映画『国宝』が歴代1位!原作との決定的な違いと、あえて今「聴く」べき理由【Audibleで完結】

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日本中が沸き立っています。

吉沢亮さんが主演を務める映画『国宝』が、なんと興行収入173.7億円を突破し、実写邦画の歴代1位という歴史的な記録を樹立しました。あの『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』の記録を22年ぶりに塗り替えたのです。

映画館は連日満席、歌舞伎ブーム再燃の兆しすら見えています。

しかし、このニュースを見て「映画館に行こうかな」と思っているあなた。あるいは「もう見たよ」というあなた。

正直に言います。映画だけでは、この物語の「半分」も味わえていません。

なぜなら、原作である吉田修一氏の巨編小説には、映画の尺ではどうしても描ききれなかった、役者たちの「業(ごう)」と、ドロドロとした人間模様がこれでもかと詰まっているからです。

この記事では、年間600冊の本を「耳」で読破するAudibleマニアの筆者 taoが、映画『国宝』のヒットの背景と、原作小説の魅力、そして「なぜ、この作品に限っては『読む』のではなく『聴く』べきなのか」を本音で解説します。

この記事でわかること

  1. 映画『国宝』がなぜこれほど歴史的ヒットとなったのか(背景と要因)
  2. 映画ではカットされた?原作小説でしか味わえない「衝撃の深み」
  3. 歌舞伎初心者こそ「Audible(聴く読書)」を選ぶべき3つの理由

ところで、この大ヒット映画『国宝』の原作『国宝 上 青春篇』『国宝 下 花道篇』は、聞く読書・Audibleで聴き放題作品となっています。

映画を見た方も、これからという方も、楽しめる作品です。

ナレーターは上下巻、すべて現役の歌舞伎役者である八代目・尾上菊五郎さんが務めています。

臨場感のあるナレーションとともに、この素晴らしい作品を、いますぐ楽しむことができます。

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目次

映画『国宝』が『踊る』超えの快挙!なぜここまでヒットした?

2025年、日本映画史が動きました。

11月26日、映画『国宝』の興行収入が173.7億円を突破。これまで不動の1位だった『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)の記録を、実に22年ぶりに更新しました。

吉沢亮×横浜流星の「憑依」した演技

最大の要因は、吉沢亮さんと横浜流星さん二人の鬼気迫る演技でしょう。

任侠の家に生まれながら歌舞伎界に飛び込む喜久雄(吉沢亮)と、名門に生まれながら苦悩する俊介(横浜流星)

「アイドル俳優」という枠を完全に超え、歌舞伎役者そのものになりきった彼らの姿は、映画ファンだけでなく、目の肥えた歌舞伎ファンをも唸らせました。

歌舞伎界への注目と「片岡亀蔵さん」の訃報

また、このヒットはもっと記録を伸ばすかもしれません。歌舞伎という伝統芸能への再注目もあるからです。

先日、名脇役として知られた片岡亀蔵さんが急逝されるという悲しいニュースがありましたが、皮肉にもそれが「歌舞伎とは何か」「役者の生き様とは何か」という世間の関心を高める一因となりました。

『国宝』という作品は、まさにその「役者の命」を削るような生き様を描いているからこそ、今の時代の空気に強烈に刺さったのです。そして、これからも見る者を惹きつける作品になったのです。

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【ネタバレなし】原作小説『国宝』のあらすじと魅力

映画から入った方も多いと思いますが、原作は『悪人』『怒り』などで知られる芥川賞作家・吉田修一氏の最高傑作とも呼び声高い長編小説です。

ちなみに、原作は『国宝 上 青春篇』、『国宝 下 花道篇』の2巻からなる作品。文庫本サイズでそれぞれ400ページを超える大作です。

極道の息子が「人間国宝」になるまでの壮絶な一代記

物語の始まりは、昭和40年代の長崎。

任侠の一門に生まれた少年・喜久雄(吉沢亮)は、抗争で父を亡くし、大阪の歌舞伎役者の家に引き取られます。そこで出会った同い年の御曹司・俊介(横浜流星)と共に、芸の道にのめり込んでいきます。

