
山尾志桜里氏の「スキャンダルって何?」
不倫やガソリン代疑惑って結局どうだったの?



その疑問、ここで全て整理できます。
不倫報道、ガソリン代疑惑、政治資金問題──そして最新の「参院選・見送り」。
本記事では、山尾志桜里氏をめぐる醜聞と報道記事を時系列で網羅。報道記事に準拠して客観的に整理し、背景や真相に迫ります。
「信頼できる全体像」を求める方へ。まとめ読みで見えてくる構図と変遷を徹底解説します。
- 山尾志桜里氏の経歴と注目された理由
- 不倫・ガソリン代疑惑など過去スキャンダルの時系列まとめ
- 立憲民主党の参院選擁立・公認取り消しの背景と党内の動き
- 記者会見での主張と各メディア・SNSの反応
- 政治家・山尾志桜里氏をどう評価すべきか──報道と世論を読み解く視点
山尾志桜里氏とは何者か?経歴と注目された理由
山尾志桜里(やまお しおり)氏は、元衆議院議員で弁護士の経歴を持つ政治家です。2009年に民主党から初当選し、以後、民進党、立憲民主党、無所属と立場を変えながら国政に関与してきました(※1)。
特に「保育園落ちた日本死ね」ブログに関する国会での質問や、共謀罪反対の論戦で注目を集め、メディア露出も多く、「将来の総理候補」と評されることもありました。
山尾氏は政策提案力や言語表現力に優れる一方、党内での立場は一貫せず、離党・移籍を繰り返したことでも知られます。以下では、その経歴と注目された政策テーマを整理します。
弁護士から政治家へ──華麗なる経歴と初当選
1974年、愛知県名古屋市生まれ。東京大学法学部を卒業後、司法試験に合格し、検察官(東京地検)として勤務。その後、退官して弁護士に転身しました。
2009年の衆議院選挙で民主党から愛知7区に出馬し、初当選。子育て世代を意識した政策を掲げ、「ママ議員」として注目されました。
当時の政策テーマは待機児童問題や子育て支援など。これが後の「保育園落ちた日本死ね」ブログの国会質問(2016年)につながります。
政治家としての評価と党内での立ち位置
山尾氏は民進党時代に政調会長代理や憲法審査会メンバーを務め、共謀罪(テロ等準備罪)に反対する論陣で知られました。
2016年3月、「保育園落ちた日本死ね」ブログを国会で取り上げ、子育て政策を前面に押し出して追及。Yahoo!検索大賞の政治部門にも選出されました(本人が受賞したわけではありません)。
しかし、党内では発信力がある反面、独自路線が目立ち、共産党との共闘に反対するなど「対立する姿勢」がしばしば議論を呼びました。



経歴はすごいけど、党の中では浮いてたのかな?
※1. 山尾志桜里氏の所属政党歴
- 2009年 – 民主党
- 2009年8月の衆議院選挙で民主党公認で愛知7区から出馬し当選(当選1回目)
- 2012年12月の衆議院選挙で落選。
- 2014年12月の衆議院選挙で当選し、国政復帰(当選2回目)。
- 2016年3月 – 民進党
- 民進党結成に加わり、政調会長就任。
- 2017年9月、週刊文春報道等の問題で民進党離党し、民進党の離党ドミノ加速。
- 2017年10月 – 無所属
- 2017年10月の衆議院選挙で無所属で愛知7区から出馬し当選(当選3回目)。
- 2017年12月 – 立憲民主党
- 当選後、無所属のまま衆議院会派「立憲民主党・市民クラブ」に入会したのち、12月に立憲民主党入党。
- 2020年3月 – 無所属
- 立憲民主党を離党。
- 2020年7月 – 国民民主党
- 6月に入党届を出し、7月に承認された。
- 2020年9月 – 新・国民民主党
- 2020年8月、玉木代表が分党を表明、9月に玉木代表の新・国民民主党に入党。
- 2021年10月の衆議院選挙不出馬。
- 2025年6月 – 無所属
- 2025年6月11日、国民民主党が山尾氏の参議院選挙公認を見送り決定。
- 翌12日、国民民主党離党。
過去のスキャンダル一覧|山尾志桜里の醜聞まとめ
山尾志桜里氏の政治活動は、複数の報道によってスキャンダルの対象にもなりました。代表的なのが「ガソリン代問題」と「不倫報道」です。これらはいずれも報道機関による事実に基づいた記事が発端で、政治家としての信頼性に大きな影響を与えました。
それぞれの疑惑の内容と経緯を、報道内容に即して正確に整理します。
これらはいずれも確定的な法的処分には至っていませんが、政治的なダメージは避けられず、各政党との関係や世論に大きな影響を与えました。
「ガソリン代問題」とは何だったのか?
