「玉木宏さん、銅メダルって…本業は俳優だよね?」
朝のニュースを見て、目を疑った人も多いのではないでしょうか。
2026年1月、俳優の玉木宏さんが、欧州最大規模のブラジリアン柔術大会で銅メダル(マスター3・41-45歳・青帯・フェザー級)を獲得するという快挙を成し遂げました。
しかし、ファンなら一つの疑問が浮かぶはずです。
彼のアクションが光ったNetflixドラマ『イクサガミ』での役柄・菊臣右京は、シーズン1ですでに壮絶な死を遂げています。次作・シー人2への出演予定がない(はずの)作品のために、なぜ彼はここまで強くなったのか?
実は、この進化の裏には、同じく「格闘技の申し子」と呼ばれる岡田准一さんとの、師弟を超えた「共闘」の物語がありました。岡田准一さんと言えば、Netflixドラマ『イクサガミ』の主演・プロデューサー・アクションプランナーの3役をこなしていることで高い評価を得たいることはご存じでしょう。
この記事では、役作りを超えた玉木宏さんの「武人としての覚醒」と、その肉体が次に狙う野望に迫ります。
ちなみに、玉木宏さんが銅メダルを獲得した本大会には、盟友・岡田准一さんも出場しています。
その岡田准一さんの試合は、「現地時間18日(日本時間19日)」の予定です。
- [1] 役作りではない?『イクサガミ』退場後も鍛え続ける本当の理由
- [2] 岡田准一とは師弟?戦友?世界を目指す二人のリアルな関係性
- [3] この強さはどこで見る?『ゴールデンカムイ』鶴見中尉への期待
玉木宏(45歳)の進化が止まらない!欧州大会銅メダルの凄み
45歳といえば、一般的には体力の衰えを感じ始める年齢です。
しかし玉木宏さんは違いました。多忙な撮影の合間を縫って海を渡り、屈強な外国人選手と渡り合った今回のメダル獲得。その「ガチすぎる」挑戦の詳細を紐解いていきます。
ちなみに、冒頭に掲げたこの2つの動画で、玉木宏さんって凄いねという一端が理解できると思います。
欧州最大規模「IBJJF ヨーロピアン選手権」での快挙
今回出場したのは、フランス・パリで開催された「IBJJF ヨーロピアン選手権」。
柔術界では世界選手権(ムンジアル)などに次ぐ、極めてレベルの高い大会として知られています。玉木さんは「マスター3(41歳〜45歳)・青帯・フェザー級」に出場しました。
趣味レベルの「お祭り参加」ではなく、世界中から集まった猛者たちの中で勝ち上がり、表彰台に立った事実は、彼の実力が本物であることを証明しています。
青帯というのは、白帯の次の段階で、基礎がしっかりと身についていなければ取得できない色です。さらにフェザー級(約70kg以下)という軽量級で勝負したことから、玉木さんが徹底的な体重管理と技術の研鎖を行ってきたことが分かります。
2019年から続く鍛錬、きっかけは「長く続けるため」
玉木宏さんが柔術を始めたのは2019年頃。
もともと15年以上ボクシングを続けていましたが、「打撃系は怪我のリスクが高い」と考え、長く続けられる柔術に転向したそうです。
今回の結果は、ぽっと出の企画モノではなく、6年以上の地道な積み重ねの結晶と言えます。
「仕事が忙しいから」と言い訳をせず、深夜や早朝に道場へ通い詰めたストイックさが、40代半ばでの進化を支えています。
俳優業というのは撮影スケジュールが不規則で、体調管理やトレーニングの時間確保が困難な職業です。それでも玉木さんは、撮影の合間を見つけては道着に袖を通し、スパーリングを重ねてきました。このストイックさこそが、今回の快挙につながったのです。
俳優の「余芸」レベルを遥かに超えた肉体美
SNSで拡散された、道着の下の肉体や、表彰台での姿に驚きの声が上がっています。
いわゆる「見せるための筋肉(パンプアップ)」ではなく、相手を制圧するための「使える筋肉」です。
引き締まった体幹と、試合中の鋭い眼光は、もはやイケメン俳優のそれではなく、完全に「アスリート」の顔つきでした。
柔術は筋力だけでなく、柔軟性、バランス感覚、心肺機能、そして何より相手の動きを読む戦略的思考が求められる競技です。玉木さんの肉体は、これらすべての要素を高次元で統合した結果として作り上げられたものなのです。
