高市早苗首相誕生へ!維新との連立・党内調整・初仕事を徹底解説【最新情報】

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  • 10/21 13:47 追記
    • 衆議院では自民党総裁・高市早苗氏が首相指名されました。
      • 実質的には、この時点で高市首相決定です。
  • 10/21 14:02 追記
    • 参議院では自民党総裁・高市氏と立憲民主党党首・野田氏両氏の決選投票となりました。
  • 10/21 14:29 追記
    • 参議院では自民党総裁・高市早苗氏が首相指名されました。
    • 以上より、第104代首相に自民党総裁・高市早苗氏が決定しました。

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10月21日、自民党総裁・高市早苗氏が首相指名選挙1回目で第104代首相に指名される見通しです。初の女性首相誕生。その見通しの根拠の通り。

  • 20日の自民総裁・高市氏と日本維新の会・吉村代表の会見後、「12分野にわたる連立政権合意書」を発表。
  • これにより、自民と日本維新の会から離反者(造反者)が出なければ、自民(196議席)、日本維新の会(35議席)で合計234議席となり、過半数(233議席)を超える。
  • 報道によれば、野党共闘は難しい状況。
  • 無所属議員でつくる衆院会派「有志・改革の会」に所属する7人のうち、4人が1回目の投票で、高市氏に投票する見通しで、②の「過半数を超える」をさらに補完できる。

高市首相にとって乗り越えなければならなか課題は多い。維新との連立の安定、党内造反の収拾以外に、①組閣、②補正予算、③議員定数削減、④副首都構想と社会保険料引き下げを自維連携で取り組むことなど・・・が喫緊の課題。

この記事では、これらの課題と、その後の総選挙の見込みなどについても分析しました。高市政権の初仕事を徹底解説!

  • ★本記事は、公開後、そして首班指名選挙終了後に追記・補足することを予定しています。
  • ★必要に応じて、公開済みの文章の一部を打ち消し線にて消す場合があります。

本文に入る前に、2025年10月21日22時頃からの「高市首相の初の会見動画」を冒頭に掲げます。

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目次

第1章 首相指名選挙はどうなる?

  • ★本章は、修正・打ち消しはしません。このまま残します。

10月21日の国会では、衆議院・参議院で首相指名選挙が行われます。現在の見通しでは、自民党・日本維新の会が事実上の連立を組み、維新が高市早苗氏に投票すれば、1回目で過半数を確保する見込み。

一方で、自民党内の一部では、反高市の動きが水面下で続いている模様。維新側にも「連立には慎重」とする声があり、記名投票とはいえ、造反議員が出ないとは言い切れません。

すなわち、指名選挙後の党内調整(造反への対処など)を考慮すると、10月21日の指名選挙は、1回目投票で過半数を確保できるかが焦点。仮に決選投票になれば、公明党や国民民主党、そして一部無所属議員の動向がカギを握ります。

なお、21日の主な流れは次の通り。✅印は、完了の印で、筆者 taoが追記しました。

  • 午前
    • 臨時閣議で石破内閣が総辞職 ✅
  • 午後
    • 衆参両院の本会議で首相指名選挙 ✅
    • 組閣本部設置 ✅
    • 閣僚名簿発表 ✅
    • 皇居で首相親任式、閣僚認証式 ✅
    • 新首相が記者会見 ✅
    • 初閣議
引用元:21日・読売新聞朝刊
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第2章 維新との連立条件と政策調整

自民党と維新は、10月20日付けで正式に連立合意となりました。

維新が求めているのは、「改革連立」とも呼ばれる政策優先型の協力体制です。特に以下の項目が連立条件と報道されています。

  • 国会議員の定数を1割削減するため関連法案を臨時国会で成立させること
  • 災害時の首都機能をバックアップする副首都構想、社会保険料の引き下げなどに両党が連携して取り組むこと

