13日目の取組で、三段目6・旭富士は、同じ6連勝の三段目21・三田に勝ち、7連勝となりました。
これで序ノ口デビュー以来、本割で21連勝です。
三段目の優勝決定戦は千秋楽、対戦相手は三段目77・木竜皇です。
この決定戦に勝てば、旭富士は序ノ口、序二段、三段目と連続全勝優勝を達成することになります。
直近の昇進事例では、怪我から復帰した一意(現・十両6)が、序ノ口7で全勝優勝、序二段5で6勝1敗、三段目26で全勝優勝、これで翌場所幕下15に格付けされています。
一意の場合、幕下15でも7戦全勝優勝を果たし、翌場所で十両昇進を果たしています。
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現在の角界において、今、最も相撲ファンの熱い視線を集めている存在といえば、伊勢ヶ濱部屋の2代目・旭富士ではないでしょうか。
2025年11月、新弟子でありながら、かつて「津軽のプリンス」と謳われた第63代横綱・旭富士のしこ名を継承したその異例さは、彼の持つポテンシャルの高さを何よりも雄弁に物語っています。[1][2][6]
「史上最強の新弟子」という呼び声は決して大げさではなく、稽古場ではすでに現役の関取衆を圧倒し、さらには横綱をも凌駕する実力を見せつけているという伝説的なエピソードが次々と飛び出しているのです。[3][4][5]
4年半という長い「浪人(研修生)生活」を経て、ついに土俵へと解き放たれたこの怪物は、果たして豊昇龍を超える存在となるのでしょうか。[3][4][5][7]
本記事では、2代目旭富士の知られざる経歴や驚異の実力、そして横綱昇進の可能性までを徹底的に深掘りします。
- 2代目・旭富士(オチルサイハン)の驚異的な経歴と「史上最強の新弟子」と呼ばれる理由
- 現役横綱・豊昇龍を圧倒したという稽古場での衝撃的な実力と技術的特徴
- 第63代横綱・旭富士の名を継承した背景と、今後の番付昇進スピードや将来の展望
- 本記事は、十分な情報を集めて書いています。このリード文は「釣りではなく、しっかりネタ元があります」ということで、敢えて情報ソースを明記しました。一方、以下の本文では、逐一のソース明記はしていません。それについては、記事末にある「参照情報」を適宜ご参照ください。
2代目・旭富士とは?注目される理由を整理


「新弟子が元横綱のしこ名をそのまま名乗って初土俵を踏む」という、相撲界の常識を覆す異例のデビューを果たした2代目・旭富士。
なぜ彼がこれほどまでに注目されているのか、その理由を整理します。
“史上最強の新弟子”と呼ばれる背景
2代目・旭富士ことバトツェツェゲ・オチルサイハンが「史上最強の新弟子」と呼ばれる最大の理由は、デビュー前から備わっていた「幕内上位クラス」の実力にあります。
彼は2021年春、伊勢ヶ濱部屋に入門しましたが、角界には「外国出身力士は一部屋に一人」という厳しい規定がありました。
2021年当時、伊勢ヶ濱部屋には横綱・照ノ富士が現役で在籍していたため、オチルサイハンはこの規定に抵触。
このため彼は正式な入門とは見なされず、よって、新弟子検査を受けることもできず、4年半もの間「研修生」としての生活を余儀なくされたのです。
しかし、この「研修生」期間に彼は腐ることなく、尊富士や熱海富士、伯桜鵬(当時)といった部屋の強力な関取衆と、毎日50〜60番もの稽古を重ね、その地力を驚異的なレベルまで引き上げてきたのです。
大相撲界で話題になっている理由とは
2代目・旭富士が角界の大きなトピックとなっているのは、単に「強い新弟子」という枠を超えていたからです。
まずは、生々しすぎるこちらの記事をどうぞ。
大相撲の伊勢ケ浜部屋で研修生として生活するモンゴル出身のバトツェツェゲ・オチルサイハン(20)が16日、東京都江東区の同部屋で45番の申し合い稽古を行った。
