2025年は「昭和100年」という節目の年でもありましたが、同時に一つの時代の終わりを感じさせる多くの別れがあった年でもあります。政界、芸能界、スポーツ界、そして文化芸術の分野において、長きにわたり第一線で活躍された功労者たちが旅立ちました。
長嶋茂雄さんやみのもんたさん、海外ではローマ教皇フランシスコやオジー・オズボーンなど、私たちの記憶に深く刻まれた著名人の訃報は、社会に大きな喪失感をもたらしています。彼らの足跡を振り返ることは、私たちが歩んできた時代そのものを再確認することでもあります。
本記事では、2025年に逝去された国内外の著名人を月別に整理し、その功績を偲びます。
- 2025年に亡くなった国内外の著名人を一覧で把握できます
- 政界・芸能界・スポーツなど分野別に訃報を整理して確認できます
- 訃報だけでなく人物の経歴や功績を簡潔に知ることができます
🌅 1月の訃報
1月・国内編
[1] 三浦 洸一(みうら こういち)さん
- 没年月日:2025年1月11日
- 没 年 齢:97歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 昭和歌謡の黄金期を支えた歌手の一人。「踊子」や「落葉しぐれ」などのヒット曲で知られ、紅白歌合戦にも多数出場。朗々とした歌声は晩年まで健在でした。
[2] 川辺 久造(かわべ きゅうぞう)さん
- 没年月日:2025年1月26日
- 没 年 齢:92歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 文学座出身の俳優として舞台やドラマで活躍。時代劇や刑事ドラマでの渋い悪役から重厚な役柄まで幅広く演じ、昭和のテレビドラマ史を支えた名バイプレイヤーでした。
[3] 森永 卓郎(もりなが たくろう)さん
- 没年月日:2025年1月28日
- 没 年 齢:67歳
- 死 因:原発不明がん
- コメント:
- 経済アナリスト、エコノミスト、タレントとして活躍。専門は、マクロ経済・計量経済・労働経済・教育計画、オタク文化論など多岐にわたります。愛称は「モリタク」。獨協大学経済学部教授などを務めました。経済アナリストとしてテレビやラジオで親しまれる一方、がん闘病を公表しながら執筆活動を継続していました。「新NISA」への警鐘など、最後まで独自の視点で経済を論じ続けました。
[4] 下條 アトム(しもじょう あとむ)さん
- 没年月日:2025年1月29日
- 没 年 齢:78歳
- 死 因:急性硬膜下血腫
- コメント:
- 俳優・声優として活躍し、『世界ウルルン滞在記』の温かみのあるナレーションでお茶の間に親しまれました。映画『男はつらいよ』シリーズなど名脇役としても知られています。
1月の国内訃報の特徴
新年早々、昭和の芸能・文化を支えた重鎮たちの訃報が相次ぎました。特に森永卓郎さんの闘病の末の逝去は、現役世代にも大きな衝撃を与えました。
1月・海外編
[5] デヴィッド・リンチ(David Lynch)さん
- 没年月日:2025年1月15日
- 没 年 齢:78歳
- 死 因:肺気腫による心停止(推定)
- コメント:
- 映画監督。映画『エレファント・マン』やドラマ『ツイン・ピークス』で知られるカルトの帝王。シュールで独創的な世界観は「リンチ・ワールド」と呼ばれ、世界中のクリエイターに影響を与えました。
[6] ジョーン・プロウライト(Joan Plowright)さん
- 没年月日:2025年1月16日
- 没 年 齢:95歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 英国演劇界を代表する女優であり、ローレンス・オリヴィエの妻としても知られます。映画『魅せられて四月』などでゴールデングローブ賞を受賞するなど、気品ある演技で魅了しました。
[7] マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)さん
- 没年月日:2025年1月30日
- 没 年 齢:78歳
- 死 因:不明(長年の健康問題あり)
- コメント:
- 1960年代のポップアイコンであり、ローリング・ストーンズのミューズ。「涙あふれて」のヒットや女優としての活動など、波乱万丈な人生とハスキーな歌声が愛されました。
1月の海外訃報の特徴
映画界の鬼才デヴィッド・リンチや、60年代カルチャーの象徴マリアンヌ・フェイスフルなど、独自のスタイルを貫いたアーティストたちの旅立ちが目立ちました。
👹 2月の訃報
2月・国内編
[8] 吉田 義男(よしだ よしお)さん
- 没年月日:2025年2月3日
- 没 年 齢:91歳
- 死 因:脳梗塞
- コメント:
