安青錦はなぜ強い?史上最速出世の秘密と大関・横綱への道を徹底解説

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こんにちは!大相撲大好きTOPIOです(*^_^*)

今、大相撲ファンが最も熱い視線を送っている力士は、間違いなく新三役にして史上最速の出世記録を打ち立てた小結・安青錦(あおのしき)関でしょう。初土俵から所要12場所での新三役は、これまでの所要14場所を大きく更新する大記録です。

わずか21歳という若さで、この「超速出世力士」がどこまで駆け上がるのか、期待は日増しに高まるばかりです。

本記事では、安青錦の異次元のスピード出世の足跡、その強さの秘密に迫る相撲スタイル、そして今後の大関・横綱への昇進ロードを徹底解説していきます。

さあ、皆さんもご一緒に、安青錦関の魅力を深掘りしていきましょう!

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目次

異次元のスピード出世が証明する「本物」の力

まずは、安青錦関がいかに規格外であるか、その足跡を振り返ってみましょう。彼は2023年9月場所で初土俵を踏んでから、まさに彗星のごとく番付を駆け上がっています。

その記録はまさに目を見張るものばかりです。

  • 初土俵から所要12場所での新三役(小結)昇進
    • 年6場所制が定着した1958年以降では、元大関・小錦、元横綱・朝青龍、元大関・琴欧州の14場所を上回る史上最速記録です。
  • 初土俵から所要9場所での新入幕
    • 付け出しデビュー力士を除くと、常幸龍、尊富士と並ぶ史上最速タイ記録を樹立しました。
  • 初土俵から所要7場所での関取(十両)昇進
    • これも年6場所制以降では歴代5位のスピード出世です。
  • 初土俵からの初金星獲得
    • 2025年7月場所で横綱・豊昇龍を渡し込みで破り、所要12場所での金星は史上最速の記録となりました。
  • 各段優勝
    • 序ノ口(2023年11月場所)と序二段(2024年1月場所)で2場所連続全勝優勝を果たしています。
  • 幕内での安定した成績
    • 新入幕の2025年3月場所から、5月場所、7月場所と3場所連続で11勝4敗の好成績を収め、その度に敢闘賞(2回)や技能賞(1回)を受賞しています。特に、2025年7月場所では東前頭筆頭の地位で準優勝という素晴らしい結果を残しました。

これらの数字は、単なる「期待の若手」という言葉では収まりきらない、完成された実力と地力の裏付けを証明しています。

また、安青錦関はウクライナ出身で、師匠である安治川親方(元関脇安美錦)が創設した安治川部屋から初めての関取、そして三役力士の誕生となります。

戦禍にある母国ウクライナに勇気を届けるため、2022年4月に日本へ避難して相撲の道を志した彼の背景を知ると、その活躍に一層胸を打たれます。

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強さの根源は「安青錦の形」の完成度

安青錦関の強さの根源、それは何と言っても「相手の胸に低く頭を付ける形」です。これが彼の相撲スタイルの最大の特徴です。

この「相手の胸に低く頭を付ける形」には、以下のような強みがあります。

  • 押しに強く、突き・張り手をかわしやすい
    • 重心を下げることで、相手の攻めをいなしやすくなります。
  • 圧倒的な前進圧力
    • 頭で相手の中心線を固定するため、全身の力が前へ前へと伝わり、寄りやすく、出足の速さも活きます。
  • 相手の上手を封じる
    • 頭が相手の胸元にあるため、相手は得意な上手(うわて)を取ることができず、力を半減させられます。

一方、この形のデメリットとして、かつてNHK相撲解説者が「維持するには、かなりきつい体勢だ」と評していたことがありました。そのきつさを凌駕する体幹・体力があればこその「形」なのでしょう

さて、十両昇進直後から10勝、12勝と連続好成績を挙げたのは、この型がどの相手にも通用することの証明と言えるでしょう。幕内上位に通じる突き押し力士や、技巧派のベテランとも互角以上に渡り合い、土俵際で粘る勝負強さも光ります。これは、レスリング経験に裏打ちされた強靭な足腰と体幹の強さ、そして鍛錬量の多さに支えられています。

日本相撲協会のデータによると、安青錦関の決まり手は「押し出し」が31%、「寄り切り」が26%、「下手投げ」が8%と、得意とする低く攻める相撲から生まれる決まり手が上位を占めています。

あるデータ分析によると、幕内力士の平均体重よりも重い力士は、押し出しで勝つ傾向が寄り切りよりも1.6倍多いという結果が出ていますが、安青錦関の相撲はこの傾向とも合致していると言えるでしょう。

