【大相撲2025年9月場所】「7つの期待」と優勝予想！番付確認もね

大相撲秋場所（2025年9月場所）が、2週間後、9月14日（日）から始まります。

この記事では、幕内番付を確認しながら、「期待外れだ」と少しぼやきます(^_^;)

そのあと、9月場所の「7つの期待」について書きますね。

それから、ほぼほぼ毎回当たりませんが、恒例の幕内最高優勝予想もします。

なお、このあとに展開する「７つの期待」ですが、次のようなことを書きます！

9月場所幕内番付の確認

9月1日に発表になった幕内番付は次の通りです。

なお、筆者 TOPIOは、毎場所千秋楽が終わってすぐに、「来場所の幕内番付予想」を出します。

今回は、過去の番付をいろいろ考えて、幕内が先々を含めてより面白い展開になるために、２つのことを夢想しました。

• 近い将来の４大関体制を築き上げるために、４関脇体制を予想（期待）。
• 幕内を若手で活性する意味で、日翔志と大青山の２人の新入幕を予想（期待）。

ちなみに４関脇は次のように予想。

• 　東　　　　　　　西
• 若隆景　関脇１　霧　島
• 高　安　関脇２　安青錦

結果は、ごくノーマルな２関脇体制で、ちょっと残念。

そして、先場所、東十両6で10勝5敗の日翔志（ひとし）と、西十両6で同じく10勝5敗の大青山（だいせいざん）がともに新入幕と予想しましたが、大青山は東十両筆頭止まりで、これまたちょっと残念。

ぼやきは以上。42人の関取には、秋場所も楽しませてもらいましょう！

9月場所、7つの期待。

それでは冒頭に書きました、「9月場所の7つの期待」について、つらつら書きます。

① 横綱の幕内優勝

結論、大の里、あるいは豊昇龍のどちらかに優勝してほしいですね。

せっかく２横綱体制になったのだから、次は「強い横綱」を見せてもらいたい。

「優勝は俺だ！」くらいの気概で千秋楽まで白星を重ねてほしい。

いずれにしても、もうそろそろ、横綱が優勝しないと…。

どちらが先に横綱で優勝できるか…。

豊昇龍は背水の陣で、大の里は先場所の「毒まんじゅう（NHK大相撲解説者・琴風氏の言葉）の引き技」と「土俵際での攻め急ぎ」を封印して頑張ってください。

なお、豊昇龍と大の里の両横綱については、次の記事もどうぞ。

② 大関昇進の実現

「大関昇進の挑戦」ではありません。「大関昇進の実現」です。

5月場所と7月場所の成績ですが、若隆景と霧島は次の通り。

• 四股名　5月場所　7月場所　9月場所（33勝ライン）
• 若隆景　12勝3敗　10勝5敗　11勝4敗
• 霧　島　11勝4敗　 8勝7敗　14勝1敗

直近10人の大関の昇進前成績を見ると、2人、32勝で大関昇進を勝ち取った関取がいます。

朝乃山と正代です。特に、正代は2場所前が関脇で8勝7敗、1場所前が同・11勝4敗、そして、挑戦場所が13勝2敗で初優勝となり、8勝7敗の戦績を乗り越えて、32勝での大関昇進を果たしました。

