日本保守党・竹上裕子議員離党会見で露呈!未熟さと論理破綻【会見全文文字起こし有り】

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注 記
  • 本記事公開日現在、「離党届けは、まだ受理されていない」との認識から、タイトルでは「日本保守党・竹上裕子議員」という表現にしています。

9/19に日本保守党からの離党を公表した衆議院議員・竹上裕子議員。9/24に離党会見をしました。

以下に、会見の模様を要約したものを載せるとともに、その内容と評価をまとめました。

筆者 taoは、会見を二度通して、しっかり見ましたが、その話し方と話す内容から「国会議員としては主体性と行動力に欠ける方だ」との感想を持ちました。言葉を替えると、サンドウィッチマン風に言うと「ちょっと何言っているかわかんない」というように受けとめています。

このように受けとめてしまうのは、竹上議員の話し方と内容が、論理的かつ端的に展開する形ではないことが起因していると判断しています。失礼を顧みず表現すると、「国会議員の会見というよりも、町のおばちゃんの井戸端会議の延長」というような内容と説得力だったと感じています。

それから、竹上裕子議員が頻繁に口にした「ペットボトル事件」ですが、某氏が言う「カレー事件」と重なりました。

さらにもう一つ、竹上議員は、恩師(?)である河村氏の名前を会見中、50回以上連呼。これでは、竹上氏の会見なのか、河村氏代弁会見なのかわかりません。

ラストに、これも言わなければ・・・。記者会見の運営があまりに素人過ぎて、驚きました。

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それでは以下に、離党会見内容をまとめた上で、筆者 taoなりの考え方をまとめました。

なお、こちらの記事もどうぞ。

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目次

竹上裕子衆院議員 離党記者会見まとめ

この動画の文字起こしについては、参考情報として、記事末において全文を載せています。なお、文字起こしについては、Notebook LMで行いました。

以下、このYouTube動画の離党会見内容を文字起こしして、まとめました。

冒頭挨拶と離党の経緯

  • 会見冒頭、公設秘書の解雇を巡るトラブルがあったことを報告し、謝罪。
  • 離党届は9月19日に内容証明郵便で提出済み。離党の最大の理由は、百田尚樹代表や有本香事務総長による党運営にあると示唆。
  • 百田氏がペットボトルを投げたとされる件について、自身が笑いながら語ったことや、事前に知っていたことを自ら暴露している点を批判。

離党を決意した3つの理由

  1. 公平性の欠如
    • 候補者や議員、職員への扱いに著しい不公平があると主張。例として、党本部が支給するチラシの枚数が「0枚と1万枚」といった差があることを挙げた。
  2. 公金の不透明な扱い
    • 立法事務費や政党交付金が本来渡されるべき人物に渡されず、「つなぎ資金」として党が握ったままであると指摘。党員から集めた党費の使途も不透明であると主張。
  3. 公設秘書の問題
    • 身内を公設秘書にしようとしたことはないが、有本氏から「誰にそそのかされたのか」としつこく怒られたと説明。
    • 自身の公設秘書が、自分の指示ではなく党本部の指示で動く状況があったと主張。
    • 特に、有本氏に押し切られる形で採用した第二公設秘書は、党本部との連携が主な業務で、自身の議員活動にはほとんど貢献しなかったと批判。チラシの増刷依頼も「自分で有本氏に説明して」と断られたという。
    • 秘書が自分の言うことを聞いてくれない、お茶を入れてくれない、掃除してくれない。

党運営への不満と自身の状況

  • 党運営への不満は、これまで河村たかし共同代表がすべて代弁してくれていたと説明。
  • 河村氏は党創設者の一人として強い思い入れがあるため党に留まっているが、自身は比例当選であり、党からの活動制限(チラシがもらえない、活動範囲を地元に限定される等)や、秘書が意のままにならない状況に耐えられないと判断。

質疑応答の要点

  • 離党届の受理
    • 受理されたかどうかの連絡はないが、内容証明郵便で届いたことは確認済み。
  • 議員辞職しない理由
    • 党の理念は素晴らしいと思っており、党を離れていった党員のためにも無所属で活動を続けたい。
  • 今後の活動
    • 新党への参加は考えておらず、当面は無所属で活動する。
  • 第二公設秘書の勤務実態
    • 議員会館に来たのは就任挨拶と書類のやり取りの2度ほど。勤務実態が乏しいことを示唆しつつも、「全くないわけではない」と発言。
  • 百田代表によるプライベートの暴露
    • 夫が経営する豆腐店の経営状況をYouTubeで話されたことに対し、「実害につながる」と強い懸念と怒りを表明。
  • 政治活動費の問題
    • 政党交付金などがプールされ、手元の資金が不足。北海道への視察を断念したことが、18日に離党を決意する直接のきっかけになったと語る。
  • ペットボトル事件の詳細
    • 百田氏が河村氏と自身の間にペットボトルを投げつけ、さらに机を叩きながら「俺が殴ったらお前なんか死ぬぞ」と繰り返し言ったと証言。この恐怖心から、直接対面して離党を伝えることができなかったと説明。
  • 党の公式連絡の欠如
    • 重要な決定が個人のYouTubeチャンネルなどで発表され、共同代表である河村氏すら知らないことが多く、現場が混乱していると批判。
  • 今後の河村氏との連携
    • 自身は減税日本の三河支部長であり、河村氏は師匠であるため、関係は今後も続いていくと述べた。

先日行われた日本保守党・竹上裕子衆院議員の離党記者会見は、党運営への不満を訴えるという点では衝撃的でしたが、その内容を詳しく見ると、国会議員の会見としてはあまりにレベルが低く、稚拙さが際立つものでした。

感情的な訴えが先行し、論理的な説明や客観的な証拠に欠ける場面が散見されたのです。本記事では、会見の具体的な発言を基に、その問題点を論理的に分析します。

竹上議員が会見に先立って口にした「秘書の騒動」とは?

これについては、2つのエックスポストを載せますので、詳しくはご自分で調べてください。

https://twitter.com/MasaKasamatsu/status/1970851323102036437
https://twitter.com/kensyuu12/status/1970754025672057339

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竹上裕子議員の離党会見についての、筆者 taoなりの考え方の前に、1つYouTube動画を紹介します。竹上裕子議員の離党会見については、様々な方がYouTube動画をあげています。筆者はいくつもそれらを見ました。

そのなかで、やはりこれが重要だなという一本を紹介させてただきます。

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離党記者会見動画に対する二つの見解動画を紹介!

百田代表の動画〜公設秘書はお茶くみではない!

度々、舌禍を起こす百田代表。今回の動画についても、前半部分では「おひおひ」という部分が散見されます。

ところで、この動画、37分あたりで有本香事務総長が参戦。参戦というより百田代表が自分から有本さんに電話をして参戦させてしまいます。

で、有本さんが参戦した37分あたりから約50分くらい(これでも長い!)は必見です。いろんな意味で必見ですが、文字起こしはしません。

ぜひ、ごらんください。

島田衆議院議員の話〜すべてはお金が目的!?

なかなか、壮絶な裏話が暴露されています!

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それでは、いよいよ本題。竹上裕子議員の離党会見についての、筆者 taoなりの考え方です。以下は批判ではありません。

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冒頭から混乱を露呈する「自己中心的」な進行

記事に添付した離党会見の動画、ぜひ冒頭の9分だけでも見ていただきたい。それは記者との応答に入る前の会見コアの部分です。忙しい方は、記事末に「会見動画文字起こし」を付けましたので、冒頭の竹上議員の部分だけでも読んでください。

この9分間、筆者 taoは10回くらい見直しましたが、サンドウィッチマンのように「ちょっと何言ってるかわかんない」と何度もつぶやきました…。

さて、会見は、本題である離党の説明に入る前に、自身の公設秘書を解雇する際のトラブルを語るという異例の幕開けでした。

本来、離党という公的な決断を説明する場で、個人的な事務所内のゴタゴタを冒頭に持ってくること自体、公人としての優先順位を見誤っていると言わざるを得ません。

有権者やメディアが最も知りたいのは「なぜ離党するのか」という核心部分であり、個人的なトラブル報告は会見の信頼性を著しく損なうものでした。

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感情論が先行し、具体性を欠く「不満」の数々

竹上議員が離党理由として挙げた「公平性の欠如」や「公金の不透明な扱い」は、いずれも重大な告発です。

しかし、その説明は驚くほど具体性を欠いていました。

  • 「チラシが0枚と1万枚の差」
    • これは非常にキャッチーなフレーズですが、「誰が、いつ、どのような基準で」その差を生んだのか、具体的な証拠は一切示されませんでした。党勢拡大のために戦略的な資源配分が行われることは政党として当然あり得ます。この差が「不公平」であると主張するなら、その判断基準が党の規則に反している、あるいは個人的な感情で決められているといった客観的な根拠が必要です。しかし、会見では「なぜ差があるのか」という不満の表明に終始し、論理的な告発にはなっていませんでした。
  • 「公金が渡されていない」
    • 立法事務費や政党交付金が党にプールされているという主張も同様です。確かに、この運用が議員活動を制約していたのかもしれません。しかし、それが違法あるいは不当であるという法的根拠や、党の規約違反であるという指摘はありませんでした。ただ「自分の活動費が足りない」という個人的な苦境を訴えているようにしか聞こえず、政党ガバナンスの問題として提起するにはあまりに準備不足です。

💡コラム1:政党交付金とは?