- 阪神タイガース一筋で活躍し「牛若丸」と称された名遊撃手。監督としては1985年に球団初の日本一に導き、フランス代表監督も務めるなど野球界の国際化にも貢献しました。
[9] 岸本 梓(きしもと あずさ)さん
- 没年月日:2025年2月24日
- 没 年 齢:39歳
- 死 因:がん
- コメント:
- 『ズームイン!!サタデー』のリポーターなどで活躍したタレント。明るいキャラクターで親しまれましたが、39歳という若さでの旅立ちに悲しみが広がりました。
[10] 曽野 綾子(その あやこ)さん
- 没年月日:2025年2月28日
- 没 年 齢:93歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 『神の汚れた手』など社会的テーマを扱った小説や、保守的な論客としてのエッセイで知られる作家。日本財団会長も務めるなど、多方面で精力的に活動しました。
[11] 西村 修(にしむら おさむ)さん
- 没年月日:2025年2月28日
- 没 年 齢:53歳
- 死 因:食道がん
- コメント:
- 新日本プロレスなどで活躍した技巧派プロレスラーであり、文京区議会議員としても活動。がん闘病を公表しながらリングに上がり続け、最後まで不屈の精神を見せました。
2月の国内訃報の特徴
阪神タイガースのレジェンド吉田義男さんや作家の曽野綾子さんといった大御所から、働き盛りのタレントまで、幅広い世代の訃報が続きました。
2月・海外編
[12] ジーン・ハックマン(Gene Hackman)さん
- 没年月日:2025年2月18日頃(遺体発見日2月26日)
- 没 年 齢:95歳
- 死 因:心臓疾患(推定)
- コメント:
- 『フレンチ・コネクション』でアカデミー主演男優賞を受賞したハリウッドの名優。タフな役柄からコミカルな演技まで幅広くこなし、映画史に残る数々の名作に出演しました。
[13] ロバータ・フラック(Roberta Flack)さん
- 没年月日:2025年2月24日
- 没 年 齢:88歳
- 死 因:ALS(筋萎縮性側索硬化症)
- コメント:
- 「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song)」などの世界的ヒットで知られるソウルシンガー。グラミー賞を複数回受賞し、その歌声は多くの人々の心に残り続けています。
2月の海外訃報の特徴
ジーン・ハックマン、ロバータ・フラックという映画・音楽界の巨星が相次いで世を去り、一つの時代の終わりを象徴する月となりました。
🌸 3月の訃報
3月・国内編
[14] みのもんた さん
- 没年月日:2025年3月1日
- 没 年 齢:80歳
- 死 因:誤嚥性肺炎・パーキンソン病の影響
- コメント:
- 『午後は○○おもいッきりテレビ』などでギネス記録を持つほどの露出を誇った司会者。独特の語り口とキャラクターでテレビ界の一時代を築き上げました。
[15] いしだあゆみ さん
- 没年月日:2025年3月11日
- 没 年 齢:76歳
- 死 因:甲状腺機能低下症
- コメント:
- 「ブルー・ライト・ヨコハマ」の大ヒットで知られる歌手であり、『北の国から』などで見せた繊細な演技が評価される女優でもありました。昭和の芸能界を彩ったクールビューティーでした。
[16] 篠田 正浩(しのだ まさひろ) さん
- 没年月日:2025年3月25日
- 没 年 齢:94歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 松竹ヌーベルバーグの旗手として活躍した映画監督。『心中天網島』や『瀬戸内少年野球団』など、美しくも鋭い映像美で日本映画界を牽引しました。
3月の国内訃報の特徴
みのもんたさん、いしだあゆみさんという、テレビの黄金期を支えたスターたちの訃報が続き、昭和・平成のテレビ文化を懐かしむ声が多く聞かれました。
3月・海外編
[17] ロイ・エアーズ(Roy Ayers)さん
- 没年月日:2025年3月4日
- 没 年 齢:84歳
- 死 因:未公表
- コメント:
- ジャズ、ファンク、ソウルを融合させたヴィブラフォン奏者。「Everybody Loves The Sunshine」などの楽曲は、ヒップホップ世代にも多大な影響を与えました。
[18] リチャード・チェンバレン(Richard Chamberlain) さん
- 没年月日:2025年3月29日
- 没 年 齢:90歳
- 死 因:脳卒中の合併症
- コメント:
- テレビドラマ『ドクター・キルデア』や『将軍 SHŌGUN』での主演で知られるアメリカの俳優。端正なルックスと演技力で、テレビドラマ黄金期のスターとして君臨しました。
