安部長だった戸倉(手塚とおる)は、現在、警視庁刑事部長になっている。そして、戸倉はあの爆破事件に関わっていた。戸倉はアルベルト・ガルシアの来日を知り、彼を抹殺する指示を出した。それに西城の父、神奈川県警刑事部長・西城(飯田基祐)が関わっていることがわかった。それを知った西城(福士蒼汰)は苦悩する…。結果、アルベルト・ガルシアは拉致されて殺された…。

Episode 6:戦争

羽生は、直接、警視庁刑事部長・戸倉と対峙することを決意、戸倉を呼び出す。しかし、待ち合わせの場所はすでに極東リサーチが万全の体制で待ち受けていた。対峙する戸倉と羽生。戸倉は極東リサーチから受け取ったサイレンサー銃を羽生につきつける。しかし、銃で撃たれたのは戸倉だった。これを機に、「アバランチ」は警視庁刑事部長を射殺したテロ集団になってしまう。羽生は、首相拉致を実行。羽生は、首相に経緯を話すが…。大山は羽生たちの上をいく作戦を展開する。

Episode 7:真相

随時、追記します。

Episode 8:崩壊

随時、追記します。

Episode FINAL:尊厳

随時、追記します。

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アバランチ登場人物の全体像と組織構成を把握しよう

正体不明の正義集団の謎…。

アバランチチームとは?

アバランチとは、英語で「雪崩」を意味し、常識外れな方法で悪を暴くアウトローの義賊集団です。

彼らの行動は法を無視することもありますが、その真の目的は、世の中の不正やモラルハザード(倫理の欠如)に対し、国民の正義感に訴えかけ、大きな「雪崩」を起こすことにありました。

組織のメンバーは、いずれも警察や公的な組織に所属していた、あるいは深い関わりを持つ「訳ありのくせ者」たちによって構成されています。

各メンバーのバックボーンと目的【ネタバレなし解説】

主要なアバランチのメンバー(6名)は以下の通りです。

役名 / 俳優名役どころ(バックボーン)主な目的/役割
羽生 誠一
はぶ せいいち
綾野 剛
元警視庁公安部外事三課の刑事。3年前の偽装テロ事件で同僚を失い、心に傷を負う。アバランチの中心人物。近接格闘技の達人であり、実行部隊の主力。
山守 美智代
やまもり みちよ
木村 佳乃
警視庁特別犯罪対策企画室の室長。元内閣情報調査室(内調)のエリートだが左遷された。アバランチのリーダー。組織を立ち上げた人物。冷静な判断力を担う。
西城 英輔
さいじょう えいすけ
福士 蒼汰
元捜査一課の警察官。不正を隠蔽しようとした上司を殴り左遷。父親は神奈川県警の刑事部長。不祥事で山守の部下となった。成り行きでアバランチに参加。葛藤しながら成長する。
牧原 大志
まきはら たいし
千葉 雄大
天才ハッカー兼トレーダー。幼い頃両親を亡くし、唯一の肉親だった姉の不審死の真相を追っている。ハッキング技術を駆使した情報収集や遠隔サポートを担当。
明石 リナ
あかし りな
高橋 メアリージュン
元自衛隊の特殊工作部隊「コヨーテ」所属レンジャー。巨悪によって破滅させられた親友の復讐が目的。潜入捜査や格闘術に優れる。
打本 鉄治
うちもと てつじ
田中 要次
元警視庁爆発物処理班。メンバー最年長で、愛称は「ウチさん」。曲がったことが大嫌いな熱い男。おもちゃの修理が得意。
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【ネタバレありな相関】アバランチ主要人物と関係性

主人公・羽生誠一(綾野剛)の立ち位置と役割

羽生誠一は、3年前のテロ事件が偽装だったことを知り、その真相を告げた山守に誘われアバランチに参加しました。

彼は自責の念を抱えながらも、自らの正義を胸に巨悪に立ち向かう「令和の新たなヒーロー像」を体現しています。

彼の存在は、組織にとって不可欠な「熱狂の力」の源であり、最終局面では、自らをテロ事件の容疑者として指名手配される状況に追い込まれながらも、総理大臣に真実を伝えるという重要な役割を果たしました。