「血」と「芸」。

持たざる者と、持つ者。

二人は親友であり、永遠のライバルとして、半世紀近い歳月をかけて歌舞伎の頂点を目指します。

映画との決定的な違いは「時間の重み」

映画は上映時間・174分という枠に収めるため、どうしてもエピソードが凝縮されています。

しかし、原作(上・下巻)では、彼らの幼少期から老年期に至るまでの「膨大な時間の流れ」が、圧倒的な筆力で描かれています。

特に、芸の道におけるスランプ、女性関係のもつれ、老いとの戦い……。

映画では美しく描かれたシーンの裏にある「泥臭い真実」は、原作でしか味わえません。

映画『国宝』を批判しているわけではありませんので、誤解無きよう願います。

映画では描ききれなことが原作にはある

映画『国宝』と原作小説の関係について、少し補足しますね。

映画の内容が原作のどの部分を扱っているか

映画『国宝』は、原作小説『国宝 上 青春篇』と『国宝 下 花道篇』の内容を基にしています。ただし、映画は175分という制約の中で、原作の膨大な内容を再構成しており、主に以下のような範囲を扱っています。

  • 映画は原作の前半『青春篇』を中心に描きつつ、『花道篇』の前半に相当する部分までを含んでいるとされています。
  • ただし、映画では原作の重要なエピソードやキャラクター(例:徳次や女性たちの生き様)が大幅に省略されており、物語の要素が簡略化されています。

したがって、映画は原作の全体を網羅しているわけではなく、特に『花道篇』の後半部分についてはほとんど触れられていません。

映画を観た後でも原作を楽しめるか

映画を観た後でも、原作小説を十分に楽しむことが可能です。その理由は以下の通りです。

  1. 映画と原作の違い
    • 映画は原作のエッセンスを抽出して再構成した作品であり、原作に含まれる細かな描写やキャラクターの背景、物語の深みが省略されています。特に『花道篇』の後半部分や、映画で省略されたキャラクター(徳次など)の描写は、原作でしか味わえない要素です。
  2. 映画と原作は別物として楽しむべき
    • 映画は限られた時間内で物語を伝えるため、原作とは異なるアプローチを取っています。そのため、映画と原作はそれぞれ独立した作品として楽しむのが適切です。
  3. 映画を観た後の原作の魅力
    • 映画を先に観ることで、登場人物の顔や舞台のイメージが具体化され、原作を読む際に映像として脳内再生される楽しみがあります。また、映画で省略された部分を原作で補完することで、物語の全体像をより深く理解できます。

つまり…

  • 映画『国宝』は原作の『青春篇』を中心に、『花道篇』の前半までを描いていますが、『花道篇』の後半部分には触れていません。
  • 映画を観た後でも、原作小説の未読部分や省略されたエピソードを楽しむことができ、特に『花道篇』の後半は新鮮な体験となるでしょう。
  • 映画と原作はそれぞれ異なる魅力を持つため、別物として楽しむのが最も適切です。

ぜひ映画と原作の両方を体験し、それぞれの良さを味わってみてください!

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歌舞伎を知らない人こそ「Audible」で聴くべき3つの理由

「原作も読んでみたいけど、歌舞伎の言葉って難しそう……」

「上下巻なんて、読む時間がない……」

そう思って諦めようとしているあなた。諦めるのは早いです。

実は、この『国宝』という作品こそ、本で読むのではなく、聞く読書・Amazonのオーディオブック「Audible(オーディブル)」で聴くのに最も適した作品なのです。

2017年以来ずっとAudibleを利用している、そして、月間50冊を聴き倒すヘビーユーザーの私が、その理由を断言します。

理由1. 難解な「歌舞伎用語」も、耳ならスッと入ってくる

小説を開くと、「梨園」「名跡」「口上」といった専門用語や、独特の言い回しが出てきます。活字だと「うっ…」と詰まってしまう漢字も、プロのナレーターが正しいイントネーションで読み上げてくれるので、ラジオドラマを聴くように脳にスルスルと入ってきます。