試合映像を見たファンからは「演技のためにここまでやる必要はないはず」「完全に柔術が人生の一部になっている」といった声も聞かれます。
師弟ではなく「盟友」!岡田准一と共に世界と戦う意味
今回のニュースを語る上で欠かせないのが、同じ大会に出場している岡田准一さんの存在です。
ネット上では「師弟関係」とも噂されますが、二人の絆はもっと対等で、熱いものでした。
岡田准一という「劇薬」との出会い
岡田准一さんは、「カリ」や「ジークンドー」で師範の資格を持ち、柔術でも黒帯を巻く、芸能界最強の男です。
玉木さん自身、柔術歴は長いものの、岡田さんという「規格外の存在」を間近で見たことで、スイッチが入ったのではないでしょうか。
「俳優がここまでやっていいんだ」「本物を追求するとはこういうことか」
岡田さんの背中は、玉木さんにとって最高の教科書であり、超えるべき壁として機能しているはずです。
岡田さんは格闘技に対して一切の妥協を許さないことで知られています。映画やドラマのアクションシーンでも、スタントを使わず自ら演じることにこだわり、その結果として世界レベルの技術を身につけました。
そんな岡田さんとドラマ『イクサガミ』の撮影でいっしょに汗を流すことで、玉木さんの中にも「本物志向」の火が灯ったのかもしれません。
「チーム・イクサガミ」として世界へ
昨年、アメリカ・ラスベガスで行われた「ワールドマスター柔術選手権」にも、二人は揃って出場しています。そして今回も同時期の欧州遠征です。
これは偶然ではなく、Netflix『イクサガミ』の撮影を通じて深まった絆による「チーム遠征」と見るのが自然でしょう。
岡田さんが黒帯カテゴリー、玉木さんが青帯カテゴリーと階級は違いますが、異国の地で共に減量し、試合に挑む。その経験は、撮影現場での共演以上に、二人の信頼関係を強固なものにしています。
海外遠征というのは、単に試合に出るだけではありません。時差調整、食事管理、減量、そして現地でのコンディション作りなど、すべてを自己管理しなければなりません。
二人が共にこの過酷なプロセスを乗り越えることで、撮影現場では決して得られない深い絆が生まれたはずです。
互いに高め合う「大人の部活動」
玉木さんはインタビュー等で、岡田さんのことをリスペクトしつつも、「(岡田くんは)強いですね」と率直に語っています。
上下関係のある師弟というよりは、同じ頂を目指す「部活の先輩・後輩」のような関係性が垣間見えます。
40代の大人の男たちが、仕事の枠を超えて、泥臭く汗を流して強くなる。
そんな青春のような関係性が、二人のアクション演技に独特の「色気」と「説得力」を与えているのです。
格闘技の世界では、年齢や社会的地位は関係ありません。道場の中では、技術と努力がすべてです。
この「フラットな関係性」こそが、二人の絆を特別なものにしています。互いに刺激し合い、高め合う。そんな理想的な関係が、今回の二人同時の海外遠征という形で結実したのです。
その矛先はどこへ?実写『ゴールデンカムイ』鶴見中尉への昇華
『イクサガミ』での出番が終わった今、玉木宏さんが手に入れた「強さ」はどこへ向かうのでしょうか。
その答えの一つが、ドラマ『ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-』で見せる、狂気の演技です。
狂気のカリスマ・鶴見中尉に必要な「殺気」
実写映画およびドラマ版『ゴールデンカムイ』で玉木さんが演じているのは、物語の核となる鶴見篤四郎中尉です。
脳の前頭葉を欠損し、狂気と知性が同居するカリスマとして描かれています。
原作ファンなら分かる通り、鶴見中尉には突発的な暴力性や、常人離れした身体能力が求められます。
柔術で培った「相手の動きを読む目」や「一瞬で制圧するスピード」は、この難役を演じる上で、演技プラン以上のリアリティを生み出しています。
鶴見中尉は、部下を心理的にコントロールし、時には残虐な暴力を躊躇なく振るう恐怖の存在です。この役を演じるには、ただ怖い顔をするだけでは不十分で、本物の「殺気」が必要になります。
