3DCGショートアニメとして今、大注目されている『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』をご存知でしょうか。この作品は2025年夏クール、TOKYO MXにおいて7月3日より毎週木曜日21時54分にテレビ放送され、また、放送日当日にYouTubeにて日本語含む11言語版の吹替版が配信されました。
この作品の特徴は、TOKYO MXの放送以外の配信先をYouTube限定(現在は、Prime VideoやU-NEXTでも配信中)ということだけでなく、「1話3分30秒」という極めて短いことにあります。
この1話わずか3分30秒という短い尺でありながら、レトロフューチャーな独特の世界観、個性豊かなキャラクターたち、そして何よりもリアルな「脱力系会話劇」で、多くのファンを惹きつけました。
また、本作は、監督、脚本、キャラクターデザイン、制作のほとんどを亀山陽平監督が約2年間の歳月をかけて一人で担当したという、驚異的な制作スタイルも注目されています。
亀山監督は、限られたリソースの中で、いかにしてこの覇権級の成長を見せた作品を生み出したのでしょうか。
この記事では、超話題作『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』を深堀りします。
- 1話3分30秒、全12話で起きる「奇跡」の内容
- 作品概要・あらすじや見どころ
- 亀山陽平という人物の経歴と作品への関わり
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』とは?3分半で魅せる新感覚アニメ

作品概要と配信情報まとめ / 初見でも安心♪
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は2025年7月3日から9月18日にかけて全12話が放送・配信されました。
作品概要
- 原作・監督・脚本・キャラクターデザイン・音響監督・制作: 亀山陽平
- 企画制作: シンエイ動画
- 製 作: タイタン工業(製作委員会名)
- 放 送 局: TOKYO MX(毎週木曜日 21時54分より)
- 配 信: 公式YouTubeチャンネルにて日本語含む11言語で全世界同時配信
- 現在では、YouTube以外に、Prime Video、U-NEXTでも配信中
- 主 題 歌: キャンディーズ「銀河系まで飛んで行け!」
- 作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、編曲:馬飼野康二
おもな登場人物
【体制側】
- リョーコ(勘崎 両子)/ 声・小松 未可子
- 警察官。刑期短縮プログラムを担当。元不良という過去を持つ。
- O.T.A.M.(オータム)/ 声 – 藤原 由林
- 惑星間走行列車「ミルキー☆サブウェイ」に搭載されている車掌型ロボット。
- 人工知能を搭載し、会話もできるが、不人気で使われなくなった。
【社会不適合者たち】〜2人ペア3組の犯罪者
- チハル(九乗 千春)/ 声・寺澤 百花
- 23歳の強化人間。お人好しでマイペースな性格。マキナの親友。
- マキナ(来栖 真希菜)/ 声・永瀬 アンナ
- 23歳のサイボーグ。顔がモニターで、ガサツで好戦的。前科17犯。
- スピード違反、公務執行妨害、警察車両爆破でチハルと共に逮捕。
- カナタ(岩男 鉄多)/ 声・小市 眞琴
- 強化人間の少年。短気だがケンカは弱く、アカネの腰巾着的な存在。
- アカネ曰く「カナタは海老天の尻尾」。
- アカネ(大道寺 朱音)/ 声・金元 寿子
- 強化人間。宇宙暴走族の総長で、寡黙だが仲間思い。
- スピード違反で、カナタと共に逮捕。
- カート(Kurt Fitzgerald Cramer)/ 声・内山 昂輝
- サイボーグ。陸軍出身で防衛サービス会社社員。無関心な態度が特徴。
- マックス(Max O’Donald Maccallister)/ 声・山谷祥生
- サイボーグ。宇宙軍出身で防衛サービス会社社員。記憶・情報処理担当。
- 砂糖の密輸でカートと共に逮捕。
あらすじ
銀河道路交通法違反など3つの罪で逮捕されたサイボーグのマキナと強化人間チハル。2人は、アカネ、カナタ、カート、マックスら、クセのある犯罪者コンビたちと共に、警察官リョーコから惑星間走行列車「ミルキー☆サブウェイ」の清掃という奉仕活動を課されます。
要するに、刑務所パンパンだから代わりに社会奉仕活動して償え!という心優しい更生プログラムです。
この清掃業務、簡単な任務のはずでしたが、動かないはずの列車が突然暴走。6人の社会不適合者たちは、車内で大事件に巻き込まれていきます。ノリと勢いで難局を乗り切ろうとする彼ら。しかし、ラストでどんでん返しのような命がけの戦いが勃発。
戦い早々、一人の仲間の首が落とされ・・・。
前代未聞のスペーストレインスペクタクルです。
タイトルに込められた世界観とジャンル
本作のジャンルはSF、ファンタジーに分類されますが、その最大の魅力は「レトロフューチャー」の世界観。
亀山監督は、『ブレードランナー』に代表される80年代のサイバーパンクの空気感が好きだと語っており、ノスタルジックなデザインと近未来感が融合したビジュアルが特徴です。
