琴櫻どうした?同時期の大関仲間に置き去りに…復活への道筋を考える!

  • URLをコピーしました!
 *本記事を含め、当サイトでは広告を掲載しています。

(筆者:TOPIO)

2024年11月場所で14勝1敗の圧倒的な成績で初優勝を果たした大関・琴櫻。その時は横綱昇進への期待が高まっていたが、2025年に入ってからの3場所は一転して不調が続いている。

1月場所では横綱昇進をかけた重要な場所で5勝10敗と大きく負け越し、3月場所はカド番で迎えたものの8勝7敗のギリギリ勝ち越し、5月場所も再び8勝7敗と低迷が続く。

一方で、同時期の大関仲間である豊昇龍と大の里は着実に階段を上ってしまった。豊昇龍は2025年1月場所後に横綱昇進を果たし、大の里も5月場所後に連続優勝で横綱の座を掴んだ。

3関取のなかでは一番の年上である27歳の琴櫻だけが大関に取り残され、まさに「置き去り」状況だ。しかし、初優勝の実力は本物。不調の原因を分析し、復活への具体的な道筋を探ってみよう。3横綱体制実現への可能性はまだ十分に残されているはずだ。

そんな視点で記事をまとめてみた。

この記事でわかること!
  1. 琴櫻の最近の成績不振の具体的な原因と現状
  2. 同時期の豊昇龍・大の里との違いや差が生まれた理由
  3. 琴櫻の復活可能性と今後の横綱昇進への具体的な道筋
<スポンサーリンク>
目次

🗒️ 琴櫻の栄光から転落まで 〜初優勝から3場所連続低迷〜

大関・琴櫻にとっては屈辱の一戦でした…。

2024年11月場所:14勝1敗の初優勝という輝かしい頂点

2024年11月場所は琴櫻にとって相撲人生最高の瞬間だった。14勝1敗という圧倒的な成績で、念願の初優勝を飾った。この場所での琴櫻は別人のような強さを見せ、同じ大関の豊昇龍(13勝2敗・優勝次点)、大の里(9勝6敗)を大きく引き離す活躍だった。優勝インタビューでは涙を流し、長年の努力が実った瞬間として多くのファンの心を打った。

2025年1月場所:横綱昇進をかけた場所での大失速(5勝10敗)

しかし、1月場所は一転して悪夢となった。連続優勝で横綱昇進が確実視される中、まさかの5勝10敗という大負け越し。初優勝から わずか2か月での急転直下に、相撲界は衝撃を受けた。この場所で豊昇龍が12勝3敗で2回目の優勝を果たし横綱昇進を決める中、琴櫻は土俵上で迷いが見え、本来の力強い相撲が全く取れない状況が続いた。

3月・5月場所:カド番脱出がやっとの8勝7敗が続く現実

3月場所はカド番(大関陥落の危機)で迎えることとなった。何とか8勝7敗で勝ち越したものの、内容は精彩を欠き、ギリギリの勝ち越しに過ぎなかった。5月場所も再び8勝7敗と同様の結果に終わり、かつての輝きは完全に影を潜めた。この間に大の里は12勝3敗、14勝1敗と連続優勝で横綱昇進を果たし、琴櫻との差は決定的となった。

<スポンサーリンク>

🗒️ 置き去りにされた琴櫻 〜同時期大関仲間との明暗〜

豊昇龍:2025年1月場所後に横綱昇進(一抜け成功)

26歳の豊昇龍は、琴櫻が初優勝した2024年11月場所で13勝2敗の優勝次点となり、続く1月場所で12勝3敗の2回目の優勝を果たした。2場所連続の好成績により、場所後に横綱昇進を決定。3人の大関仲間の中で最初に頂点へと駆け上がった。瞬発力と投げ技を武器とする豊昇龍の相撲は、体調管理が鍵となるものの、その爆発力は横綱の地位にふさわしいものだった。

大の里:2025年5月場所後に横綱昇進(連続優勝で追随)

