島田洋一衆議院議員が2025年9月25日のYouTubeライブで『竹上離党騒動の構造〜議席とカネ』を公開されました。
本記事は、この島田洋一衆議院議員の動画内容について、YouTubeの文字起こし機能で出力したテキストを、Notebook LMを使って、タイトルなどをつけてまとめました。
今回、この動画内容をまとめたものを記事として公開する目的は、この記事をベースに、竹上離党騒動についての分析と講評を、別途記事で書く予定だからです。
以下が、島田洋一衆議院議員のライブ動画です。
以下の「動画内容まとめ情報」については、参考として利用され、必ず、島田洋一衆議院議員の前述の動画をごらんいただくようお願いいたします。
はじめに:竹上離党騒動の構造は「金の問題」
日本保守党、衆議院議員の島田です。 今日のテーマは「竹上離党騒動の構造〜議席とカネ」というものです。 この問題は、要するに金の問題です。よく推理小説で、犯人が誰かうまく推理しようと思ったら「金の流れを追え」と、これ鉄則ですよね。
この竹上さんの件は、残念ながらどんどんどんどん迷路にはまっていかれて、今回離党届を出されたと。一緒に仕事をしてきただけに、彼女がこう転落してしまっているというのは残念です。
まず重要な事実として、日本保守党は竹上さんが19日に出してきた離党届を受理していませんし、今後とも受理しません。あくまで離党するというのなら、その前に議員辞職しなさい、というのが日本保守党の立場です。
比例代表で得た議席の重み
竹上さんの場合、衆議院の東海ブロックの名簿1位にランクされて、日本保守党が1議席取ったがゆえに彼女が議席を得たわけです。全くの無名な存在でした。
党の力で取った議席を、勝手に「私やめて無所属になって、別の会派に加わって、次の選挙では賛成党なり国民民主党に公認を求めよう」とか、そういうことは許されない。党に不満があってやっていけないというのであれば離党ですけど、同時に議員辞職しないとおかしい。
衆議院のブロック比例は、党の名前でしか投票できません。党の名前で投票し、事前に党が決めている名簿の順番に従って当選者が決まるシステムです。
なぜ竹上氏が候補者になったのか
東海ブロックに関しては、当初別の方を立てようという話があったんですが、色々あって、妥協の産物として竹上さんを立てることになったのです。今から考えれば、大変間違った選択だったわけですが。
全くの無名な存在だった彼女が、いろんな妥協の産物として衆議院議員になれた。竹上さんとしては、拾った宝くじが一等賞だった、というぐらいの幸運ですよね。
活動制限の真相と離党の動機
竹上さんは記者会見で「党から活動を制限された。これでやっていけないというので離党を決めた」と言っておられます。 しかし、国会活動を制限されたという意味では全くない。むしろ「もっと勉強しろ」「もっと活動しなさい」と党から葉っぱをかけられたぐらいです。
では、彼女が「活動制限された」というのは何のことか。要するに、「次の選挙でもう1回通りたい、この議席にしがみつきたい。そのための選挙活動に、党からもっとお金をくれ」ということです。思うほど党がお金をくれない、それじゃあ離党しよう、と。
議員辞職すべき理由と党への影響
党の議席なので、離党するなら議員辞職すべきです。もし竹上さんが辞職した場合、東海ブロックで日本保守党が取った1議席という事実は変わらないので、名簿2位のランクの人が繰り上がり当選します。
繰り上がるのは、昨日竹上事務所を解雇された公設第一秘書の中川健一さんです。竹上さんの非常に内容の優れた国会質問がありましたが、これを書いたのは中川秘書です。正直言って、竹上さん本人に質問趣意書を書く文章力や能力は、大切ないとあえて言います。
彼女が辞職して中川さんが議員になった場合、日本保守党としてはパワーアップします。そういう意味でも是非、竹上さんには辞職してもらいたい。
もし彼女が離党するだけで議席が2つに減ると、参加できる委員会の数を減らされたり、私の質問時間が現在の7分から5分以下に減らされる可能性があります。これは日本保守党を支持する人たちへの裏切り行為です。
金の問題:選挙活動と秘書給与
