2025年7月13日から大相撲7月場所がはじまります。
この記事では、その初日、幕内注目の10番について、勝手に解説&勝敗予想をします!
注目の10番は次の通りです。
- 前頭17・琴栄峰 vs 前頭17・獅 司
- 前頭14・草 野 vs 前頭14・藤ノ川
- 前頭10・熱海富士 vs 前頭10・狼 雅
- 前頭6・尊富士 vs 前頭5・明 生
- 前頭4・伯桜鵬 vs 前頭3・金峰山
- 前頭2・王 鵬 vs 関 脇・若隆景
- 前頭1・若元春 vs 関 脇・霧 島
- 大 関・琴 櫻 vs 前頭1・安青錦
- 小 結・欧勝馬 vs 横 綱・大の里
- 横 綱・豊昇龍 vs 小 結・高 安
※結果については、7/13付けで追記しています。
勝手に注目10番の解説と結果予想!
新横綱・大の里には、ここに掲げた動画にある一番のリベンジを賭け、7月場所は全勝優勝を期待しています。
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さて、本題。
7月場所初日幕内の注目の10番の解説と結果予想です。異論は受け付けません。そんなことはないだろう・・・ということは笑ってスルーしてください。
⭕ 前頭17・琴栄峰 vs 前頭17・獅 司
新入幕の若手・琴栄峰(22歳)に注目しています。
過去対戦は、琴栄峰の0勝1敗。
琴栄峰は、幕下通過に12場所、十両通過に4場所を要しています。詳細を見ると、勝ち越しと負け越しを交互に・・・。つまり、安定していません。ただし、これで安定すると大化けするのではと注目しています。
琴栄峰の1敗は、2025年初場所14日目で、その場所は獅司が13勝2敗で十両優勝しました。結果、琴栄峰が黒星を喫していますが、立ち会いから善戦した取組でした。力量は五分五分です。
琴栄峰は勝ち越し→負け越し→勝ち越しと繰り返しています。それは、反省をそれなりにフィードバックできる力士だということです。前回の黒星のフィードバックを生かして、リベンジできる力士です。
予想は、寄り切りで琴栄峰の勝ち。
※7/13追記、上手投げで獅司の勝ち。
⭕ 前頭14・草 野 vs 前頭14・藤ノ川
新入幕の若手の二人、草野と若碇改め・藤ノ川がいきなりの対戦です!
筆者TOPIOは、二人両方に注目しています。
過去対戦ですが無し、つまり初顔合わせです。
十両を2場所ともに優勝で駆け抜けた草野。一方、藤ノ川はそれでも4場所で駆け抜けていますので実力ある力士です。ただし、先場所は西十両7の12勝で、東十両7で11勝した友風を押しのけて新入幕を実現。本割4日目で友風に勝っていることが決めてだったのかもしれません。つまり、「持っている力士」です。
この対戦、順当なら2場所連続十両優勝の草野でしょう。体格も一回り草野が大きいです。でも、小良く大を制すを期待しています。そんなこんなを考えた結果…
草野の勝ちを予想します。やはり、草野の強さは凄いと考えるからです。
※7/13追記、突き落としで草野の勝ち。
⭕ 前頭10・熱海富士 vs 前頭10・狼 雅
筆者が将来の三役での活躍を期待している熱海富士。
なぜか三役入りのチャンスを7回も潰しています…。
過去対戦は熱海富士の2勝1敗。
熱海富士は、平幕なかば下では勝ち星を重ねることができる力がある力士です。でも、なぜか三役を前にして勝てない。つまり、上位陣に勝てる「勝ち方」をまだ確立していないのです。あの稽古相手に恵まれている伊勢ヶ濱部屋でコレです。その壁をぶち破るのは今場所かもしれません。
順当な力の差を評価して、熱海富士の勝ちと予想します。
※7/13追記、上手出し投げで狼雅の勝ち。
⭕ 前頭6・尊富士 vs 前頭5・明 生