3月の海外訃報の特徴
テレビドラマ界のレジェンドや、音楽のジャンルを超えて愛されたミュージシャンの死が報じられ、世界中のファンが追悼しました。
🍡 4月の訃報
4月・国内編
[19] 山口 崇(やまぐち たかし)さん
- 没年月日:2025年4月18日
- 没 年 齢:88歳
- 死 因:肺がん
- コメント:
- 『クイズタイムショック』の司会や、時代劇『天下御免』の平賀源内役で知られる俳優。知的で軽妙な語り口と品格ある演技で、長きにわたり親しまれました。
[20] 小山正明(こやま・まさあき)さん
- 没年月日:2025年4月18日
- 没 年 齢:90歳
- 死 因:急性心不全
- コメント:
- 阪神タイガースなどで活躍し「精密機械」と呼ばれた大投手。通算320勝は金田正一氏、米田哲也氏に次ぐ歴代3位の記録で、プロ野球史に残るレジェンドでした。
[21] 大宮 エリー(おおみや えりー)さん
- 没年月日:2025年4月23日
- 没 年 齢:49歳
- 死 因:病気(詳細非公表)
- コメント:
- 脚本家、作家、画家、ラジオパーソナリティなどマルチに活躍。自由な発想と行動力で多くの作品を生み出しましたが、早すぎる死が惜しまれます。
4月の国内訃報の特徴
山口崇さんや小山正明さんといった各界の功労者に加え、クリエイターとして脂の乗り切っていた大宮エリーさんの急逝が社会に衝撃を与えました。
4月・海外編
[22] ヴァル・キルマー(Val Kilmer)さん
- 没年月日:2025年4月1日
- 没 年 齢:65歳
- 死 因:肺炎(喉頭がん闘病後)
- コメント:
- 映画『トップガン』のアイスマン役や『ドアーズ』のジム・モリソン役で知られる俳優。病気で声を失いながらも俳優活動を続けた姿は多くの感動を呼びました。
[23] ジョニー・ティロットソン(Johnny Tillotson)さん
- 没年月日:2025年4月1日
- 没 年 齢:86歳
- 死 因:パーキンソン病の合併症
- コメント:
- 「涙くんさよなら」のカバーなどで日本でも親しまれたアメリカの歌手。60年代ポップスを代表する歌声で、多くのヒット曲を残しました。
[24] フランシスコ(Pope Francis)教皇
- 没年月日:2025年4月21日
- 没 年 齢:88歳
- 死 因:脳卒中と循環器不全
- コメント:
- 第266代ローマ教皇。南米出身初の教皇として、貧困問題や環境問題に積極的に取り組み、宗教の垣根を超えて世界中の人々にメッセージを発信し続けました。
4月の海外訃報の特徴
世界的指導者であるローマ教皇の崩御は世界中にニュースとして駆け巡りました。また、映画・音楽界のスターたちの訃報も相次ぎました。
🌿 5月の訃報
5月・国内編
[25] エディ 藩(えでぃ ばん)さん
- 没年月日:2025年5月10日
- 没 年 齢:77歳
- 死 因:感染性心内膜炎
- コメント:
- 「ザ・ゴールデン・カップス」のギタリスト兼ボーカル。横浜を代表するミュージシャンとして、「横浜ホンキートンク・ブルース」などブルージーな楽曲を残しました。
[26] 沢 竜二(さわ りゅうじ)さん
- 没年月日:2025年5月21日
- 没 年 齢:89歳
- 死 因:心不全
- コメント:
- 「大衆演劇の神様」と呼ばれ、全国を巡業しながら大衆演劇の地位向上に尽力。映画『トラック野郎』シリーズなど映像作品でも存在感を発揮しました。
[27] 昭和 のいる(しょうわ のいる)さん
★↑向かって左が昭和のいるさん。
- 没年月日:2025年5月24日
- 没 年 齢:88歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 漫才コンビ「昭和のいる・こいる」のボケ担当。相方のこいるさんとの独特の掛け合い漫才で人気を博し、寄席や演芸番組で長く活躍しました。
5月の国内訃報の特徴
大衆演劇、演芸、グループサウンズと、日本の大衆娯楽文化を支えてきた個性豊かな表現者たちが世を去りました。
5月・海外編
[28] ホセ・ムヒカ(José Mujica)さん
もんきちさん、おはようございます。
— リッキー @笑顔の全力部長 (@40s_manager) December 19, 2025
大丈夫です、いい顔して歌ってましたもん✨
「ホセ・ムヒカの言葉」が思い浮かびました📕 pic.twitter.com/PfZirqq5BH
- 没年月日:2025年5月13日
- 没 年 齢:89歳
- 死 因:未公表
- コメント:
- 「世界で最も貧しい大統領」として知られたウルグアイ元大統領(第40代)。給与の大半を寄付し、質素な生活を送りながら発した言葉は、世界中の人々の心に響きました。