西城英輔(福士蒼汰)は敵か味方か?成長と葛藤

西城英輔は、捜査一課から「特別犯罪対策企画室」に左遷された後、成り行きで、羽生らアバランチのメンバーと行動を共にすることになります。

当初は常識外れの集団に戸惑いを感じていましたが、彼らが掲げる真の正義に触れるうちに、自らもアバランチの一員となることを決意。

彼の父親(西城尚也)が神奈川県警の刑事部長でありながら、裏で極東リサーチに武器を横流しする不正に関わっていたという事実は、西城にとって大きな葛藤を生みます。しかし、最終的には父の不正を告発することで、アバランチ側の逆転の鍵を握る重要な存在へと成長しました。

山守美智代(木村佳乃)と上層部との複雑な関係

アバランチのリーダーである山守美智代は、元公安部で羽生の元上司であった藤田高志の婚約者でした。

彼女は内閣情報調査室(内調)に所属するエリートでしたが、大山健吾(渡部篤郎)が仕組んだ偽装テロ事件の真相を知った後、大山を倒すため自ら左遷を受け入れ、アバランチを組織。

最終回では、一見、大山の指示に従い「降伏宣言」を出すように見せかけますが、これは極東リサーチの目を欺き、最終的な逆転劇を仕掛けるための巧妙な作戦でした。

【画像あり】主要人物相関

【警視庁特別犯罪対策企画室】

  • 山守 美智代 / 木村 佳乃
    • やまもり みちよ
    • 室長、内閣情報調査室から左遷。
    • アバランチのリーダー。
    • 極東リサーチ壊滅が目的?

  • 西城 英輔 / 福士 蒼汰
    • さいじょう えいすけ
    • 捜査一課刑事から、内調に左遷。
    • 父は神奈川県警刑事部長。

【アバランチ】

  • 羽生 誠一 / 綾野 剛
    • はぶ せいいち
    • 元・警視庁公安部外事第三課。
    • 山守の婚約者・藤田と同僚だった。
    • 藤田ら同僚が爆死したテロ事件の解明が当面の目的。

  • 明石リナ / 高橋メアリージュン
    • あかし りな
    • 元自衛隊・特殊工作部隊レンジャー。
    • 自死した親友の復讐が当面の目的。

  • 打本 鉄治 / 田中 要次
    • うちもと てつじ
    • 元警視庁爆発物処理班。

  • 牧原 大志 / 千葉 雄大
    • まきはら たいし
    • ハッカー兼トレーダー。
    • 転落死したとされる姉の事件解明と復習が当面の目的。

【内閣官房】

  • 郷原 栄作 / 利重 剛
    • ごうはら えいさく
    • 総理大臣。

  • 大山 健吾 / 渡部篤郎
    • おおやま けんご
    • 官房副長官、元警視庁警備局長。
    • 日本版CIA創設を目論んでいる。

  • 福本 優美 / 堀田 茜
    • ふくもと ゆみ
    • 大山の秘書、西城とは大学の同窓生。
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【ネタバレあり】敵対キャラ・組織側の人間関係もチェック

自衛隊・公安・政界の黒幕たちを整理

アバランチが戦う巨悪のトップは、内閣官房副長官・大山健吾(渡部篤郎)。元警察庁警備局長であった大山は、日本版CIAの創設という壮大な野望を抱き、その世論誘導のために、羽生らの公安部に犠牲が出ることを承知で偽装テロ事件を自作自演しました。

大山は、秘密裏に「極東リサーチ」という組織を操り、アバランチの活動を妨害します。また、大山は内閣総理大臣の郷原栄作(利重剛)を支える立場にありますが、最終的には郷原総理が羽生の話に耳を傾けたことで失脚に追い込まれました。