政党交付金は、国民の税金を原資に、政党活動のために国から交付される「政党助成金制度」に基づくお金です。日本では1994年に導入されました。目的は、政党が企業や団体献金に依存せず、クリーンな政治資金で活動できるようにすることです。

誰に交付されるのか?

政党交付金は議員個人には渡りません
受け取るのは「政党そのもの」です。
交付対象になるのは、以下の条件を満たす政党です。

  1. 国会議員を5人以上有している政党
  2. 直近の国政選挙(衆議院または参議院)で得票率2%以上を獲得した政党

つまり「一定の支持基盤を持つ政党」に限定されます。

金額の決まり方

総額は毎年、国民一人あたり約250円(人口×250円)が基準です。
2024年の場合、総額は約315億円でした。

この総額を以下の基準で分配します。

  • 50%:直近の国政選挙での得票数に比例
  • 50%:国会議員数に比例

つまり「得票」と「議席数」の両面から配分される仕組みです。

使い道

政党交付金は、法律で以下のような政党活動の経費に使うことが定められています。

  • 選挙の準備や広報活動
  • 政策の立案や調査研究
  • 党本部や支部の運営費
  • 政党職員の人件費

一方で、議員個人の私的な活動費や生活費には使えません

議員が離党した場合は?

ここが誤解されやすい点です。
議員が離党しても、その議員個人に政党交付金は移りません。政党に配分される仕組みだからです。

ただし、離党や分裂で「政党要件」を満たさなくなると、その政党は交付対象から外れます。逆に、新党を立ち上げて要件を満たせば、その新党が交付対象になります。

政党交付金についてまとめると…

  • 政党交付金は議員個人ではなく政党に交付される
  • 財源は税金で、総額は人口に比例して決まる
  • 分配は「得票数」と「議員数」で計算
  • 使い道は「政党活動」に限定され、私的利用は禁止
  • 離党しても個人にお金は渡らず、あくまで政党単位で配分される

👉 簡単に言うと:
政党交付金は「政党の活動資金」であって「議員個人の小遣い」ではない、というのが本来の仕組みです。

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自己矛盾と責任転嫁が目立つ「秘書問題」

公設秘書に関する説明は、この会見の稚拙さを最も象徴しています。

  • 自身の指示に従わない秘書
    • 有本事務総長に押し切られて採用した第二公設秘書が「自分の指示に従わない」「党本部の指示を優先する」と不満を述べました。しかし、公設秘書は国費で雇われる国民全体の奉仕者です。その任免責任は、最終的に「名前を書いてハンコを押しただけ」であっても、竹上議員自身にあります。にもかかわらず、まるで被害者のように語り、自身の管理責任を棚に上げた責任転嫁の姿勢は、国会議員としての自覚を疑わせるものでした。
  • 曖昧な勤務実態の告発
    • 第二秘書の勤務実態が乏しいことを示唆しながらも、記者から追及されると「全くないわけではない」と歯切れの悪い回答に終始しました。もし本当に勤務実態がない「給料泥棒」のような状態なのであれば、それは国民への背信行為であり、もっと断固として告発すべきです。問題を告発しつつも、自身の任命責任を問われることを恐れてか、主張が曖昧になっている点は、非常に未熟な対応と言えるでしょう。

💡コラム2:公的秘書とは?

国会議員の公設秘書の職務は、政策立案から地元活動まで支える多岐に渡っています。

そして、公設秘書は、国民の税金で給与が支払われる特別職の国家公務員です。

議員一人につき政策担当秘書、公設第一秘書、公設第二秘書の3人を置くことができ、それぞれが専門性を活かしながら多岐にわたる業務を担っています。

政策活動のブレーン:政策担当秘書

政策担当秘書は、議員の最も重要な職務である政策立案や立法活動を補佐する役割を担います。主な職務内容は以下の通りです。

  • 政策の調査・研究・立案:
    • 国政の課題について情報収集や調査・分析を行い、法案や質問主意書の作成など、具体的な政策の形にまとめ上げます。
  • 国会質問の準備:
    • 本会議や委員会での質疑のために、事前の調査や資料作成、質問原稿の作成などを行います。
  • 関係省庁や団体との連絡調整:
    • 政策実現に向けて、関連する省庁の担当者や各種団体との折衝や情報交換を行います。

資格試験に合格するか、選考採用審査で認定される必要があり、高度な専門知識と実務能力が求められます。

議員活動の扇の要:公設第一秘書・第二秘書

公設第一秘書と第二秘書は、議員の政治活動全般を幅広くサポートします。議員の意向や事務所の方針によって具体的な業務内容は異なりますが、一般的には以下のような職務を分担して行います。

  • スケジュール管理:
    • 議員の多忙な日程を調整し、会議や地元での活動、面会などのスケジュールを管理します。
  • 来客・電話・メール対応:
    • 議員会館事務所や地元事務所での来客対応や、有権者からの陳情・相談への対応を行います。
  • 広報活動:
    • ホームページやSNSの更新、活動報告の作成・配布など、議員の政治活動を広く知らせるための業務を担います。
  • 地元選挙区での活動:
    • 議員の代理として地域の会合やイベントに出席したり、後援会活動の支援、有権者との関係構築など、地元での地盤を固めるための活動を行います。
  • その他:
    • 議員の身の回りの世話や送迎、政治資金の管理など、その業務は多岐にわたります。

これら公設秘書は、議員の活動が円滑に進むよう、政策面と実務面の両方から支える重要な役割を担っており、日本の政治を縁の下で支える存在と言えるでしょう。

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「恐怖」を理由にした、公人としての対話の放棄

百田代表から受けたというパワハラ行為(ペットボトル投げつけや暴言)の告発は、非常に深刻な内容です。これが事実であれば、同情の余地は十分にあります。しかし、その「恐怖」を理由に、離党という重大な決断を直接対面で説明せず、内容証明郵便で一方的に通告したという行動は、政治家としての対話の責務を放棄したと見られても仕方ありません。

政治の世界は、時に厳しい対立や交渉が求められる場です。個人的な感情を乗り越え、たとえ相手が誰であろうと、公人として言うべきことを言うのが政治家の務めではないでしょうか。「怖くて話せない」という理由は、一人の人間としては理解できても、国民の負託を受けた国会議員の説明としてはあまりに説得力を欠いています。

💡コラム3:国会議員の一番のお仕事は立法!

国会議員の最も重要かつ本質的な職務は立法、つまり法律を作ること(および改正・廃止すること)にあります。それを踏まえると、当然、次のような疑問が持ち上がります。

身の回りにある党内の不満も調整できない議員に、国の法律は作れるか

「国会議員の仕事は立法です」。これは、政治の教科書に必ず載っている、ゆるぎない事実。選挙で選ばれた国民の代表として、社会のルールである法律を定め、時代に合わせて更新していく。これこそが、議員に与えられた最大の権能であり、最も重い責任です。

しかし、私たちはその本質を正しく理解しているでしょうか。立法とは、決して一人の議員が自室にこもり、素晴らしいアイデアを法案の形にすれば完成する、というような単純な作業ではありません。

立法とは「調整」の連続!

