「横綱・照ノ富士、10回目の幕内最高優勝」で終わった7月場所。
大の里の「7月場所に続く連続優勝」を期待していましたが、ガチンコの大相撲の世界、甘くないということが分かりました。
また、7月場所では残念なこともたくさんありました。
- カド番で迎えた大関・貴景勝の関脇陥落
- 10勝での大関特例復帰を果たせなかった関脇・霧島
- 7月初優勝の関脇・大の里、まさかの9勝6敗
- 元大関・朝乃山、怪我で十両陥落
- 休場でスタートした十両・尊富士が途中出場でまさかの怪我
さて、これらの残念などを含みながら…
「恒例・9月8日から始まる9月場所の幕内優勝予想と、4つの期待」
です。
9月場所の幕内番付(確定版)
8月26日に発表された9月場所の幕内番付は次の通り。

今回の確定番付については、平幕下位に意外なところが散見されました。
具体的にどこがとは言いませんけど、「あれ残ったんだ」みたいな。
私のような素人にはうかがい知れない、深い思惑があるのでしょう。
9月場所の幕内優勝予想
筆者 TOPIOの恒例の幕内優勝予想ですが、いつも前提があります。
その前提は、「いつ引退してもおかしくない横綱・照ノ富士」、「新横綱昇進を目指す大関層が脆弱」、「ガチンコ相撲で怪我が多い」などの状況をなんとか改善してもらいたいということです。
なので、その改善を前提に優勝予想をしていることがあります。
つまり、9月場所の優勝が、「新横綱誕生に結びつくものであること」「早々に横綱昇進を目指せる新大関の実現」というのが期待軸です。
そういう方向性で、9月場所も「幕内優勝予想」をします。
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9月場所、幕内優勝予想(TOPIO版)は、次の3関取です。
- 一番手:大 関・琴 櫻(本命)
- 二番手:関 脇・大の里(対抗)
- 三番手:前頭2・王 鵬(大穴)
大関・琴櫻
9月場所の幕内優勝の本命を大関・琴櫻だと予想するのは、その安定性です。
琴櫻は、直近5場所で2桁の白星を重ねていて、うち、2回が準優勝。
大関昇進してからも、3場所連続で10勝、11勝、10勝と安定。
つまり、琴櫻の一番の課題は、「対平幕の黒星を無くすこと」です。
現在の琴櫻が大きな怪我を抱えていない限りは、これは可能だと考えます。
結果、9月場所の幕内優勝に一番近いのは、大関・琴櫻です。
そして、9月場所優勝に続き、11月場所に連続優勝することで…
11月場所終了後に、新横綱・琴櫻誕生が可能になります。
このベストシナリオが実現されることを望んでいます。
関脇・大の里
9月場所の幕内優勝の対抗は、関脇・大の里と予想します。
大の里は、2024年初場所(新入幕)で11勝。
続く、3月場所では11勝で準優勝。
5月場所では12勝で幕内最高優勝を飾ります。
ものすごい勢いですが、7月場所は9勝で終わりました。
これは、相撲の取り口が研究されたということや、もろもろなことが原因です。
大の里が勝った相撲は、まさに横綱相撲のようなものが多い。
一方、負けた相撲は、勝ち急いだ結果というようなものが多い。
つまり、これも琴櫻同様、下位力士に勝ち急ぐことなく、しっかり白星を重ねることにつきます。
そして、大の里はこれが出来る関取です。
9月場所の優勝者が琴櫻か大の里かは、同じくらいの確率だと考えています。
本命を琴櫻としたのは、そのほうが新横綱誕生が近いという点があったからです。
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大の里は、直近2場所で21勝ですから、暫定的な大関昇進基準からすれば、9月場所で12勝をあげれば、9月場所終了後に新大関誕生となります。
これに、優勝が重なれば、大関昇進は確実なものになります。
9月場所・大の里優勝が実現すれば、早ければ2025年初場所後に「新横綱誕生」が可能となります。
来年早々には、「琴櫻、大の里の2横綱時代」を見たいものです。
前頭2・王鵬
前頭2・王鵬は、余計な引き技で墓穴を掘って負けを重ねる傾向があります。
それでも、9月場所は、連続平幕15場所目となります。
まだ、24歳と若い王鵬、そろそろ大化けしてもいい時期かなと感じています。
心配なのは、部屋に稽古相手が少ないのではという点です。
父・貴闘力曰く「俺が教えれば化ける」みたいなことですが、それが実現されるといいなと期待しています。