玉木さんが柔術の試合で培った、相手と対峙する際の緊張感や、一瞬の隙も許さない集中力は、鶴見中尉の持つ独特の威圧感を表現する上で大きな武器となっているはずです。
「スタントなし」で戦える世界基準の俳優へ
近年、真田広之さんがプロデュースした『SHOGUN 将軍』がエミー賞を独占したように、世界は「本物のアクションができる日本人俳優」を求めています。
玉木さんが英語を学び、柔術で世界大会に出ているのは、明らかに「世界進出」を見据えた動きではないでしょうか。
CGやスタントに頼らず、自らの肉体で感情を表現できる玉木さんは、ポスト真田広之の最右翼と言える存在になりつつあります。
ハリウッドや世界の映画産業では、アクションシーンの「リアリティ」が重視される傾向が強まっています。CGに頼りすぎた作品は観客に見抜かれ、評価されにくくなっているのです。
その点、玉木さんのように実際に格闘技の大会で結果を出している俳優は、圧倒的な説得力を持ちます。カメラの前で演技するアクションと、実際の試合で培った身のこなしは、まったく違うものだからです。
イクサガミ続編への「回想」出演の可能性も?
シーズン1で死亡したとはいえ、玉木宏さんが演じた人気キャラである菊臣右京。
もしシーズン2があるなら、主人公・愁二郎(岡田准一)の回想シーンのなかや、過去編での登場もゼロではありません。
その時、さらに研ぎ澄まされた玉木さんの動きが見られるかもしれません。
「死してなお強くなる」。そんな漫画のような設定を地で行くのが、今の玉木宏さんなのです。
Netflixシリーズは、人気があれば続編やスピンオフが制作されることも珍しくありません。『イクサガミ』が世界的にヒットすれば、菊臣右京の過去を掘り下げる特別エピソードなどが制作される可能性も十分にあります。
その際、今回の欧州大会以降もトレーニングを続けている玉木さんは、『イクサガミ』シーズン1以上の迫力あるアクションを見せてくれるはずです。
冬ドラマ『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』
玉木宏さんは2026年の冬ドラマである『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』に主演しています。すでに第1話・第2話が放送済み。
玉木さんが演じる主人公・天音蓮(あまね れん)は、元腕利きの捜査一課刑事。いろいろあって、今は民間の保険調査員となっています。
ちょっと変わった保険の支払いの調査をどんどん解明していく天音蓮の物語。
そのドラマで玉木宏さんは、武術で培った動きや目チカラを遺憾なく発揮しています。
お薦めのドラマです。Tverでも視聴できますし、またTVer以外では、Amazonプライムビデオで見放題配信中です。
玉木宏の柔術取組に関するFAQ(よくある質問)
玉木宏さんの柔術取組について、できるかぎり本文と重複しない内容でQ&Aをリストアップしました。
Q1. 玉木宏さんの柔術の帯の色は?
現在は「青帯」です。白帯から始まり、青→紫→茶→黒と昇格していきます。青帯は基礎がしっかりしていないと取れない色です。
一般的に、週3〜4回の練習を2〜3年続けてようやく青帯に昇格できると言われています。玉木さんは6年以上の経験があるため、技術的にはかなり高いレベルに達していると考えられます。
Q2. いつから柔術をやっているの?
2019年頃(約6〜7年前)から始めています。岡田准一さんに誘われたわけではなく、自発的にスタートしました。
ボクシングから柔術への転向は、「長く続けられる格闘技を」という思いからだったそうです。実際、柔術は打撃がないため、顔への怪我のリスクが少なく、俳優業との両立がしやすいという利点があります。
Q3. どこの道場に通っているの?
具体的な道場名は公表されていませんが、都内の有名道場(カルペディエムやトライフォースなど)ではないかと噂されています。
芸能人が通う道場は、プライバシー保護の観点から公表されないことが多いです。ただし、国際大会に出場できるレベルの指導を受けているということは、確かな実績のある道場で練習していることは間違いありません。
Q4. 今回の大会の成績は?