一つの法律を成立させるためには、想像を絶するほどの複雑で地道な「調整」が必要となります。

  • 省庁との調整:
    • 法律の土台となるデータや実務的な課題について、霞が関の官僚たちと議論を重ね、現実的な案に落とし込んでいきます。
  • 各種団体との調整:
    • 法律によって影響を受ける業界団体、NPO、労働組合など、様々なステークホルダーの意見を聞き、利害を調整する。時には激しい反発を受けることもあるでしょう。
  • 他党との調整:
    • 国会で過半数の賛成を得るためには、他党の理解や協力を得るための交渉が不可欠。修正協議を重ね、互いの妥協点を探ります。

そして何より、これら対外的な調整の前に、まず乗り越えなければならない最も身近で、最も重要な関門がある。それが「党内調整」です。

党のしがらみは、政治家の能力発揮の「試金石」

同じ政党に所属しているとはいえ、議員一人ひとりの考え方や、背負っている選挙区の事情は千差万別です。ある政策が、ある議員にとっては「善」であっても、別の議員にとっては「悪」になり得るのです。党の方針や執行部の決定に不満を持つ議員が出てくるのは、ある意味で当然のことでしょう。

問題は、その不満にどう向き合うか。

党議拘束や執行部の方針に対し、公然とメディアの前で不満をぶちまけ、SNSで批判を繰り返す。そうした行動は、一見すると信念を貫く気骨ある政治家のように映るかもしれません。しかし、それは立法という職務を放棄しているに等しい行動です。

なぜなら、自分と意見の近い仲間であるはずの党内でさえ、対話を通じて不満を解消し、議論を尽くして合意形成を図る努力を怠る人物が、どうして意見の全く異なる野党や、利害が対立する団体と粘り強く交渉し、妥協点を見出すことができるのでしょうか。

自分の属するチーム内の小さな不協和音すら調整できない者に、国全体を巻き込む法律という壮大なハーモニーを奏でることなど、到底できはしないと思うのは筆者 taoだけでしょうか。

有権者は、議員の掲げる耳障りの良い公約や、メディアでの歯切れの良い発言だけに目を奪われてはなりません。その議員が、自らの所属する組織の中で、いかにして合意を作り出し、仲間をまとめ上げているか。その調整能力こそが、立法という最大の職務を遂行できるか否かを測る、最も確かな物差しなのではないでしょうか。

国民の生活を左右する法律を作る道は、まず身内をまとめ上げるという、地味で困難な仕事から始まるのです。

たとえば・・・

YouTuberジャーナリスト(?)から、飯山あかり氏が日本保守党から提訴されていることについてどう思うか・・・との質問がありました。こういう類いの質問については、「やんわりと回答をさけるべき」だと考えます。しかし、竹上議員は感想的なことで応じていました。

これは一例ですが、記者からの質問に対して「要領よく的確に説明する」シーンが少なかったように思います。

そんなこんなで「ちょっと何言っているかわかんない」という会見になってしまったのかもしれません。

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それから、日本保守党本部から決められた第二秘書が言うことを聞いてくれないのが不満との話がありました。「お茶も入れてくれない、掃除もしてくれない」等々。秘書の指導は議員自身の責任だと思うのは私だけでしょうか。それ以前に「公設秘書はお茶くみではない」という認識がないようです・・・。

これら「秘書が言うことを聞いてくれない!」などの理由をもって、日本保守党に対する不満として述べること自体、国会議員としては、信じられない論理展開です。

まとめ:これは「内部告発」ではなく「感情的な離反劇」!?

竹上議員の会見は、日本保守党のガバナンスに問題がある可能性を提起した一方で、告発者である彼女自身の資質や論理性の欠如を浮き彫りにするものでした。

具体的な証拠よりも感情的な訴えが目立ち、自己の責任を棚に上げた被害者意識に満ちた発言が繰り返されました。

これは党の問題点を白日の下に晒す「内部告発」というよりは、自らの処遇への不満をぶちまけた「感情的な離反劇」と評価せざるを得ません。

自分が置かれた環境を含め問題があれば、自ら関係者を含め調整することが政治家の態度としては大事だと考えます。

この会見を見て、彼女が今後、無所属の国会議員として国民のために論理的で建設的な政策提言を行えるのか、多くの人が疑問を抱いたのではないでしょうか。

参考情報〜会見動画文字起こし

冒頭のほうで掲げたYouTubeの会見動画の文字起こしです。文字起こしについては、GoogleのNotebook LMで実行しました。現在、文字起こしの確認・修正をしている最中です。会見内容については動画のほうをご覧いただき、以下の文字起こしを内容把握の補助としていただければと思います。

重大な間違い部分がありましたら、ご指摘いただければ早急に修正いたします。

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竹上裕子衆院議員: 本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。私の離党について説明いたしたいと思ったんですけれども、ちょっと午前中にゴタゴタがありました。公設秘書を解雇するその際に、第一秘書が解雇通知を渡す時に受け取る、受け取らないと言って拒否をいたしました。大きな声で騒ぎまして、私が説明をするからと言ったにも関わらずその受け取りを拒否し、そして大きな声を出しましたので、私が衛視に来てもらうように頼み、その衛視の方に立ち会ってもらって、引き取っていただくような形にいたしました。大変お騒がせをいたしましたことをここに申し訳なかったということで言わせていただきます。

ここから本題に入ります。離党届けを出したその後、19日に離党届けを出しましたが、この5日間の様子、百田代表とそれから有本事務総長の、私のことを呼ぶ呼び方であるとか、もうYouTubeをご覧になっている皆様方いらっしゃることと思います。またYouTubeだけではなくXでの発言であるとか、そして過去においては河村共同代表に対するX、そして本当にYouTubeでの映像を見る、それを見ると、私がここに立つ一番の理由がお分かりいただけることではないかなと思います。このような方々が日本保守党の党首、そして事務総長であるという、この務めていることに対し、そしてご本人たちは最初は自らその行為を否定していたにも関わらず、例えばご友人の結婚式場では興に入ったのか、公然と自分からペットボトルを投げたと言って笑いながら語り、また事前に知らされていなかったと言った後には、実は梅原さんが河村さんに差し違えると言ったのを私は止めたのよと、事前に知っていたことまで自ら暴露しております。全てネット上にそのエビデンスが残っております。

まず、離党を決意した理由、一つ目です。公平性の欠如にあります。支部、候補者、議員、そして職員に対する扱いに対し著しい不公平を受けております。誰の一存で本部が例えば支給するチラシが0枚と1万枚という差になるのでしょうか。差にしているのでしょうか。

2点目です。公金の不透明な扱いがあります。立法事務費や政党交付金といった公的資金が、本来渡すべき人物に渡されていない。「つなぎ資金」という言い方でYouTubeで見ておりますが、つなぎ資金と言いながらなぜ今も握ったままにしているのでしょうか。多くの議員を誕生させるためにと言って党員から集めた党費はどのようになっているのでしょうか。

3点目です。公設秘書の問題です。昨年の当選直後から第二公設秘書、それは地元豊橋とこの東京都を行き来する人物をと思って探しておりました。なるべく自分のこの豊橋にいる人物でありたいと思って一生懸命探したんですが、なかなか見つかりません。法律を知らなかった私は、身近にいる息子であるとか姉であるとかはダメなんでしょうかと、第二公設秘書として有本事務総長に提案いたしました。そうすると法律に抵触する可能性があると、ちょっときつい言葉で言われました。ですので私は「あ、そうですか、分かりました」と言って即座に撤回したのですが、「あなたを唆したのは誰ですか」としつこく怒られました。だから身内を雇ったという公的な事実はありません。

ところが、私の公設秘書が参院選の時から私の指示では動かないということが分かってまいりました。結局、色々あって第二秘書が見つからず、政策秘書に格上げになったりとかしてずっと公設秘書が空席であったわけですが、私が「こういう素晴らしい人物がいるからこの人を第二公設秘書に雇いたいんです」と連絡をしたところ、有本事務総長はそれを拒みました。そして、「党本部の業務を担うが、竹上事務所との連携の意味でも有益な人事です」と言って、私は押し切られてしまいました。その人物は8月1日付で挨拶に来ました。そしてこの9月までの様子を見て、その間に本部からの書類のやり取り、それで2度ほど来たぐらいというところです。

一番新しい政党チラシですが、そのチラシをこの豊橋の支部の分と言って300枚置いていきました。支部として300枚置いていきました。これではとても足りないから万単位で欲しいんだ、あなたは第二公設秘書なんだからそれぐらいできるでしょ、頼めるでしょと言いましたら、「自分で有本事務総長に説明をしてもらうように言って欲しい」と、そういう返事で未だに何もしてくれていません。

最後に、私の党運営に対する不満なんですが、今までに河村共同代表が全て代弁してくれています。この金銭的な面での代弁も、それから党運営、選挙のやり方、それについても全て河村共同代表が代弁してきてくれました。ただ、河村共同代表はこの保守党作りに当初から、昨年の9月以降ですが、ずっと関わってきて10月17日の共同代表、それを宣言いたしております。ですので、河村代議士にとっては自分の子供と同じような、そういう強い思いがこの日本保守党にはあります。自分が育てた党だという強い思いを持って、そしてなおかつ今まで色々な場面で河村共同代表、河村代議士は追い出される立場にありましたので、「今度は自分からは相手を裏切らない」と公言しているのも聞いております。目の前でそれを話しているところも見ております。だからこそ、この不遇な状況に耐えて頑張っているというのを私は知っております。