[29] ロジャー・ニコルス(Roger Nichols)さん
- 没年月日:2025年5月17日
- 没 年 齢:84歳
- 死 因:未公表
- コメント:
- カーペンターズの「愛のプレリュード」などを手掛けた作曲家。ソフトロックの巨匠として、洗練されたメロディラインで多くの名曲を生み出しました。
[30] リック・デリンジャー(Rick Derringer)さん
- 没年月日:2025年5月26日
- 没 年 齢:77歳
- 死 因:未公表(病気療養中)
- コメント:「ロックンロール・フーチー・クー」で知られるギタリスト兼プロデューサー。多くのアーティストと共演し、アメリカン・ロックシーンに貢献しました。
5月の海外訃報の特徴
清貧の思想で愛されたムヒカ元大統領や、音楽史に残る名ソングライターなど、精神的・文化的に影響を与えた人物の死が報じられました。
🌻 6月の訃報
6月・国内編
[31] 長嶋 茂雄(ながしま しげお)さん
- 没年月日:2025年6月3日
- 没 年 齢:89歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 「ミスタープロ野球」として国民的英雄となった読売ジャイアンツ終身名誉監督。現役時代の天覧試合サヨナラ弾や監督としての数々のドラマは、日本のスポーツ史に輝き続けます。
[32] 藤村 志保(ふじむら しほ)さん
- 没年月日:2025年6月12日
- 没 年 齢:86歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 大映映画の看板女優として活躍し、大河ドラマなどでも気品ある演技を見せました。晩年はナレーションなど声の仕事でも存在感を示しました。
[33] ジェームス 三木(じぇーむす みき)さん
- 没年月日:2025年6月14日
- 没 年 齢:91歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 大河ドラマ『独眼竜政宗』や朝ドラ『澪つくし』など、高視聴率ドラマを次々と生み出した脚本家。骨太な人間ドラマを描く手腕で、テレビドラマの黄金期を牽引しました。
6月の国内訃報の特徴
国民的スーパースター長嶋茂雄さんの逝去は、まさに一つの時代の終わりを告げる出来事でした。映画・ドラマ界の功労者たちの訃報も続き、深い悲しみに包まれました。
6月・海外編
[34] スライ・ストーン(Sly Stone)さん
- 没年月日:2025年6月9日
- 没 年 齢:82歳
- 死 因:慢性閉塞性肺疾患
- コメント:
- スライ&ザ・ファミリー・ストーンを率い、ファンクとロックを融合させた音楽でウッドストック世代を熱狂させました。その音楽性は後のアーティストに計り知れない影響を与えました。
[35] ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)さん
- 没年月日:2025年6月11日
- 没 年 齢:82歳
- 死 因:呼吸停止・敗血症等
- コメント:
- ザ・ビーチ・ボーイズの創設メンバーであり天才的なソングライター。『ペット・サウンズ』などの傑作でポップミュージックを芸術の域に高めました。
[36] ラロ・シフリン(Lalo Schifrin)さん
- 没年月日:2025年6月26日
- 没 年 齢:93歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 『スパイ大作戦(ミッション:インポッシブル)』のテーマ曲で知られる作曲家。ジャズとオーケストラを融合させたスリリングなサウンドトラックを数多く手掛けました。
6月の海外訃報の特徴
ブライアン・ウィルソン、スライ・ストーンというアメリカ音楽界の巨人が相次いで亡くなり、音楽ファンにとっては試練の月となりました。
🍉 7月の訃報
7月・国内編
[37] 吉井 澄雄(よしい すみお)さん
- 没年月日:2025年7月2日
- 没 年 齢:92歳
- 死 因:老衰(推定)
- コメント:
- 日本を代表する照明デザイナー。劇団四季の創立メンバーの一人であり、数多くの舞台やオペラで光の演出を手掛け、舞台芸術の発展に大きく貢献しました。
[38] 遠野 なぎこ(とおの なぎこ)さん
- 没年月日:2025年7月3日(発見)
- 没 年 齢:45歳
- 死 因:調査中(自殺の可能性示唆)
- コメント:
- 子役から実力派女優へと成長し、バラエティ番組では赤裸々なトークで話題を集めました。心の葛藤を隠さずに表現する姿が共感を呼びましたが、突然の訃報に衝撃が走りました。
[39] 和泉 雅子(いずみ まさこ)さん
- 没年月日:2025年7月9日
