
「カメ止め」のキャストって
今どうしてるのかな?



海外の反応もすごかったよね
あの“低予算の衝撃作”のその後が気になるよね。
こないだ「侍タイ(さむたい)」を見たら、「カメ止め」が気になってきた(^_^;)
そこで、今回は映画『カメラを止めるな!』に出ていた主なキャストさんたちのその後や、当時の海外の反応、あるいは低予算で実現した驚きに興行収入などについて紹介します!
- キャストの現在が分かる
- 海外での反応が分かる
- 興行収入の理由が分かる
映画『カメラを止めるな!』のキャストの今は?
映画『カメラを止めるな!』のキャストたちは、今どんな活動をしているのでしょうか?
大ヒットインディーズ映画に出演した俳優たちの“その後”を知ることは、作品の余韻を深める大きな要素となります。
キャストの歩んだ道のりには、それぞれに映画の影響と転機がありました。
以下で詳しく紹介していきます。
映画の概要
まずは映画『カメラを止めるな!』の基本情報を整理しましょう。
- 英語Title:One Cut of the Dead
- 監 督:上田慎一郎
- 脚 本:上田慎一郎
- 原 作:上田慎一郎、和田亮一
- 公 開 日:
- 2017年11月(国内先行上映)
- 1館にて6日間限定のイベント上映
- 2018年6月(全国公開)
- 2館で単独劇場公開スタート
- 同年10月上旬時点で300館以上に拡大
- 2017年11月(国内先行上映)
- ジャンル:ゾンビ×ワンカット撮影の異色コメディ
- 製 作 費:約300万円
- 出 演. 者:濵津隆之、真魚、しゅはまはるみ、どんぐり ほか
- 興行収入:2018年邦画興行収入ランキング7位
- 公式チャンネル
- 配 信:Amazon Prime Video ほか
超低予算ながら口コミで広がり、最終的に全国300館以上での公開へとつながった伝説的インディーズ映画です。
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それでは、いよいよ本題、次の6人の紹介と、『カメ止め』出演後の活躍をまとめました。
以下、敬称略で進めます。
- 主演・濵津隆之 / 日暮監督役
- 真魚(まお) / 日暮監督の大学生の娘役
- しゅはまはるみ / 日暮監督の妻で元女優
- 秋山ゆずき / 作品内映画の主演女優役
- 長尾和彰 / 作品内映画の男優役
- 竹原芳子(どんぐり) / テレビプロデューサー役
主演・濵津隆之 / 日暮監督役


主人公・日暮監督を演じたのは濵津隆之さんです。
『カメラを止めるな!』出演前はお笑いや舞台を中心に活動していましたが、この映画をきっかけに映像作品への出演が大幅に増えました。
- 名 前:濵津 隆之(はまつ たかゆき)
- 誕生日:1981年8月25日(43歳)
- 出身地:埼玉県川口市
- 学 歴:東洋学園大学
- 活 動:2011年〜
- 事務所:アニモプロデュース
- 2020年、連ドラ初主演『絶メシロード』
- 2020年、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』
- 2021年、映画初主演『名医死す〜感染症と闘った藤野昌言物語〜』
- 2022年〜、映画『キングダムシリーズ』
- 2023年、ドラマ『ペンディングトレイン』
- 2024年、映画『他人は地獄だ』
- 2025年、ドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』 ほか
真魚(まお) / 日暮監督の大学生の娘役


作品内で日暮監督の娘を演じた真魚(まお)さん。
キレのある演技で注目を集め、独特の存在感が話題になりました。
- 名 前:真魚(まお)
- 誕生日:1991年8月5日(33歳)
- 出身地:愛知県豊橋市
- 活 動:2017年〜
- 事務所:フリー
- 2018年、映画『検察側の罪人』
- 2019年、ドラマ『ルパンの娘』
- 2019年、ドラマ『全裸監督』
- 2020年、舞台『立ち止まる人たち』
- 2021年、ドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』
- 2023年、映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
- 2025年、ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』 ほか



映画出演をきっかけにキャリアが広がってるね!
しゅはまはるみ / 日暮監督の妻で元女優


日暮監督の妻・日暮晴美役を演じたのは、しゅはまはるみさん。
劇中の”狂気の演技”が話題を呼び、一躍ブレイク。以降も個性的な役柄で多くの作品に出演しています。
- 名前:しゅはま はるみ
- 誕生日:1974年9月29日(50歳)
- 出身地:東京都世田谷区
- 活 動:1992年〜
- 事務所:エイベックス・マネジメント
- 2019年〜、ドラマ『家政婦のミタゾノシリーズ』
- 2022年、映画『沈黙のパレード』
- 2024年、舞台『ソーセージ』
- 2024年、映画『罪と悪』
- 2025年、Webドラマ『死ぬほど愛して』 ほか
秋山ゆずき / 作品内映画の主演女優役