怪我を克服して再入幕を果たしてからの尊富士は、いまひとつ勝ちきれない…。
前述の熱海富士同様、今年中には三役として活躍する力士だとみています。
過去対戦は、尊富士の2勝0敗。
尊富士は東前頭4だった先場所に、怪我で全休した2024年5月場所を除くと幕内で初めての負け越しとなってしまいました。これをボトムに、繰り返しますが、今年中には三役になれる力量のある力士です。ポイントは熱海富士と同様、勝ちパターンが無い。伊勢ヶ濱部屋で、もっともっとしごかれてください(笑)。
力量差は明らかなので、尊富士の勝ちと予想します。
※7/13追記、突き出しで尊富士の勝ち。
前頭4・伯桜鵬 vs ⭕ 前頭3・金峰山
伯桜鵬も、熱海富士や尊富士同様に、今年中に三役入りも可能な力士です。
しかも、ここに掲げた伊勢ヶ濱部屋の3力士はとても有利です。だって、ほかに2人の同部屋力士(草野、翠富士)がいるからです。こんなに有利ななかで活躍できないハズがない。
ところで、過去対戦は、伯桜鵬が0勝2敗。
金峰山も、翠富士を除く伊勢ヶ濱部屋の4力士(草野、熱海富士、尊富士、伯桜鵬)同様に、間違いなく三役で活躍できる力士です。まだ勝ちパターンが確立できてない伯桜鵬とでは、実力差は明白。
実は伯桜鵬推しなのですが、冷静に分析して、金峰山の勝ちを予想します。
※7/13追記、引き落としで金峰山の勝ち。
前頭2・王 鵬 vs ⭕ 関 脇・若隆景
王鵬は関脇まで出世するも、1場所でその座を失いました。
しかし、初日の対戦相手・若隆景同様に大関の座を狙える力量のある力士です。
そんな力量のある力士同士の対戦。
過去対戦は、1勝4敗と王鵬が圧倒的な劣勢。
ここ3番の対戦を分析してみました。まずは、2025年初場所2日目。これは王鵬が勝ちました。中に入り組もうとする若隆景にそれを許さず、つっぱり切った王鵬の圧勝です。
続く3月場所の6日目。立ち会い素早く組みとられた王鵬、なすすべもなく完敗です。
そして、5月場所8日目。立ち会い鋭い若隆景に思わず後ずさりする王鵬。そこで封じていたはずの引きを出してしまい、これまた完敗です。
そうやら、組もうとする若隆景を組ませずにつっぱり切ることが王鵬の必勝なのかもしれません。若隆景の立ち会いの鋭さを受け、つっぱり展開に持って行けるかどうか。難しい…。
そういう分析結果から、この取組は若隆景の勝ちと予想します。
※7/13追記、寄り切りで若隆景の勝ち。
前頭1・若元春 vs ⭕ 関 脇・霧 島
ともに大関の力量の「あった」力士同士の対戦。
過去対戦は、若元春が3勝6敗とダブルスコアで負けています。
若元春の過去の3勝は、「寄り切り」「寄り切り」「押し出し」と比較的全うな勝ち方です。
一方、過去の6敗は「寄り切り」「寄り切り」「引き落とし」「送り出し」「肩透かし」「外掛け」と油断も垣間見られる負け方です。
つまり、力量差がある霧島に若隆景が勝つには、立ち会いから一気に寄り切る、あるいは押し出すことなのですが、そこに油断があると、引き落としや肩透かしに合うというわけです。それにここ3場所の取組を見る限り、力量差はあります。なので…
霧島の勝ちと予想します。
※7/13追記、寄り切りで霧島の勝ち。
大 関・琴 櫻 vs ⭕ 前頭1・安青錦
5月場所、8勝7敗でかろうじての勝ち越しとなった大関・琴櫻。
2人の過去対戦は、琴櫻が1勝0敗。
この1勝は5月場所11日目のもので、これがなかったら負け越し…。
この11日目の一戦、流れとしては安青錦攻勢、琴櫻劣勢という状態でした。ラストは安青錦の下手投げに対し、琴櫻の小手投げ。見た感じ同体のようでもありましたが、物言いつかず。琴櫻の小手投げとなりました。