作中の舞台は地球から秘密裏に建国・入植が進められた星間国家「バルナディア合星連邦」であり、地球からの情報には20年のタイムラグがあるため、彼らの世界では20年前の地球の文化が最先端という設定が、レトロ感を演出しています。
登場人物は、過酷な宇宙環境に耐えられるよう遺伝子組換えされた「強化人間」(チハル、アカネ、カナタ)と、身体の一部を機械化した「サイボーグ」(マキナ、カート、マックス)の2種類が共存しています。
また、キャラクターのファッションにも強いこだわりがあり、現実に存在する類の衣装(リアルクローズ)を前提としつつ、派手さと一目でわかる配色が意識されています。
例えば、カナタが着用している服のバックプリントの「川崎」は、彼らの先祖にとって「伝説のなんか怖い場所」であり、よく意味も知らずに文字を入れているという裏設定があります。
どんなアニメ?1話3分30秒&全12話で描かれる物語の特徴
本作は1話3分30秒という短い尺で全12話が構成されています。
この作品の根幹にあるのは、「脱力感ある独特のセリフのやり取り」による会話劇の巧みさです。まるで現実の人間同士が喋っているような、わーっと同時に喋り出しちゃう現象や、自然な言葉選びのリアリティを追求しており、これにより非現実的な世界観に説得力を持たせています。
このリアルな会話劇を実現するために採用されたのが、プレスコという、声優による音声収録を映像制作に先行させる手法です。亀山監督はプレスコの前に、自身で全てのセリフを喋ってVコンテ(動画コンテ)を作成し、会話のタイミングを固めています。これにより、シビアな3分30秒の尺の中で、最も面白い間合いの会話劇を作り出すことに成功しました。
また、映像と音楽を完全にリンクさせる「音ハメ」演出も特徴的です。亀山監督は『ミルキー☆ハイウェイ』の成功を通じて、音ハメが「誰でも楽しめる王道の手法」であることを再確認しており、本作でもリズム感が心地良いアクションと音楽の融合が随所に見られます。
1話“3分30秒”、全12話の奇跡とは
なぜ、これまでのアニメは1話30分前後の尺だったのか
従来のアニメシリーズは、テレビ放送のフォーマットや、複数の企業が出資しリスクを分散する「製作委員会方式」といったビジネスモデルに則り、1話30分前後(本編20分程度)の尺が一般的でした。
しかし、亀山監督は、自身の制作リソースや、現代の視聴環境を考慮し、この常識を打ち破る1話3分30秒という尺を選択しました。
1話3分30秒で起きる5つのメリット
1話3分半という短尺は、制約であると同時に、本作を成功に導いた要因(メリット)となりました。
- 制作リソースの最適化:
- 監督が実制作のほとんどを一人で担う体制において、「自分ができる数字」として設定され、作業工数を抑えることができました。
- 視聴体験の向上:
- 常に動く列車という舞台設定と相まって、短い尺が緊張感やドキドキ感を保ち、観客を飽きさせません。
- 視聴ハードルの低減:
- 短尺かつYouTubeで全話公開されたことで、視聴者が途中からでも一気見しやすく、口コミ拡散が加速しました。
- 筆者 tao注
- 全12話、ノーマルスピードで見ても42分+α。筆者は通しで2回見てしまいました!
- デジタル時代の適合性:
- テレビをあまり見ない若い世代にとって、好きな時間に観られるYouTubeでの展開が重要であり、短尺はスマホでの視聴に適しています。
- クリエイティブの先鋭化:
- 小規模制作が可能になることで、大人の事情や保守的な考え方に縛られず、尖った自由度の高いクリエイティブを実現できました。
YouTubeが配信媒体という意味
『ミルキー☆サブウェイ』はTOKYO MXで放送された一方、公式YouTubeチャンネルでの11言語での全世界同時配信によって、その存在感を増しました。
本作は放送開始初期(第1~7週)は低水準で推移していましたが、第8週から急加速し、最終週(第12週)でトレンドスコア・ファンスコア共にピークを記録。
これは「YouTubeでの全話公開」と「ショートアニメ」という要素に特有の「転換点型・後半伸び型」ヒットパターンと分析されています。
この成功は、代理店や放送局の関与なしに作品を世界に届ける可能性を示したとして、アニメーション制作の革命とも評されています。
話毎のつながりの妙
短編ながら、本作は伏線や独特の構成によって視聴者を惹きつけます。
第1話冒頭の伏線(ネタバレなし)
第1話の冒頭では、警察官のリョーコが首だけになったマキナを机に置いてチハルを取り調べる、衝撃的なシーンから始まります。
この伏線は、物語の最後に回収。第12話において、マキナは自身の意識をメモリーデバイスに挿入し…(以下省略)。
各話末での次回のタイトル紹介が絶妙
物語の王道演出の一つとして、各話ラストで次回のタイトルが紹介される点も、スムーズに次話へつなげる効果的な手立てになっています。
「前回までのあらすじ」は最終話のみ
アニメシリーズでは、よくある「前回までのあらすじ」ですが、このアニメには、ほぼありません。時間的なリソースがないというのも理由ですが、全話正味3分ということもあって、「前回までのあらすじ」を載せるリソースがない・・・ということが大きな理由です。
ただし、それを11話も続けると、それまでの流れがぼんやりします。そこで、最終話(第12話)の冒頭に、「前回までのあらすじ」がしっかり導入されました。
この振り返りは効果的で、すんなりと最終話の決戦へと気持ちが移行できます!