劇中映画で主演を務めた女優・秋山ゆずきさん。
セリフの少なさをカバーする繊細な演技が印象的で、端役ながら視線を集めました。
- 名 前:秋山 ゆずき(あきやま ゆずき)
- 誕生日:1993年4月14日(32歳)
- 出身地:埼玉県
- 活 動:2008年〜
- 事務所:フロムファーストプロダクション
- 2019年、ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』
- 2023年、映画『湯道』
- 2024年、舞台『ドラミの歌』
- 2024年、映画『カーリングの神様』
- 2025年、ドラマ『記憶捜査SP3〜新宿東署事件ファイル〜』 ほか
長尾和彰 / 作品内映画の男優役


劇中映画でアクションを担当した男優役を演じた長尾和彰さん。
抜群の運動能力とコミカルな表現で強烈なインパクトを残しました。
- 名 前:長尾 和彰(ながお かずあき)
- 誕生日:1987年11月29日(37歳)
- 出身地:東京都
- 活 動:2010年〜
- 事務所:MUKU
- 2021年、舞台『スーパーフラットライフ』
- 2024年、映画『ミッシング』
- 2025年、主演映画『繕い合う・こと』 ほか
竹原芳子(どんぐり) / テレビプロデューサー役


強烈な個性を放ったテレビ局プロデューサー役でブレイクしたのが、竹原芳子さん、通称どんぐりさんです。
唯一無二のキャラとユーモアで、映画の象徴的な存在となりました。
- 名 前:竹原 芳子(たけはら よしこ)
- 芸 名:どんぐり
- 誕生日:1960年2月10日(65歳)
- 出身地:大阪府
- 活 動:2010年〜
- 2019年、映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』
- 2019年〜、ドラマ『ルパンの娘シリーズ』
- 2021年、映画『ルパンの娘』
- 2023年、ドラマ『我らがパラダイス』
- 2023年、ドラマ『ギフテッド』 ほか



まさに「カメ止め」が転機になった人ばかり!
『カメラを止めるな!』の海外の反応まとめ
『カメラを止めるな!』は日本国内のみならず、海外でも高い評価を受けた作品です。
そのユニークな構成と低予算とは思えない完成度が、世界各地の映画ファンや評論家を唸らせました。
では、それぞれの地域やメディアでどのように評価されたのかを見ていきましょう。
アメリカでの評価
ファンタスティック・フェスト2018(テキサス州)
ホラー部門にて、上田慎一郎監督が最優秀監督賞を受賞しました。
ロサンゼルス日本映画祭2018
最優秀作品賞(Best Picture)を受賞しました。
Rotten Tomatoes
全米のレビューサイト「Rotten Tomatoes」では、トマトメーター100%という高評価を獲得しました。
アジア圏での人気ぶり
ウーディネ・ファーイースト映画祭2018(イタリア)
コンペティション部門で観客賞第2位(シルバー・マルベリー)を受賞しました。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018(日本)
観客賞およびファンタランド大賞を受賞しました。
ジョグジャ・NETPACアジア映画祭2018(インドネシア)
アジアン・フィーチャーズ部門に正式出品されました。
海外メディアのレビュー
The Guardian(イギリス)
「この活気に満ちたメタフィクション・ホラー映画で死にかけたジャンルに新しい命を吹き込んだ」と評価されました。
Empire(イギリス)
「真にオリジナルであり、ゾンビによる世界の終末というジャンルへの新たな解釈である」と高く評価されました。
CineVue(イギリス)
「『ショーン・オブ・ザ・デッド』以来の最高のホラーコメディであり、自主映画に対する喜びと狂気に満ちたトリビュートである」と絶賛されました。
Bloody Disgusting(アメリカ)
「上田慎一郎のゾンビコメディーは意図的に、革新的で陽気な方法で見る者の足をすくう」と評価されました。
SNSでのリアクション分析
SNS上でも、『カメラを止めるな!』は熱狂的な支持を得ました。
Twitterでは英語圏ハッシュタグ #OneCutOfTheDead がバズり、映画ファンだけでなく、映像クリエイターからの賛辞も相次ぎました。
- 「ラスト30分で全てが覆る映画」
- 「映画学校で教材にすべき作品」
- 「低予算映画の希望の星」
インスタグラムでは海外映画祭での記念写真やポスターが多数投稿され、視覚的にも世界に広がったことがわかります。