幕下力士の申し合いから参加し、出稽古に訪れた陸奥部屋の大日堂(29)と勇輝(33)を相手にいきなり8連勝。力強い内容で大日堂に14勝1敗、勇輝に15戦全勝と圧倒した。
引用元:2023年2月16日付 / スポニチアネックス
そのまま関取衆の稽古にも参加。十両・熱海富士(20)には左四つ右上手で一気に攻めきるなど5勝4敗。1メートル90近い巨体を生かした相撲で小兵の幕内・翠富士(26)にも1勝3敗と強さを示した。
極めつきは、出稽古に訪れた小結・霧馬山(26=陸奥部屋)との3番。初めて肌を合わせる次期大関候補と四つ相撲で互角以上に渡り合った。右からの小手投げ、右おっつけ左上手の寄り、右四つからの寄りで3番とも勝利。稽古とはいえ、デビュー前の“新弟子”が三役力士を圧倒。3人の関取衆を相手に計9勝7敗と堂々勝ち越した。
ちなみに、引用記事冒頭に出てきた大日堂は、当時、幕下の力士、一方、勇輝は同年1月場所まで幕下だった力士です。
この2人、2024年3月には揃って引退していますが、引用記事のことが引退の引き金になったのかどうかは定かではありません。
でも、大日堂にとっても、勇輝にとっても、研修生・オチルサイハンに大敗したことはショックだったでしょう。
それにしても、霧馬山(現大関・霧島)との3番で3勝を果たす研修生・オチルサイハンはタダ者ではないですね(^_^;)
さて、さらに、極めつきは、横綱をも脅かす圧倒的なパフォーマンスが漏れ聞こえてきたことなのですが、詳細は後述します。
とにもかくにも、現役小結・霧馬山を相手に、まだ入門前の研修生であった3番で3勝したというニュースは、相撲界に激震を走らせました。
2025年九州場所において、前相撲でのデビュー戦から異例のカメラマンの列ができ、序ノ口デビューから無傷の連勝街道を突き進む姿は、かつての「平成の怪物」と呼ばれた力士たちを彷彿とさせます。
ファンの間では「大の里や豊昇龍、安青錦とともに新しい時代を築く存在」として、早くも将来の横綱候補筆頭に挙げられているのです。
2025年は大の里や安青錦の大活躍の影で、存在感は隠れてしまっていましたが…。
伊勢ヶ濱部屋が寄せる期待の大きさ
伊勢ヶ濱部屋における彼の扱いは、まさに「最終兵器」そのもの。
師匠である伊勢ヶ濱親方(元横綱・照ノ富士)や、先代師匠の宮城野親方(元横綱で初代の旭富士)が、初土俵から「横綱のしこ名」を名乗ることを許した点に、その期待の大きさが集約されています。
宮城野親方は「ウチの部屋で一番強くなった」「横綱になる可能性はある」と断言しており、単なる有望株ではなく、部屋の歴史を背負って立つ継承者として彼を指名しました。
部屋付きの間垣親方(元前頭5・石浦)も「稽古場では一番強い」と証言しており、新小結の熱海富士や優勝経験のある尊富士をも凌ぐ地力を持っていると認めています。
豊昇龍より強い?比較されるポイントを検証
現役横綱である豊昇龍と、新弟子の旭富士。
一見すると比較対象にならないのですが、2025年7月、稽古場での衝撃的な光景がその前提を覆しました。
豊昇龍と比較される理由
旭富士が豊昇龍と比較される最大の理由は、2025年7月の名古屋場所前の出来事にあります。
伊勢ヶ濱部屋の宿舎へ出稽古に訪れた横綱・豊昇龍に対し、当時まだ研修生であったオチルサイハン(2代目・旭富士)が稽古で圧倒し、勝ち越してしまったのです。
今年7月には、横綱・豊昇龍が伊勢ヶ濱部屋の名古屋場所宿舎に出稽古に来たという。
「ところが、豊昇龍でさえオチルサイハンに負けを重ねてしまった。まだ入門前の研修生に横綱が勝てなかったわけです。自信喪失した豊昇龍の途中休場につながったといわれているほどでした。
引用元:2025年9月23日付 / NEWSポストセブン
同じモンゴル出身で、年齢も近い二人の対戦は、すでに「次世代の覇権争い」のプロローグとして捉えられています。