資料、自民・維新の連立政権合意書のポイント

  • 消費税
    • 2年間に限り飲食料品を対象としないことも視野に、法制化を検討。
  • 皇室
    • 来年の通常国会で養子縁組案を優先に皇室典範改正を目指す。
  • 憲法改正
    • 9条の条文起草協議会を両党で設置。
  • 外交・安保
    • 安保3文書を前倒しで改定。
  • インテリジェンス
    • 国家情報局、対外情報庁を創設。
  • 外国人政策
    • 担当層を設置。在留外国人の量的マネジメント実施。
  • 副首都構想
    • 来年の通常国会で法案を成立させる。
  • 企業・団体献金
    • 両党の協議体を設置し、高市総裁の任期中に結論を得る。
  • 議員定数削減
    • 1割を目標に衆院議員定数を削減するため、臨時国会で法案成立を目指す。
引用元:21日・読売新聞朝刊

なお、組閣に際して、維新は入閣せず、閣外協力すると報道されています。

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第3章 高市政権が直面する初仕事と課題

高市が直面する初仕事(課題)をリストアップしてみます。

① 組閣と人事バランス

政権発足直後に最大の注目を集めるのが組閣です。女性首相として初の内閣人事では、「刷新」と「安定」の両立が求められます。端的に言い換えると「挙党態勢の構築」です。

特に焦点となるのは以下の点:

  • 主要ポストに誰を起用するか
  • 党内のバランス調整

【高市内閣一覧・決定版】

職名
氏名
なまえ
特命事項等
出身等
年齢
備考
内閣総理大臣高市 早苗たかいち さなえ衆議院64歳再入閣
総務大臣林 芳正はやし よしまさ衆議院64歳横滑り
法務大臣平口 洋ひらぐち ひろし衆議院77歳初入閣
外務大臣茂木 敏充もてぎ としみつ衆議院70歳再入閣
財務大臣
内閣府特命担当大臣
(金融)
片山 さつきかたやま さつき租税特別措置・
補助金見直し担当
参議院66歳再入閣
文部科学大臣松本 洋平まつもと ようへい国立国会図書館
連絡調整委員会委員
衆議院52歳初入閣
厚生労働大臣上野 賢一郎うえの けんいちろう衆議院60歳初入閣
農林水産大臣鈴木 憲和すずき のりかず衆議院43歳初入閣
経済産業大臣
内閣府特命担当大臣
(原子力損害賠償)
(廃炉等支援機構)
赤沢 亮正あかざわ りょうせい原子力経済被害担当
GX実行推進担当
産業競争力担当
国際博覧会担当
衆議院64歳横滑り
国土交通大臣金子 恭之かねこ やすし水循環政策担当
国際園芸博覧会担当
衆議院64歳再入閣
環境大臣
内閣府特命担当大臣
(原子力防災)
石原 宏高いしはら ひろたか衆議院61歳初入閣
防衛大臣小泉 進次郎こいづみ しんじろう衆議院44歳横滑り
内閣官房長官木原 稔きはら みのる沖縄基地負担軽減担当
拉致問題担当
内閣総理大臣臨時代理
就任順位第1順位
衆議院56歳再入閣
デジタル大臣
内閣府特命担当大臣
(サイバー安全保障)
松本 尚まつもと ひさしデジタル行財政改革担当
行政改革担当
国家公務員制度担当
サイバー安全保障担当
衆議院63歳初入閣
復興大臣牧野 京夫まきの たかお福島原発事故再生総括担当
防災庁設置準備担当
国土強靱化担当
参議院66歳初入閣
国家公安委員会委員長
内閣府特命担当大臣
(防災)
(海洋政策)
赤間 二郎あかま じろう領土問題担当衆議院57歳初入閣
内閣府特命担当大臣
(沖縄及び北方対策)
(消費者及び食品安全)
(こども政策)
(少子化対策)
(若者活躍)
(男女共同参画)
(地方創生)
(アイヌ施策)
(共生・共助)
黄川田 仁志きかわだ ひとし女性活躍担当
共生社会担当
地域未来戦略担当
衆議院55歳初入閣
内閣府特命担当大臣
(経済財政政策)
(規制改革)
城内 実きうち みのる日本成長戦略担当
賃上げ環境整備担当
スタートアップ担当
全世代型社会保障改革担当
感染症危機管理担当
衆議院60歳横滑り
内閣府特命担当大臣
(クールジャパン戦略)
(知的財産戦略)
(科学技術政策)
(宇宙政策)
(人工知能戦略)
(経済安全保障)
小野田 紀美おのだ きみ経済安全保障担当
外国人との秩序有る
共生社会推進担当
参議院42歳初入閣
内閣官房副長官尾﨑 正直おざき まさなお衆議院58歳
内閣法制局長官
佐藤 啓さとう けい参議院46歳
内閣法制局長官
露木 康浩つゆき やすひろ事務担当
前警察庁長官
62歳再任
内閣法制局長官岩尾 信行いわお のぶゆき前内閣法制次長
検察庁
64歳再任
★参照:首相官邸公式サイト / 高市内閣(Wikipedia)

