兵庫県知事選の大戦犯!?谷口芳紀（相生市長）の経歴深堀り【7期連続無投票？

議会の不信任決議可決で知事職を失職した斎藤元彦氏。今回の兵庫県知事選のはじまりはこれ。しかし、「あのパワハラ前知事・斎藤氏が知事選挙に立候補する！」という異例の展開に、兵庫県民どころか、多くの国民が注目する選挙となりました。

当初、斎藤氏は非難轟々、四面楚歌、全くの劣勢状態です。そんななか選挙前状況予測では、前尼崎市長の稲村和美氏が圧勝というものでしたが…。

選挙戦中に事態はどんどん変わります。結果は、斎藤氏が約14万票の差をつけて復活当選。しかも、投開票が終了した20時には「ゼロ打ち当確」が出たほどの圧勝で幕が閉じます。

この逆転劇、要因はいろいろありますが、巷で囁かれていること、それは「大戦犯は相生市長の谷口芳紀氏」なんだとか。氏の「あの行動」が直接的に兵庫県民の投票行動に大きな影響を与えたのかどうか、定かな検証はどこにもありません。

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さて、そんなこんなで、大注目されている相生市長・谷口芳紀氏について、経歴などを深堀りしてみました。

稲村陣営にとって大戦犯は谷口芳紀？

兵庫県相生市長の谷口芳紀氏。現在7期目ですが、過去6回連続の無投票当選。これだけでもニュースですが、全国的には無名のまま。そんな谷口芳紀氏を全国レベルの有名人にした出来事がコレです。

【悲報】【兵庫県】

稲村和美候補を支持すると表明した22市長。
県庁内で行われた会見で相生市長(谷口芳紀氏)が机を叩く。

机を叩くような首長は辞めなアカンのんちゃうの？百条委員会開かなくて大丈夫そ？
と話題に。 pic.twitter.com/1jC5oN6khr

— きーこ (@hirose_kiKO) November 16, 2024

それでは、「谷口氏の机バンバン」について、このあたりの事情をリアルな描写感のある次の引用で説明してもらいましょう。

稲村陣営の“敗因の1つ”として指摘されていることが――。それは、稲村氏を支持した同県相生市長・谷口芳紀氏（75）の“机叩き”だ。

発端は兵庫県市長会の有志22名が選挙期間中の14日に、稲村氏を支持する異例の声明を出したこと。このうち7名が同日に会見を開いたが、会見に出席した谷口氏の振る舞いが批判を集めたのだ。

谷口氏は「悪いやつを兵庫県から追い出して、新しい風を入れる人は誰や言うたら、稲村や！」と声を荒げ、机をバンッとひと叩き。さらに「私は少なくとも、県知事として資格がないんじゃないかと」と斎藤氏を批判すると、「こう思っておりますわ！」と再び机を叩いた。ヒートアップした谷口氏は「何が悪い！」とまたも机を叩き、「以上です！」と締めくくっていた。

谷口氏が机を叩いた際、背後に座っていた女性の肩がビクッと反応する場面もあった。この様子を収めた映像は瞬く間にXで拡散し、情報番組でも紹介された。いっぽう斎藤氏が再選したことを受けて、Xでは“谷口氏が稲村氏の足を引っ張った”と批判する声が噴出している。

引用元：ライブドアニュース-女性自身

これについてのネット民のリアル評を列挙してみます。

これは、前掲のエックスポストについたリアルな「谷口芳紀評」を、ほぼ上から順番に列挙したもの。前掲のエックスポストから確認できます。また他のポストについての意見としては…

なお、県庁にて稲村和美氏を支持する会見を開いた22人の市長のリストを載せた記事はこちらです。

相生市長・谷口芳紀氏のプロフィール

谷口氏の7回目の選挙戦。それは2024年5月12日に告示。これには、元兵庫県議会議員の小西彦治氏が告示日午前中に届け出るも、同月26日投開票の静岡県藤枝市長選挙に立候補するため、告示日午後に立候補を取りやめ。ちなみに、小西彦治氏は藤枝市長選に落選しました。