つまり、この一戦を見る限り、2人に大きな力量差はないどころか、安青錦のほうにポテンシャルを感じます。琴櫻がどこまで「復活にかけて調整ができているか」は不明ですが、5月場所の展開を考慮すると…
安青錦の勝ちを予想します。安青錦の勝ちを予想する一番の理由は、現在の琴櫻に明確な勝ちパターンが無いことです。平幕にあたふたしているようだと、残念ですが、その上の昇進もおぼつきません。
※7/13追記、内無双で安青錦の勝ち。
小 結・欧勝馬 vs ⭕ 横 綱・大の里
新横綱の初日として大の里に注目があつまる一番です。
過去対戦は、大の里の2戦全勝。
過去の2戦は2023年9月場所、同11月場所とちょっと古い対戦で、ともに「押し出し」で勝っています。
その後、大の里は毎場所、目を見張るような実力の上昇を見せつけ、今に至ります。
現在では、その力量差は拡大しています。
初日&新横綱最初の取組という緊張を大の里が制すれば、力量差で順当に、大の里の勝ちでしょう。
※7/13追記、寄り切りで大の里の勝ち。
横 綱・豊昇龍 vs 小 結・高 安
新横綱・大の里には先輩横綱として負けられない・・・と考えている豊昇龍ですが、その気持ちが空回りしなければいいと心配しています。その空回りぶりを占うのが、この初日の対戦です。
過去対戦は、豊昇龍が2勝10敗と大負け。
しかも、1勝のうちの1つは不戦勝です。つまり、高安には手も足も出ない…。
横綱として、ここまでの苦手力士がいるのは大問題です。
こういう対戦相手を初日にぶつけてくる日本相撲協会の真意はどこにあるのか(笑)。
一方、悲願の初優勝を狙う高安にとって、先場所、東小結で6勝9敗と負け越したにもかかわらず番付が半枚さがっただけの西小結に残ったことは、大いに奮起の材料となったハズ。持ち前の男気を見せてくれる一番となることを期待して…
高安の勝ちと予想します。
※7/13追記、外掛けで豊昇龍の勝ち。
その他、初日十両の注目
7月場所の初日十両の注目の二番は次の取組です。
十両13・羽出山 vs ⭕ 十両12・大 辻
大辻は2025年3月場所で新十両となるも、5勝10敗と大負けして幕下陥落。
翌5月場所で幕下優勝(7戦全勝)を果たし、7月場所で十両復帰を果たします。
身長、180cmと大きくも無く小さくも無くといったところですが、筆者 TOPIOが密かに注目している十両力士です。
過去対戦は大辻の1勝0敗。
過去の1勝は、十両での対戦は大辻が大負けして幕下に転落した、3月場所の5日目。大柄な羽出山(はつやま)の諸手突きをものともせずに、相手の引きもあり圧勝。
力量差は歴然と判断し、大辻の勝ちを予想します。
※7/13追記、突き落としで羽出山の勝ち。
十両7・輝 vs ⭕ 十両7・宝富士
昔からの大相撲ファンの筆者 TOPIOとしては、輝にも宝富士にも、もっと平幕で活躍してほしい力士たちです。
なかでも、宝富士はそろそろ引退かなという心配もあり、再入幕を強く期待しています。しかし、すでに年寄株も取得(貸株していましたのを貸株解消しており、いつでも襲名スタンバイ状態!)しており、それが現役モチベーション減退につながらなければ…と懸念しています。
過去対戦は宝富士の14勝11敗。どちらが勝手もおかしくない力量差でしょう。
この一番、宝富士に対する思い入れを加味して、宝富士の勝ちと予想します。
※7/13追記、押し出しで輝の勝ち。
まとめ
いよいよ、明日、大相撲7月場所がはじまります。
筆者 TOPIOは、幕内優勝は大の里の3連続、通算5回目で、かつ、全勝優勝と予想しています。
大相撲は、それぞれの推しの力士の勝敗予想をすると、より楽しめる場所となります。
そういう楽しみ方のお薦めを込めて、本記事を書きました!
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