「4年に1度のイベント」でしょうか。東京都知事選毎に持ち上がる問題&話題&疑惑。それは・・・
「小池百合子氏は本当にカイロ大学を卒業したのかどうか」という疑惑です。
この記事では、この疑惑を解き明かす7つの事実について書きますね♪
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なお、本記事の主旨は「小池百合子氏叩き」ではなく、こういう疑惑があるので、それを解消すべく説明があるといいな・・・という提案です。
またそれらの疑惑は、筆者 taoの意見ではなく、他者の意見・視点をピックアップしたものであることをお断りしおきます。
4年に1度のイベントで疑惑再燃!?
小池百合子氏は、ニュースキャスターから突然政界入りします。
1992年の参議院議員選挙で、日本保守党の比例で参議院議員に初当選。
実は、この選挙中から、小池百合子氏には学歴詐称疑惑があったようなのです。
選挙期間がもっと長く、その間に自民党やマスコミがカイロで綿密な取材をしていれば、すべてがその時点で明らかにされていたのかもしれない。
石井 妙子著『 女帝 小池百合子 』(文春文庫) (p.169). Kindle 版.
「小池は学歴を詐称している。カイロ大学は卒業していない」という噂は選挙中から、政界を駆けめぐっていた。
国会議員になったあとは、その疑惑は暴かれにくくなったとのこと・・・。
それが、2016年、自民党・衆議院議員から東京都知事に転身する際に再燃しました。
以下では、2016年、2020年、2024年と4年毎に起きる「学歴問題」についてまとめてみました。
2016年〜1期目の都知事選挙
2016年7月の東京都都知事選挙に意外な人物が出馬表明。
自由民主党の衆議院議員・小池百合子氏です。彼女は自民党内の調整不十分なまま、突然のように立候補を表明してしまうのです。
彼女なりの色々な思惑があったのでしょう。マスコミは小池百合子氏に注目します。それと共に、予てからなんとなく(?)噂されていた小池百合子氏の学歴問題が再燃します。
無名の人からニュースキャスターに抜擢され、その後、政治家に転身。そんな小池百合子氏の原動力というか「最大の売り」になっていたのが「カイロ大学首席卒業」。
それに対する疑念は払拭せず、ずっと残っていたようです。そんな疑念が、ぐっと高まったのが2016年の東京都知事選挙ということです。
小池百合子氏は強いです。世間からの疑念など簡単に打ち砕き、都知事初当選。
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ちなみに、前掲の写真は、2016年都知事選挙で河村名古屋市長が応援に駆けつけたときのもの。
小池百合子氏は1992年、日本保守党公認の比例で参議院議員に初当選。そして、翌年7月に、同じく日本保守党から鞍替えで衆議院議員に当選します。
一方、河村たかし氏は1993年7月の衆院選で、日本保守党公認で衆議院議員に初当選します。
なるほど、小池百合子氏と河村たかし氏は日本保守党の候補者で、同じ年に衆議院議員当選者となったんですね。
2020年〜2期目の都知事選挙
2020年7月の東京都知事選挙。小池百合子氏は2期目を狙い立候補準備をしてきました。しかし、そんな小池氏の前に暗雲が漂う・・・。
同年5月、石井妙子著『女帝 小池百合子』(文藝春秋社刊行)の出版。
これは、ざっくりまとめると「小池百合子氏はカイロ大学を卒業していない」ということを主張する書籍です。マスコミと反小池陣営がざわつきます。小池陣営はそれ以上にザワザワ。
この問題に旨く対処しないと、小池百合子氏は2期目実現どころか、2期目を狙う選挙に立候補すら難しくなります。
で、いろいろあって、エジプト大使館のFacebookにて「小池百合子氏はカイロ大学を卒業しているとの声明」(通称、「カイロ大学声明」)が掲載されるのです。
これにより、マスコミや反小池陣営は「貝」になります。
無事、立候補&当選した小池百合子氏。しかも、2位とぶっちぎりの得票差での当選です。圧倒的な信任を受けました。めでたし、めでたし・・・。
2024年〜東京都知事選(3期目狙う!?)