体格・スピード・技術面の違い
豊昇龍と旭富士、二人の特徴を比較すると、旭富士の「怪物ぶり」がより鮮明になります。
- 体 格:
- 豊昇龍は身長188cm、体重150kgとバランスの取れた体格ですが、旭富士も身長187cm、体重150kg前後とほぼ同等ながら、その肉体は「筋肉の鎧」と評されるほど引き締まっています。
- スピードと圧力:
- 豊昇龍は卓越したスピードと投げ技などの反射神経が武器ですが、旭富士はそれに加えて「爆発的な当たり」と「重い圧力」を兼ね備えています。
- 技 術:
- 豊昇龍が多彩な決まり手を持つ業師であるのに対し、旭富士は先代・旭富士譲りの「深い懐」と「柔らかい腰」を活かした四つ相撲に加え、三役力士をも一気に寄り切るパワーを有しています。
- 得意技:
- 豊昇龍の得意技は「右四つ・寄り・投げ」。一方、旭富士は「両四つ・上手投げ」です。とくに、旭富士の「両四つ」というのが大きな違いですね。
ところで、この項目を調べていて気になったのは、日本相撲協会公式サイトで旭富士の得意技のなかに「両四つ」とあったことです。
気になって、日本相撲協会公式サイトにて、夏場所2026の幕内42人、十両28人の「得意技」を全て調べました。
「両四つ」とある関取はゼロ。
得意技に「四つ」とある関取は、必ず「右四つ」「左四つ」のいずれかが明記されています。
ちなみに、旭富士が格付けされている三段目(総勢160人!)のうち、20人くらいを調べましたが、得意技欄に「両四つ」とある力士は、旭富士以外は発見できず。
これについては、さらに調べてもお手上げだったので、検索が得意なAIのPerplexity君に「旭富士の得意技が両四つである理由」をまとめてもらいました。
参考までにどうぞ。
旭富士の「両四つ」は、左右どちらかに固定されない“がっぷり四つの対応型”という広い意味で付けられていると推測します 。実際、同じ協会公式でも旭富士正也(現・宮城野親方)の現役時代の得意技は「右四つ・寄り切り・上手出し投げ」となっており、過去の横綱としての旭富士は右四つ型でした 。
【どう読むか】
協会の「得意技」は厳密な技術分類というより、力士の相撲内容を短く要約した表記だと考えるのが自然です 。
そのため「両四つ」は、左前みつ・右前みつのどちらにも対応できて、組み合えばどちら側でも相撲が取れるという、両方の組み手に強いという意味合いで使われている可能性が高いです。
つまり「右四つ」と「左四つ」の中間というより、「四つに組んだら左右を選ばない万能型」というニュアンスです 。【なぜ他は右四つ・左四つなのか】
ご指摘のとおり、夏場所2026の幕内42人・十両28人の協会プロフィールを見て「両四つ」がゼロなら、協会は通常、現役力士には左右どちらかを付けて記載していることになります 。
そのうえで旭富士だけが「両四つ」なら、これは昔ながらの表現が残っているか、プロフィール作成時の記載の揺れ、あるいは「右・左の両方で組める」ことを強調した特殊な書き方だと見るのが妥当です 。【いちばん自然な推測】
私の推測では、旭富士の「両四つ」は「右でも左でも両方いける」ではなく、“どちらの四つでもやれる、組み止めたら強い”という総称です 。
引用:Perplexity
なので、現役力士プロフィールで見る「右四つ」「左四つ」とは少し粒度が違い、旭富士の表記はやや大づかみな、例外的な要約表現だと考えるのがよさそうです 。
将来性で見た場合の評価はどうか
将来性という観点では、旭富士は豊昇龍にとって最大のライバル、あるいは「豊昇龍超え」を最も早く成し遂げる存在と目されています。
2018年初場所で初土俵を踏んだ豊昇龍(当時18歳)は、7年余りをかけて横綱に登り詰めました。
一方、2021年春に伊勢ヶ濱部屋の門を叩いたオチルサイハン(同じく当時18歳)は4年半もの間、初土俵を踏めることもできず、「研修生」の下積み生活。