25歳の大の里は、大関昇進当初の2場所こそ9勝6敗、10勝5敗と苦戦したが、3月場所で12勝3敗の3回目の優勝、5月場所では14勝1敗で4回目の優勝と連続優勝を達成。わずか12場所で4回の幕内優勝という驚異的なペースで横綱昇進を果たした。圧倒的な安定感のある取り口と、場所を重ねるごとに強くなる成長力は、まさに次世代の大横綱の器を示している。

琴櫻だけが大関に残される「置き去り」の現実と心境

一方、27歳の琴櫻は3人の中で最年長でありながら、唯一大関の地位に留まることとなった。2024年11月場所の初優勝時には3人のトップランナーだったにも関わらず、わずか半年で同時期の仲間2人に追い抜かれる屈辱を味わった。カド番を経験し、勝ち越しがやっとの状況は、かつての優勝力士の姿とはかけ離れている。同時期仲間の横綱昇進を土俵下で見守る琴櫻の表情には、複雑な心境が見て取れた。

<スポンサーリンク>

🗒️ なぜ琴櫻だけが取り残されたのか 〜不調の根本原因〜

勝ちパターンの不明確さ(豊昇龍の瞬発力、大の里の安定感との対比)

琴櫻の最大の問題は、明確な勝ちパターンが確立されていないことだ。豊昇龍は瞬発力を活かした投げ技や突き落としで相手を翻弄し、大の里は圧倒的な安定感で相手を圧倒する取り口が定着している。一方、琴櫻は押し相撲なのか四つ相撲なのか、どちらが本来の持ち味なのかが曖昧で、場面に応じて戦術が変わってしまう。初優勝時でさえ「琴櫻らしい勝ち方」という印象が薄く、この曖昧さが不調時の迷いを生む要因となっている。

27歳という年齢的プレッシャーと焦り

3人の中で最年長の27歳という年齢も、琴櫻にとって大きな重圧となっている。豊昇龍(26歳)、大の里(25歳)という年下の同時期の大関仲間が次々と横綱昇進を果たす中、「自分だけが取り残される」という焦りは日増しに強くなっている。大関としてのキャリアも長く、「今度こそ」というプレッシャーが土俵上での動きを硬くし、本来の力を発揮できない悪循環に陥っている。

メンタル面での脆さとカド番状態の重圧

琴櫻の相撲を見ていると、メンタル面の脆さが目立つ。初優勝後の1月場所での5勝10敗は、期待の重圧に押し潰された結果と言えるだろう。さらにカド番状態が続くことで、「負けられない」という重圧が土俵上での判断力を鈍らせている。同時期仲間が横綱として活躍する姿を見るたびに、自信を失い、積極性を欠く相撲が増えている。この負のスパイラルから抜け出せないことが、現在の低迷の最大の要因となっている。

<スポンサーリンク>

🗒️ 復活への道筋 〜琴櫻が歩むべき3つのステップ〜

ステップ1:自分らしい勝ち筋の確立と徹底した型作り

琴櫻復活の第一歩は、明確な勝ちパターンの確立だ。初優勝時の取り組みを詳細に分析し、最も効果的だった戦術を基軸とした型作りが急務である。押し相撲か四つ相撲かを明確に決め、その型を徹底的に磨き上げる必要がある。稽古では一つの戦術に特化し、どんな相手にもその型で勝負できる自信を身につけることが重要だ。豊昇龍の瞬発力、大の里の安定感に対抗できる「琴櫻らしさ」を再構築しなければならない。

ステップ2:メンタル強化と初優勝時の自信回復

心理面での立て直しも不可欠だ。初優勝時の映像を繰り返し見直し、あの時の自信と積極性を思い出すことから始める。カウンセリングやメンタルトレーニングを取り入れ、プレッシャーに負けない強い精神力を養う必要がある。「同時期仲間に置き去りにされた」という被害者意識を捨て、「必ず追いつく」という前向きな気持ちに転換することが重要だ。佐渡ケ嶽部屋での環境整備も含め、琴櫻が最高のパフォーマンスを発揮できる条件を整える。