渡部篤郎・田中要次ら演じるクセ者の背景

  • 大山健吾 / 渡部篤郎:
    • 大山は、政・財・官のすべてに影響力を持つ、この物語の黒幕。彼は山守美智代を高く評価しており、内閣調査室への復帰を望んでいました。最終回でアバランチの計画に敗北した後も、「ひとまず引くとするよ」という言葉を残し、罪に問われることなく去るという曖昧な結末を迎え、視聴者からは不満の声も上がりました。
  • 藤田高志 / 駿河太郎:
    • 藤田は、3年前のテロ事件で殉職したと思われていた羽生の元同僚であり、山守の元婚約者です。しかし、彼は実は生存しており、大山の思想に共鳴させられ、極東リサーチのメンバーとして暗躍していました。最終話では羽生と再会し、信念の食い違いから羽生を撃ちますが、急所を外すことで仲間を助けようとする複雑な心情が描かれました。
  • 打本鉄治 / 田中要次:
    • アバランチのメンバーである打本(ウチさん)は、曲がったことが大嫌いな元爆弾処理班の熱い男です。第9話で、大山が仕掛けた爆弾テロの罠から市民を救うため、自ら爆弾を抱えてビルの屋上に移動し、犠牲となって爆死。彼の死は、残された仲間たちの行動の原動力となり、最終的には彼が遺した証拠が反撃の鍵となりました。
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【ネタバレあり】「アバランチ」キャスト一覧&役どころ完全ガイド

綾野剛・福士蒼汰・木村佳乃…注目俳優の演技が光る

綾野剛、福士蒼汰、木村佳乃は、アバランチの核となるメンバーです。

役名俳優名役どころの補足情報
羽生誠一綾野剛(39歳設定)格闘技CQCの達人であり、ヘビースモーカー。研ぎ澄まされた感性と探求心で、唯一無二の存在感を放ちました。
山守美智代木村佳乃(45歳設定)内調時代のエリートから一転、左遷された窓際部署の室長としてアバランチを組織する。
西城英輔福士蒼汰(27歳設定)警察幹部である父を持つエリート候補だが、左遷で山守の部下になり、成り行きでアバランチに加わります。

高橋メアリージュン・田中要次ら脇役も要注目

役名俳優名役どころの補足情報
明石リナ高橋メアリージュン(34歳設定)抜群の身体能力を誇る元自衛官で、命を軽んじる者が嫌い。
牧原大志千葉雄大(32歳設定)天才的なハッキング能力を持ち、姉の不審死の真相を求めている。
打本鉄治田中要次(58歳設定)メンバー最年長。おもちゃの病院を営むなど手先が器用で、爆発物処理班の経験がアバランチ活動で生きている。
大山健吾渡部篤郎(特別出演)内閣官房副長官。日本版CIA創設を目指す、物語の黒幕。
桐島雄司山中崇内閣情報調査室のエースとして大山に仕えていましたが、実はアバランチの隠密メンバー。
郷原栄作利重剛内閣総理大臣。大山に見下されている。最終的に国民の声を聞き、大山の更迭を決断。
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ドラマ『アバランチ』に関するFAQ