しかし、私は比例当選です。河村代表が推挙し、有本事務総長、そして百田代表から「この人を比例の一番に」ということで推挙していただき、河村代表が当選すれば私も当選するだろうと言われ、本当にその通りになりました。ですが、今言ったようなチラシやポスターのもらえない、参院選0枚、そういう支部活動であるとか、何かあるたびに「あなたは豊橋と愛知15区、田原市をちゃんとやればいいのよ」と有本事務総長から言われ、そして自分の議員活動に対してもこのような状況であると。そういう制限に対し、ましてや公設秘書においては私の指示に従えない状況に置かれている、彼らが置かれているということをもう受け入れることができません。

それで9月19日に離党届を出し、それは内容証明郵便で送りました。それを朝送り、そして河村代議士にはお昼過ぎになりましたけれども事後報告し、そういう状況で離党届を出したという状況になっております。

本当に何が起きても疑われる河村先生で、それから私ってブランド品、ほとんどあの、教員時代に主人が買ってくれたヴィトンのバッグぐらいしかなくて、本当にお金はないですね。はい、ということで以上でまず私のあの、説明を終えたいと思います。

司会者:ご清聴いただきありがとうございました。竹上裕子代議士、ありがとうございます。ここからは質疑応答にさせていただきます。質問の際には始めに会社名とお名前をお願いいたします。ではご質問のある方、挙手でお願いいたします。

共同通信: マイクはいただけないんですか?共同通信の田中と申します。伺いたいのが、9月19日付で出された離党届が受理されたのかというお話と、その後、党の執行部の方でやり取りがあったのか、まずその2点お願いします。

竹上裕子衆院議員: はい、受理は、受理したとかそういう連絡は一切ありません。私もちょっと直接話をするという関係にないと言ったらいいんでしょうか。ペットボトル事件の後、あの、百田代表に対してまともに話をすることができません。非常に恐怖感が蘇ってまいります。それから、その恐怖感に対して有本事務総長に「百田代表の行為は非常に引きました」と、それから「差し違える」っていう発言であるとか、百田代表のその時のことを思い出すと非常に恐怖が蘇ってきてちゃんと話すことはできませんと言いましたら、その時の有本事務総長の返事が「あなたは党の運営には関われないわね」という返事のされ方でした。で、受理されているかどうかは分かりません。一応、内容証明郵便で届いたという確認はできております。

共同通信: 分かりました、ありがとうございます。あと、この資料の方で書かれてますけれども、その比例当選なんだから離党ではなく議員辞職すべきだということにこう、ちょっと反論の文章を書かれているんですけども、その点改めて口頭で、つまり離党はするんだけども議員を、議員活動を続けられるその意義を伺いますか。

竹上裕子衆院議員: はい。私の場合、日本保守党を離党すると、党の理念に対しては全く、素晴らしいものであると。だからこそ私は日本保守党の東三河支部長としてそれを引き受け、そしてそのための活動をずっと続けてまいりました。でも、それがきちんとできる状況にない。議員になっても、支部のときでもそうなんですが、活動支部としての活動費がない。それから、議員として活動するための東海4県、愛知、岐阜、静岡、三重を回ると、有本事務総長から「あなたは豊橋と田原、愛知15区をちゃんと固めればいいのよ」と。三重県に行って辻立ちやってきましたとか、静岡県に行って駅立ち、辻立ちやってきました、たくさんの人が手を振ってくれましたとかって発信をしても、「なぜ河村さんの減税日本の旗が立ってるんですか」「河村さんのとの2連のポスターがあるんですか」っていう言い方をされてくるんです。非常に疑問に思いました、その言われ方についても。でも、ここは例えば愛知でやっているのだから河村先生の顔があり、減税日本、私はまだ減税日本の三河支部長ですので、そういう意味で日本保守党の旗と減税日本の旗と両方持って立つことができると思っていましたが、なぜか共同代表ですよね、河村先生はって言うと、その時に有本事務総長は言葉を止めましたが、党員の方から「なぜ竹上先生は減税日本の旗を持って辻立ちをしてるんですか」っていう言われ方をして、そこも疑問に思いながらということで、ちゃんとした支部活動、それから比例で当選したんだったら静岡、愛知、三重、岐阜と自分は歩かなければいけない、選挙応援にも行かなければならない、そういう思いでいる時にそういう言われ方をしてきました。

議員活動としても、選挙の応援に行くのは当然と思って連絡を取り、大阪にも行き、福井にも行く予定だったんですけれども、福井には有本事務総長が行きます、「来ないでください」という言い方をされて行けませんでした。そういう制限がされておりますので、「なぜ」としか私には思えなくて。

で、そのためにまた多くの党員さんが離れている。私の友人たちもかなり離れています。それから知り合いも辞めています。党員として退会している人たちが大変身近にたくさんいる。聞こえてくる。そういう辞めていった方たちのために自分が議員を辞めてもいいのだろうかと。辞めていった方々のためにこそ、自分が党の理念については疑いもなくやっていこうとしているので、無所属でやっていきたい。そういう意味で、辞職ではなくて無所属で活動し続けていくという、そういう思いになりました。すいません。

共同通信: 分かりました。あと、まあその百田代表とかの動画のお話されてたんでございますけども、盛んにその、あの、竹上先生がその後ですね、新党行くんじゃないかというお話されてますよね。今後の活動の方針についてどのようにお考えですか。

竹上裕子衆院議員: はい。日本保守党の理念があります。そして37か条の重点政策があります。私なりに本当に国体、そして自主憲法の制定といった憲法の部分、さらには今のこの不景気に対する減税。減税こそが景気を活性化させる一番手っ取り早く、そして手間なくきちんとできるそういう手法であると思っています。そのほかについても、当然のことながら日本保守の理念については、私は素晴らしいものだと。しかし、もし無所属でやるのであれば、それ全てができるわけではありません。自分なりのより良いものの形にしてそれをやっていこうと。ですので、新しい党に入るとかそういうことはまだ考えられない状況です。自分が、辞めていかれた素晴らしい党員さんたちのためにまず頑張っていきたいと。その上で、私のこの強い思いと一致するような新党があればの話なんですけど、ちょっと結構無理ですよね。今までの国会でも日本保守党だけが反対してきた政策っていうのがいくつかありまして、っていうのを考えるとなかなか、すぐにはできないものではないかと。無所属で一人で頑張りたいと、そう思っております

共同通信: 最後すいません、一点だけ、あの、はい。この資料に書かれているので気になったのが、その第二公設秘書の方、8月1日に就任されたと。気になるのが、会ったことがあるのが2度だけと書いてあります。(竹上議員は話し始めると)最後まで聞いてください。その公設秘書さんの活動実態っていうところが結構国民の目には割と厳しく捉えられてまして、その辺はどうだったんでしょう。

竹上裕子衆院議員: 第一秘書と政策秘書は、質問主意書も作ってくれたりとか、連絡とか調整とか、随行もしてくれたりとか、代理出席もしてくれたりとか、一緒にずっとやってきております。ただ第二秘書については、まあ、有本さんがそれだけ勧めてくるのだから、私は別な人物を第二秘書にということで入れたかったんですけれども、それだけ勧めてくるんだったら、まあ、義理・恩義がありますので、雇うしかないのかと一度、自分が薦めたいという人物を断念して、自分が名前を書いてハンコを押してその人を第二秘書にしました。

で、8月1ヶ月が終わりました。9月になりました。ちょうど国会も何もない時期ですので、自分が東京に来る用事っていうことそのものも少ないです。その少ない中で会った回数が、就任の挨拶と、それから党本部からの書類、こちらから持って行ってくれっていう書類のやり取りと、それからチラシを持ってきた時と。そのチラシを持ってきた時にも「万単位で欲しいんだけどちゃんとやってくれる?」っていう感じでお願いをしてあったんですが。

この実態を見てですね、別に第二秘書に限らず、当本部の指示に従うっていう状況があったので、私としてはもう疑問を感じて、これ以上の状況でいいのかという不安にもなって、それもまあ一番の離党する原因の一つであります。

共同通信: その不安になったっていうのは、何か棒に振れるみたいなイベントですか。

竹上裕子衆院議員: だって私のために働いてくれていない。私の言うこと、あの、秘書だからっていうのがあるので。もう、あの秘書さんお茶も出してくれないんですよね。私が議員室に行って普通にお茶、それからお客さんが来ればお茶を出すとか、掃除もしてくれないとかっていう、まあ、そういう中で、なんでやってくれないの、そういう日々の積み重ねがあったので、もう自分の思う秘書を雇いたいという、そういう強い思いがまず一番です。