② 補正予算の編成

年末までに経済対策を盛り込んだ補正予算を国会に提出する必要があります。物価高対策や所得減税の検討も焦点となります。

③ 103万円の壁・ガソリン減税

国民の多くが注目している点です。家計支援の象徴として「103万円の壁」緩和策や「ガソリン減税」の延長判断が急務。岸田政権時代の政策をどう引き継ぐか注目されます。

④ 議員定数削減(維新との合意事項)

維新との連立に際しての合意として「国会議員の定数を1割削減するため関連法案を臨時国会で成立させる」ということがあります。これについては、自民党内でも反対意見もあるため、どのように「関連法案を臨時国会で成立させる」かが注目されます。

「比例定数削減」については、大政党に有利なこともあり、公明党や参政党などが強く反発しています。高市政権がこれをどのように処理するかは、今後の自維連立の安定性を左右します。

⑤ 副首都構想を連携して取り組む(維新との合意事項)

これも④同様に、自維連立合意のなかでの重要課題です。本臨時国会で結論を出す課題ではありませんが、「連携して取り組む」をどのような形とするかが注目です。

⑥ 社会保険料の引き下げに連携して取り組む(維新との合意事項)

これも④・⑤同様に、自維連立合意のなかでの重要課題です。本臨時国会で結論を出す課題ではありませんが、「連携して取り組む」をどのような形とするかが注目です。

⑦ 党内融和と派閥制御

自民党内問題としては、反高市勢力の取り込みが最大の難題。自公連立解消や、比例定数削減により、苦しい選挙に追い込まれる議員たちが少なからず居るという現状をどのように制御するのか。

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第4章 次の一手は「解散・総選挙」か

高市政権が発足しまあした。しかし、議席基盤は安定には今一歩。衆院で自民単独過半数を実現するために、「高市解散」説がいろいろと永田町を駆け巡っています。

  • 補正予算成立後の年末解散
  • 維新との連立協定締結を受けた「信任解散」
  • 世論支持率が高いうちの春先解散

この“解散カード”をいつ切るかが、高市政権の命運を分けるでしょう。現実的なのは、臨時国会で、補正予算成立と、議員定数の1割削減についての関連法案を成立させたあとの年末解散でしょうか。

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まとめ:改革か混乱か、正念場の船出

高市早苗氏が首相に就任。日本政治は大きな転換点を迎えました。

「女性初の宰相」という象徴性だけでなく、26年続いた自公連立の解消、維新との政策連立、反主流派との調整、臨時国会で扱う喫緊の課題、そして次の総選挙と――政治史的に極めてダイナミックな局面が始まります。

高市政権の成否は、「改革」と「融和」をどう両立させるかにかかっています。新政権の初動を見極めながら、今後も注視していきましょう。

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