4年に1度のイベント(?)、2024年7月の東京都知事選挙。それは、小池百合子氏の学歴問題が4年毎に再燃するイベントでもあります。
小池百合子氏にとって、2024年2月下旬までは、選択肢はいくつかあったハズ。
- 2024年4月の衆議院議員補欠選挙(東京15区)に立候補して、国政返り咲き。その後、女性初の総理大臣を目指す。
- 2024年に行われるだろう衆議院解散で東京28区などから立候補して、国政返り咲き。やはり女性初の総理大臣ね。
- 2024年7月に行われる東京都知事選挙に立候補して、3期目を実現する。
ところが・・・小池百合子氏にとって、かなりやっかいな風が突然に吹き始めました。
『女帝』の文庫本化と飯山あかり氏とのアラビア語対決!?
2023年11月に前述の『女帝 小池百合子』が文庫本化。単なる文庫本化ならいいのですが、大きな違いがあり話題に。
2020年単行本出版時、小池百合子氏と「のべ2年間同居していた女性」は仮名での登場・証言でした。
しかし、文庫版では一転、実名で登場するのです。仮名と実名。証言の重さが違います。マスコミも世間もこれに飛びついた。マスコミの力の入れ具合は、相変わらず情けないほどですが・・・。
マスコミを牛耳っていると言われている小池氏。この程度なら痛くも痒くもないのでしょう。時間は過ぎ、人の記憶からそれらが消え・・・
2024年3月、東京15区の衆議院議員補選で、日本保守党から飯山あかり氏が立候補予定者として名乗りを挙げます。
実は、この飯山あかり氏、中東研究者でアラビア語通訳をしていたほど、アラビア語が堪能。また、結婚後は、実際に夫の仕事の関係で、アラビア語圏で「夫&娘」といっしょに何年も暮らしていた経験があります。ちなみに、現在中学生の娘さんはフツーにアラビア語がうまいとか。
この飯山あかり氏は、自分のYouTubeチャンネルで「小池百合子氏のアラビア語レベルは低い」とか「小池百合子氏が東京15区に立候補したらアラビア語対決しましょ」なんてゴリゴリ攻めてくる。
そんなこんなで、前述選択肢の①「東京15区の衆議院議員選挙立候補」は選択肢から外れました。
実際、この記事を書いている現在、小池氏は立候補表明せず、小池氏が代表を務める「ファーストの会」から乙武氏が立候補表明しています。
自民党・二階氏の政界引退
小池氏にとって、予想外な展開が続きます。
自民党の裏金問題で、小池氏の後ろ盾的な人物・自民党の二階前幹事長が政界引退を発表。
これで、小池氏の女性初総理大臣の可能性は激減。前述の②「衆院解散後に東京某区から衆院選に出る」もボツかもしれません。
小池氏元側近の暴露告白
さらに、小池氏の不幸(?)は続きます。
2024年4月9日、月刊誌『文藝春秋』から、トンデモナイ情報が記事及び動画で公表されました。
なんと、前述した2016年の「カイロ大学声明」は、小池氏の学歴詐称疑惑を糊塗するための行為であり、その隠蔽行為に加担したという証言をした人物が出てきたのです。しかも、その人物は小池氏の元側近。都民ファーストの事務総長も務めた小島敏郎氏。
文藝春秋は、小島敏郎氏が顔出しで告発をする動画も公表。小島氏の告発は真偽を確かめる必要はありますが、爆弾の威力は絶大。
2020年の苦境を凌いでマスコミや反小池陣営を「貝」にさせたのが「カイロ大声明」。それについてのやらせ疑惑です。
これで、前述の③「都知事選挙で3期目を狙う」も、ほぼほぼ選択肢としては消えかけているのかもしれません。
①がボツ、②もボツ、③もボツで、残る選択肢は?
