大相撲秋場所2026(9月場所)の序盤戦5日間が終わり、幕内は4勝1敗が9人と混戦模様。
横綱昇進を目指す大関・霧島と、大関昇進を目指す関脇・熱海富士は、4勝1敗でトップグループにいます。
この記事では、上位6関取にフォーカスをして、序盤5日間の振り返りと、場所前に予想した幕内優勝争いの見通しの変化を書きます。
序盤5日間を終わっての状況
以下、幕内、十両、幕下上位それぞれの序盤5日間を終わっての状況です。
幕内の序盤5日間
幕内の休場者は3人。
- 横 綱・豊昇龍
- 前頭12・若隆景
- 前頭16・若ノ勝
以下、序盤5日間が終わっての幕内の状況です。


トップ争い ➡ 勝敗トップ「4勝1敗」は、9人。
- 上位陣6人の状況
- 上位陣上位陣(小結を除く役力士)のうち4人が「4勝1敗」。
- 横綱昇進を狙う大関・霧島、大関昇進を狙う関脇・熱海富士がともに「4勝1敗」。
- 横綱、大関での再びの活躍を目指す大の里と琴櫻も、ともに「4勝1敗」。
- 小兵の新関脇・藤ノ川が「3勝2敗」と健闘。
- 大関特例復帰を果たし、先場所優勝した安青錦は「3勝2敗」だが、毎回取組直後の挙動(足が痛い?)から、先行き不安。
- 途中休場の可能性(➡ 2度目のカド番)もあるか?
- 来場所の三役の可能性
- 新三役可能性ありは、前頭3・美ノ海。
- 平幕降格可能性ありは、東西小結の伯乃富士と大栄翔。
- 十両降格の可能性
- 十両降格可能性ほぼ確定は、前頭12・若元春と前頭16・若ノ勝。
- 十両降格可能性が大きいのは、前頭17・湘南乃海と前頭11・正代。
以下、個別に上位6人の5日間について。
横綱、大関、関脇の区分で書きますね。
1人横綱の大の里は…
以下、大好きな横綱・大の里だからこそ、辛口に。
- 初日から、大栄翔に勝つも辛勝。毒まんじゅう(引き技)が出てしまったものの、土俵際の跳び芸(?)で命拾い。
- 2日目、3日目と、琴勝峰&琴栄峰兄弟に勝ち、徐々に安定性を見せはじめたが…。
- 4日目、直近6場所で6連勝していた高安にまさかの敗戦。またしても毒まんじゅうで墓穴を掘り、土俵際の跳び芸で横綱らしからぬ様を晒す。
- 5日目は、不戦敗を含め4連敗中、つまり、一度も勝ったことがない天敵・義ノ富士を横綱相撲で圧倒。初勝利。しかし、今場所、義ノ富士は序盤5連敗と大不調。相手が弱すぎて初勝利を得た感は拭えず。
もう、序盤5日間を振り返ると「不安しかない」という感じではあるものの、終わってみればトップの「4勝1敗」。
これから徐々に本割の土俵に慣れるはずということで、復活の幕内優勝を期待しています。
3人の大関は…
4度目の幕内優勝、しかも高いレベルでの優勝で場所後の横綱昇進を狙う大関・霧島。
一方、2024年九州場所の初優勝以来、ふがいない場所が続き、復活を狙う大関・琴櫻。
ともに1敗はしたものの、結果は2人ともに「4勝1敗」。
序盤としては順調な滑り出しです。
しかし、それぞれの1敗のなかに、今後の不安要素もあり、それが問題解決の要素も含むという一面があります。
3日目、霧島は対・高安戦で、立ち合いから突っ張り合うも、足がついていかず引き落とし、つまり、前につんのめる形で負けます。
少し慌てた感がありますが、それが霧島の「ひとつの典型的な負けパターン」ではないでしょうか。
次に琴櫻。
繰り返しますが、終わってみれば序盤「4勝1敗」のトップ並走。
しかし、毒まんじゅうは大の里の比ではありません。
なんと、初日から4日連続の毒まんじゅう発揮。
それでも土俵際で辛勝続き。
しかし、ラッキーがこれほど続く訳もなく…。
5日目の対戦相手は、33歳ではあるものの、このところ安定的に平幕上位に居る、それどころか今場所の成績で来場所の新三役も狙えそうな美ノ海。
そんな強い美ノ海に対し、琴櫻は5日連続の毒まんじゅうで、とうとう黒星です。
連日の毒まんじゅうって何?
琴櫻、あの身体を活かす取り口を、具体的には、最近の熱海富士を見習ってもらいたいものですが…。
毒まんじゅうを封じてにすること・・・これが琴櫻復活の端緒になるはずなのですが…。
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そして、大関のラストは先場所の優勝で特例大関復活を遂げた安青錦。
5日間通して見ると、取組直後の挙動(痛がってる?)から、残り10日間に暗雲漂う感じです。
4日目の対・伯桜鵬戦、5日目の対・豪ノ山戦の連敗。
今場所不調な伯乃富士に押し負けしてしまうのも、大型ダンプカー・豪ノ山の立ち合いに抗せずあっさり土俵を割ってしまうのも、やはり怪我が遠因にあるのではと心配になります。
大好きな安青錦の連続優勝もちょっとだけ期待していましたが、いまは、無事15日間をつとめあげて、勝ち越すことだけを願っています。
2人の関脇は…
今場所の初優勝&場所後の大関昇進を狙う熱海富士。
上位6人のなかでは、ともに1敗はしたものの、大関・霧島同様に圧倒的に安定している力強さがあります。
記事末には書いたのですが、立ち合いだけは好きになれませんが、あのガタイを活かした取り口を千秋楽まで続けられれば、初賜杯の可能性は大でしょう。
繰り返しますが、身体を活かした取組を続けられれば、敵無し状態です。
一方、いきなり関脇で新三役入りした藤ノ川。
持ち前の気性が特徴です。
そして、従前からの引き続きで、勝敗に関係なく、今場所も気持ちの良い取り口を見せてくれます。
序盤は3勝2敗で、2日目に琴栄峰、4日目に琴勝峰と、前頭筆頭兄弟に敗れています。
決して、藤ノ川が弱かったといのではなく、琴勝峰・琴栄峰兄弟が藤ノ川の強さにまさったということです。
残る10番、怪我だけが心配ですが、まずは、今場所で勝ち越しを13日目くらいに果たしてもらいたい。
それが十分に可能だと思わせてくれる序盤5日間の取組でした。
十両の序盤5日間
十両の休場者はいません。
以下、序盤5日間が終わっての十両の状況です。