ステップ3:7月場所での具体的目標設定(最低限の勝ち越しから優勝争いへ)

7月場所に向けた段階的な目標設定が復活のカギとなる。まずは確実な勝ち越し(8勝以上)を最低目標とし、理想的には10勝以上での優勝争い参加を目指す。初日から3日間で2勝以上を挙げ、序盤の流れを掴むことが重要だ。中盤戦では横綱2人との対戦を見据え、格上相手にも積極的に挑む姿勢を見せる。終盤では優勝争いに絡める位置につけ、初優勝時の輝きを取り戻す。この場所での好成績が、横綱昇進への道筋を再び開くことになるだろう。

<スポンサーリンク>

🗒️ 琴櫻復活で実現する夢 〜3横綱体制への期待〜

同時期3人全員が横綱になる史上稀な快挙への可能性

もし琴櫻が復活して横綱昇進を果たせば、豊昇龍・大の里・琴櫻の同時期大関3人全員が横綱になるという史上極めて稀な快挙が実現する。大相撲の長い歴史の中でも、同時期に大関だった力士が全員横綱まで昇進した例はほとんどない。この3人は年齢も25歳から27歳と近く、それぞれ異なる魅力を持つ力士として、今後10年間の大相撲界を牽引する存在となる可能性を秘めている。3横綱体制が実現すれば、相撲界の新たな黄金時代の幕開けとなるだろう。

琴櫻復活が大相撲界に与える好影響

琴櫻の復活は大相撲界全体に大きな好影響をもたらす。まず、競争の激化により各場所のレベルが向上し、ファンにとってより見応えのある取り組みが増える。また、3人それぞれが異なる相撲スタイルを持つため、多様性に富んだ横綱相撲を楽しむことができる。さらに、一度挫折を味わった琴櫻の復活劇は、多くの人に勇気と希望を与えるストーリーとなり、相撲人気の向上にも寄与するだろう。若手力士にとっても、諦めずに努力し続ける重要性を示す手本となる。

ファンが待ち望む琴櫻らしい力強い相撲の復活

相撲ファンが最も期待しているのは、初優勝時に見せた琴櫻らしい力強い相撲の復活だ。あの時の琴櫻は迷いがなく、自信に満ちた相撲で観客を魅了した。復活した琴櫻が豊昇龍の技巧派相撲、大の里の安定感抜群の相撲と対等に渡り合う姿は、まさにファンが夢見る光景である。3横綱がそれぞれの持ち味を活かして優勝を争う構図は、大相撲の醍醐味を最大限に引き出し、新たなファン層の獲得にもつながるはずだ。琴櫻の復活は、大相撲界にとって最高のシナリオなのである。

<スポンサーリンク>

🗒️ まとめ

琴櫻の現在の不調は決して永続的なものではない。祖父・琴櫻傑將も苦しい道を歩んだ。

祖父・琴櫻は大関時代、勝率.643という成績で「クンロク(9勝6敗)大関」と揶揄され続けた 。しかし32歳間際に覚醒し、14勝1敗を2場所続けての連続優勝で横綱昇進を果たした。現在の琴櫻も祖父と同じ大関5場所目で初優勝を達成しており、血筋の力は確実に受け継がれている。

同時期の豊昇龍・大の里に追いつく実力は十分に備わっている。

初優勝時の琴櫻は、豊昇龍も大の里も上回る成績を残した。27歳という年齢も、祖父が32歳で横綱になったことを考えれば決して遅くない。問題は技術面ではなく、メンタル面と戦術面の整理にある。

復活への道筋は明確に見えている。祖父の遅咲きの成功が証明している。

祖父・琴櫻の例が示すように、大器晩成の可能性は十分にある。自分らしい勝ちパターンの確立、メンタル強化、段階的な目標設定を実行すれば、必ず復活できる。頑張れ琴櫻!祖父を超える偉大な横綱になってくれ!

来たる7月場所が、3強時代を印象づける場所であってくれることを期待している。

<スポンサーリンク>
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次