竹上さんは、河村さんから「次の総選挙でブロック比例で優遇されることはありえない。小選挙区で戦って議席を勝ち取る以外ない」と何度も言われていました。しかし、彼女の地元である愛知15区は自民党の議員が非常に強く、本人は「勝てる見込みは全然ない」と。
議員の仕事で重要なのは、盆踊りやバス旅行などで有権者と交流することだと河村さんは常々言っていますが、これにはお金がかかります。 竹上さんは、税金で賄われる公設秘書3人全員を地元に貼り付かせ、票集めの活動をさせたかった。しかしそれは認められなかった。
さらに、お姉さんを名目上の公設秘書にして、実際は選挙のプロに給料を渡すという、辻元清美さんが逮捕されたのと同じ違法行為(秘書給与の詐取)まで持ちかけてきたため、党の執行部から拒否されました。
選挙のプロと称する人たちに「こういう活動にお金を出した方がいい」と言われ、彼女は資金繰りに困っていたようです。国会議員は、調査研究費(旧文通費)月100万円、立法事務費月65万円、政党助成金など、お金をぶら下げている存在に見えるため、色々な人が群がってくるのです。
公設秘書の即日解雇
そうした中で、選挙のプロから「今、党から言われて雇っている公設秘書を全員クビにして、あんたが自腹で雇っている人を公設秘書にすれば、個人負担が減る」という甘い囁きに乗ったのです。
そして昨日、いきなり3人の公設秘書に「即日解雇」を言い渡しました。部屋に入るためのカードキーも無効にし、私物が残っているのに事務所に入れないという、人の道に完全に反するやり方です。
無所属になった後の金の算段
彼女は無所属になって、維新を抜けた議員などと会派を作り、立法事務費(月65万円)や政党交付金を得ようとしているのでしょう。そうやって得たお金を持参金として、次の選挙で国民民主党や参政党に公認を求める、そういう構図を描いているのだと思います。
結局、「議員でいたい」「国会活動はどうでもいい、自分の再選のための活動だけが重要だ」という、しがみつきモードになると、色々な人にカモにされます。
ちなみに日本保守党では、立法事務費や政党交付金は党で一元管理し、個々の議員には配りません。私はそれに何の疑問も抱いたことはありませんが、竹上さんはとにかく金が欲しかったということです。
秘書解雇の理由とお茶問題
記者会見で秘書を解雇した理由を聞かれ、「私にお茶を入れてくれなかった」という、ひどい答えをしていました。喉が渇いたら自分で飲みますし、そんなことで秘書の仕事の邪魔をする方が心理的負担です。
構造的な問題と法改正の必要性
この問題は、他党の議員からも「一言ではない。どの党でも起こりうる」という声が上がっており、法改正を呼びかける動きもあります。
私は、少なくとも衆議院のブロック比例単独で当選した人が離党する場合は、議員辞職を義務付ける法律が必要だと考えており、これはコンセンサスが得られるのではないかと主張していきたいです。
竹上氏の金目当てだけの離党、そしてそれによって我々の活動が制限されかねないという、支持者に対する裏切り行為を決して見過ごすわけにはいきません。
まとめ
日本保守党(日本保守党はまだ離党届を受理していません!)の竹上裕子衆議院議員の離党問題について、このブログでは次の2つの記事を公開しています。


これらの記事を書くために、筆者 taoは、「切り取り動画ではない関係者の動画」を直接、何本も見ました。そして、竹上裕子議員の離党会見も10回以上見直してみました。
これらの動画のなかで、今回の竹上裕子問題をメタ視点で問題構造を最も的確に展開しているのは、本記事で扱っている島田洋一衆議院議員の動画です。論点がわかりやすい素晴らしい動画です。
島田洋一議員の一番の主張は、今回の竹上裕子離党問題は、党を超えたレベルた問題事案だということです。
この問題については、早急に「参議院比例ブロックで当選した者は離党は議員辞職とする」というような法律が作られ、二度とこのような不合理なことが起こらないことを島田洋一議員は主張しています。それが早く実現することを強く望みます。
なお、冒頭にも書きましたが、この島田洋一衆議院銀の動画内容をまとめたこの記事をベースに、今回の竹上裕子議員離党問題について、様々な角度からこのブログで論じていきたいと考えています。
更新メモ:2025年10月02日 56 3
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