まさに「安青錦の伝家の宝刀」。この一つの型を、序ノ口時代から徹底的に磨き上げてきたからこそ、異次元のスピード出世が可能になったのです。

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大関・横綱への道筋と立ちはだかる壁

さて、ファンの皆様が最も気になる今後の展望です。2025年秋場所で新小結に昇進した安青錦関は、ここから本格的な大関・横綱への挑戦が始まります。

以下、3つの視点で分析します。ここで指摘する高い壁を乗り越え、相手の研究の上を行く対応力を見せた時、安青錦関は真の「時代を担う大力士」となるはずです。

大関昇進への最短シナリオ

大関昇進の条件は「三役(関脇・小結)の地位で直前3場所合計33勝以上」が目安とされています。すでに三役入りした安青錦関は、ここから上位総当たりの土俵に立つため、二桁勝利を続けられるかがカギとなります。

  • 安青錦関は2025年7月場所で東前頭筆頭として11勝4敗(準優勝、技能賞)の好成績を収めています。
  • この勢いを維持し、2025年秋場所で11勝、続く九州場所で11勝と続ければ、2026年初場所が大関挑戦場所となります。
  • さらに具体的に、秋場所から3場所連続で11勝(11勝→11勝→11勝=33勝)を挙げれば、来年3月場所での新大関誕生が極めて現実的な目標といえます。
  • また、秋場所で14勝以上で優勝し、同時に同場所で関脇・若隆景の大関とりが失敗に終わった場合、次の九州場所がいきなり大関とりの場所になるという異例の展開もあり得るとの見方もあります。

横綱昇進へのシナリオ

横綱昇進はさらに厳しい道のりです。「大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」が必要とされます。

上記のシナリオ通り、もし2026年3月場所で大関に昇進できたとして、その3月場所と続く5月場所で連続優勝を果たせば、2026年7月場所での新横綱昇進が現実味を帯びてきます。これはまさに夢のようなシナリオですが、彼の持つ「記録を塗り替える力」は、私たちにそんな夢を見させてくれます。

十両昇進、幕内昇進、三役昇進、大関昇進、横綱昇進と常に最速を重ねてきた横綱・大の里でも、大関は4場所居続けました。これって、めちゃくちゃ早いですけど、そういうこと。

なので、安青錦が最速で2026年3月に新大関になって、連続優勝で、同年7月場所で新横綱は・・・いくらなんでもねってことです。大の里並みの速さだとして、早くても2026年11月場所。順当に考えれば、2027年でしょう。

立ちはだかる壁と更なる進化への期待

もちろん、この先は決して平坦な道ではありません。新三役となった今場所からは、全ての横綱・大関陣との総当たりが待っています。

  • 上位陣の厳しいマーク
    • 安青錦関の「低く当たる相撲」は徹底的に研究され、横からの揺さぶりや、突き放しで得意の形にさせない対策が取られるでしょう。特に、名古屋場所での4敗には、立ち合いで懐に入れなかったケースや、肩越しにまわしを掴まれ横に振り回されたケースが見られます。これは彼の横の動きへの対応力が課題であることを示唆しています。
    • より具体的な壁としては、横綱・大の里です。大の里をどう攻略して、少なくとも対戦を五分にもっていけるか。
  • 相撲の幅
    • 得意の形を封じられた時や、体勢が万全でない時に、どういった「二の矢、三の矢」を持っているか。押し一辺倒ではなく、引き・投げといった“次の手”を磨く必要があります。低い型は一歩間違えれば首を抱え込まれ、体勢を崩されるリスクも伴います。
  • 精神的な課題
    • 師匠の安治川親方も、安青錦関の「真面目すぎる」性格がプレッシャーにつながる可能性を指摘しており、「息抜きも大事」と語っています。
  • 怪我のリスク
    • 安青錦の「得意の形」は首に大きな負担があり、首周りの怪我をどう回避するかが大きな課題です。
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まとめ

安青錦関は、初土俵からわずか12場所(つまり2年!)で三役入りという新記録を打ち立て、勢いと実力を兼ね備えた新鋭力士です。

得意の相手の胸に低く頭を付ける型で安定感を見せており、大関昇進は現実的な射程圏内。さらに横綱への挑戦も夢物語ではありません。

もちろん、これからが本当の正念場です。上位陣の壁を突き破るには、多彩な引き出しを増やし、優勝争いに絡む存在感を示すことが不可欠でしょう。

しかし、数々の記録を打ち破ってきたこの若武者が、私たちの想像を超えるスピードで最高位へと駆け上がっていく姿を、心の底から期待せずにはいられません。

「もっと上の番付がある。満足するところじゃない」と語る安青錦関の言葉通り、彼の挑戦は始まったばかりです。

安青錦の師匠・安治川親方も「期待しかしてない」と目を細めるほどの逸材。今年2場所と、来年にかけての彼の快進撃を、私たち大相撲ファンは大いに期待して見守りましょう!

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