2016年、山尾氏の政治資金収支報告書に「年間で約230万円のガソリン代」が計上されていたことが報道され、問題視されました。
この金額は、1リットル150円と仮定しても約15,300リットル相当。走行距離に換算すると年間7万kmを超える計算になり、一般的な政治活動を超える水準であると指摘されました。
本人は「秘書がプリペイドカードでガソリンを購入しており、記録に不備があった可能性がある」と説明しましたが、明確な訂正や謝罪会見は開かれていません。
この問題は違法性が明確に証明されたわけではないものの、「説明責任を果たしたとはいえない」と批判され、イメージ悪化につながりました。
不倫報道と民進党離党(2017年)
2017年9月、週刊文春が「山尾志桜里氏と倉持麟太郎弁護士との不倫関係を報じた」記事を掲載。双方とも当時既婚者であったため、大きな政治的反響を呼びました。
報道によると、ホテルでの密会や深夜の会食が頻繁に行われており、写真付きで掲載されたこともあり、信ぴょう性が高いと受け止められました。
山尾氏はこの報道を受けて、9月7日に民進党へ離党届を提出。記者会見で「政策顧問としての信頼関係であり、男女関係はない」と不倫を否定しました。
しかし、党内外からの批判は収まらず、政治家としての姿勢が問われる結果となりました。
政治資金に関する報道(継続)
山尾氏の政治資金をめぐる報道は他にも複数存在します。主に「政策活動費の支出の妥当性」や、「政策顧問として起用した倉持氏への報酬の内容」が焦点となりました。
2018年の調査報道では、政策活動費の一部が倉持氏に支払われていたことが指摘され、「個人的関係と公的支出の境界があいまい」とする批判もありました。ただし、これについても法的に問題視された記録は現時点で確認されていません。
なお、政治資金に関しては、毎年総務省に提出される「政治資金収支報告書」に基づく報道であり、誰でも閲覧可能な公的記録です。
参院選擁立から公認取り消しまでの経緯
2025年春以降、国民民主党は山尾志桜里氏を次期参院選・愛知選挙区の候補者として擁立する方向で検討していることが漏れました。かつての知名度や国政経験を評価し、候補者として有力視されたのです。玉木代表が一本釣りしたとかなどの情報拡散などもあり、これに世間が反応。
なんと、国民民主党の支持率が急落したのです。
そんなこんながあって、山尾志桜里氏が出馬会見を願い出て6月10日に実現したのですが・・・。
この経緯は、政治家と政党の信頼関係、説明責任、そして有権者の目線にどう応えるかという点で、大きな教訓を残す出来事となりました。
擁立検討と出馬表明の背景
国民民主党は、参議院選挙全国比例の候補者選定を進める中で、かつての衆院議員・山尾志桜里氏を有力候補と位置づけ、調整を行っており、2025年5月14日に正式に発表(※2)。
その情報が拡散し、これに世間が反応。なんと国民民主党の支持率が急落します。
4月の調査から2%減の11%となりました。
しかし、この傾向は留まるところをしらず、6月に入ってからの支持率低下もとまりません。
最新では、6.8%までに激減しました。
そんな国民民主党に激震が走るなか、山尾氏側から出馬会見開催の申し出が党にあり、6月10日にそれが開かれました。正式に2025年の参議院選挙に立候補する意思を表明。国民民主党からの出馬を前提とした発表でした。
しかし、この会見では、過去の政治資金問題や週刊誌報道に関する質問に対して明確な説明を避ける場面があり、「疑惑が晴れていない」との報道が相次ぎ、SNSでも批判が拡散しました。
公認見送りの決定と理由
山尾氏の出馬会見の翌日である11日、国民民主党は両院議員総会を開き、山尾志桜里氏の公認を「見送る」と正式決定。彼女を党の候補者としては立てない方針が確認されました。
同日、玉木雄一郎代表は記者団の取材に応じ、「本人の説明が不十分で、党として責任を持って推薦できる状況ではない」と述べ、公認見送りの理由を明確にしました。
この判断は、党内外からの「説明責任を果たすべき」という声、また参院選候補としての適格性に対する懸念を受けたものとされています。候補者選定における透明性の重要性があらためて問われた格好です。
なお、公認見送りについては、こちらの記事もどうぞ。



結局、会見で疑惑が晴れなかったのが決定打だったんだね



いやいや、止まらない支持率の急落が理由でしょ
