11月10日から始まる大相撲九州場所。
この記事では、九州場所を新大関として迎える大の里の優勝可能性を探ってみました。
そして、考えられる対戦相手と勝敗を予想しました。
大の里は、3度目の幕内最高優勝を果たせるか!?
結果、来年1月場所に横綱昇進の夢をつなげるか!?
大相撲ファンが一番望むことは?
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— 照ノ富士後援会【公式】 (@team_terunofuji) October 5, 2024
以下、つらつらと「大相撲ファンが一番望むこと」を書いてみます。
横綱・照ノ富士について
満身創痍状態の一人横綱・照ノ富士。
それでも、ひと場所を全休(あるいはそれに匹敵する休場)して臨めば強すぎることは、今年の1月場所と7月場所で証明済み。
以下、その記録です。
- 2023年11月場所、全休→2024年1月場所、13勝2敗で9度目の優勝を果たす
- 2024年5月場所、途中休場で0勝2敗13休→同年9月場所、12勝3敗で10度目の優勝を果たす
そうは言っても、照ノ富士の体調は思わしくありません。
糖尿病と両膝の変形性関節症により、照ノ富士は9月場所を全休しました。
そして、10月1日からスタートした9月場所後の秋巡業ですが、照ノ富士は当初参加したものの、和歌山市で行われた20日の巡業からは再び離脱し、診断書によると約1週間の休業と加療が必要とされています。
重症化した糖尿病や両膝の変形性関節症が短期間で好転することは難しいとされています。
要するに、早晩、横綱・照ノ富士は引退を迎えることは間違いありません。
一人横綱なので新横綱誕生まで引退を待つとか、困難に直面している年寄株取得問題などなど、引退を先延ばしする事情はあるのかもしれません。
しかし、身体の状況は待ってはくれません。
そうなると、あと2場所くらい待って、来年3月場所くらいで引退するのが限界なのではないでしょうか。
ちなみに、照ノ富士が年寄株を取得しないまま引退しても、特例があるので5年間は大相撲に残ることができます。
横綱は引退後、特別な権利として現役時代の四股名で親方として相撲協会に残ることができるからです。
この制度により、横綱は引退から5年間、年寄名跡(年寄株)がなくてもその名で活動することが許されています。
この期間中に年寄名跡を取得できれば、親方としての地位を維持し続けることが可能です。
その間の伊勢ヶ濱部屋はワンポイントリリーフで、例えば宝富士が引退して部屋を引き継ぐというのが現実的です。
大関、琴櫻・豊昇龍・大の里について望むことは?
おかげさまで大の里が大関昇進いたしました‼️#二所ノ関部屋 #大の里 #sumo pic.twitter.com/xY1xj5g8TV
— 【公式】二所ノ関部屋 (@nishonosekibeya) September 25, 2024
横綱・照ノ富士の引退が間近ということを考えると、3大関のいずれかが、11月場所・来年1月場所と連続優勝を果たして、1月場所後に新横綱昇進となること…これがいちファンとして一番強く望むことです。
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ここ数場所を見ると、この3大関で「2場所連続優勝を果たせる可能性が高い」のは、大の里一択です。
琴櫻も豊昇龍も普通に二桁の白星をあげられるので実力は十分ですが、それぞれまだ乗り越えなければならない課題があります。
敢えて書きませんが…。
そして、入門してから大関昇進を果たすまでの9場所を見る限り、大関・大の里には「2場所連続優勝」を果たすポテンシャルは大きいと判断。
ただし、大きな懸念が、それは…
大の里がアデノウイルス感染症により体調を崩し、秋巡業の途中から全休したからです。
医師からは7日間の自宅療法が必要とされていました。
大の里は10月17日から巡業を離脱しており、今後の九州場所(11月10日初日)への影響が懸念されているのです。
現在は、快方し、稽古も始めたということですが、稽古不足は否めません。
それと、新大関という精神的なプレッシャーもあるでしょう。
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以上を考慮すると、最短での新横綱昇進レースは、3大関が横一線と見るのが公平なのかもしれません。
それでも、大の里が一番「新横綱に近い」という当初の見方を軸に、この記事では、11月場所(九州場所)での大の里の全取り組み予想とその結果予想をしてみることにします。
