「関脇・大の里の2度目の幕内最高優勝」で終わった9月場所。場所後に開かれた日本相撲協会臨時理事会にて、満場一致で推挙され、大の里は新大関となりました。初土俵から9場所目の超スピード出世。11月場所の活躍が楽しみです。
また、楽しみと言えばもうひとつ、11月場所の幕内にあの尊富士が戻ってきます。令和6年3月場所尊富士が新入幕で迎えた令和6年3月場所。ここで110年ぶりの「新入幕で初優勝」を果たしました。しかし、その場所の14日目で負った怪我で重篤で、2場所後の十両陥落に繋がります。さらなる全休やむなしということで、幕下陥落は必至という状況に陥っていました。そこで尊富士が奮起。9月場所、十両優勝を果たし、見事「幕内カムバック」です。「新入幕初優勝」の尊富士が、2度目の幕内最高優勝を狙うほどに活躍できるのか楽しみです。
その他、王鵬など活躍が期待される若手たちも番付をあげており、彼らの活躍も楽しみですね。
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以上のことなどを踏まえ、この記事では、10日から始まる11月場所(九州場所)の幕内優勝予想とともに、期待すること3点について書かせていただきます。
なお、このサイトでは、2024年11月場所について、次の記事も書いています。
11月場所の幕内番付(確定版)
10月28日に発表された11月場所の幕内番付は次の通り。
大相撲界の新しい風と点で、新入幕の獅司と朝紅龍の活躍に期待しています!
11月場所の幕内優勝予想
筆者 TOPIO恒例の幕内最高優勝予想ですが、いつも懸念していることがあります。
それは、「いつ引退してもおかしくない満身創痍状態の横綱・照ノ富士」、「新横綱昇進を目指す大関陣の脆弱さ」、「ガチンコ相撲で力士の怪我が多い」などなど…。
なので、これらが改善する方向を念頭に、優勝予想をしていることがあります。
つまり、11月場所の優勝が、「新横綱誕生に結びつくものであること」、「早々に横綱昇進を目指せる新大関の実現に結びつくものであること」という期待です。
そういう方向性で、11月場所も「幕内優勝予想」をします。
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11月場所、幕内最高優勝予想(TOPIO版)は、次の3関取です。
- 一番手:大 関・大の里
- 二番手:大 関・琴 櫻
- 三番手:前 頭 17・王 鵬
大関・大の里
<新大関 #大の里 >
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) October 28, 2024
先場所優勝し、新大関となった大の里が会見を行いました。
一年の最後を締めくくる九州場所、
いい形で締めくくりたいと 話していました。#sumo #相撲 #九州場所 pic.twitter.com/LLepwwC2lA
11月場所の幕内最高優勝の予想一番手は、大関・大の里です。
秋巡業を病気で途中離脱しており、それが懸念事項ですが、稽古を再開したとの情報もあります。ただし、稽古不足否めないのかもしれません。
ここ数場所の大の里は、場所を重ねる毎に強さに磨きが掛かっていることが感じられ、また、肝の強さ感じさせる取組をたくさん見てきました。したがって、新大関のプレッシャーや秋巡業離脱の不安などをはねのけての活躍が期待できます。
このサイトでは、次の記事で「11月場所の大の里の対戦相手と勝敗」を予想しています。この記事では、13勝2敗の予想で「優勝可能性大」としています。
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ところで、11月場所に大の里が優勝すると、令和7年1月場所が「横綱昇進挑戦場所」となり、早ければ1月場所後に「新横綱・大の里」が実現するかもしれません。
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11月場所の初日・二日目の対戦相手が決定しています。大の里の対戦相手は…
- 初 日 前頭1 平戸海
- 二日目 前頭1 王 鵬
大関・琴櫻
<力士選士権>
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) September 30, 2024
第81回全日本力士選士権大会第一部(幕内)優勝は琴櫻。
選士権章を腕に巻き記念撮影#sumo #相撲 #力士選士権 pic.twitter.com/PZsPhiVgFX
11月場所の幕内最高優勝の二番手として予想するのは大関・琴櫻です。
その理由は、抜群の安定性です。直近6場所で5場所で2桁の白星を重ねています。うち、3回が準優勝。先場所だけは8勝7敗と苦戦しましたが、年間を俯瞰すると抜群の安定度です。
筆者 TOPIOを含め大相撲ファンが期待しているのは単に「新横綱が誕生すること」では無いハズです。そうではなく、「横綱として優勝を重ね活躍し続けること」です。その前提は、安定度。戦場所こと8勝7敗でしたが、あと少しで、単なる2桁ではなく、毎場所優勝争いする関取に化ける可能性大です。
大の里と琴櫻が横綱として活躍する「大櫻時代」のスタートを彷彿とする11月場所の活躍、その最高地点としての幕内最高優勝を期待していますね。
そういえば、琴櫻も豊昇龍も大関になってからの優勝がありません。もちろん、新大関・大の里も同じ。この3大関から「大関としての優勝を達成して」一抜けするのは誰になるのか?
