Googleアドセンスをしている方、「シンガポールの税務情報をご提出ください」というアナウンスにビビってませんか?
ちょこっとググると、「報酬が減っちゃうんじゃね?」と分かっちゃうし…。
それじゃ、しっかり対処しましょ・・・というのが本稿です。
なんせ、対処ホヤホヤ(2024年1月4日)の情報です。
なお、私は実際に2024年1月5日、地元税務署に、下記に記す証明書類を申請し、即日に受領。
その書類を使って、同日に税務情報の登録をしました。
結果、Googleはアメリカなので、登録日は1月4日(1日前倒しの日付になっています)となっています。
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それでは、「シンガポールの税務情報をご提出ください」の対処、スタートします。
シンガポールの税務情報をご提出ください・・・の意味
Googleの「この手の要求」は、割と頻繁にあるので、まごつきますネ。
最近だと、「欧州経済領域と英国で広告を配信するための Google の同意管理に関する新しい要件(パブリッシャー向け)」がありました(本サイトは対応済)。
で、今回は「シンガポールの税務情報をご提出ください」の件。
この赤い警告っぽい表示、マジにビビります。
まずは、Googleアドセンスで報酬をきちんとゲットするには、必須の対応だと理解しましょう。
シンガポールの税務情報の提出が何故必要なのか?
前述の「赤い警告」は小さくて見にくいので、文字起こししますね。
お支払いが遅れることなく、税金の源泉徴収も適切に行われるようにするために、できるかぎり早急にシンガポールの税務情報をご提出ください。
Googleアドセンスの情報の文字起こし
これ、誤解を恐れずに解題すると、「あなたが日本居住者であることを証明しないと、あなたの報酬から、シンガポールが源泉徴収しちゃうかもよ・・・、それが嫌なら、きちんと日本居住者であることを証明してね」ということです。
もっというと「もう警告したからね、あなたが対応しないと、そうなってもGoogleは知らないからね」ということです。
報酬が減っちゃうのは、マジ嫌・拒否ですよね。だから、妙な回避方法を考えたりせずに、素直に対応しましょう。
具体的に何をすればいいのか?
前の赤い警告にある「税務情報の追加」ボタンを押すと、いくつかの情報と伴に、日本居住者である証明書類を画像として送信することになります。
このときの証明書類ですが、運転免許証やナンバーズカードじゃダメなんです。相手はシンガポール、英語じゃなくちゃダメなのかも。
結論から言うと税務署が発行する「居住者証明書」が必要です。この書類一択だと考えてください。
これ、私が2024年1月5日に、地元の税務署に申請書を提出し、即日、受領した証明書です。
個人情報関係で、多くは隠していますが、具体的な書き方については次項で解説。
次項では、①〜⑨について、具体的に解説します。
居住者証明書交付請求書の書き方
さて、前述の書類の書き方説明です。
その前に、この居住者証明書交付請求書をどこから手に入れるか。それはここから。
それは、国税庁のホームページ「No.9210 居住者証明書の請求」です。
このなかで、次の箇所を御覧ください。
ここには4つの書類の選択肢がありますが、赤で囲んだ書類一択です。
「2」の2つは対象外。そして、「1」のうち2番目のものは、PDFに直接書き込むタイプなのですが、英語版住所などを書き込むのに適していません!
繰り返しますが、赤で囲んだ書類一択で、印刷してくださいね。
それでは、具体的な書き方解説です。
① 税務署長名
申請者を所管する税務署名を記述します。
② 住所
上段に日本語での住所、下段に英語での住所を書きます。
なお、住所は、あなたがGoogleに登録している住所と同一であることが必要です。
また、住所を英語に翻訳するには、翻訳サイトを使いましょう。
住所の英語版は、記入欄が小さいですが、頑張って書いてください。
私は1mmのボールペンで、全項目を書きました。
1mmボールペンは、本申請書に限っては、マジ、お勧めです。
③ 氏名または法人名
住所欄同様に日本語と英語の二段書きです。
上段の日本語には、フリガナを忘れないように。
そして、下段の英語ですが、個人の場合、たとえば Yamada Taroの順番で大丈夫です。
電話番号もお忘れなく。
④ 提出先の国名等
ここは、左に日本語で「シンガポール」、右に英語で「Singapore」と書きます。
⑤ 対象期間
この欄は「空欄」でOKです。
⑥ 申述事項
ここでは、上から4つ全てに「レ点」を入れます。
⑦ 請求書の請求枚数
ちなみに、今書いている書類ですが、上3分の2が交付請求書、下3分の1が居住者証明書です。
承認されると、下の居住者証明書に必要事項が書かれて、押印され、それが戻されます。
さて、この請求書の請求枚数ですが、ネットで画像送付するだけですので「1」と記入してください。
⑧ ここは記入箇所ではないですが、重要!!
居住者証明書交付請求書を税務署に提出するには、付属書類が必要となります。
1つは、今書いた書類と同じ書類。書いた書類をコピーすればOKです。
そして、もうひとつは、「国内においてあなたが日本の居住者であることを証する書類」。
税務署の窓口で署員から具体的にいくつか説明されましたが、一番カンタンなのは「住民票」(1通)ですね。
これなら、コンビニでも簡単に入手できますから(マイナンバーカードは必要ですが)。
これコンビニの場合、印刷直前で「無」「無」「無」バージョンを選択してOKでした。
それ以外のものについては、所得証明とかいろいろありますが、詳しくは所轄税務署にお尋ねください。
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まとめます。
税務署に申請するには、交付請求書2通と、「国内において日本の居住者であることを証する書類」(たとえば住民票)が必要になります。
そして、もし、封書にて申請する場合は、返信用封筒(切手貼ってね)も同封してくださいね。
⑧ 整理番号
ここは空欄でOKです!
居住者証明書交付請求書の提出と証明書の受領
居住者証明書交付書の申請方法は2つ。
郵便での申請、そして、直接に窓口での申請です。
なお、前述の国税庁のホームページには、証明書の交付には時間が掛かる旨あります。
私は、窓口申請をしました。
その際、本人確認として、運転免許証を提示しました。
書類受理時には、交付には時間が掛かりますとのこと。
どのくらいですかとの質問に、30分くらいと言われましたが、確約できないとのこと。
完了したら連絡いれましょうかとのことで、携帯番号をお知らせして、税務署の駐車場で待ち。
私の場合、30分弱で連絡があり、窓口で、無事、証明書を受領できました。
即日交付を狙うなら、窓口申請は「有り」かなと思います。
待ち時間が無駄だと感じるなら、郵便での申請も「有り」だと思います。
その場合、1週間くらいかかるとの情報もあります。
シンガポール税務情報の登録と承認
居住者証明書さえ受領すれば、「シンガポール税務情報の登録」は簡単です。
前述の「税務情報の追加」をクリックして必要事項を埋めます。
次に、情報の送付ですが、これは「居住者証明書」をスマホで写メして、その画像を選択して送付すればOK。
あとは、承認待ち。
私の場合、ほぼ待ち時間なく、承認だったように記憶しています。
まとめ
本稿では、【詳細版】Googleアドセンス「シンガポール税務情報云々…」の対処方法について、書かせていただきました。
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Googleからの「◯◯対応してね」という情報は、ちょくちょくあります。
中には、スルーOKなものもあるようですが、この「シンガポール云々」は対応しましょう。
なお、こういった類の対処も、日を追うごとで微妙に詳細が変わる部分があるようです。
本記事は、2024年1月6日現在の最新情報であることをお断りしておきますね。