共同通信: 分かりました、ありがとうございます。

司会者: ありがとうございました。

竹上裕子衆院議員: なるべく満遍なくたくさんの方に。

関係者D: フリーでYouTubeを制作しております関係者Dと申しますが、まず質問したいのが、百田代表が先生の実家のことをYouTubeチャンネルで話して、それでちょっと迷惑が出てるんじゃないかみたいなことで問題になってる、その辺、そういうことを喋るっていうようなことについてどう思われますか。

竹上裕子衆院議員: 私は日本保守党の東三河支部長で議員になって活動しているということに対して、百田代表がなぜ私の夫の家業である竹上豆腐店の内情の話、経営が苦しいというのは、なぜそういうことが百田代表が言えるのか。またそういうことを話をした人物が誰なのか。これって完全にプライベートな部分です。そのプライベートな部分をYouTubeで話されてしまった。これって例えばうちだけではない、弊社だけではないんですけれども、コロナの時に取引先が3割いなくなりました、閉店しました、倒産しました。そういう状況でようやくコロナを乗り越えてきたのに、今度物価高です。経費が3割増です。で、政府の援助というのがない。じゃあ銀行さんから借りるしかない。その銀行さんから借りるという時にああいう話をされて、銀行が融資をしてくれなければ、噂でも多くの人が知っている、銀行としてもためらう、貸してもらえないってなったら倒産する。そういうちょっと恐怖になってます。それも、でもなぜ百田代表があの話をするのか分かりません。誰に言われ、誰に教えてもらったのかとか、非常にあの、実害に繋がるんではないかと今非常に危惧しております。まだ私が離党すると言ってから5日間ですので、これから売上が減るのかどうかも非常に心配ですし、弊社のお得意先にまで影響をかけてしまって申し訳ないというところで、ちょっと腹立たしい思いと、危惧していますということで、はい。

関係者D: もう一点、有本さんはご自身で、減税側に政党交付金とか立法事務費を渡してないと、それで党でプールしていくとおっしゃってますか、それは本当でしょうか。あと、それならばどのようにして政治活動されてるんでしょうか。

竹上裕子衆院議員: はい。減税日本というのは、議員報酬を一般のサラリーマンの平均給与並みに、それこそサラリーマンの平均給与で少ない足りないと思うのであれば、しっかり議員活動をして一般庶民の給与がアップして議員の給与もアップするのにつながるという発想のもとに、800万円という議員報酬でやってまいりました。議員報酬をカットするということは安倍晋三元総理も三割カットでやってきたと思います。だからこそ、議員は自分のお金儲けのために議員になってはいけない、国民のために議員になるんだというところで議員報酬をカットする。でも、生活できなかったら困るわけです。失職したら来年の税金がものすごいということは県議の時に味わいましたので、自分の報酬の半額を貯金してもギリギリです。私が県議のときに失職して、翌年とさらに次の年まで税金を払うことの大変さがありました。

ところが、なぜ立法事務費、政党交付金をプールするのか。国民の税金を節税するためにプールしてるんですよって言われても、そっちをプールするべきではなくて。

私は議員活動するため、今日と明日北海道の視察に行く予定を立てました。ところが飛行機代、それから現地では誰も運転をしてくれないので、秘書をつれてレンタカーを借りての移動費、そうすると今もらっている議員報酬、それから旧文書交通費という100万円、それだけではやっていけない。それにありがたいことに、寄付金も少しずつはありますが、それでもやっぱり地元秘書を雇う、それから事務所の運営経費を考えると赤字でした。6月21日に1周年記念をやって、その中で政治活動資金を多めにいただくことができたんですけれども、それでも赤字の解消程度にしかならず。なので今日と明日の北海道のソーラーパネルの視察、風力発電の視察というのを諦めました。それが先週の17、18日で、さすがに18日の夜にもうこんなんではおかしいだろうということで離党届を決意して、翌日の朝に誰にも相談せずに出してしまったという状況です。以上。

関係者D: じゃあ、まともな政治活動ができないような…

竹上裕子衆院議員: まともな政治活動というよりは、私が比例で当選したにも関わらず活動範囲を狭められ、そしてちゃんとした質問主意書を作るなり、環境委員会での一般質問するなりの調査研究費もなくっていう状況であることが一番の原因です。

関係者D: 先生最後に、郵送で離党届を送られたということなんですけれども、その、普通は会って説明し…

竹上裕子衆院議員: 面と向かって喋るべきところではあるんですけれども…、どこまで話すことができるか非常に心配ではあるんですが、ペットボトル事件と言って騒がれています。百田代表からはペットボトル河村と、代表が揶揄されております。なおかつ自分がペットボトルを投げたと認めています。それは結婚式のスピーチでもということがありまして。私はその時の当事者です。河村先生がいて私がいて、この間をボンと投げられて、なんとも言えなかったんですが、その次に、これ主人に話したらだんだんヒートアップしちゃったんですが、机をバンバン叩き、拳を振り上げ、「お前、これで俺が殴ったらお前なんか死ぬぞ」っていうのを何度も繰り返し、非常に恐怖でした。だからそれを有本事務総長に言ったんですが、「私は引きました」って言うのが精一杯でした。ところが後から後からフラッシュバックしてくるので、それをまた伝えると、「あなたは党の運営には関われないわね」というおかしな返事でした。そういうことです。ですので、面と向かって喋るということについてはとてもできないと。それから、河村先生にも相談せずにそのような経緯があって、内容証明郵便で送りましたので、とてもとても面と向かってしゃべる状況ではありません。それから、この5日間の様子を見ても、もう胃が痛くなる毎日です。

関係者D: 最後にすいません、長くなってすいませんけど、日本保守党はボランティアの組織化を図らない、党の公式の動きを一つの会見などで言わずに、個人(百田さんや有本さん)のチャンネルでそれぞれ話されるようなことがあるんですけど、そういう党運営についてはどう思われますか。

竹上裕子衆院議員: 非常に困っております。いつ誰がどういう連絡をしたのかって言って、河村共同代表に聞いても「あ、俺そんなの知らんよ、聞いてないよ」と。地元のボランティアさん仲のいい方から「なんかYouTubeでこんなこと言ってたんですけど」とか、「新しいチラシができたんですね、欲しいんですけど」って言われても、「えっ」ていうことが続いてまいりました。非常に困っております。だから、やはりちゃんとした、あの、例えば私が現職で教員だった時には週に1回打ち合わせをして、月に1回職員会議があって、常に連絡を取り、次の行事の準備をし、アドバイスをしということをやってきたのに、全くありません。で、先ほども言ったように「あなたは党の運営には関われないわね」と。私は自分がいつ関わったのか全く分かりません、そういう状況でしたので…。

関係者D: ボランティアに熱心に関われている元党員の方々から、ボランティアをきちんとした登録制にしたり組織化をしないことにより、現場で色々な混乱が生じているというお話を聞いたんですけども、その辺についてどうですか。

竹上裕子衆院議員: あの、ボランティア、特に愛知は独特だと思います。河村代表の減税日本があり、そして、それ以外の特に名古屋市は減税日本の議員さんも含め、それから、ボランティアさんも含めたくさんいらっしゃいます。で、たまたま自分が県議の時は、三河に自分一人。河村さんの話をすると「みゃーみゃー弁の人で、うるさくていやよね」って言われるような状況が、衆議院議員になったとたんに、河村さんって凄い人だったのねと。で、三河のほうも応援してくれる人が増え、ところが愛知県以外のところでは、減税日本の議員さんは、現れては消え、現れては消え。ということは県外については、日本保守党だけの方がたくさんいらっしゃいます。だから、愛知県内はとくに独特な地域で、日本保守党で減税日本両方応援してくれる人たちがたくさんいますので、そういう意味で ボランティアさんの登録制にするっていうことも私は聞いてないんですが、そういう話がどこから出てきたのかも知らないぐらいです。 自分は一生懸命、旗を持っていっしょに駅に立ってくれたり、今回は碧南市でみんなで練り歩きしますよとか、西尾市で練り歩きしますよとか、静岡県の静岡駅前でやりますよとか、声をかけて現地に行って来てくれた党員さんであり、それから党員でないけど応援しますといって来てくれた人たちに連絡先を教えてくださいって言って増やしてきたなかで、愛知県のなかだけというよりも、河村さんが、有本さんや百田さんからYouTubeでいろいろ言われることで、反発される日本保守党の方々たちが増える。ということで、それについても私がどういうことですかと言われるような状況が続きということで、登録制にするということさえも私は初耳なんですけれども。一生懸命やって、登録ではなく、それは、やっぱり自主的な活動であるからボランティアは、お金ももわわずに自分の空いてる時間を一生懸命活動してくれる。だから、そういうボランティア制にするという前に、ちゃんとしたボランティアさんとの交流をしっかりとしていくということが大事で、登録するかしないかよりも、ちゃんとした信頼関係、それからちゃんとした情報発信、それをすべきだと思っているので、はい。