「IBJJF ヨーロピアン選手権2026」のマスター3(41-45歳)・青帯・フェザー級で銅メダル(3位)を獲得しました。年齢は数え年換算のようです。
この大会は、世界中から選手が集まる非常にレベルの高い大会です。3位という結果は、趣味で柔術をやっている人の中でも上位数パーセントに入る実力であることを示しています。
Q5. 岡田准一さんとの直接対決はある?
帯の色が違うため(岡田さんは黒帯、玉木さんは青帯)、今のところ公式戦で当たることはありません。
ただし、道場での練習では帯の色に関係なくスパーリングを行うことがあります。二人が同じ道場で練習することがあれば、そこでは対戦している可能性もあります。
Q6. ボクシングもやっていたって本当?
はい、20代の頃からボクシングジムに通い、約15年の経験があります。
ボクシングで培ったフットワークや距離感、反射神経は、柔術にも活かされているはずです。打撃系から組み技系への転向は、総合的な格闘技センスを磨く上で非常に有効だと言われています。
Q7. 柔術は怪我しないの?
打撃がないため、ボクシングよりは顔の怪我などのリスクは低いですが、関節技主体の格闘技なので怪我と隣り合わせであることは変わりません。
特に、肘、膝、肩、首などの関節は、技をかけられた際に無理に抵抗すると負傷する可能性があります。そのため、適切なタイミングでタップ(参った)をすることが重要です。
Q8. 減量はしているの?
試合に出る際は階級に合わせるため、数キロ単位の減量を行っています。
フェザー級は約70kg以下の階級なので、玉木さんは試合前に体重を調整していると考えられます。俳優業では役によって体重を増減させることもありますが、格闘技の減量はまた別の厳しさがあります。
Q9. 『イクサガミ』の役はどんな役?
玉木宏さんが演じたのは菊臣右京。右京は、主人公・愁二郎(岡田准一)たちを助けた者。いろいろな過去を背負っての重要な役どころを演じました。
シーズン1では、愁二郎を助けるために圧倒的な強さを持つラスボス的な存在に立ち向かい、破れてしまいます…。
Q10. 今後の大会出場の予定は?
公表はされていませんが、今回の結果を受けて、さらに上の色のメダルや、世界大会への再挑戦も期待されます。
柔術には年間を通じて多くの大会があります。IBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)主催の大会だけでも、世界選手権、パンアメリカン選手権、アジア選手権など、様々な大会が開催されています。
Q11. 柔術は演技に役立っている?
本人曰く「精神統一になる」とのことですが、立ち振る舞いやアクションのキレに直結しているのは間違いありません。
格闘技を通じて得られる集中力、身体のコントロール能力、そして何より「本物の緊張感」を知っていることは、演技の幅を大きく広げます。特にアクションシーンでは、その差は歴然として現れます。
まとめ – 彼はもう「イケメン俳優」ではない
玉木宏さんの銅メダル獲得は、単なる芸能ニュースではありません。
一人の表現者が、演技という枠を超えて「強さ」を求めた結果の証明です。
- 進化の理由:『イクサガミ』退場後も鍛えるのは、役作りを超えた「ライフワーク」であり、世界基準の俳優を目指す意志の表れです。
- 岡田との絆:岡田准一とは師弟ではなく、共に世界大会に挑む「盟友」です。互いに刺激し合う関係が、玉木を覚醒させました。
- 次なる野望:その身体能力は実写『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉役のような作品や、将来の海外進出作品で爆発するはずです。
『のだめカンタービレ』の千秋先輩から約20年。
指揮棒を置いたその手は今、相手の道着を掴み、世界を掴もうとしています。
俳優・玉木宏さんの第二章、これからの「闘い」から目が離せません。
45歳という年齢は、多くのアスリートにとっては引退を考え始める時期です。しかし玉木さんは、そこからさらに高みを目指そうとしています。
この挑戦する姿勢こそが、多くのファンの心を打つのでしょう。
年齢を言い訳にせず、新しいことに挑戦し続ける。その背中は、同世代の人々にとって大きな励みとなっているはずです。
今後、玉木さんがどんな役を演じ、どんな舞台で活躍するのか。そして柔術でどこまで強くなるのか。すべてが楽しみでなりません。


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