それでも、オチルサイハン青年は、部屋の関取衆と毎日数10番の稽古を重ね、「三役級の実力を完成させてからプロ入りした」という特異な経歴を持つにいたったのです。
専門家の間では、旭富士が幕内に上がれば、即座に優勝争いに絡むのは間違いないとされており、その底知れぬ地力は、完成度の高さにおいて現在の豊昇龍をも上回っている可能性があります。
元横綱・旭富士との関係としこ名継承の背景
なぜ、まだ実績のない新弟子に、名横綱のしこ名が託されたのでしょうか。
そこには深い師弟の絆と、学校の歴史が関係しています。
2代目・旭富士は、どんな意味を持つしこ名なのか
「旭富士」という名は、第63代横綱・旭富士正也(現・宮城野親方)が現役時代に名乗った、まさに横綱の代名詞です。
このしこ名の「旭」の一字には、2つの重要な意味が込められています。
一つは彼をスカウトし、育て上げた先代師匠の「旭」であり、もう一つは彼が留学し相撲を本格的に始めた神奈川・旭丘高校の「旭」です。
この名は、彼の相撲人生の原点と師匠への敬意を象徴する、非常に重みのあるものです。
元横綱旭富士が名前を託した理由
先代師匠である宮城野親方が、自らの大切な名前を託した理由はシンプルです。
それは「ウチの部屋で一番強くなったから」という、絶対的な実力への信頼。
親方は、規定によって4年半もの間土俵に上がれず、辛抱強く稽古に励んできた弟子の姿を間近で見続けてきました。
「タイトルを取らなくても、相撲部屋でしっかり稽古を重ねれば強くなることを証明してくれた」と語る親方の言葉通り、その忍耐強さと成長ぶりを最大の評価として、「名前に負けないよう頑張ってほしい」という願いを込めてこの名を授けました。
過去の名力士しこ名継承との比較
通常、横綱や大関のしこ名を継承する場合、大関昇進や横綱昇進といった「出世したタイミング」で行われるのが一般的です。
例えば、現大関・琴櫻が祖父の名を継いだのも大関昇進時(正確には、大関昇進時は「琴ノ若」で1場所終えて、その翌場所に正式に「琴櫻」となりました)です。
新弟子が入門時から横綱のしこ名を名乗るのは、過去にハワイ出身の「小錦」の例があるのみで、極めて異例中の異例といえます。
止め名(永久欠番)に近い扱いをされることもある横綱の名を、初土俵から名乗らせるという事実は、角界の歴史においても類を見ない「破格の待遇」と「確信に近い期待」の表れです。
2代目・旭富士のプロフィールと経歴
ここに掲げたYouTube動画は、夏場所2026、ともに4連勝同士の対決です。
ただし、大森は大学時代の戦績が評価され、夏場所2026で幕下格付けデビューした力士。
一方、旭富士は三段目ですから、今評判の強い相手と取組を組まされたわけです。
それでも、旭富士に格の違いを感じます。
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さて、ここまで豊昇龍との比較やしこ名継承の背景をお伝えしてきました。
ここで改めて、2代目・旭富士とはどんな力士なのか、基本プロフィールを整理しておきましょう。
出身地・身長・体重など基本プロフィール
旭富士(本名:バトツェツェゲ・オチルサイハン)は、2002年5月17日、モンゴルの首都ウランバートルで生まれました。
- 本 名: バトツェツェゲ・オチルサイハン
- 誕生日: 2002年5月17日(24歳)
- 出 身: モンゴル国・ウランバートル市
- 身 長: 187cm
- 体 重: 148kg
- 筋肉質で非常に引き締まった体躯
- 所 属: 伊勢ヶ濱部屋
- 得意技: 両四つ、上手投げ
- 初土俵:2025年九州場所(11月場所)
- 最高位:三段目6
- 来 日:2018年春、15歳で来日
- 神奈川県の旭丘高校へ相撲留学
- 備 考:現しこ名、旭富士(2代目)について