- 没 年 齢:77歳
- 死 因:原発不明がん
- コメント:
- 日活三人娘の一人としてアイドル的人気を博した後、冒険家に転身。北極点到達など数々の偉業を成し遂げ、女優としても個性的な役柄で活躍し続けました。
[40] 小原 日登美(おばら ひとみ)さん
- 没年月日:2025年7月18日
- 没 年 齢:44歳
- 死 因:非公開
- コメント:
- 2012年ロンドンオリンピック女子レスリング48kg級・金メダリスト。2022年9月に世界レスリング連合の殿堂入りを果たしました。2025年1月には、女子日本代表コーチに就任し、日本女子レスリング界に大きな貢献を果たしました。
[41] 上條 恒彦(かみじょう つねひこ)さん
- 没年月日:2025年7月22日
- 没 年 齢:85歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 1971年にグループ「六文銭」と共演した『出発の歌(たびだちのうた)』で三重県合歓の郷で開催された「ポピュラーソング・フェステバル’71」に出場し、グランプリに輝く。次いで11月には、第2回世界歌謡祭でグランプリ・歌唱賞を受賞しました。
[42] 皆川 おさむ(みながわ おさむ)さん
- 没年月日:2025年7月23日
- 没 年 齢:62歳
- 死 因:慢性腎不全
- コメント:
- 6歳(1969年)のとき、「黒ネコのタンゴ」(イタリアの童謡)でレコードデビュー。オリコンシングルチャートで14週連続1位を記録、シングルセールスは公称260万枚の大ヒットとなりました。
7月の国内訃報の特徴
女優としての輝きと冒険家としての強さを併せ持った和泉雅子さんや、若くして世を去った遠野なぎこさんなど、強い個性を持った女性たちの訃報が心に残りました。
7月・海外編
[43] マイケル・マドセン(Michael Madsen)さん
- 没年月日:2025年7月3日
- 没 年 齢:67歳
- 死 因:心不全
- コメント:
- タランティーノ映画の常連俳優。『レザボア・ドッグス』や『キル・ビル』での強烈な悪役演技でカルト的な人気を誇りました。
[44] オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)さん
- 没年月日:2025年7月22日
- 没 年 齢:76歳
- 死 因:パーキンソン病の合併症(推定)
- コメント:
- ヘヴィメタルの帝王。「ブラック・サバス」のボーカルとしてジャンルを確立し、ソロ活動やお茶の間でのリアリティ番組でも人気を博しました。
[45] ハルク・ホーガン(Hulk Hogan)さん
- 没年月日:2025年7月24日
- 没 年 齢:71歳
- 死 因:急性心筋梗塞
- コメント:
- プロレス界最大のスーパースター。「いちばーん!」の掛け声とともに日米で絶大な人気を誇り、スポーツエンターテインメントの象徴的存在でした。
7月の海外訃報の特徴
オジー・オズボーン、ハルク・ホーガンという、それぞれの分野で「カリスマ」と呼ばれたアイコンたちが旅立ち、世界中のファンが悲しみに暮れました。
🎆 8月の訃報
8月・国内編
[46] 絹谷 幸二(きぬたに こうじ)さん
- 没年月日:2025年8月1日
- 没 年 齢:82歳
- 死 因:悪性リンパ腫
- コメント:
- 鮮烈な色彩とエネルギーに満ちたフレスコ画で知られる洋画家。文化勲章を受章し、日本の美術界を牽引する存在として精力的に制作を続けました。
[47] 亀山 忍(かめやま しのぶ)さん
- 没年月日:2025年8月5日
- 没 年 齢:56歳
- 死 因:腎臓がん
- コメント:
- タレント・俳優として活動。元阪神タイガースの亀山努氏の実弟としても知られ、ウルトラマンシリーズなどに出演しました。早すぎる死が惜しまれます。
[48] 釜本 邦茂(かまもと くにしげ)さん
- 没年月日:2025年8月10日
- 没 年 齢:81歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- メキシコ五輪得点王に輝き、日本サッカー界初の銅メダル獲得に貢献したストライカー。日本サッカーの発展に尽力し、Jリーグ創設への道筋を作りました。
8月の国内訃報の特徴
日本サッカーのレジェンド釜本邦茂さんや、美術界の巨匠絹谷幸二さんなど、各分野で歴史を作った偉人たちが静かにこの世を去りました。
8月・海外編
[49]ロニ・アンダーソン(Loni Anderson)さん
- 没年月日:2025年8月3日
- 没 年 齢:79歳
- 死 因:慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- コメント:
- テレビドラマ『WKRP in Cincinnati』のジェニファー役で人気を博したアメリカの女優。セックスシンボルとして一世を風靡し、コメディセンスも高く評価されました。
[50] エディ・パルミエリ(Eddie Palmieri)さん
- 没年月日:2025年8月6日
- 没 年 齢:88歳
- 死 因:心臓発作
- コメント:
- ラテン・ジャズとサルサの巨匠ピアニスト。グラミー賞を多数受賞し、「太陽の門」などの名盤でラテン音楽を革新し続けました。
[51] テレンス・スタンプ(Terence Stamp)さん
- 没年月日:2025年8月17日
- 没 年 齢:87歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 『コレクター』や『スーパーマン』シリーズなどで知られる英国の名優。美青年から冷酷な悪役、老練な人物まで幅広く演じ分け、独特の存在感を放ちました。
8月の海外訃報の特徴
映画、テレビ、音楽の世界で長きにわたり活躍し、それぞれのジャンルで確固たる地位を築いたスターたちが旅立ちました。
🍇 9月の訃報
9月・国内編
[52] 吉行 和子(よしゆき かずこ)さん
- 没年月日:2025年9月2日
- 没 年 齢:90歳
- 死 因:心不全
- コメント:
- 劇団民藝出身の演技派女優。『愛の亡霊』などの映画や『ふぞろいの林檎たち』などのドラマで、母親役から個性的な役まで幅広く演じました。エッセイストとしても人気でした。
[53] 橋 幸夫(はし ゆきお)さん
- 没年月日:2025年9月4日
- 没 年 齢:82歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 1960年のデビュー曲「潮来笠」が大ヒット。舟木一夫、西郷輝彦とともに『御三家』として人気を博した。
[54] 上田 文雄(うえだ ふみお)さん
- 没年月日:2025年9月18日
- 没 年 齢:77歳
- 死 因:すい臓がん
- コメント:
- 弁護士出身の元札幌市長。3期12年にわたり市政を担い、市民自治の推進や環境政策に尽力しました。
9月の国内訃報の特徴
吉行和子さんや栗塚旭さんといった、昭和の映像作品を彩った名優たちの訃報が届き、往年のファンから惜しむ声が上がりました。
9月・海外編
[55] ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)さん
- 没年月日:2025年9月4日
- 没 年 齢:91歳
- 死 因:肝不全
- コメント:
- イタリアのファッションデザイナー。「モードの帝王」と呼ばれ、ジャケットの革命などファッション界に多大な影響を与え続けました。
[56] ロバート・レッドフォード(Robert Redford)さん
- 没年月日:2025年9月16日
- 没 年 齢:89歳
- 死 因:老衰(自宅で死去)
- コメント:
- 『明日に向って撃て!』『スティング』などの名作で知られる二枚目スターであり、サンダンス映画祭を主催しインディペンデント映画を支援した功績も大きい映画人です。
[57] クラウディア・カルディナーレ(Claudia Cardinale)さん
- 没年月日:2025年9月23日
- 熱 年 齢:87歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- イタリアを代表する大女優。『山猫』や『8 1/2』など巨匠の作品に出演し、その美貌と演技力で「CC」の愛称で世界的に親しまれました。
9月の海外訃報の特徴
ロバート・レッドフォード、クラウディア・カルディナーレ、ジョルジオ・アルマーニと、映画・ファッション界のレジェンド中のレジェンドが相次いで世を去りました。
🎃 10月の訃報
10月・国内編
[58] 小笠原 日出男(おがさわら ひでお)さん
- 没年月日:2025年10月9日
- 没 年 齢:87歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 元UFJホールディングス社長。金融再編の荒波の中で経営統合を主導し、現在のメガバンク体制の礎を築いた銀行家の一人です。
[59] 白根一男(しらね・かずお)さん
- 没年月日:2025年10月10日
- 没 年 齢:89歳
- 死 因:喀痰による気道閉塞
- コメント:
- 「次男坊鴉」などのヒット曲を持つ歌手。昭和30年代に橋幸夫らと共に活躍し、端正なマスクと歌声で人気を博しました。
[60] 村山 富市(むらやま とみいち)さん
- 没年月日:2025年10月17日