結果、谷口氏の7回目の選挙は無投票。当選です。

実は、「谷口氏の7回目は」というのは不正確で正しくは「谷口氏の7回目も」となります。

というのも、初当選を除き、過去2回目から6回目まですべて対抗馬なしの無投票当選だったからです。なので6回連続無投票での市長7期目。

初当選が2000年ですから、すでに25年目に突入。四半世紀に渡り相生市の市長をやっているというベテランなわけです。何がベテランかは定かではありませんが…。

座右の銘は「一道を極める」、なるほど市長歴25年目、座右の銘を実践中というわけです。

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ちなみに、毎日新聞によると「昨年7月には毎日新聞で所得が4127万円とも報じられ、兵庫県市長のなかで最も多かった方」だそうです。どうでもいい情報ですが…。

相生市HPの市長メッセージは…

相生市HPには市長メッセージがあります。

おそらく、市長がご自分で書いた内容ではないのだと推測しますが、このメッセージ、2023年5月1日がラストでその後のメッセージはありません。なるほど、相生市はとても幸せで何も問題がない市なので、敢えて、市長からメッセージを出すまでもないということだと推測します。

ちなみに、ラストメッセージは「新型コロナウイルス感染症について」というものです。明らかなる代筆内容なので、ここには書きません。

それにしても「市長として市民に伝えたいことは無いんかい！」と思ってしまうのは筆者だけでしょうか。

谷口芳紀氏の8期目は？

2024年5月19日投開票の選挙において、見事（？）7選を果たした谷口芳紀氏（75歳）。8期目には79歳となります。

ちなみに、兵庫県の29人の市長のなかでは、淡路市の門泰彦（かどやすひこ）市長と小野市の蓬莱務（ほうらいつとむ）市長が伴に78歳で最高齢となっています。

谷口芳紀氏の8期目は79歳スタートですが、門氏や蓬莱氏の事例があるので、おやりになるかもしれません。ただし、任期中には80歳を超えます。このあたりのところを、ご自身がどう考えるか。

しかし、「狙え7回目の無投票当選」ということで、8期目を狙うということも予想されます。

なんせ、これまで6回も無投票当選ですから、これほど美味しい（？）展開はありません。何がこれほどの無風を許しているのか、いろいろ調べました。残念、全く分かりません…。

谷口氏は「戦犯のそしり」をどう受け止めるのか？

今回の「谷口氏の机バンバン」、あれが稲村和美氏落選の大要因、すなわち大戦犯だとのそしりを受けているわけですが、当の御本人がどう考えているのか…。

残念ながら情報は出てきません。

ネットリテラシーが高くないのであれば、大戦犯だとの烙印の本質的な意味を理解することは無理かもしれません。

もっとも、通常のコンプラ感覚をお持ちなら、あのような「机バンバン」はなさらないでしょう。

つまり、「コンプラ感覚ゼロ、ネットリテラシー低」だとするならば、今回の「戦犯のそしり」に対して前向きな反省を踏まえて、今後の市長の役職・活動に活かす…ということは望めそうにありません。

まとめ

この記事では、兵庫県知事選挙で稲村和美候補落選の大戦犯だと巷で囁かれている相生市長・谷口芳紀氏について、経歴などを調べてみました。

2000年の市長当選以降、6回連続無投票で、現在7期目。ベテラン市長なのですが、谷口氏の活躍をネットで拾うことは叶わず。また、一番興味がある「6回連続無投票」の経緯詳細も…わからず。

今回の騒動（？）で、谷口氏は自らの行動で、一躍日本中が知る有名人になってしまいました。それを氏がどう受け止め、どう反省し、そして、今後の市行政にどう活かすのか、そのあたりも知りたいところなのですが、これも分からず。

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分からずの連発ですが、どうやら分かってることがひとつ。それは兵庫県知事選に立候補した立花氏が新党を立ち上げて、今後、「稲村和美候補支持を表明した22人の市長に対し選挙対抗馬を立てて勝つ！」と表明していることです。

これが実現されるかどうかは定かではありませんが、ある期待を持って見守りたいと想います。