✅ *** ここまでは、2025/09/25 9:00現在、文字起こしの修正済みです、以下はこれから順次行います ***

NHK: 当の運営における、まあ、いわゆる公平性とかですね、ついてお伺いしたいんですけれども。 ま、いわゆるこの、ま、ちょっとお話を伺ってると、ま、いわゆるペットボトル事件が起きて以降を特に、ま、あの、こう参院選対応とかですね、色々、ま、運営で、ま、隔たりというか、が大きくなったという風に受けられると思うんですが、ま、そういう認識でいいのかというのと、またあの河村共同代表と今の、ま、百田代表、有本事務総長との、ま、関係性について、あの、としてはどう見られてるのか、ま、どうあるべきかなということができてればですか。

竹上裕子衆院議員: 執行部と言われるそのメンバーが当初は有本事務総長、百田代表、広沢一郎現名古屋市長ですね。 で、その時は、あの、減税日本の、ま、代表、副代表であったわけですが。 で、河村先生、河村共同代表とその4人の執行部だったんですけれども、そこから広沢さんが名古屋市長になり、で、一応名古屋支部長というのを広沢さんは持っていたわけですが、あの、そういう中の流れでいつの間にか河村先生と有本事務総長と百田代表で、さらに河村先生に知らされずに、あの、なんか事が決められていくっていうのが、そのペットボトル事件以降の後に特に。 で、しかもその例えば立候補者の顔ぶれであるとか、現在の支部に任命された方々の顔ぶれであるとか、河村先生もちゃんとおっしゃってらっしゃると思うんですけれども、どういうことだろうっていうことも増えてきて、で、そう言う形でちょっと、ちょっとではなく、あの、外されている。

しかも記者会見でもそうなんですが、記者会見で私、毎週火曜日に「今日は記者会見あります」と。 で、記者会見は毎週火曜日の4時からやるから全員で揃って出ましょうと。 で、そのそこに、えっと、私たち議員3人、それから有本事務総長と百田代表ということで5人で毎週火曜日にやりますと、それはちゃんとした連絡をいただきました。

で、ところがその4月22日のこの事件がここで起き、あの時、河村先生が言ってた言葉って、あの、私たちの大弁者であり、それから事務所に、あの、党本部の連絡先が分からないから名古屋のこちらの事務所に電話させていただきましたっていう色々な要望であるとか、それから苦情であるとか、それから問い合わせであるとか、ものすごく時間を取られていて、で、「総会をやらないのか」と、その中にあって、それで、あの事件が起きる発端となったわけですけれども。

で、それで、島田先生の事務所に、それでも皆さん一生懸命、あの、百田代表にしても河村共同代表にしても、ここにその火曜日に集まってみんなで記者会見しようっていう思いはあって、しっかり日本人のために頑張ろうっていう思いがあって、何週かは頑張ったんですけれども、だんだん呼ばれなくなりました。 で、例えば「今日は何々の話をするので、お三方は」衆議院3人の議員ですが「お三方は来なくてもいいです」ということ。 それから、あの、私の秘書には「今日火曜日だけど私今ここで待ってるんだけど、出る必要があるかどうかちゃんと聞いてきて」って言うと、「あ、今日は来なくていいそうです」と。 それが続いた状況で、こう河村共同代表が外されていくのを目の当たりにしてきた。

河村共同代表は、あの、会派の代表でもあるので国会関係の国会対策であるとか、色々委員会もこの同じ火曜日の4時からやってたりとかするので、遅れてくることが何回かありました。 で、それもあって、なんだかその遅刻してくるから間に合わなくなるという状況もあったのかもしれないですけど、私が「来なくていいです」って言われて出ない頃にはもう、あの、河村共同代表も顔を出していない状況になっていましたから、そのような様子を見てきたということがまず一番にあります。

NHK: 現状の関係性についてはどうですか。というか、まあどうあるべきかですね。

竹上裕子衆院議員: 必要な時には電話で話をした、電話で申し入れをしたということは私は河村先生からよく聞きます。 で、あちらから電話がたまにかかってくることもあるけど「自分からちゃんと電話はしてるぞ」と。 で、一応会派3人、あの、本会議に入る前に3人で、今日の賛成反対の確認であるとか、議案の内容についての確認とかっていう会派会議を、あの、国会が始まる前に必ずやっているわけですが、そういう時にはその色々な話も、私たち3人というか、私と島田先生に対してはしてくれます。 ところが、それ以外については最近でもなんか連絡があってなとか、それから自分から言っといたとかっていうことも聞いてるわけですが、いい関係とは言えないと思います。 やっぱり、あの、本当に大きいことがあるんだなっていうことはたまに感じることがあるので、「一応連絡したけどな」とか「話をしたけどな」っていう、あの、やはり苦しい言い方を目の当たりにして聞いておりますので。

これはなんか新聞に書かれたみたいですが、なんか偶然にも19日の夕方に、お二人が名古屋に来て河村先生と会談をすると。 で、共同代表の、あの、解任でも、河村先生は党にきちんと残ってくださいという、河村先生は立派な方ですっていうことがあったということを、私が離党届を出しましたって言いに行った時にお聞きしました。 はい、だからかなり努力はされていると思います。 やっぱり日本保守党って河村先生にとっては自分の思いも公約の中に入っているし、あの、政策の中にも入っているし、で、自分にとっては大事な政党、作った政党であるっていう思いがあるので。

NHK: 最後に一応ですけど、あの、今後の、あの、河村孝志共同代表との、まあ連携と言いますか、どう関わっていくのか、ご自身に、あの、考えお伺いしたい、いかがでしょうか。

竹上裕子衆院議員: はい。 え、あの、私は減税日本の三河支部長というのをまだ続けております。 ですので、あの、減税日本と、それから私の三河支部としての、ま、党員でもあり、それから三河支部という支部も持っていると、そういう関係がありますので、河村共同代表には私を育ててくれた大事な恩師であり師匠でもありますので、何かあれば普通に気軽に、「すいません、今日会見やります」とか、まあ一方的に離党してしまいましたとか、そういうことは、あの、普通に相談もするし話もしております。 続けていくのは変わりありません、私の師匠です。

毎日新聞: 確認なんですけれども、会派の離脱して、こちらは保守党の方には届けてたでしょうか。

竹上裕子衆院議員: これから手続きを取ります。 今日は、あの、先ほども申しましたように公設秘書3人の、本当に申し訳ないんですが、解雇という手続きを取りました。 で、会派についても私が日本保守党の離党届を出しておりますので、当然のことながら、あの、離脱しなければいけないということは考えておりますが、あの、まあ先ほども言いましたように河村先生に対しては、あの、相談をしていきたいと思っております。

毎日新聞: 現状で、あの、河村共同代表も離党するということはないという風に考えてらっしゃると思います。

竹上裕子衆院議員: あ、私がそれは言うべきことではないですよね。 あの、河村先生は今言ったように日本保守党っていうのは自分の子供、自分の育てた政党っていう思いがありますので、河村先生が離党するかどうかは私は知りません。 ただ、仲間作りで、あの、少しでも同じ政策に対しては同じように賛成をしてほしいと。 今までは日本保守党だけが、あの、反対したりとか、そういう時に誰にも賛成してもらえなければもったいないから、一人でも仲の良い議員さんとか、同じ政策を取ってくれる人たちは仲間として必要だねと、河村先生はものすごくお付き合いが広いので。 私の方はまだそういう人間関係、本当に委員会のこととか視察で一緒になった方とか地元の議員さんたちとかっていう程度しかありませんので、そういう意味では河村先生がその新党を作るとかっていうのは全く分かりません。 それは河村先生に聞いていただきたいです。

毎日新聞: 会派離脱されるということになると、これから無所属であの、活動されるということで、あの、戦略的にどっかの会派に入って活動される方が、あの、国会議員としてこれから活動される際には有利に働くというところあるかと思うんですけれども、そういった戦略的に考えた上でどこかの会派に入るということは現状考えてはいらっしゃいますでしょうか。

竹上裕子衆院議員: あの、素晴らしいお考えだと思います。 ただ会派に入るかどうか、どこかにあの、仲間に入れてもらうとかっていうことはまだ全く考えておりません。 自分自身がこの保守党の理念に基づいて、さらに自分なりの形に、あの、理論を整えていくとかっていうのを今からやっていかないといけないので。 もう突然飛び出してしまいましたから。 だから自分なりのその、なんて言うのか、私はこういう姿勢で政治に臨みます、こういう姿勢でいろんな方のご意見を聞いてそれを政策に反映させていきたいですっていうところなので、簡単にはそういかないと思うんですけど、本当にあの、同じ内容で進んでくれる方が見つかればそれはすごく嬉しいですけれども。 はい、考えてないことでした。