九州場所、幕内確定番付
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— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) November 2, 2024
📣ゆくぞ、大相撲九州場所👏
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おはようございます。
伊勢ヶ濱部屋の宝富士です。
応援宜しくお願いします。
🔥九州場所🔥
日程:11月10日(日)~24日(日)
場所:福岡国際センター
▽ゆくぞ、大相撲九州場所https://t.co/kBetwUdbj7#十一月場所 #相撲 #sumo #九州場所 #宝富士 pic.twitter.com/b4pRRpoPaT
大の里の九州場所の優勝可能性の考察に入る前に、九州場所の幕内確定番付を載せます。
新大関・大の里、15日間の対戦予想とその勝敗予想
<新大関 #大の里 >
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) November 1, 2024
番付が発表された先月28日に行われた会見の様子をお届けします。
▶️https://t.co/IJSBh86XbG#sumo #相撲 #九州場所 pic.twitter.com/P23HKhxPe9
新大関・大の里の対戦予想とその勝敗予想ですが、ごくノーマルにおこなります。
大の里の過去対戦データを調べる
まずは、大の里を除く、幕内41人に対しての大の里の過去対戦と9月場所の勝敗をデータとして載せます。
長いので2分割します。
まずは。これについてコメントを。
前頭3以上に休場者・途中休場者が出ない限り、大の里の対戦相手は、上表の「対戦可能性」欄に「1」と記した15関取となります。
これが基本で、休場者の人数や、中日以降・平幕中位や下位で優勝戦線に絡んだ関取との対戦が組まれることになります。
前頭4との対戦が組まれるかどうかは、休場の状況や、平幕での優勝争い状況で変化します。
次に大の里の通算勝敗一覧のその2です。
大の里の取り組みと勝敗を予想する
以上のデータを元に、大の里の15日間の対戦相手と勝敗予想を載せます。
前提として、休場者ゼロ、そして、尊富士が終盤に優勝戦線争いをするという想定で行いました。
実は、新入幕の獅司や朝紅龍も期待大なのですが、尊富士のように新入幕でいきなりの優勝の可能性は低いかな…ということで外しました。
また、対・横綱戦、対・三役戦については、過去対戦と直近の敗戦への研究の末の勝ち星などを推定しました。
大の里の場所前の体調とそれに伴う稽古不足は気になるところです。
新大関場所はプレッシャーから期待に添えない結果に終わる関取が多いものです。
ただし、過去には元横綱・白鳳のように新大関の場所で優勝を果たした関取もいます。
大の里は、どちらかというと、新大関のプレッシャーは比較的少ないのではと推測します。
なお、筆者 TOPIOが推測した大の里の「13勝2敗」(現実的には12勝もしくは13勝と推測しています)ですが、これで優勝を果たせるかどうかは微妙かもしれません。
というより、大の里と争うのが琴櫻と豊昇龍の2大関であることを強く望みます。
その場合、優勝ラインは14勝になる可能性もあります。
そして、それを期待しています。
なぜなら、単に新横綱を望んでいるのでは無いからです。
早々の新横綱を望むものの、その新横綱が横綱として長く活躍し続けることこそを望むからです。
そういった観点で、「大桜時代」や「大豊時代」が到来することを期待しています。
まとめ
この記事では、九州場所を新大関で迎える大の里の「15日間の対戦相手とその勝敗予想」をしてみました。
病気のため秋巡業をフルで参加できなかった大の里の状態は心配ですが、この記事では大の里に焦点をあててみました。
少し俯瞰して見ると、九州場所は大の里でなくてもいいですから、大関に優勝を果たしてもらいたい。
そう考えています。
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なお、新十両となる3力士についても注目しています。
次の記事も書いていますので、ご参照ください。
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