※2. 国民民主党が山尾氏を参院選に擁立するとの報道の顛末
2025年4月23日に産経新聞が「国民民主党、山尾志桜里擁立」との報道し、SNSなどで大きな反響あり。同党幹事長が「山尾氏擁立を否定」。その後、沈静化。
同年5月14日には、正式に国民民主党から「山尾氏擁立」を発表。同年6月11月に「山尾氏擁立見送り」が決定したあとの山尾氏の発言によれば、産経新聞のリーク記事以降、正式発表を打診してきたが、それが再三の延期で6月10日の会見になったとのこと。
政治家・山尾志桜里氏をどう評価すべきか
山尾志桜里氏の歩みは、評価が極端に分かれる政治家の典型といえます。スキャンダル報道や党との対立が目立つ一方で、政策論では一定の評価も存在します。
本章では「支持と批判がなぜ分かれるのか」「報道から何を読み取るべきか」を中心に、今後の政治的な立ち位置についても考察します。
事実と印象、報道のトーンや世論の傾向から、山尾氏の政治家としての「価値と限界」を冷静に見ていきましょう。
支持と批判、二極化する世論の本質
山尾氏の評価は、政策的な発言力と私生活に関するスキャンダルの間で、真っ二つに割れています。
支持する層は「論理的で一貫した憲法観」「女性政治家としての突破力」を称賛。一方、批判的な層は「説明責任の欠如」や「自己正当化の強さ」を問題視します。
また「一度失った信頼は戻らない」とする有権者心理も根強く、過去の報道が未来に与える影響の大きさを物語っています。
政治家個人の問題と、制度や組織全体の責任をどう分けて評価するかが、問われているともいえるでしょう。
報道を読み解くための視点と考察のヒント
報道記事を読む際には、「誰が」「どの立場から」「何を目的に」書いているかを常に意識する必要があります。
週刊誌のスキャンダル報道は、人間ドラマとしての興味を引く反面、政治的な文脈や意図が見えづらくなることもあります。メディアによってトーンや焦点が異なるため、複数の情報源を見比べることが重要です。
たとえば、同じ会見内容でも朝日新聞と産経新聞では引用箇所や見出しが異なるため、受け取る印象が大きく変わります。SNS上の拡散内容も編集された断片にすぎないことを忘れてはなりません。
自分なりの「軸」を持ち、情報の真偽や意図を冷静に見極めることが、スキャンダル政治の本質を理解する第一歩です。



ちゃんと報道の裏も読まないと、振り回されちゃうよね
なお、山尾志桜里氏は2025年6月11日、国民民主党が「山尾氏後任見送り」を決定したことに伴い、同党を離党。合わせて、長文のコメントを発表しました。コメント内容については、こちらをどうぞ。
昨日6月11日、国民民主党の両院議員総会において、事実上の公認取り消しの決定を受けました。国政への再挑戦を決意しておりましたが、全国比例代表候補として、その場に立つことはかないませんでした。
昨年来、玉木雄一郎代表より、国民民主党からの国政復帰のお誘いを頂戴していました。本年に入り、改めて代表から具体的に夏の参院選での出馬の要請を受け、その後、代表と榛葉賀津也幹事長お二人同席の上で重ねてのご要請を頂戴しました。悩み抜いた末、この大事なタイミングで党と国家に貢献できるなら微力を尽くしたいと考えるに至り、さまざまな環境を整えた上で、ご要請をお受けする決断をしました。
今回の両院議員総会での公認取り消し決定は大変残念です。
簡潔に公認決定・発表・取り消しの経過を申しますと、本年4月23日当日、党から決定した旨の連絡を頂戴しました。
ただ、その際あわせて、発表は先送りさせてほしい、そして同日予定していた代表・幹事長同席の記者会見も見送りたいとの説明を受けましたので、予定通りが望ましいのではないかと自身の意見は申し上げた上で、党の判断にお任せいたしました。
その後、「SNS等での批判の沈静化」「愛知県内における私の政治活動に対する愛知県連所属国会議員からの強い懸念」「他の候補予定者との一斉発表」などを理由として複数回発表の先送りの連絡を頂戴し、その都度意見は申し上げつつも、党の判断に従いました。
そして5月14日午前、本日発表との連絡を受け、他3名の候補予定者とともに発表いただきました。その日は、赤坂における国民民主党の街頭活動への参加のお呼びかけもいただき、玉木代表とともにマイクを握りました。
その後、ようやく政治活動を進めることが可能になったので、6月7日には後援会・支援者の皆さんと、事務所開きを行い、商店街の一角で事務所の運営を開始しました。