毎日新聞: 考えてないと思いますけど、直近で日本維新の会から3人離党された方も会派作られましたけれども、こちらと接触したとかお話をしたいとする考えはあったりはしますでしょうか。

竹上裕子衆院議員: あ、ないです。 あの、なんでかって言うと減税日本にいた2022年、2022年の10月に馬場代表になった時に蹴られたわけですよね、河村さんは。 その時に私、党費を後期分の党費を9月に払い込んだら、10月に関係解消しましたって言われて、あと、お金払ったばっかりなのに、なんで突然こんな時期にっていう、そういう状況がありまして。 またその方については私はまあ全然どういう方か知らないので、全くありません。

中日新聞: 中日新聞のです、よろしくお願いします。 地元では色々ありがとうございます。 あの、まあ国会議員としてこれからどういう姿勢で臨んでいくか、今あの、質問に関連するんですけれども、まあ保守党の理念には賛同ということですが、しかしまあ保守党を離党してどういうその政治姿勢で臨んでいくのかという、どういう活動をしていくのかというのを改めてお伺いします。

竹上裕子衆院議員: はい。 例えば今まででも国会議員さんの中で無所属の方、お一人で頑張ってらっしゃる方、あの、それぞれいらっしゃると思います。 私の隣、私のあの、議員席の隣の席に松原仁先生がいたり、斜め前に中村喜四郎先生がいたりとか。 で、その方たちはちゃんと地元のためにやってらっしゃったりとか。 私は質問主意書を出していきたいですし、教育問題であるとか、農業政策であるとか、あの、特に今もお話をいたしましたが、コロナの時からそのコロナが明けて物価高でっていう、そういう時に中小事業者のの方々の苦しさ、どれだけ苦しいかというのは私が身をもって知ってますので、そういう方たちのためにその一時金とか何とかなんとかではなくて、できることをやっていかなければいけないと訴えていかなければいけないと、そういう思いでいますので、質問主意書はたくさん作りたいんです。 ですので、ちゃんとした公設秘書も政策秘書も雇いたいですし、そういう人たちと一緒になって作って、もう質問主意書が一番効果的だっていうのは、あの、外面切り替えのあれでよく分かりましたので、ぜひとも続けてやっていきたいと思っております。

中日新聞: そういった中で、あの、地元の活動ですね、あの、まあどのように、例えばその河村共同代表、河村たかしさんとですね、どういう活動の連携っていうのはしていく想定でいらっしゃいますか。

竹上裕子衆院議員: ちょっとそれは今イメージは浮かびませんけれども、あの、河村先生は河村先生でその今共同代表でもあり、日本保守党の会派の中の会派の幹事長にもなってますので、そちらの方でお忙しいんじゃないかなと。 ただ、減税日本の市議さんたちとはよくあの、会う機会もありますし、行った先でのあの、何々講演会であるとか、それから何々主催の促進協議会であるとかっていう時の場でお会いするので、そういう時にはあの、仲良くそれにむけて私たちはあの、応援しておりますとか、こういうことができることがあればおっしゃってくださいとかっていう風にやっておりますので、そういう形での連携は当然あります。

共同通信: すいません、共同通信田中です。 あの、ちょっとペットボトル事件とおっしゃってるところの話が、あの、いまいちよく分からなかったんでございます。 これ4月22日って、あの、記者会見であれですよね、えっと、河村、えっと、その百田代表とかが止めた時の後の話をおっしゃってる。

竹上裕子衆院議員: そうなります。

共同通信: えっと、このこの議員会館のどっかの部屋で何かしら会われたんですかね。

竹上裕子衆院議員: はい。 あの、ここでこう記者会見が中断してしまって、「なんでちゃんと党の中で話し合っていない、話し合ってもいないことを喋るんだ」というところでこう移動が始まって、で、お二方はいつも島田先生の事務所で記者会見に、あの、臨む時間を過ごされることが多いので、そのまま島田先生の事務所に3人、それからお二方と一緒に入っていきました。 で、そこで起きたことになります。 で、その内容については先ほどお話をしましたので。

共同通信: 議員3人とお二方っていうのは有本、有本事務総長、百田代表、島田先生、河村先生、私。

共同通信: どなたが投げたっていうのは、百田先生が誰に投げたんですか。

竹上裕子衆院議員: 河村先生が、あ、島田先生の部屋で河村先生がいて私がいて、で、百田代表がこの机2つ分の向こう側の、ちょうど机2つ分の幅なんですが、向こう、その河村先生の前で立っていて、で、ここの会場からこう持ってたと思うんですけれども、それを投げつけたっていうことになります。 で、それが私と、あの、河村先生の間を飛んでって床に当たって跳ね返ったっていう状況です。

共同通信: 誰にも当たってなくて。 それで、あの、なんかその百田さんがその後で「これで殴ったら死ぬんやぞ」みたいな話されてますよね。 これって何ですか。

竹上裕子衆院議員: 手が空っぽになったので、こう机を叩きながら「これで殴ったらお前なんか死ぬぞ」っていうことでした。

共同通信: 拳を固めてってことですか。

竹上裕子衆院議員: はい。 ああ、だからこう叩いてこう持ってっていう。

共同通信: それに対して恐怖感を抱かれて。

竹上裕子衆院議員: あ、ここに立って、その河村先生がここにいて、ここなので、私がここなので、あの、それで恐怖感を抱かれてるんじゃなかったです。 今回、喋れない状態です。 はい。

共同通信: 分かりました。 えっ、と、あ、あと、あの、ちょっとこの秘書さんを解雇されたところで分かりづらかったんですけども、要するに今、公設の3人の秘書さんは党がその任命というか、指定された秘書さんなんですか。

竹上裕子衆院議員: 党が指定したっていう形になります。 あの、第一秘書は河村先生から、第二秘書は私は減税日本と日本保守党の半分半分だから、まあ、党本部からで、3人目は地元からって自分が思ってましたので。 で、ただしそのこういう人を雇いたいですっていうことは河村先生にではなく、あの、有本事務総長に連絡をしていました。

共同通信: あの要するに解雇したってことは、3人とも党が当てがってるんですよね、今の話は。

竹上裕子衆院議員: そうなります。

共同通信: そうなんですか。 はい。 で、3人とも活動、その活動実績はあったんですね。

竹上裕子衆院議員: あ、先ほど話した通りです。

共同通信: あったんですね。 はい。 あ、分かりました。 ありがとうございます。

記者: 日本保守党の百田さんが先の参院選で、現在の田中さんですかね、1枚目の投票用紙は破って捨ててくださいと発言したと。これっていうのは、まあ公職選挙法にももしかしたら抵触するような問題だと思うんですけど、そういう言葉ってどう思いますか。

竹上裕子衆院議員: あの時もあの場に居合わせておりました。 あの、名古屋があるぞっていうことをやっぱりボランティアさんから聞いて、「えっ」と思ったので、私は愛知にいて、ちょっとポスターどうやって調達するとか事務所でやってた時に、「あの、ブルーサンダー来るんだって」と。 ブルーサンダーっていうのは日本保守党の街宣車なんですけれども、「名古屋に来る」「え、名古屋に来るの」と。 で、「じゃあ行かないといけないよね、まあ何らかのお仕事はしないといけないよね」って勝手に思って行きました。連絡はなかったです。

で、行った時にいつもの名古屋の高島屋の大きな階段から交差点に繋がってっていう、あの、やるところにブルーサンダーがあり、それからあの、ボランティアの方と、それからスタッフの方と、有本事務総長と百田代表とっていうことでマイクを持って。 で、私が、あの、そこにいて、あの、端っこに立ってずっといました。あの、まあ、通行客を整理するとかってことはいつもやっていたので。で、こうその時の発言も全部聞いてしまいました。 だから、あの、それはちょっとここの名古屋で、しかも愛知で名古屋でそれはないだろうということは思ったんですけれども、はい。

記者: 実際の、えっと、減税側の支援者の方とかは、あの、まあ肌感の範囲ですけれども、どのようにお感じになってらっしゃるんですか。

竹上裕子衆院議員: 私がこう喋ってるのと、こちら側にこう聴衆がいて、階段の方にも聴衆がいて、で、その時に百田代表の言葉に拍手が起きます。「そうだそうだぞ」っていうその中で、その話の時に、その話の流れの中で拍手をしない人がパラパラと見えました。 ましてやその発言の時に、その人たちはもうこうやって黙って見てるだけでした。その姿が見えました。 だから私もこう、あの、そばに立ってボランティア活動している人の、あの、隣にいて、まあ世間話しながらだったんですが、百田代表の言葉だからと思ってこう拍手はしてたんですが、自分も拍手が止まりました。そういう状況です。