小池百合子氏は強いです。小池氏には、まだ無限の選択肢があります・・・きっと。
小池氏の「カイロ大学 卒業」疑惑を解き明かす7つの事実
さて、無限の選択肢がある小池百合子氏。
とりあえず、この記事では「小池百合子氏はカイロ大学を卒業した」ということに対する疑念・疑惑を解き明かす7つの事実についてまとめてみました。これらの7つは筆者 taoの意見ではなく、ネット界隈に落ちている事実などからピックアップしました。
つまり、これらの事実に真っ向から応えてしまえば、問題は霧消します。事実に真実をぶつければいいのです。
それでは、その7つの事実を列挙し、その上で、個別にコメントしていきます。
- のべ2年間、小池百合子氏と同居していた北原百代さんの証言。「小池百合子さんはカイロ大学を卒業していない」。
- 小池百合子氏は、かつて自ら「カイロ大学では留年した」と述べている。
- 北原百代さん曰く「まともにアラビア語も書けないほどに、アラビア語を含め驚くほど勉強をしていない小池百合子さん」。そんな人物がストレートに4年間で卒業できたのか。
- カイロ大学を4年間で、かつ、首席卒業した小池百合子はアラビア語堪能とされるが、彼女の話すアラビア語は幼児レベルだとする分析証言がある。
- 学歴問題を指摘されるも、最近まで、まともな卒業証書すら示すことがなかった。
- 後に示された割とまともな卒業証書では、小池氏は男性だった
- 小池氏の元側近からの暴露告白〜前述の「カイロ大学声明」は学歴詐称疑惑を隠蔽工作で、それに自分が加担した。
事実1〜小池百合子さんはカイロ大学を卒業していない
このソースは石井妙子著『女帝 小池百合子』(文春文庫)。2020年に出版された単行本では、仮名での証言でした。2023年11月に出版された文庫版では、実名・北原百代として証言が掲載されています。
北原百代さんは、小池氏の5年間のカイロ時代で、のべ2年同居していた方です。
いろいろな証言をされていますが、一番の主張は「小池百合子さんはカイロ大学を卒業していない」ということです。
「この九月、日本女性として初めてエジプトのカイロ大学文学部社会学科を卒業し、十月中旬帰国したばかり」(1976年10月27日・東京新聞)
引用出典:石井妙子著『女帝 小池百合子』(文春文庫)
(中略)
新聞で活字になればそれは事実として認定される。
(中略)
約一ヶ月間を日本で過ごした百合子は、十一月になると意気揚々とカイロに戻ってきた。
(中略)
小池は嬉しそうにスーツケースから(tao注記:東京)新聞を取り出すと、北原さんに見せた。顔写真付きで小池が紹介されていた。
(中略)
「百合子さん、そういうこと(tao注記:カイロ大学卒業)にしちゃったの?」
小池は少しも悪びれずに答えた。
「うん」
「第二章 カイロ大学への留学」
『女帝 小池百合子』のなかでは、前述の引用の前段で、小池百合子氏がいかに勉強しなかったかということなどが描かれています。
事実2〜実は留年していた
カイロ大学留学から日本に戻り、その後、テレビタレントに転身した小池百合子氏。
彼女はタレント時代に発表した1冊目の著書『振り袖、ピラミッドを登る』のなかで、1年目は留年したと自ら書いています。
前述(後述もしますが・・・)の「カイロ大学声明」では、「小池百合子氏は1976年に卒業した」旨があります。もし、留年が事実ならば、その後は、頑張ってストレートに進級したとして、卒業は1977年になるのでは。
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ちなみに、筆者 taoは、『振り袖、ピラミッドを登る』を中古にてアマゾンで買おうと思って調べたら、3点の出品がありました。最安値 55,000円、最高値 898,789円。もう1冊は、64,980円。
これがどういうことなのか。市場に物(ブツ)が枯渇しているということです。なぜ、枯渇しているのか。みなさん、類推してみましょう。
事実3〜勉強しなくても4年でストレート卒業
前述の北原百代さんは、『女帝 小池百合子』のなかで「百合子さんの書くアラビア語があまりに初心者レベル」だとか、「百合子さんはいつ勉強しているのか」ということなど、とにかく勉強しない小池百合子さんについての証言が展開されています。
小池氏は、バイトその他で、毎日忙しそうだったとか。
でも、4年のストレート(あれ?留年したのでは?)、しかも首席卒業って・・・あり!?