つまり…
新大関・大の里の誕生で、琴櫻と豊昇龍が発奮して本気で覚醒し、横綱を目指すようになることも期待しています。
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11月場所の初日・二日目の対戦相手が決定しています。琴櫻の対戦相手は…
- 初 日 小 結 正 代
- 二日目 前頭1 平戸海
前頭16・尊富士
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— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) November 4, 2024
📣ゆくぞ、大相撲九州場所👏
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おはようございます。
伊勢ヶ濱部屋の尊富士です。
応援宜しくお願いします。
🔥九州場所🔥
日程:11月10日(日)~24日(日)
場所:福岡国際センター
▽ゆくぞ、大相撲九州場所https://t.co/kBetwUdbj7#十一月場所 #相撲 #sumo #九州場所 #尊富士 pic.twitter.com/8NerciKMQC
幕内復帰を目指していた尊富士は、先場所(9月場所)を十両11枚目で迎えました。この番付で翌場所(11場所)での再入幕を果たすのはかなり難しい…。しかし、尊富士は13勝2敗で優勝を遂げて、結果、十両11枚目の番付からの幕内復帰を果たしました。
この9月場所の11の白星を見る限り、尊富士は幕内で十分に活躍できる地力があります。11月場所は前頭16なので、中日くらいまでは前頭下位の力士との対戦ばかり。ここで白星を重ね「中日勝ち越し」を達成すれば、その勢いで終盤戦でも優勝争いをすることは十分可能性があります。
そして、優勝争いとなれば一度、幕内最高優勝経験のある尊富士はアドバンテージがあります。
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11月場所の初日・二日目の対戦相手が決定しています。尊富士の対戦相手は…
- 初 日 前頭17 朝紅龍
- 二日目 前頭15 時疾風
11月場所、4つの期待
- 期待1:大関の優勝
- 大関の優勝が遠のいています。ここ3年(18場所)だけでみても、大関優勝は3場所だけ。貴景勝が2回、そして、霧島(当時大関)が1回。
- 期待2:新横綱誕生の可能性の実現
- 現大関が優勝するか、13勝以上の優勝次点の成績を収めること
- ベテラン関取の活躍
- 大相撲界活性化のためには若手活躍は必須ですが、それ以外にベテラン関取の活躍が場所を盛り上げることは間違いありません。玉鷲、宝富士、佐田の海たちです。
- 早々に三役を狙える平幕若手(25歳以下)の活躍
- 熱海富士(22歳)、王鵬(24歳)、琴勝峰(25歳)、尊富士(25歳)
以上の4つの期待については、特にコメントを付けません。
まとめ
10月28日に、11月場所の幕内番付が発表となりました。
その番付を見ながら、「幕内優勝予想」と「11月場所の4つの期待」について書いてみました。
私 TOPIOの勝手な想いを綴っています。
11月場所もワクワクするような展開を期待しています!
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