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王鵬のガタイと力量があれば、十分に三役で活躍できる関取です。
あとは、得意の「突き・押し」に徹した取り組みを重ねるだけだと思うのです。
9月場所の優勝が、将来の「大関・王鵬」(父を凌ぐ番付!)につながればと期待しています。
9月場所、4つの期待
- 大関の優勝&復調&復活
- 1人横綱状態で、かつ、照ノ富士の状態がベストではないので、場所を盛り上げるには大関の活躍が必須。
- 琴櫻の幕内優勝を期待。
- 豊昇龍が復調して、千秋楽まで優勝争いすることをい期待。
- 関脇・貴景勝が10勝以上をあげて、11月場所特例で大関復帰することを期待。
- 1人横綱状態で、かつ、照ノ富士の状態がベストではないので、場所を盛り上げるには大関の活躍が必須。
- 大の里(24歳)の活躍
- 12勝以上で、場所後の大関昇進の実現
- ベテラン関取の活躍
- 大相撲界活性化のためには若手活躍は必須ですが、それ以外にベテラン関取の活躍が場所を盛り上げることは間違いありません
- 早々に三役を狙える平幕若手(26歳以下)の活躍
- 熱海富士(22歳)、湘南乃海(26歳)、豪ノ山(26歳)、王鵬(25歳)、琴勝峰(25歳)
以上の7月場所の期待を大きくまとめると、次の4つになります。
期待1・新横綱誕生に繋がる展開
近々での大相撲を考えたとき、満身創痍の横綱・照ノ富士の引退を前提に考えなければなりません。
つまり、早いと9月場所、遅くも2024年中には引退が考えられる照ノ富士。
要するに、早々に新横綱実現が必要だということになります。
現実的な可能性があるケースは、次の2点だけ。
豊昇龍も、9月場所・11月場所のいずれかが準優勝では、11月場所後の新横綱昇進は叶わないでしょう。
琴櫻の場合、9月場所準優勝、11月場所優勝ならば、11月場所後の新横綱昇進は叶うかもしれません。
【11月場所後に新横綱1人が誕生するパターン】
- 大関・琴櫻が、9月場所・11月場所と連続優勝をする
- 大関・豊昇龍が、9月場所・11月場所と連続優勝をする
あくまでも個人の希望ですが、来年1月場所後の段階では、最低でも2横綱体制、できれば3横綱体制(大の里、琴櫻、豊昇龍)が実現し、それなりに明るい大相撲の展開を見たいです。
以上から…
9月場所の1番の期待は、「11月場所後に新横綱誕生が実現するような流れに結びつく展開」があること。
期待2〜新大関昇進に繋がる展開
さて、仮に「今年中に新横綱誕生」が実現すると、次なる期待は、次世代を狙うもう一人の新横綱候補、つまり「新大関」の誕生です。
今年から来年3月場所くらいまでに新大関が期待できる関取は次の者たち。
そして、それらの新大関は、新横綱を狙える期待をします。
- 関脇・大の里
- 前頭2・熱海富士
- 前頭5・湘南乃海
大の里については、9月場所で12勝(できれば優勝)をあげて、場所後の新大関昇進を実現してもらいたい。
熱海富士と湘南乃海については、三役昇進し、まずは関脇で活躍してほしい。
それが実現できるよう、9月場所では、この2関取に10勝以上を期待しています。
期待3〜ベテラン関取の活躍
これは毎場所、若手の活躍と同じくらい期待していること。
それが、ベテラン関取たちの活躍です。
具体的には玉鷲(40歳)、宝富士(38歳)、佐田の海(37歳)、高安(35歳)、遠藤(34歳)。
ここに書いた5人のベテラン関取らの活躍は、驚愕です、凄すぎます、素敵です。
9月場所の予想ということを忘れて言うと、実は毎場所「玉鷲の3回目の幕内優勝」を期待しています!
今回の記事の「9月場所幕内優勝予想」の3番手までに、玉鷲関は入れていませんが、いつも、密やかに期待しています♪
期待4〜早々に三役を狙える平幕若手(26歳以下)の活躍
これについては、多くを書きません。
豪ノ山も、金峰山も頑張れ…です!
まとめ
8月26日に、9月場所の幕内番付が発表となりました。
その番付を見ながら、「幕内優勝予想」と「9月場所の4つの期待」について書いてみました。
私 TOPIOの勝手な想いを綴っています。
9月場所もワクワクするような展開を期待しています!
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