10日目「大の里vs高安」戦いは春場所の天王山!3月場所賜杯の行方は?

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この記事では…

大相撲2025年3月場所(春場所)10日の「大の里 vs 高安」の対戦と、終盤戦5日間の優勝争いについて語ります。

筆者 TOPIOが場所前二予想した今場所の優勝は次の通り。

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  • 一番手:大関・大の里
  • 二番手:関脇・王 鵬
  • 三番手:前頭・尊富士

これが、中日が終わった段階で、次のように予想を変えました。

  • 一番手:大関・大の里
  • 二番手:前頭・高 安
  • 三番手:横綱・豊昇龍

大の里と豊昇龍を軸に優勝争いが展開されるだろうという予想に変えたのです。

しかし、9日目でそれがさら変化。

横綱・豊昇龍が4敗目を喫したからです。

そして、さらに、今日10日目、1敗同士の決戦があります。

「大の里 vs 高安」戦で、この結果次第で、優勝争いの様相が変わってくるかもしれません。

以下、今場所の天王山である「大の里 vs 高安」戦と、終盤戦、並びに優勝者は誰かということについて語ろうと思います。

この記事で分かること
  • 3月場所(春場所)の天王山、「大の里 vs 高安」戦を予想
  • 「大の里 vs 高安」戦後の優勝争い予想
  • 3月場所(春場所)、賜杯を手にするのは、この関取!
目次

明暗を分けた9日目!

3月場所(春場所)の9日目。

上位陣(=横綱・大関陣)、そして、優勝を狙う力士にとって明暗を分けた日となりました。

横綱・大関陣にとっての明暗

カド番で迎えた大関・琴櫻、目指すはあと3つの白星。

対戦相手は今場所、新横綱・豊昇龍を破り好調の波に乗っている高安。

琴櫻が立ち会いからの攻めで得意の右四つになれるかが勝負の分かれ目。

しかし、高安が得意の左四つの態勢になった時点で、ほぼ高安の勝ち。

今場所、粘りのない琴櫻に勝ち目はなかった…。

高安が得意の左四つからの下手出し投げ。

琴櫻はそれに抗すること無く、5勝4敗と、また一つ黒星を重ねてしまいました。

これで勝ち越しに黄色信号がついてしまった…。

一方、これで横綱・豊昇龍と大関・琴櫻を破った高安。

10日目の大関・大の里との対戦が楽しみ。

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次に大関・大の里。

対戦相手は、過去の通算成績、2勝3敗、しかも、このところ3連敗中の苦手の小結・阿炎。

立ち会い、阿炎が張り手から入るも、大の里動ぜず。

大の里が得意の右四つの態勢になり、足がよく出て、難なく白星を勝ち取り、優勝争い先頭をキープ。

ますます、10日目の対・高安戦が楽しみでなりません。

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ラストは新横綱・豊昇龍で、対・一山本戦。

2人は、幕下時代に2回対戦し、ともに一山本が勝っています。

そうは言っても、幕内での対戦は初だし、一山本にとっては初めての結びの一番。

そして、かたや横綱、かたや平幕で、経験値は段違いです。

どう考えても、豊昇龍に圧倒的に分がある、あったのですが…。

結果は、掬い投げで一山本の金星。

豊昇龍の投げは、勝機を生むが、無理も生じる。

今日は得意の投げが、負けを誘ってしまった…。

これで豊昇龍は4敗に後退し、優勝争いから落ちました。

今場所、2桁の白星も難しいかもしれません..。

それでは、豊昇龍が弱いのかというと、そういうことでもないのです。

次に「歴代10代の横綱の新横綱の場所での戦績」をあげます。

直近10人の横綱のうち、新横綱の場所で優勝したのは3人のみ。

それ以外は、ほぼほぼ、横綱としては残念な勝ち星で終わっています。

やはり、新横綱で迎える場所は「地力を発揮しにくい特別なもの」があるのでしょう。

なお、(  )内は、新横綱の翌場所の戦績です。

  • 第73代 照ノ富士 13勝2敗・優勝15勝・優勝
  • 第72代 稀勢の里 13勝2敗・優勝(6勝5敗4休)
  • 第71代 鶴 竜  9勝6敗(11勝4敗)
  • 第70代 日馬富士 9勝6敗(15勝・優勝
  • 第69代 白 鵬  11勝4敗(13勝2敗・優勝
  • 第68代 朝青龍  10勝5敗(13勝2敗・優勝
  • 第67代 武蔵丸  12勝3敗(12勝3敗・優勝
  • 第66代 若乃花  10勝5敗(12勝3敗)
  • 第65代 貴乃花  13勝2敗・優勝(13勝2敗)
  • 第64代 曙    10勝5敗(13勝2敗)

優勝争いする者にとっての明暗

恐らく、9日目の段階で、優勝争いをしていると認識している力士は、ほぼ皆無でしょう。

ただし、星数からいって、9日目で1敗・2敗・3敗の関取は優勝争いの渦中にあると見ています。

なので、8日目から9日目にかけてどう変わったかという視点で見ると…

まずは、暗。

8日目からの一歩後退が2人。

美ノ海が1敗から2敗へ後退、明生が2敗から3敗へ後退。

この2人は現段階で横綱・三役の対戦はありませんから、この段階からの優勝は、ほぼ絶望です。

次に、前日の3敗から4敗に後退したのが、豊昇龍、琴櫻、若元春、阿武剋、朝紅龍。

彼らも、今場所の優勝は無いでしょう。

そして、8日目の1敗・2敗・3敗を堅持した関取が「明」です。

なかでも、終盤優勝争いをするであろう期待の関取は次の5人。

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  • 8勝1敗
    • 大 関・大の里
    • 前頭4・高 安
  • 7勝2敗(美ノ海は除外)
    • 前頭6・尊富士
  • 6勝3敗(以下以外は除外)
    • 関 脇・大栄翔
    • 前頭7・玉 鷲