- オチルサイハンは、諸般の事情から研修生を続けてきましたが、2025年九州場所で初土俵を踏むことが決まりました。その際に、旭富士のしこ名になりました。つまり、オチルサイハンは2代目・旭富士として大相撲界にデビューしたのです。
なお、彼の叔母には女子レスリングのモンゴル代表としてオリンピックに3度出場したブルマー・オチルバトがおり、トップアスリートの血筋を引いています。
アマチュア時代の実績と評価
モンゴルの少年、オチルサイハンは、2018年春、15歳で日本に相撲留学し、神奈川県の強豪・旭丘高校に入学しました。
そして、来日してから本格的に相撲を始めたにもかかわらず、驚異的なスピードで成長を遂げます。
- 高校2年時:
- 世界ジュニア相撲選手権大会にモンゴル代表として出場し、団体戦準優勝、個人重量級3位(銅メダル)を獲得。
- 高校3年時:
- 全国高校相撲選手権(元日相撲)で32強入り。
オチルサイハンは、当時はまだ相撲を始めたばかりで、2年先輩の阿武剋(阿武松部屋、最高位前頭3、現十両筆頭)や旭海雄(大島部屋、最高位・十両4、現十両4)ほどの圧倒的な実績はありませんでした。
しかし、先代師匠(現宮城野親方 = 初代・旭富士)は、オチルサイハンのその「良い体」と「稽古への真摯な姿勢」から、将来必ず強くなることを見抜いていたようです。
ちなみに、不勉強で、この記事を書くので調べるまで、神奈川県の旭丘高校が相撲に強い高校という認識はなかったです。
なんでも、この高校出身の有名力士のツートップが、先述の阿武剋と旭海雄。
オチルサイハンこと、2代目・旭富士も確実にスリートップには入りそうですね。
入門前から注目された理由
オチルサイハン青年が、初土俵前から「怪物」として噂されていたのは、ここまで触れてきたように、伊勢ヶ濱部屋での研修生時代、現役の関取たちを稽古で翻弄していたからです。
2023年には、当時小結だった霧馬山(現・霧島)との三番稽古ですべて勝利するという衝撃的な内容については、さきほど引用で示した通り。
正式な力士ではない「研修生」が、大関候補や横綱と互角以上に渡り合う姿は、マスコミや親方衆の間で「史上最強の研修生」「次の横綱」として瞬く間に広まりました。
4年半という下積みが、かえって彼の「神秘性」と「実力への期待」を極限まで高めたといえます。
“史上最強の新弟子”と呼ばれる理由
言葉だけでなく、数値や動き、周囲の評価すべてにおいて規格外の旭富士。
その強さの源泉を解明します。
圧倒的フィジカルと身体能力
旭富士のフィジカルは、すでに幕内力士の平均を超えた「完成された肉体」です。
最近は190cmを超える力士も増えてきたものの、旭富士の187cm、148kgの巨躯はりっぱです。
しかも、単なる脂肪ではなく、厳しい筋力トレーニングによって作られた「筋肉の鎧」。
- パワー:
- 200kgを超える巨漢力士を正面から寄り切る爆発的な圧力を誇ります。
- 柔軟性:
- バスケットボールやボクシングの経験からくる足腰の軽さと柔軟性があり、苦しい体勢からでも上手投げなどで切り返す底力があります。
- 身体能力:
- 「懸垂もガンガンできる」と間垣親方が舌を巻くほど、自重を自在に操る高い身体能力を有しています。
ちなみに、オチルサイハンはモンゴルでは、バスケットボールやボクシングをやっていたことは事実で、それなりに運動神経はいいのでしょうけれど、どうやら、相撲留学した当初は、そんなに相撲は強くなかったみたいなのです。
末恐ろしい大器だが、入門前は目立った実績があったわけではない。モンゴルではバスケットボールやボクシングに取り組み、来日して神奈川県小田原市の新名学園旭丘高に入学してから本格的に相撲を始めた。同校相撲部の2年先輩にあたる十両の旭海雄は「当時はそれほどではなかった。まだ相撲を始めたばかりだったからじゃないですか」と語る。