  • Q1: 『アバランチ』最終回の評価が分かれたのはなぜですか?
    • A1: 最終回は、善悪が一応の決着を迎えたものの、「大山の失脚がスムーズであっけない」「極東リサーチが逮捕されず処遇が曖昧」「一部の登場人物の行動に一貫性がない」といった構成面や演出の甘さに対する不満が多く見られ、賛否が大きく分かれる結果となりました。
  • Q2: 最終話の視聴率はどのくらいでしたか?
    • A2: 最終話(第10話)の視聴率は8.2%(関東地区・世帯・リアルタイム)を記録し、全話の平均視聴率は8.6%でした。
  • Q3: 主題歌「EN」はいつからドラマで使われ始めましたか?
    • A3: UVERworldの楽曲「EN」は、物語が「戦争編」と呼ばれる第2部に突入した、2021年11月22日放送の第6話から新たな主題歌として使用されました。
  • Q4: 主題歌「EN」はもともと音源化されていた曲ですか?
    • A4: いいえ。「EN」はそれまでUVERworldのライブでのみ披露されており、音源化されていませんでしたが、2021年12月22日リリースの11枚目のオリジナルフルアルバムに収録が予定されていました。
  • Q5: 続編『アバランチ2』の放送予定はありますか?
    • A5: 視聴者からは続編への期待が根強くありますが、2025年5月現在、地上波または配信サービスで『アバランチ2』が放送されるという公式な情報は出ていません。
  • Q6: メンバーの打本(ウチさん)はなぜ死亡したのですか?
    • A6: 打本鉄治は、第9話終盤において、大山が仕掛けた爆弾テロに偽装した罠から一般市民や仲間たちを守るため、爆弾を抱えて危険な空間に残り、犠牲となりました。
  • Q7: 主人公の羽生誠一は最終回で本当に死んだのでしょうか?
    • A7: 最終話で極東リサーチの狙撃手に撃たれて重傷を負いましたが、その後病院のベッドから姿を消したと描かれており、生きていたことが示唆されています。山守は「彼の役目はまだ終わっていません」と語っています。
  • Q8: 羽生の上司だった藤田高志が裏切った理由は何ですか?
    • A8: 藤田は3年前の偽装テロ事件で大山に生存を知らされ、犠牲となった4人の命を償うことを大義として、日本版CIA設立のための秘密組織「極東リサーチ」で大山に協力させられていました。
  • Q9: 内調の桐島雄司の真の正体は何だったのですか?
    • A9: 桐島雄司は、大山からアバランチの調査を命じられていましたが、実際は秘密裏に内調に潜入していたアバランチの7人目のメンバーでした。
  • Q10: ドラマタイトル『アバランチ』にはどんな意味が込められていますか?
    • A10: 英語で「雪崩」という意味がメインですが、「雪崩を起こす」というメタファーのほか、サイバー犯罪者が不正サイトを隠すために使うボットネットインフラの名称としても知られており、両方の意味が込められていました。
  • Q11: 最終的に黒幕の大山と極東リサーチはどうなりましたか?
    • A11: 西城の父による不正告発や打本の英雄的な行動がネットと世論に拡散された結果、大山は内閣官房副長官を更迭されました。しかし、大山は「ひとまず引く」と述べて逮捕を免れ、極東リサーチのメンバーも明確な罰を受けなかったため、悪が曖昧に処理された点に不満が残りました。

まとめ(ネタバレあり)

この記事のポイント
  • 『アバランチ』は、綾野剛主演、藤井道人監督の社会派ピカレスク・エンターテインメントです。
  • メンバーは元公安、元内調、元自衛官など「訳あり」のくせ者が集まった義賊集団です。
  • 物語は、内閣官房副長官・大山健吾が仕組んだ偽装テロ事件の真相を巡る戦いが軸です。
  • 最終決着は、メンバーの犠牲と、西城の父の告発、ジャーナリストの報道、そして国民の世論によって、大山を失脚させることで達成されました。
  • 最終回は、羽生の行方や悪の処遇が曖昧に描かれ、続編への期待が残る終わり方となりました。

ドラマ『アバランチ』は、富と権力が支配する現代社会に対し、「正義とは何か」というテーマを深く問いかけた劇場型ピカレスク・エンターテインメントでした。綾野剛さん演じる羽生誠一を筆頭に、元公安や元自衛官、天才ハッカーといった常識外れのアウトロー集団が、国家権力のトップに位置する大山健吾(渡部篤郎)が仕組んだ巨悪との壮絶な「戦争」に挑みました。

物語は、第1部(エピソードゼロ)でアバランチの結成秘話とメンバーの過去を明らかにし、第2部では仲間(打本)の犠牲を乗り越え、世論とマスコミ、そして総理大臣の英断を呼び込むことで、巨大な雪崩を起こし、大山を失脚させるという鮮やかな逆転劇を描きました。

しかし、黒幕である大山や裏組織・極東リサーチの処遇が曖昧に終わり、主人公・羽生も病院から姿を消すという余韻を残すエンディングとなったため、放送終了後も視聴者の間で熱い考察や続編への期待が広がり続けました。

彼らの活動は具体的な団体というよりも、理不尽に立ち向かう「意志」や「姿勢」を象徴する存在であったと言えるでしょう。

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