世界中の映画ファンに刺さったって本当にすごい!
カメラを止めるな!の興行収入とその理由
『カメラを止めるな!』は、わずか300万円の低予算で制作されながら、日本国内外で大きな興行的成功を収めました。
ここでは、国内外での収益や配給コストとの関係など、成功の裏側を掘り下げます。
では、まずは日本国内での成績から見ていきましょう。
日本国内での興行成績
『カメラを止めるな!』は、2017年に東京・池袋の小劇場「池袋シネマ・ロサ」で先行上映されました(6日間限定でイベント上映)。
2018年6月からは2館のみでの上映スタートでしたが、口コミによって話題が拡散。2018年10月上旬時点では一気に全国300館以上での上映へと拡大しました。
最終的な国内興行収入は約31億円。300万円の製作費から考えると、100倍以上という驚異的なリターンを記録しています。
なお、この31億円という興行収入は、日本国内のみの金額です。
海外での収益データ
一方、海外では、北米・アジア・ヨーロッパを中心に約30カ国以上で配給されました。
主な海外での興行収入は以下の通りです:
- 香港:約90万ドル
- 台湾:約170万ドル
- 韓国:約15万ドル
- アメリカ・カナダ:約5万ドル
- アイスランド:約3,000ドルReddit
これらを合計すると、海外での興行収入は約1,100万ドル(約12億円)となります。
つまり、海外を含め、この「カメ止め」の興行収入は全世界でおよそ40億円だったことになります。
インディーズ映画としては異例のグローバルヒットとなりました。
配給コストとのバランス
本作の成功は、配給や宣伝コストとの絶妙なバランスにも支えられていました。
当初は監督・上田慎一郎自身による自主上映会形式で展開。配給会社ENBUゼミナールの協力もあり、ミニマルな予算でSNS戦略を展開しました。
その結果、広告費に大きく頼らず、作品そのものの魅力でファンを獲得。劇場側も収益分配のメリットを感じて上映館を拡大しました。



「口コミ+低予算」でもここまで行けるってすごい!
カメラを止めるな!が成功した3つの理由
『カメラを止めるな!』がここまでの成功を収めた背景には、いくつかの明確な要因があります。
単なる偶然やバズではなく、しっかりとした戦略と作品の質があってこその結果でした。
この3つのポイントを順に見ていきましょう。
低予算と高クオリティ
制作費はわずか約300万円。しかし、それをまったく感じさせない映像表現がありました。
特に35分間ノーカットで撮影された冒頭のワンシーンは、緊張感と没入感を最大限に引き出す技術と演出で観客を惹きつけました。
脚本や構成の緻密さ、キャストの全力の演技が予算を超えた「プロの仕事」を証明しています。
SNSでの口コミ効果
公開当初、広告宣伝費はほぼゼロに近い状態でした。
しかし、実際に映画を観た人たちが「絶対にネタバレせずに観てほしい!」とSNSで熱狂的に発信。これが“バズ”を生み出しました。
- Twitterではネタバレ厳禁タグが拡散
- 観た人の感想が映画への招待状に
- “観た人だけが語れる映画”という体験が話題性に
人から人へ伝播していく力こそが、この映画の最大の広告塔でした。
ジャンルの新しさと話題性
一見するとB級ゾンビ映画。しかし実際にはメタ構造や演劇的仕掛けが重なり、後半には“映画づくり”そのものを描く感動作へと転じます。
この「裏切り」が、観客の驚きと共感を呼び、“二度観たくなる映画”として熱烈に支持されました。
- ジャンルを横断する構成
- 映画制作の裏側を描く新鮮な視点
- 観客の予想を裏切るストーリーテリング
結果的に、映画好きや業界関係者を含め、あらゆる層に刺さる作品となりました。



あの“裏切り”こそが、みんなの心をつかんだんだよね!
まとめ
今回は、カメラを止めるな! キャスト その後 海外の反応 興行収入について紹介しました!
- キャストの現在の活動が分かる
- 海外のリアクションを紹介
- 興行収入と成功の理由を解説
作品の魅力だけでなく、出演者たちの今や、海外からの高評価、そしてヒットの背景まで幅広くふれました。
読みごたえのある内容で、作品の奥深さを再発見できたはずです。



キャストのその後も知れて、海外での人気もびっくりだったね!
もっと深く作品を知ることで、また違った目線で楽しめるようになりますよ。
ぜひチェックしてみてください!
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