つまり…

若隆景は10勝5敗の32勝、霧島は13勝2敗の32 勝（優勝 or 優勝次点）での２人同時昇進もあり得ます。

両関取とも、ポイントは中日までの戦績。中日勝ち越しリターンを狙うことでしょう。後半は上位戦ばかりになりますからね。

③ 安青錦の関脇昇進！

ウクライナ出身の相撲大好き・安青錦。破竹の勢いで、初場所から所要12場所で三役入りです！

前述しましたが、筆者 TOPIOは、「安青錦は小結を飛び越えていきなりの関脇昇進！」と予想したくらいに伸び盛りな関取です。

幕内の年間最多勝は、今のところ、大の里が47勝でトップ、そして、続く2位が45勝の安青錦。それくらい安定しています。

取り口も「しっかりした型」があって、見ていて楽しいですね。

横綱・豊昇龍と比べても、安定して白星を重ねられる取り口でしょう。

あとは、怪我をしなければ・・・ですね。

ところで、安青錦は、来年中には横綱になるのではと予想しています。

ですから、関脇、大関は単なる通過点です。通過点ですが、早く到達して、通り過ぎてください！

ところで、日本相撲協会は、4関脇で競わせるという肝っ玉がないようですから、安青錦は今場所で上位陣を全員倒して、文句のない関脇昇進を勝ち取ってください。

そして、その勢いのまま、今年の年間最多勝を大の里と争ってください。

それが、近々の大関昇進、横綱昇進に必ず結びつきます。

安青錦については、こちらの記事もどうぞ。

④ ベテランの活躍（= 優勝）

ここでいうベテランとは小結・高安、そして、東前頭筆頭・玉鷲です。

そして、活躍と優勝することです。

11月に41歳となる玉鷲には、その前に3回目の幕内最高優勝を飾ってほしい。

さらにそれ以上に、35歳の高安には悲願の初優勝を勝ち取ってほしい。

7月場所の活躍を見る限り、玉鷲にも高安にも優勝の可能性は十分にあります！

⑤ 九州場所の三役入りを期待

ここでの期待は、文字通り「期待しているからね！」ということ。

若手が三役入りすることは、幕内の活性化につながります。

27歳豪ノ山が若手かどうかは微妙ですが、とりあえず若手枠で期待します。

具体的に期待する若手は…

• 新三役・伯桜鵬、熱海富士、豪ノ山
• 再三役・王鵬、平戸海

なかでも、一推しは王鵬。

今年初場所、前頭3で12勝3敗で優勝同点となった翌場所、小結を通り越しての三役入りで、いきなりの関脇。この場所、優勝した大の里を破るなどキラリとしたところもあったものの、6勝9敗で平幕落ち。

怪我があるのかもしれませんが、それを克服すれば、関脇どころか大関も可能な関取です。

ここに掲げた5人の関取が九州場所で三役入りするポイントは

• 10日目くらいまで続くであろう上位戦を2敗くらいのペースで乗り切ることです。

⑥ 新入幕の活躍

フツー新入幕というと、今場所、十両から幕内にあがった関取のことを指します。ここでは、先場所新入幕だった関取も対象とします。ちなみに、活躍とは10勝以上の白星・・・でしょうか。

• 今場所の新入幕、日翔志
• 先場所の新入幕、草野、藤ノ川

ところで、この3人のなかでは、一推しは草野です。

十両を連続優勝で2場所で通過して、先場所、新入幕を果たした草野。

やはり連続優勝をする地力は素晴らしく、先場所も11勝4敗と大活躍。

来年は早々に三役入り、そして、来年九州場所くらいまでに大関となっているかもしれません。

間違いなく、将来の横綱候補です！

⑦ 十両、大青山と朝乃山の活躍

さて、ラストは、幕内ではなく十両です。

今場所新入幕を果たした日翔志（ひとし）と同じ十両6枚目で10勝5敗の好成績を残した大青山（だいせいざん）。

残念ながら、大青山は、東十両筆頭止まりで、新入幕成らず。

だからこそ、今場所は文句の付けようがない2桁以上の成績で、九州場所での新入幕を果たしてほしい。

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そして、もう一人、怪我による「二度目の幕下転落」から、十両に戻ってきた朝乃山。

いつのまにか31歳とベテラン域の年齢となりましたが、玉鷲のことを考えると、まだまだ一花も二花も咲かせることができます！

35歳でそれなりに満身創痍の高安がいまでも大関復帰を目指してやっているのですから、朝乃山も、怪我に負けること無く、再び「大関の雄姿」を見せてください。

まずは、秋場所10勝ですね。

幕内最高優勝予想

ラストは幕内最高優勝予想です。

いつも当たらないので、「もういっかな・・・」と考えましたが、毎回やっているので、今回も。

優勝予想一番手：横綱・大の里

先場所の大の里は、「毒まんじゅう食い放題」かつ、「土俵際バタバタ」で残念でした。

それでも10勝してしまうのが、やはりタダ者ではないですね。

今場所は、巡業もいいみたいです。

課題は「毒まんじゅうを食い飽きて」かつ「土俵際の覚醒を果たすことでしょうか。

そうなれば、もう怖いものなし、敵無しです。

だれがどう考えても、優勝候補筆頭は、大の里です。

優勝予想二番手：横綱・豊昇龍

巡業はかなり良さげな横綱・豊昇龍。

優勝する地力は大の里と同じくらいあります。

鬼門は序盤戦です。

序盤戦はトリッキーな投げ技や、不用意でつっこむような立ち会いは自粛することです。

横綱ですから、相手を迎えてそれからでも十分に勝てる力はあるハズです。

そろそろ横綱の優勝がほしい大相撲ファンとしては、豊昇龍と大の里が14連勝で千秋楽決戦となれば、もう泣いて喜びます！

豊昇龍も大の里もどっちも好きですから、どちらが勝っても万歳です(*^_^*)

優勝予想三番手：小結・高安

これは冷静な予想というよりも、願いに近いです。

高安には、これまで優勝のチャンスがいくつもありました。しかし、果たせず。

35歳の高安ですが、今年2場所と、来年前半くらいまでに、また何回かチャンスがあると見ています。

その１つが今場所になることを期待して。

小結ですから、上位戦がある序盤が優勝するかどうかの鍵ですね。

あとは怪我をしないこと。

まとめ

いち大相撲ファンとして、9月14日から始まる秋場所の「期待7つ」を中心に、いろいろ書かせていただきました。

また、恒例の優勝予想もさせていただきました。

正直なことを書くと、優勝は結果論。さまざまな条件のなかで、勝つものが現れる・・・ということです。

なので、誰が優勝しても、「素晴らしい！」の一言しかありません。

大の里が優勝しなくても、豊昇龍が優勝しなくても、高安が優勝しなくても、千秋楽の結びの一番まで、十分に楽しみつくさせていただきます！