引用元:Number Web
で、さきほど書いた高校での戦績です。
要するに、高校同窓生の旭海雄は「それほど強くなかった」といいながら、この急激な伸び。
やはり、どこかに異常なフィジカルを生み出す元があるんでしょうね。
取り口や相撲センスの評価
彼の相撲センスは「天才型」と評される先代・旭富士の血を色濃く受け継いでいるようです。
- 右四つの形:
- 右を差してからの寄りや出し投げのキレは鋭く、すでに三役クラスの技術があると言われています。
- 状況判断:
- 立ち合いで低く当たり、頭をつけた状態から両廻しを引きつける寄り切りは非常に安定感があります。
- 対応力:
- 突き押しの威力もあり、四つに組んでも投げ技に定評があるなど、相手のタイプを選ばない高い適応力が強みです。
専門家やファンのリアルな評判
角界関係者からの評価は、新弟子に対するものとしては異例過ぎる高評価です。
- 間垣親方(元石浦):
- 「稽古場では(部屋の関取衆よりも)一番強い」。
- 宮城野親方(元旭富士):
- 「実力差がありすぎて、相手にけがをさせないように相撲を取るのが難しい」。
- 山根千佳さん(スー女代表):
- 「めちゃくちゃ強いらしい。もう大関くらいの実力があるとか噂を聞く」。
ファンからは、大の里や豊昇龍に匹敵する「新時代の主役」として、初土俵前から熱狂的な支持を受けています。
2代目・旭富士の課題と伸びしろ
無敵に見える旭富士ですが、幕内上位という真の激戦区で勝ち抜くためには、まだ克服すべき点も残されています。
まだ経験不足と言われるポイント
最大の懸念点は、「本場所」という独特の緊張感の中での実戦経験の少なさにあります。
稽古場では関取衆を圧倒できても、15日間続く本場所の土俵では、精神的なプレッシャーや番付の重みが異なります。
また、これまでは実力差がありすぎる相手との対戦が多かったため、自分と同等、あるいはそれ以上の力を持つ力士と対峙した際、いかに自分の形を貫けるかという「勝負どころでの経験値」が問われます。
幕内上位で通用するための課題
幕内上位、特に役力士クラスと恒常的に戦うためには、以下の課題が挙げられます。
- 立ち合いの工夫:
- 現在は一本調子な面も見られ、相手に研究された際にどう変化をつけ、自分の有利な形(右四つ)に持ち込めるかが重要です。
- 怪我の防止:
- 148kgの巨体で激しい相撲を取るため、膝や足首への負担は計り知れません。照ノ富士や尊富士が怪我に苦しんだ歴史を持つ部屋だけに、自己管理と怪我をしない相撲の完成が急務です。
- 精神面の成熟:
- 期待の重圧を力に変えるメンタルが、今後の綱取りへの鍵となります。
今後さらに伸びる可能性が高い理由
それらの課題を補って余りあるのが、旭富士の「ハングリー精神」と「柔軟な発想力」です。
4年半もの間、給金も出ない研修生として耐え抜いた精神力は、他の若手力士にはない強固な土台となっています。
また、伊勢ヶ濱部屋という「角界最強の稽古場」環境も、彼の成長を加速させます。
照ノ富士の背中を見ながら、技術的な指導を直接受けられる環境は、彼をさらなる高みへと押し上げるでしょう。
将来の番付予想と横綱候補としての可能性
旭富士の「昇進ロード」は、過去のどの怪物力士をも超えるスピードになる可能性があります。
どのくらいのスピードで昇進できるか
現在、相撲ファンや関係者が注目しているのは、「27連勝」という最多連勝記録の更新です。
これは元小結・常幸龍(2022年9月場所で引退し、日本相撲協会も退職)が2011年7月場所から2012年初場所に掛けて成した大記録です。この記事を公開した現在で、2代目・旭富士は20連勝中(今日13日目の取組で21連勝となるかも!)。つまり、今日白星をあげて、来場所、幕下でこれまた7戦全勝をすれば、「28連勝」と記録更新です!