天王山「大の里 vs 高安」戦

10日目の「大の里 vs 高安」戦を「天王山」と呼称するのは大げさでしょうか。

筆者 TOPIOは、現役時代の稀勢の里と白鵬が大好きでした。

その流れで、稀勢の里の弟弟子である高安にも注目していました。

大関時代の高安、兄弟子・稀勢の里を真似したわけではないでしょうけれど、惜しいところで優勝できないまま、大関を陥落。

その後もチャンスがあるも、優勝できず。

高安の準優勝歴を列挙しますね。

  • 2013年1月場所、前頭7、12勝3敗
    • 優勝者、横綱・日馬富士、15勝
  • 2018年1月場所、大関、12勝3敗
    • 優勝者、前頭3・栃ノ心、14勝1敗
  • 2018年3月場所、大関、12勝3敗
    • 優勝者、横綱・鶴竜、13勝2敗
  • 2018年11月場所、大関、12勝3敗
    • 優勝者、小結・貴景勝、13勝2敗
  • 2022年3月場所、前頭7、12勝3敗(同点)
    • 優勝者、関脇・若隆景、12勝3敗
  • 2022年9月場所、前頭4、11勝4敗
    • 優勝者、前頭3・玉鷲、13勝2敗
  • 2022年11月場所、前頭1、12勝3敗(同点)
    • 優勝者、前頭9・阿炎、12勝3敗
  • 2024年3月場所、前頭8、11勝4敗
    • 優勝者、前頭17・尊富士、13勝2敗

これまで8回も準優勝があります。

うち、2回は本割で同星(同点)で、優勝決定戦の結果負けてしまいました。

なぜ、こんなことを書いたかというと、高安のなかには「優勝したい思い」がとてつもなく有るということです。

それがモチベーションとなって、対・大の里戦で発揮されるのではということ。

過去、対・大の里戦は、昨年5月場所、大の里が小結で初優勝した場所の2日目でした。

動画がこれです。

2人の得意の態勢は、大の里が右四つ、高安が左四つです。

立ち会いから左四つ態勢になるのが高安は上手い。

この取組でも、すかさず高安が左四つ態勢に入るも、大の里がそれを防ぎます。

しばらく、差し手争いをするも、そこで、大の里の悪い癖「引き」が出てしまいます。

しかも、大の里は、まっすぐ後ろに「引く」ことがあります。

今場所の4日目で、大の里は、前頭1・若元春に黒星。

これも、大の里は、まっすぐ引いて墓穴を掘りました。

まだ、まっすぐ引くという悪い癖が直っていません。

_/_/_/

さて、以上から、「大の里 vs 高安」戦を予想します。

立ち会いは、2024年5月場所と同じく、左と右の差し合いになるでしょう。

その差し合いを、大の里がどう凌いで勝機を見いだすか。

それに掛かっています。

考えようには、高安にわざと左をささせて、組んでじっくり戦うという方法もあるでしょう。

とにかく、絶対に引かなければ、大の里に勝機あり。

個人的には、大の里も高安も大好きな関取なので複雑です。

今場所が大の里の横綱昇進に繋がる場所であって欲しいし、高安にも念願の賜杯を手にしてもらいたいとも願うのです。

で、個人のお気持ちは抜きにして、大の里は、4日目以外は、割と冷静で、過去の悪い点を修復しているので、「大の里の勝ち」と予想します。

終盤戦の優勝争いを占う

大の里を軸に考えます。

大の里の残り5日間の対戦を考えました。

  • 11日目、前頭6・尊富士 or 前頭14・美ノ海
  • 12日目、関 脇・大栄翔
  • 13日目、関 脇・王 鵬
  • 14日目、大 関・琴 櫻
  • 千秋楽、横 綱・豊昇龍

詳細は省きますが、筆者 TOPIOは、豊昇龍戦で黒星を予想しました。

結果、13勝2敗で、大関・大の里が3度目の幕内最高優勝と予想します。

これの対抗としては・・・

大の里ともども、12勝3敗で先場所同様の巴戦なども少し期待してしまいます。

巴戦は、大の里、高安、尊富士です。

つまり・・・

高安は、10日目の天王山に勝っても負けても、優勝は諦めないだろうということです。

まとめ

9日目が終わって、筆者 TOPIOは、1敗・2敗・3敗の関取を暫定的な優勝争いとして考えました。

ただし、当人たちはまだ優勝争いをしている自覚はないかもしれません。

それがハッキリしてくるのは、2〜3人に優勝争いが絞られてきたときです。

10日目、大の里が勝って、2敗の尊富士と美ノ海が伴に負ければ、悠諸争いは一気に「1敗の大の里、2敗の高安」という構図になります。

つまり、早いと10目、遅くも12日目には、はっきりした優勝争いが見てくるでしょう。

ところで、前項ではっきり書きませんでしたが、10日の天王山、大の里が勝っても負けても、分析結果は大の里の優勝です。

10日に勝った場合は、13勝2敗、負けた場合は12勝3敗です。

仮に、巴戦のような状況になっても、優勝者は大の里と予想します。

この場合、5月場所で連勝をして、場所後に新横綱誕生・・・という展開を強く期待しています。

新横綱の翌場所は、多くの横綱がいい成績を残しました。

5月場所の豊昇龍は間違いなく活躍するでしょう。

そういうさなかで連続優勝を果たせば、長く活躍する横綱として、大の里に、より一層の期待ができます!






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