- 没 年 齢:101歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 第81代内閣総理大臣。自社さ連立政権を率い、「村山談話」を発表するなど、戦後50年の節目の政治を担いました。トレードマークの長い眉毛と「とんちゃん」の愛称で親しまれました。
10月の国内訃報の特徴
元首相の村山富市さんが101歳で大往生を遂げました。激動の時代を生きた政治家や経済人の訃報が続き、平成という時代がさらに遠くなったことを感じさせました。
10月・海外編
[61] ジェーン・グドール(Jane Goodall)さん
- 没年月日:2025年10月1日
- 没 年 齢:91歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- チンパンジーの研究で知られる霊長類学者・環境保護活動家。動物行動学に革命をもたらし、生涯を通じて自然保護と平和を訴え続けました。
[62] ダイアン・キートン(Diane Keaton)さん
- 没年月日:2025年10月11日
- 没 年 齢:79歳
- 死 因:未公表
- コメント:
- 『アニー・ホール』でアカデミー主演女優賞を受賞した女優。独特のファッションセンスと知的な演技で、ハリウッドに新しい女性像を提示しました。
[63] ディアンジェロ(D’Angelo)さん
- 没年月日:2025年10月14日
- 没 年 齢:51歳
- 死 因:がん
- コメント:
- ネオ・ソウルを代表するシンガーソングライター。『Voodoo』などの名盤を残し、寡作ながらも音楽シーンに強烈なインパクトと影響を与え続けました。
10月の海外訃報の特徴
映画、音楽、科学と各分野で革新的な功績を残した人物たちが旅立ちました。特にディアンジェロの早すぎる死は音楽界に衝撃を与えました。
🍁 11月の訃報
11月・国内編
[64] 仲代 達矢(なかだい たつや)さん
- 没年月日:2025年11月8日(推定)
- 没 年 齢:92歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 日本映画界の巨星。『人間の條件』『切腹』『乱』など、黒澤明監督や小林正樹監督の作品で圧倒的な存在感を放ちました。「無名塾」を主宰し、多くの後進を育てたことでも知られます。
[65] 菅谷 大介(すがや だいすけ)さん
- 没年月日:2025年11月8日
- 没 年 齢:53歳
- 死 因:すい臓がん
- コメント:
- 日本テレビのアナウンサーとしてスポーツ実況や『news every.』などで活躍。すい臓がんを公表し闘病しながら仕事を続けましたが、53歳という若さで力尽きました。
[66] 嵐山 光三郎(あらしやま こうざぶろう)さん
- 没年月日:2025年11月14日
- 没 年 齢:83歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- 編集者、作家、エッセイスト。本名は祐乗坊 英昭(ゆうじょうぼう ひであき)。主な著書『素人庖丁記』、『芭蕉の誘惑』、『悪党芭蕉』など。
[67] 芝 博一(しば ひろかず)さん
- 没年月日:2025年11月15日
- 没 年 齢:75歳
- 死 因:病気
- コメント:
- 元参議院議員、内閣官房副長官。民主党政権下で重責を担い、地域の発展に尽くしました。
[68] 片岡 亀蔵(かたおか かめぞう・4代目)さん
- 没年月日:2025年11月24日
- 没 年 齢:64歳
- 死 因:一酸化炭素中毒(報道による)
- コメント:
- 歌舞伎役者。伝統歌舞伎保存会の会員。屋号は松島屋で、定紋は銀杏丸。本名は片岡 二郎(かたおか じろう)。
11月の国内訃報の特徴
日本を代表する名優・仲代達矢さんの死は、戦後日本映画史の一つの終焉を感じさせました。また、現役アナウンサー菅谷大介さんの訃報には、同僚や視聴者から多くの悲しみの声が寄せられました。
11月・海外編
[69] ディック・チェイニー(Dick Cheney)さん
- 没年月日:2025年11月3日
- 没 年 齢:84歳
- 死 因:心臓疾患
- コメント:
- ジョージ・W・ブッシュ政権下の副大統領。「史上最強の副大統領」とも呼ばれ、対テロ戦争などアメリカの外交・軍事政策に絶大な影響力を及ぼしました。
[70] ジミー・クリフ(Jimmy Cliff)さん
- 没年月日:2025年11月24日
- 没 年 齢:81歳
- 死 因:肺炎
- コメント:
- レゲエを世界に広めたパイオニアの一人。映画『ハーダー・ゼイ・カム』主演や名曲「I Can See Clearly Now」などで知られ、ジャマイカ音楽のアイコンでした。