トップ争い ➡ 勝敗トップ「5勝0敗」は、4人。
- 来場所の入幕の可能性
- 再入幕の可能性あり 十両2・大青山
- 来場所の幕下降格の可能性
- 可能性特定者 なし
幕下上位の序盤5日間
幕下上位(10枚目まで)の休場者は2人。
- 東幕下2・欧勝海
- 西幕下10・白鷹山
以下、序盤5日間が終わっての幕下上位の状況です。


トップ争い ➡ 幕下上位の勝敗トップ「3勝0敗」は、1人。
- 来場所の新十両の可能性
- 現段階での可能性が大きい 旭富士、碇潟
幕内優勝争いの展望
筆者 TOPIOの場所前の幕内最高優勝予想は次の通りです。
- 優勝予想の筆頭 大関・霧 島
- 優勝予想2番手 横綱・大の里
- 優勝予想3番手 関脇・熱海富士
現段階において、終盤まで優勝争いをしそうな関取は、この3人で変わらず。
しかし、予想順位を変更します。
- 優勝予想の筆頭 大関・霧 島
- 優勝予想2番手 関脇・熱海富士
- 優勝予想3番手 横綱・大の里
この3人のなかで序盤5日間で一番不安定さがあったのは大の里。
もしかしたら、中盤5日間のなかで、優勝争いからの脱落も考えられます。
そのような状況のなかで、中盤5日間を終えた段階で、前頭3・美ノ海と前頭6・朝乃山が優勝争いに絡んでいるのではと予想します。
幕内上位6人(小結除く)の6日目の取組
幕内上位6人(小結除く)の6日目の取組状況です。
以下、取組順。
どれも注目したい取組です。
- (東) (西)
- 関脇・熱海富士 vs 前頭1・琴勝峰
- 過去対戦:熱海富士の5勝2敗
- 前頭4・隆の勝 vs 大 関・琴 櫻
- 過去対戦:琴櫻の7勝3敗
- 大 関・霧 島 vs 前頭2・義ノ富士
- 過去対戦:霧島の4勝0敗
- 大 関・安青錦 vs 関 脇・藤ノ川
- 過去対戦:安青錦の2勝0敗
- 横 綱・大の里 vs 前頭3・豪ノ山
- 過去対戦:大の里の6勝2敗
どーでもいい、TOPIOの戯れ言
幕内初優勝&場所後の大関昇進を目指す関脇・熱海富士を含め、伊勢ヶ濱部屋の幕内力士たちの立ち合いは好きになれない(全員じゃないけど)。
単に、個人的な好き嫌いですが、大嫌いです。
立ち合いのタイミングをずらすのも戦術なのでしょう。
立ち合いしっかり手を突かず(スロー再生で何回も確認しましたが、立ち合いの瞬間、微妙に指先をつけてる感じ)、ふらふらして、タイミングを伺う、あの感じ、嫌いです。
とくに、熱海富士。
伯乃富士は一時直りましたが、また元に戻る。
6人いる伊勢ヶ濱部屋の幕内力士のうち、まとも(とTOPIOガ考える)なのは、義ノ富士と寿之富士、それと錦富士かな。
まあ、これも部屋のカラーですか?
今のところ、伊勢ヶ濱部屋で一番注目しているのは、幕下筆頭の旭富士。
序盤で1敗してしまいましたが、今場所も連続での幕下優勝、そして、九州場所での新十両を期待しています。
その旭富士の立ち合いは素敵です。
実は、大好きだった元横綱・照ノ富士が統べる部屋なので、注目しています。
注目しているからこそ、気になる熱海富士たちの立ち合い。


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