監督・亀山陽平とは何者か?
さて、この作品は、監督・亀山陽平氏が何役もこなすなかで作られました。
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』の前日譚の紹介

『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は、亀山陽平監督が映像系の専門学校の卒業制作として2022年2月23日にYouTubeに公開した短編3Dアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』の続編です。
この前日譚は、サイボーグのマキナと強化人間のチハルによる夜間ドライブを描いた3分40秒の作品で、「内容なし涙なし感動無し、勢いだけの新感覚なんちゃってサイバーパンク」を謳っています。公開後、国内外から大きな注目を集め、総再生回数は700万回以上を記録しました。
『ミルキー☆ハイウェイ』では、亀山監督が監督、脚本、キャラクターデザイン、3Dモデリングなど制作の全てを一人で担当しています。この作品は、亀山監督がやりたかった「曲と融合した映像(音ハメ)」と「品のない会話劇」を表現したものでした。
亀山陽平の経歴【独立クリエイターの軌跡】
亀山陽平監督は1996年8月16日生まれ、東京都出身のCGディレクター/アニメーターです。
年代 | 経歴 |
---|---|
幼少期 | ディズニー映画『アトランティス 失われた帝国』のメイキング映像を見てアニメーション制作を志す。 |
2016年 | 欧米スタイル手描きアニメーションを学ぶため、アメリカへ留学。 |
2019年 | 現地で手描きアニメが主流でなくなり、3DCGに興味を持ったため大学を自主退学し帰国。 |
2020年 | バンタンゲームアカデミーCGアニメーター専攻に入学。 |
2022年 | 卒業制作として『ミルキー☆ハイウェイ』を公開し、大反響。白組に入社。 |
2022年8月 | フリーランスとして活動開始。 |
2023年 | 『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』の制作を開始。 |
一人制作の裏側:なぜこの作品が生まれたのか?
『ミルキー☆ハイウェイ』が国内外から大きな注目を集めた結果、シンエイ動画から亀山監督にシリーズ制作の話が持ちかけられました。監督は前作のキャラクターチハルとマキナの話をもっと見たいというファンの声に応える形で、続編制作を提案しました。
制作に際し、亀山監督は監督、脚本、キャラクターデザイン、制作という実制作のほとんどを一人で担当しましたが、最終的には少人数のチーム(合計4名など)で制作を走り切っています。
【制作の工夫と技術】
監督は、Blenderを主要な3DCG制作ツールとして使用し、その高速なリアルタイム表示(Eeveeレンダー)や、データ管理機能(ライブラリーオーバーライド)を駆使することで、少人数での制作効率を高めました。
また、限られたリソースの中で、舞台を列車内に限定し、アクションを必要最低限に絞るなど、技術的な制約を逆手に取る「上手くやる」戦略を採用しています。
作風の特徴
亀山監督の作風は、リアリティの追求と遊び心に満ちています。
- 会話劇のリアリティ:
- キャラクターの立ち振る舞いは、監督が人生で見てきた「特定の人たち」に寄せて決めています。また、キャラクターが「観客に見られるために存在するのではなく、普通に生きて生活している」ことを感じさせるため、現実でよくある「みんなが同時に喋り出す現象」を意図的に取り入れています。
- レトロフューチャー:
- 80年代サイバーパンクの空気感と、昭和の「俗っぽいカルチャー」(例:最終話のサブタイトル「マキナ死す」は昭和アニメの「予告バレ」のオマージュ)を取り入れ、非現実的な世界に説得力を持たせています。
『銀河特急ミルキー☆サブウェイ』をもっと楽しむための視点
シーズン1だけじゃない?広がるの期待!