[71] トム・ストッパード(Tom Stoppard)さん
- 没年月日:2025年11月29日
- 没 年 齢:88歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『恋におちたシェイクスピア』などで知られる劇作家・脚本家。知的で言葉遊びに富んだ作風で演劇界をリードしました。
11月の海外訃報の特徴
アメリカ政治を動かしたチェイニー元副大統領、レゲエの神様ジミー・クリフなど、歴史と文化に深く名を刻んだ人物たちが世を去りました。
🎄 12月の訃報
12月・国内編
[72] 内館 牧子(うちだて まきこ)さん
- 没年月日:2025年12月17日
- 没 年 齢:77歳
- 死 因:急性左心不全
- コメント:
- 脚本家・作家として『ひらり』『終わった人』など数多くのヒット作を生み出しました。女性初の横綱審議委員も務め、相撲愛好家としても知られました。
[73] ジャンボ尾崎(じゃんぼ おざき)さん
- 没年月日:2025年12月23日
- 没 年 齢:78歳
- 死 因:S状結腸がん
- コメント:
- 「ジャンボ尾崎」の愛称で親しまれたプロゴルファー。豪快なドライバーショットでゴルフブームを牽引し、通算113勝(国内94勝)という前人未到の記録を打ち立てました。
[74] 海老名 香葉子(えびな かよこ)さん
- 没年月日:2025年12月24日
- 没 年 齢:92歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- エッセイストであり、初代林家三平さんの妻。林家正蔵さん、二代三平さんの母として一門を支え、東京大空襲の体験を語り継ぐ活動も行いました。
12月の国内訃報の特徴
年末に飛び込んだジャンボ尾崎さんの訃報は、スポーツ界のみならず日本中に衝撃を与えました。内館牧子さん、海老名香葉子さんと、言葉と愛で時代を紡いだ女性たちの旅立ちも心に響きました。
12月・海外編
[75] フランク・ゲーリー(Frank Gehry)さん
- 没年月日:2025年12月5日
- 没 年 齢:96歳
- 死 因:呼吸器疾患
- コメント:
- 建築界の巨匠。ビルバオ・グッゲンハイム美術館など、曲線を用いた独創的で彫刻のような建築デザインで世界中の都市景観を変えました。
[76] ロブ・ライナー(Rob Reiner)さん
- 没年月日:2025年12月14日
- 没 年 齢:78歳
- 死 因:刺殺(事件)
- コメント:
- 『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』などを手掛けた映画監督。心温まる名作を数多く残しましたが、自宅で妻と共に遺体で発見されるという痛ましい最期となりました。
[77] ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)さん
- 没年月日:2025年12月28日
- 没 年 齢:91歳
- 死 因:老衰
- コメント:
- 「BB」の愛称で親しまれたフランスの女優。1950〜60年代のセックスシンボルとして一世を風靡し、引退後は動物愛護活動に情熱を注ぎました。
12月の海外訃報の特徴
建築、映画、銀幕のスターと、20世紀の文化を象徴する巨星たちが年の瀬に相次いで亡くなりました。特にロブ・ライナー監督の悲劇的な最期は世界に衝撃を与えました。
まとめ
2025年は、長嶋茂雄さんや釜本邦茂さんといった日本のスポーツ界を切り拓いた英雄たち、そしてジーン・ハックマンやアラン・ドロン(※2024年没ですが、2025年の追悼記事文脈で言及されることが多い)、ロバート・レッドフォードといった映画史に残るスターたちが次々と旅立った年となりました。
彼らが残した功績は、記録や作品としてだけでなく、私たちの記憶の中に色鮮やかに生き続けています。彼らの情熱や生き様は、これからも後の世代へと語り継がれていくことでしょう。
- 2025年は長嶋茂雄、みのもんた、西田敏行(※2024年末〜2025年初頭の文脈)、ジャンボ尾崎ら、昭和・平成を代表する日本の巨星が多く世を去った。
- 海外ではローマ教皇フランシスコ、ジーン・ハックマン、ロバート・レッドフォードなど、世界的影響力を持つ人物の訃報が相次いだ。
- 老衰による大往生がある一方で、若手タレントの急逝や痛ましい事件・事故による別れもあり、命の尊さを改めて考えさせられる一年となった。
2025年に他界された全ての方々に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


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