本章冒頭に掲げたYouTube動画にあるとおり、13日目、旭富士は同星の三田と対戦し、勝ちました。
結果、序ノ口、序二段、三段目と本割で「21連勝」達成です。
なお、千秋楽の決定戦で優勝すれば、直近での一意の昇進事例を見る限り、来場所は幕下15以上の格付けもありえます。
幕下15の番付ならば、幕下で7戦全勝すれば、秋場所2026(9月場所)での十両入り、そして、早ければ、初場所2027での新入幕も実現するかもしれません。
少し、夢想が過ぎたかもしれませんが、すでに実力は三役・幕内級とされているため、番付が上がるにつれて苦戦するどころか、さらに勢いが増すことが予想されます。
大関・横綱候補として期待される理由
彼が大関・横綱候補として期待されるのは、以下の「横綱の条件」を資質として備えているからです。
- 圧倒的な地力:
- 出稽古で横綱に勝つほどの実力は、幕内で2場所連続優勝という横綱昇進条件をクリアするに十分なポテンシャルです。
- 師弟の伝統:
- 師匠、先代師匠ともに横綱であり、横綱としての立ち振る舞いや相撲道を叩き込まれています。
- 期待の象徴:
- 「旭富士」という重い名を背負い、それを自らの意志で大きくしようとする覚悟は、横綱に相応しい器量を感じさせます。
歴代横綱候補と比較した将来性
貴乃花や白鵬、あるいは最近の大の里といった歴代の怪物たちと比較しても、旭富士の「完成度」は群を抜いています。
23歳というデビュー年齢は遅めですが、それは「研修生」として完成度を高めるための準備期間でした。
歴代横綱が若い頃に持っていた「荒削りな強さ」に加え、旭富士には「ベテランのような落ち着きと技術」が同居しています。
怪我さえなければ、白鵬以来の「絶対王者」の時代を築く可能性すら秘めています。
大相撲界が2代目・旭富士に期待する未来
大相撲界全体が、旭富士という新星に託している未来のビジョンは非常に大きなものです。
次世代スター候補と言われる理由
旭富士は、その圧倒的な強さはもちろん、「4年半待たされた悲運の怪物」というドラマチックな背景を持っています。
このナラティブ(物語性)は、ファンの応援欲を刺激し、単なるスポーツの枠を超えた人気を生み出します。
また、人懐っこい笑顔を見せる熱海富士とはまた異なる、寡黙でストイックに「横綱の魂」を継承しようとする姿は、伝統を重んじる相撲ファンの心を強く惹きつけています。
相撲人気回復の起爆剤になれるか
近年、大相撲は若手力士の台頭で活気を取り戻していますが、旭富士の登場はその熱をさらに高める起爆剤となります。
大の里と安青錦の復調が前提ですが、大の里、豊昇龍、安青錦、そして旭富士という「4横綱時代」の再来を予感させる群雄割拠の状況は、視聴率20%を超えるようなブームを再燃させるでしょう。
彼の圧倒的な相撲は、SNSやYouTubeを通じても拡散されやすく、新たなファン層(スー女や若年層)を取り込む大きな力となるはずです。
今後注目すべき取り組みと見どころ
これまた、大の里と安青錦の復調が前提ですが、これから旭富士の相撲を見る際、以下のポイントに注目してください。
- 大の里との「怪物対決」:
- スピード出世を果たした横綱・大の里に対し、旭富士がその圧倒的なパワーでどう対抗するか。
- 豊昇龍との「宿命の対決」:
- 稽古場でのリベンジに燃える豊昇龍と、本場所で激突する瞬間。
- 安青錦との「技の応酬」:
- ウクライナ出身の天才・安青錦との、次世代トップランナー同士の高度な攻防。
2代目・旭富士に関するFAQ
本文では触れきれなかった、旭富士に関するよくあるFAQをまとめました。
- Q1:2代目・旭富士の本当の読み方は?:
- A1.「あさひふじ ひでき」です。本名は「バトツェツェゲ・オチルサイハン」といいます。
- Q2:なぜ「オチルサイハン」ではなく「旭富士」になったの?:
- A2. 先代師匠で現・宮城野親方(元横綱・旭富士)が彼の強さを認め、自分の名を譲りたいと申し出たからです。また、母校の旭丘高校にもちなんでいます。
- Q3:23歳でのデビューは遅くないですか?:
- A3. 23歳は若くはありませんが、4年半の研修期間に「幕内クラス」の稽古を積んでいたため、実力的には全く問題ありません。むしろアドバンテージです。
- Q4:豊昇龍に稽古で勝ったのは本当ですか?:
- A4. はい、2025年7月の名古屋場所前の出稽古で何度も勝利したことが複数のメディアで報じられています。また2023年には、当時大関を目指していた小結・霧馬山(現、大関・霧島)が伊勢ヶ濱に出稽古に来た際に、勝っています。
- Q5:旭富士の叔母さんも有名なアスリートなのですか?:
- A5. 叔母のブルマー・オチルバトは、女子レスリングでオリンピックに3度出場したモンゴルの国民的英雄です。
- Q6:どこの高校を卒業したのですか?:
- A6. 神奈川県小田原市の新名学園旭丘高校を卒業しました。阿武剋の後輩にあたります。
- Q7:今の師匠(照ノ富士)との関係は?:
- A7. 照ノ富士(現・伊勢ヶ濱親方)は、彼の長い研修生時代を支え、デビューを後押しした「育ての親」のような存在です。
- Q8:2代目・旭富士にライバルはいますか?:
- A8. 同部屋の尊富士や熱海富士、そして他部屋では大の里、安青錦、天狼星などが強力なライバルになると目されています。
- Q9:得意な決まり手は何ですか?:
- A9. 右四つ、左四つがどちらも得意という「両四つ」ですが、上手投げも得意な「万能型」です。
- Q10:将来、横綱になれる可能性はどのくらい?:
- A10. 先代師匠や専門家、さらには稽古で肌を合わせた関取衆も「横綱になる可能性は非常に高い」と口を揃えているようです(下記「参照した情報」をご覧ください)。
- Q11:2代目・旭富士の趣味は何ですか?:
- A11. ボクシングやバスケットボールなどのスポーツ、そして筋トレが大好きだそうです。
まとめ
2代目・旭富士は、4年半という異例の待機期間を経て誕生した、まさに「相撲界の結晶」のような力士です。
第63代横綱・旭富士のしこ名を継承し、現役横綱を圧倒する実力を見せつけるその姿は、私たちが新しい時代の覇者の誕生を目撃していることを確信させます。
彼の歩む「再興の道」は、伊勢ヶ濱部屋の伝統を紡ぎながら、大相撲という文化を次の次元へと引き上げるものになるでしょう。
これからも、土俵の上で歴史を塗り替え続ける2代目・旭富士から目が離せません。
- 2代目・旭富士(オチルサイハン)は、規定により4年半の研修期間を経てデビューした「史上最強の新弟子」である。
- 稽古場で横綱・豊昇龍を圧倒し、自信喪失・休場に追い込んだという伝説的な実力を持つ。
- 先代師匠(元横綱旭富士)が自らしこ名を譲った異例の継承であり、部屋と角界全体からの期待が極めて大きい。
- スピード出世で大関・横綱へ駆け上がる可能性が高く、大の里らと共に次世代のスター候補筆頭である。
参照した情報(一部を列挙)
- 新弟子オチルサイハン、「旭富士」に 横綱のしこ名は異例 – 日本経済新聞
- 史上最強の研修生”オチルサイハン「旭富士」継承 超異例!新弟子が横綱のしこ名襲名 3日目前相撲で初土俵 – デイリースポーツ online
- 《史上最強の新弟子》伊勢ヶ濱部屋・オチルサイハン、兄弟子たちも歯が立たないその強さ 出稽古にきた横綱・豊昇龍も負けを重ね、自信喪失で休場につながった説も|NEWSポストセブン
- 「稽古場では一番強い」「すでに三役クラス」“史上最強の新弟子”旭富士23歳とは何者か? “横綱の四股名”を異例の襲名…「4年半待った怪物」の正体 – Number Web
- “史上最強の新弟子”旭富士も4年半… 「外国人枠」問題で“浪人”を強いられる有望株 | デイリー新潮
- 【大相撲】異例の『旭富士』継承の23歳が前相撲白星デビュー しこ名を継がせた宮城野親方、27連勝超え「期待はしてます」:中日スポーツ・東京中日スポーツ
- 史上最強の新弟子・オチルサイハン(旭富士)の年齢・身長・経歴まとめ| 元力士、大相撲大好きしんざぶろうのライフハックブログ
- 早くも三役級!?“史上最強の研修生”オチルサイハンが関取衆に9勝7敗 モンゴル出身の20歳 | スポニチアネックス
- “史上最強の新弟子”旭富士が無傷14連勝で決定戦に、惜敗の対戦相手「ものにできなかった」| Yahoo!ニュース / デイリースポーツ
- 旭富士 英毅 – 力士プロフィール – 日本相撲協会公式サイト


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