事実4〜小池百合子氏のアラビア語は幼児レベル
「カイロ大学を4年間で首席卒業」をアピールしていた小池百合子氏。
カイロ大学でアラビア語と格闘してきたのですから、アラビア語は通訳ができるほどに堪能・・・ということです。
なのに、映像で彼女がアラビア語を話しているものは極々少ないのです。
それでもいくつか動画が見つかります。見つかっても、私を含め、フツーの人はアラビア語ちんぷんかんぷんですので、小池百合子氏のアラビア語レベルは判断つきません。
そこで、YouTubeにて「小池百合子 アラビア語」で検索して出てきた動画を紹介します。
たまたまですが、それは前述した飯山あかり氏の動画で、それを見た上で、前述のことを書いた次第です。
動画はこれです。詳しいことは動画を御覧ください。
事実5〜長い間まともな卒業証書を示さなかった
『女帝 小池百合子』には、1992年の参議院銀選挙絡みで起きた学歴問題について、マスコミに対して名刺大の卒業証書の写真を見せて説明したとあります。そもそもアラビア語でわかりにくいところに加え、小さいのでなんだかわからないとか・・・。
フツーに実物を出せば良かっただけだと思うのですが。
事実6〜卒業証書によると小池百合子氏は男性!?
その後、小池氏の顔写真などがある卒業証書が示されましたが、それでマスコミは「貝」になりました。
裏取りはしないのでしょうか・・・。
最近、前述の飯山あかり氏がマスコミから、この卒業証書を見せられ、コメントを求められたとか。
アラビア語堪能な飯山氏は、すぐに違和感を発見。それは、確かにそれは小池百合子氏の卒業証書だと書かれていたのですが、性別が「男性」だったとのこと。
LGBT法がある現在、性別を云々するのはいけないのかもしれませんが、違和感はありますね。
その他のところにも違和感があるんだとか。以下、飯山あかり氏の動画を書いておきますので、ご自分で確認ください。
事実7〜「カイロ大声明」はやらせ
ラストはコレです。文春が爆弾を投下しました。文春といっても「週刊文春」ではなく「月刊文藝春秋」です。
小池氏の元側近が、2020年6月の「カイロ大声明」は疑惑隠蔽行為であり、それに私自身が加担したと告白したのです。
より詳細なことについては、別記事を書きましたので参考にしてください。
まとめ
小池百合子氏は、「カイロ大学首席卒業」を推進力にしてきた方です。
首席については、ある時期、やんわり否定されたようですが、「カイロ大学を4年で卒業」はそのままです。
しかし、これについては学歴問題ということで、1992年の参議院議員初当選の頃から疑念を持たれていたようです。
その後、自民党・衆議院銀から東京都知事に転身した頃から、4年に1度の東京都知事選挙の旅に「学歴問題」が浮上・再燃します。
今回は、世間一般で「学歴問題」とされている事実をピックアップしました。
これは小池百合子氏を批判する意図ではありません。
一般的な疑念のありどころを明らかにすることで、小池百合子氏がこれらの事実に真実をぶつければすぐに解決するだろうという支援的な意味合いです。
そういうこともあり、筆者 taoの「お気持ち」は一切入っていません。
4月9日に元側近からの爆弾告白もありましたし、これを機に、小池氏が真実をどんどんぶつけて学歴問題を氷解させてくれることを望みます。