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は最終回を迎えた後も、その熱狂は冷めません。
- 劇場版の公開決定:
- TVアニメ全12話を再編集し、新作パートを追加した劇場版の公開が決定しています。
- コミカライズ連載:
- 2025年9月19日より『少年エースplus』にて、河野丼によるコミカライズ版が連載されています。
- ビジュアルブック発売:
- 2025年11月4日に講談社よりビジュアルブックが発売されます。亀山監督やキャストのインタビュー、ビデオコンテ、全ストーリー解説など、『ミルキー☆ハイウェイ』の情報も含めて網羅した永久保存版です。
- 展覧会:
- 池袋PARCOでの開催に続き、仙台PARCOでも巡回展が開催されました。
作品を見たあとに読みたい:考察・伏線・演出の裏話

作品を観終わった後には、制作の裏側を知ることで、さらに深く楽しむことができます。
- 亀山監督のこだわり:
- 作中に登場する食事(例:天丼の海老天)は、写真素材ではなく3Dでイチから制作しているという徹底ぶりです。
- キャラクターの裏側:
- 公式Xなどでは、作中では語られなかった世界観設定やキャラクターの裏話が公開されています。例えば、アカネにとってカナタは「海老天の尻尾」(役に立たないが居てほしい存在)という設定など、各キャラクターの人間関係の深掘りが行われています。
- 監督の今後の挑戦:
- 亀山監督は、本作では会話劇メインになり、アクション要素が少なくなったことを反省点として挙げています。今後は、ストーリーにより注力し、3分半よりも規模の大きいシリーズに挑戦したいという意欲を語っています。
クリエイター・亀山陽平氏に関するFAQ
亀山陽平監督に関する、本文と重複しない主な情報を、資料たちからQ&A形式でまとめました。
- Q1. 専門学校では何を学んでいた?
- A1. 日本帰国後、2020年4月にバンタンゲームアカデミーCGアニメーター専攻に入学しています。
- Q2. 制作を支えたPC環境は?
- A2. メインPCにはCore i9の13世代CPU搭載モデルを使用。また、データ管理にはNAS(ネットワークアタッチストレージ)を、レンダリングには外部ツール「Bレンダー(レンデロン)」を活用し、作業効率を最適化しました。
- Q3. 影響を受けた作品は?
- A3. 特定の作品から大きな影響は受けていませんが、『ブレードランナー』に代表されるような80年代のサイバーパンクの空気感を好んでいます。
- Q4. アニメーターを目指した原点は?
- 幼少期に見たディズニー映画『アトランティス 失われた帝国』のメイキング映像で、絵が言葉を喋るキャラクターになるプロセスに衝撃を受けたことです。
- Q5. なぜ3DCGに転向した?
- A5. 留学先のアメリカで手描きアニメが主流でなくなったことと、3Dという媒体に興味を持ち始めたため。作り込んだモデルをベースにアニメーションを展開できる点に面白味を感じたからだそうです。
- Q6. 制作における最大の困難は?
- A6. 商業作品として「必ず12話、3分半」という制約があり、制作進行や税務処理などの雑務も監督自身が担う必要があった点です。
- Q7. 脚本制作の方法は?
- A7. まずGoogleドキュメントでセリフを決め、Vコンテ段階で自ら全てのセリフを喋って尺感を確認し、タイミングを固めてから声優に渡す、という流れをとっています。
- Q8. 今後の目標は?
- A8. 今作で注力できなかったストーリーに凝り、3分半より尺の長い、より規模の大きいシリーズ制作に挑戦したいと考えています。
- Q9. なぜ列車を舞台にした?
- A9. 列車は「乗り物としてのスリル」と「部屋としての物語の展開」の両方を兼ね備えており、舞台として非常に魅力的だと感じたためです。
- Q10. チーム制作のメリットは?
- A10. 小規模制作は情報の伝達にかかる手間や時間(コミュニケーションコスト)がかからないため、作品のスケールによっては少人数の方が迅速に制作できる点です。
- Q11. キャラクターデザインのこだわりは?
- A11. ぱっと見て魅力的でかっこいいビジュアルであることと、キャラクターを並べたときに色のバランスが取れる配色にすることを重視しています。
まとめ文
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は、亀山陽平監督が原作・監督・脚本・制作のほとんどを担い、約2年の歳月をかけて作り上げた全12話のショート3DCGアニメーションです。前作『ミルキー☆ハイウェイ』の成功を受け、シンエイ動画のサポートのもとで実現しました。
本作は、80年代レトロと近未来感を融合させたレトロフューチャーな世界観と、監督自ら声を当ててタイミングを調整したVコンテを基にしたプレスコ方式による、リアルで自然な会話劇が最大の魅力です。
YouTubeでの11言語による全世界同時配信という戦略が成功し、クール後半に話題が急増する「転換点型」のヒットパターンを確立。Blenderなどのツールを駆使し、限られたリソースの中で高いクオリティを実現した制作手法は、今後の独立クリエイターや短編アニメの新たな可能性を切り開きました。完結後も劇場版公開やコミカライズが決定しており、その勢いは止まりません。
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