出馬会見に関しては、当初の4月23日の予定が持ち越されて一旦は宙に浮く形になっておりましたので、私としては早期の開催の意思を党にお伝えしつつ、党からの判断を待った結果、6月10日開催の運びとなりました。
代表・幹事長の同席を希望しましたが、辞退会見であれば同席するとのお答えは大変残念でした。ただ私には辞退の意思はありませんでしたし、会見するという自分の言葉を守る責任がありましたので単独で臨んだ次第です。
会見では、お答えが難しい点もありました。ただ、時を経てさまざまな関係者や家族や守るべき人がおり、自身の新たな言葉が誰かを傷つける可能性がある以上口にしないと決めておりましたので、全ての人の納得を得ることはできないだろうということも予測はしていました。
それでも意を尽くして説明し、質問が尽きるまでできる限り真摯(しんし)に対応し、今の自分自身の正直な言葉を届けた上で有権者のご判断を仰ぎたいと考えて臨んだ会見でした。
こうした経過を通じて、不十分もあったかと思いますが、その局面ごとに悩みながら、政治家として、党所属の組織人として誠実な対応に努めてまいりました。
そして6月10日の約2時間半の記者会見の後、さまざまな方からご連絡もいただき、少なからずご理解と励ましの広がりに感謝をしていたところ、24時間もたたないうちに「公認取り消し」という性急な結論を頂戴したことには正直驚きました。
明らかに執行部主導でご要請を受け、擁立いただいたにもかかわらず、執行部の責任において判断せずに、両院議員総会での決定という形をとる点にもかなり違和感がありました。
「有権者、全国の仲間、支援者からの十分な理解と信頼が得られない」とのことですが、公認取り消しという公党の判断理由として有権者に説得力を持つものなのか疑問もあります。
今回問題とされた事柄は、全て公認時に周知されていたことです。その事柄について何らか懸念があるのであれば、公認前に選対面談を設けご指摘を頂戴することができたなら、よりよい状況を作れたようにも思います。
面談日程が入らないガバナンスに違和感を覚え、公認前の4月15日に選対面談を申し出た際には、面談は不要とのご判断を頂戴した経緯もありました。
このように、党から正式な公認内定を受けても、党の都合で排除されてしまう政党では、志ある方も今後立候補の決断にちゅうちょしてしまうのではないでしょうか。
私自身の後援会をはじめ支援者の方々が、国民民主党からの出馬であるが故に、党の機関紙の10万枚以上のポスティングや党のポスター掲示などに汗をかき、活動を続けてくださっていたことに、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。精いっぱい、私からおわびとお礼を尽くしたいと思っております。また、この間あたたかい励ましをいただいた皆さまにも、感謝の気持ちをお届けしたいと思っております。
今回、私は政治家として「豊かで強い国。そして国民にあたたかい優しい国」という国家像をお示ししました。国政に再挑戦し、左右に偏らない寛容な中道政治を実現して、国家のために力を尽くす、その決意に揺らぎはありません。
この国政への固い意思を引き出してくれた国民民主党には感謝しつつ、その統治能力には深刻な疑問を抱いておりますので、今後は一線を画させていただければと思っております。さきほど、国民民主党には離党届を提出いたしました。
今後は、まず何より今回大変なご迷惑をおかけした後援会・支援者・関係者の方々におわびとお礼を尽くし、よく相談しながら、今後の政治活動について熟慮したいと思っております。山尾志桜里
引用元:毎日新聞
まとめ|山尾志桜里氏のスキャンダルと報道から何が見えるのか?
この記事では山尾志桜里氏の「過去のスキャンダル」と「直近の政治的動向」を、報道記事に基づいて時系列で整理しました。
- ガソリン代疑惑・不倫報道など過去の醜聞を報道記事から振り返り
- 立憲民主党の擁立から公認取り消しまでの経緯を客観的に整理
- 記者会見の主張、メディアやSNSの反応を比較して考察
「事実はどこにあるのか?」──この記事は、そんな疑問を持つ方のための情報整理です。



報道を表層で受け取るのではなく、背景を読み解く視点を持つことが、今の時代に必要です。
もっと深く知りたい方は、記事内リンクや参考資料もぜひチェックしてみてください。
記事更新:2025年6月14日
記事公開:2025年6月12日
コメント