記者: えっと、あと関連してなんですが、この数日間で、えっと、私の方から、あの、百田さんが実際に言った言葉を言いますと、えっと、竹上さんに対して「頭が弱い」とか「クソババア」「人間のクズ」といったことを実際に発言されてるんですけど、こう、こういう発言をされて、あの、何かその、まあ名誉というか、あまりにも党首としてふさわしくない発言だと思いますし、ご本人そういう言葉を浴びせられたので、ちょっと私はどうだと思うんですけど、何か法的な、法的まではいかないですけど抗議などその辺はいかがですかね。

竹上裕子衆院議員: そういう、あの、人格を否定される言葉ですね、それから自分の尊厳というか誇りを傷つけられる言葉ですね。 私は、あの、裁判とかやったことがないので、どの程度の物であれば訴えることができるのかというのは全く分かりません。 ただ、この5日間であまりにもひどいと。それが、それによって、あの、参院選前の時もそうなんですが、ボランティアさんたちがこう分裂していきました。 あの、百田代表の言葉、有本事務総長のいかにも詳しく説明しているような…私、バッグしか持ってないんだけど。修学旅行のために買ったヴィトンで、教員時代のヴィトンのバッグしか持ってないのに、そんなブランド品ってどういうものなのっていう。洋服でブランド品も持ってないのに、なんでそうやって喋るのかなとかっていう状況にありますので。

それによって実害が出る場合には考えないといけないことであると。 ましてや私も衆議院議員という公の場で仕事をするものですので、それに対する実害が出れば、やはり非常に、あの、今までの恩義を考えるとやってはいけないとも思うので。まあ、河村先生はそれをひたすら耐えてますけれども、私 も、私がこう我慢しても私の周りの者が納得しない、特に主人もそうだと思います。主人も一生懸命、あの、黙って、あの、何も私に対しては言わないでおりますけれども。

記者: 最後に、えっと、日本保守党から昨年ですね、東京15区選で飯山陽さんが出馬されて、まあ落選された後に、まあ党内の不満もこう批判する形になり、今、それに対して代表を含む、いわゆる党の執行部の方が個人的に、後に党として訴訟を提起されてて、11件ぐらい起こされていると。それ、そのそれについてはどう思いますか。

竹上裕子衆院議員: なんか自分がそういう場に追い込まれるんじゃないかという、そういう、あの、まあ考えなければいけないのかっていう切実感っていうか、切迫感はあります。はい。 人ごとではなくなってくるっていう、そういう切迫感があります。

記者: あの、まあ党の方たちはですね、その、まあ普通だと国政政党が一般人に対してあまり訴訟を提起して名誉毀損だなどといった、そういうことはあんまりやらないような気がするんですが、党はそれについてどう、あの、思われたんですかね。

竹上裕子衆院議員: 例えば私は恩義があるので、まあ、あの、こうして衆議院議員になることができたという恩義があるので、やたらにするものではないと思っておりますし、河村先生もこういう事件があってもこう一緒にやってきております。 ですので、あの、そこについては、あの、これから自分が置かれる状況によっては本当に心配なところという部分はあります。

記者: 共同通信の田中さん、この方、「公設秘書が私の指示に従えない」っていう質問、先ほどだから勤務実態があるかないかについて「ある」っておっしゃったので…。

竹上裕子衆院議員: はい。まあ、あの、勤務実態がないっていうことに対しては、あの、こう、そういう、あの、そうですね、私もその国会会期中じゃない今、あの、地元の活動が中心なので、東京に来る時間が少ない。 で、まあその少ない時に書類のやり取りもしないといけないし、あの、言われた書類持ってきたよっていうと、まあ来るわけですが、その本人たちは、あの、採用の時も有本事務総長と面談してますので、まあそういう状況もあって、あの、私の指示よりも有本事務総長の指示の方が権限が強いのかな。 だけど私が名前を書いてハンコをしてる以上は私の管理責任というのは非常に大きいので、ただ、全然ないわけではないっていう状況だっていうことが、公設秘書に関するまあのお話の返事になります。 全然ないわけではないです、勤務実態が全然ないわけではないです。

ただ、まあ2ヶ月間で2日間だけかっていうと、私が、あの、数回行った時に会ったっていう程度なので、まあ向こうも用事があって来るわけですから。

記者: ちょっと細かい確認で恐縮なんですけれども、あの、離党届は郵送で送られたということですけども、宛先は党本部に送ったということでよろしいですか。

竹上裕子衆院議員: はい。

記者: で、あの、離党決意されたのが18日ということですけれども、離党届自体は19日に…。

竹上裕子衆院議員: あの、決心したのが18日で、もう19日の朝一番に、あ、内容証明郵便で送るかなっていう。麹町っていう住所は私のあの第一秘書から聞いてましたので、「あ、じゃあ麹町に送ろう」と。 で、電話をしたら誰も出ない。で、ちょっと直接って話をするのも、あの、話しにくかったし。で、参議院会館にいらっしゃるかどうかも、あの、結構いないこともあるので、やっぱり国会がやってない時期っていうのは。 じゃあもう内容証明郵便でしっかり、ああ、送った、届けた、届いたっていう、あの、事実を、ああ、確認した形で。 先方なんかこう受け取り拒否というか、受け取らなかったということではなくて、届いたというあの通知も戻ってきましたので。

記者: すいません、先ほどの「内容証明」の話の、えっと、届いたのはいつという風に認識してらっしゃるでしょうか。

竹上裕子衆院議員: えっと、河村先生から夜、19日の夜遅くに「なんか届いたみたいだけど」っていうのは連絡をいただきましたが、あとはその内容証明郵便ですので「届けました、配信しました」っていう通知が郵便局から私のところに届いたのが翌日。 ちょっとその実物を見ないといけないんですけど、あの、地元の豊橋のところにあるので、ちょっとあの、曖昧な答えはできないので、はい。

(第一秘書からの補足): すいません、あの、第一秘書が、さっきの公設秘書の第二秘書の件なんですが、あの、まあ普段そういう書類のやり取りとかでしか往復してないので、第一秘書の方が自分の机、それから第二秘書も自分の横幅の机で、あ、じゃない、政策秘書の机、第一秘書の机で、第二秘書の机というのは、あの、ほとんど、あの、ない状況です、私の事務所の中では。 これは、あの、多くの第二秘書さんが地元で主に活動しているっていう関係で、事務所の中に、あの、第二秘書の机は本当にちょこっと物置程度の応接テーブルがそのまま第二秘書の専用テーブルに変わるような、そういう部屋の中の配置になってるので、第二秘書さんの机というのは、あの、今ちょっと動かした形で、特には設定はされてないという状況になってます。 要するに私物を置く時に使うような自分の机がないという状況になっております。

竹上裕子衆院議員: (勤務実態について)まあ、書類のやり取りとか連絡をすれば一応来るので、そういう意味ではあるんですが。 まあ、場所としては第二秘書はほとんど普段は地元で、あの、私の第二秘書は本部付きで、本部付きっていうのが、あの、そういう形であの、やっているっていうのか、まあ党本部との連携のためにっていうことで向こうに行っていることが多い。

記者: それは勤務実態は乏しかったということをおっしゃりたい?よく分からなくて。

竹上裕子衆院議員: まあ乏しいと言えば乏しいということで。まあ先ほど管理責任がみたいなことおっしゃっておられましたけども、それなのでこのままほとんど来ないとか、あの、まあ私の要望することに答えられないっていうようであれば、私の管理下、私の管理責任であるって思っていても、本人たちが私の指示よりもあちらの指示に従うっていう、あの、言い方をしてきたりとかってすることもあるので、ちょっとそれはないだろうなっていう思いがあって、そこは不満。

記者: すごく不満で。はい。

竹上裕子衆院議員: 法的に心配になるっていうところもあります。 私の指示に、あの、まあどちらかというと優先順位は本部の方の指示ですって言われると、ちょっとこちらとしては「自分の指示が最優先じゃないの?」って。ちょっとそれで第一秘書と喧嘩したこともあるんですけれども。 それがそのまま第二秘書に当てはめられてしまうと、ますます、あの、私にとっては秘書の数が足りないっていう、地元のために働く手も足りないっていうことになって、で、そのための自分の議員としての活動、支部としての活動ができないっていう意味で、ちょっとこれから、ます、あの、腹立たしいことが増える、そういう意味もあります。

司会者: 分かりました、ありがとうございます。これにて質疑応答の時間を終了させていただきます。



更新メモ:2025年10月02日 355 104
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更新メモ:2025年09月25日 29 8

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