「勉強」ではなく「エンタメ」として歌舞伎の世界を理解できるのです。

理由2. 「語り」の芸を、音声で体感できる

『国宝』は、登場人物たちが関西弁や歌舞伎独特の口調で話します。

Audible版では、なんと歌舞伎役者・八代目 尾上菊五郎さん(ナレーション収録当時は、五代目 尾上菊之助)がナレーションを担当。あの長い上下巻すべて、尾上菊五郎さんの声で楽しめるのです。現役歌舞伎役者の尾上菊五郎さんがキャラクターを演じ分けて朗読してくれるため、まるで舞台を観ているかのような臨場感があります。

喜久雄の艶っぽい声、俊介の苦悩する声。

活字を目で追うだけでは再生しきれない「役者の熱量」が、耳から直接鼓膜を震わせます。

理由3. 山を走りながらでも「国宝」になれる(筆者の実体験)

これは私の個人的な体験ですが、私は自宅前が山という環境もあり、そしてトレランが趣味ということもあり、山道を走りながらこの『国宝』を聴きました。

数え年70近い「じじい」の私ですが、老眼で活字を追うのが辛くなる夜でも、耳さえ空いていれば物語の世界に没入できます。

上・下巻あわせてかなりの長編ですが、家事をしながら、通勤しながら、あるいは散歩しながら聴いていると、驚くほどあっという間に終わってしまいます。

「映画の感動を、もう一度、もっと深く味わいたい」

そう思うなら、耳からのインプット、Audibleが最強の解決策です。

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今すぐAudibleで『国宝』の世界へ(無料体験あり)

「でも、オーディオブックって高いんでしょ?」

そう思う方もいるかもしれません。

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通常なら数千円するこの『国宝(上・下)』も、聴き放題対象作品に含まれています。

つまり、今すぐ登録すれば、今すぐ費用負担することなしで、この歴史的傑作をフルで楽しむことができるのです。

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映画を見て熱くなった人も、まだ見ていない人も。

この無料期間を利用して、日本中が熱狂している物語の「真の姿」を体験してみてください。

もし合わなければ、無料期間中に解約すれば料金は一切かかりません(私は便利すぎて8年も使い続けていますが…笑)。

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『国宝』とAudibleについてよくある質問

『国宝』とAudibleについて、よくあるQ&Aを集めてみました。

  • Q1. 映画を見ていなくても原作(Audible)を楽しめますか?
    • A1. 全く問題ありません。むしろ原作の方が心理描写が細かいので、物語の背景がより深く理解できます。原作を聴いてから映画を見るのもおすすめです。
  • Q2. 歌舞伎の知識がゼロでも大丈夫ですか?
    • A2. 大丈夫です。物語の中で自然と用語やしきたりが分かるように描かれていますし、音声で聴くことでニュアンスが直感的に伝わります。
  • Q3. Audibleの再生時間はどれくらいですか?
    • A3. 上巻・下巻あわせて20時間以上の大ボリュームです。しかし、倍速再生機能(私は常に倍速で楽しんでいます)を使えば、半分の時間で聴き終えることも可能です。ただし、慣れないうちは、1.2倍速、1.4倍速、1.6倍速と少しずつ早くしていくと、いつのまにか2.0倍速でも、どんな本でも楽しめるようになるでしょう。
  • Q4. 『国宝』のモデルは実在しますか?
    • A4. 特定のモデルはいませんが、坂東玉三郎さんや片岡仁左衛門さんなど、実在の名優たちのエピソードを彷彿とさせる描写が随所にあり、歌舞伎ファンならニヤリとする場面も多いです。
  • Q5. 無料体験中に解約してもペナルティはありませんか?
    • A5. 一切ありません。期間内に解約すれば0円です。
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まとめ

映画『国宝』の歴史的ヒットは、単なるブームではなく、私たちが「命を燃やして生きる人間」の物語を求めている証拠かもしれません。

映画館のスクリーンで圧倒された後は、ぜひAudibleでその余韻に浸ってください。

山を走りながら聴いた私が保証します。ラストシーンの感動は、耳で聴くとさらに倍増します。

さあ、あなたも「国宝」の世界へ、耳から飛び込んでみませんか?

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