
『ちょんまげぷりん』って、どんな内容?
小説と映画でどう違うの?
ネタバレも含めて全部知りたい!



そんな疑問に、まとめてお答えします。
「家族って、いいな」——読後も鑑賞後も、そんな余韻が残る作品が『ちょんまげぷりん』です。
『ちょんまげぷりん』は2006年に発刊された荒木源(あらき げん)氏による小説で、2010年には同名で錦戸亮さん主演で映画化されました。
展開を簡単に紹介すると「現代にタイムスリップした江戸侍と、ひとり息子を育てるシングルマザーが織りなす、ちょっぴり奇想天外で、限りなく優しい物語」です。
この記事では、「小説」の詳しいあらすじから、「映画」の見どころ、さらには聞く読書「Audible」での配信状況まで、ネタバレ込みで網羅的に紹介します。
「読む」か、「観る」か、「聞く」かと迷っている方に、“最適な楽しみ方”を提案しますね。
- 小説『ちょんまげぷりん』のあらすじとネタバレ解説
- 映画のキャスト情報、注目の見どころ
- Audibleでの配信状況や楽しみ方のコツ
『ちょんまげぷりん』とは?ハートフルストーリー!
江戸時代の侍が現代にタイムスリップ・・・というと映画『侍タイムスリッパー』が思い浮かびます。この記事で紹介している『ちょんまげぷりん』は「江戸時代侍がタイムスリップ」という状況は『侍タイムスリッパー』と同じですが、物語展開は全く違います。
さて、『ちょんまげぷりん』は、江戸時代から現代にタイムスリップした侍が、シングルマザーに拾われて(語弊があるかも!)、ひょんなことからスイーツ職人として生きることになるというユニークな物語。
親子や家族の絆を描いたハートフルなストーリーとして大きな反響を呼びました。
侍とプリン?というユニークな設定ながら、テンポの良い展開と心温まる人間ドラマが多くの読者・視聴者の共感を集めました。映画化でのキャスティングや脚色も話題に。
ここでは、小説・映画それぞれの魅力や違い、さらにAudible対応状況まで詳しく解説していきます。
原作は荒木源氏の小説!時代を超えた心温まる物語?
最初に注目したいのが、原作である荒木源氏の小説です。
2006年に小学館から出版されるやいなや「侍×プリン」という異色の組み合わせが話題となりました。
発刊当時の小説タイトルは『ふしぎの国の安兵衛』。その後、文庫化の際にタイトルは『ちょんまげぷりん』も改められました。それでは、プチネタバレありのあらすじ紹介。
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夫と離婚し息子を育てるシングルマザー、遊佐ひろ子(ゆさ ひろこ)は急いでいた。今日は友也(ともや)の保育園の遠足日。しかし、前夜、持ち帰った仕事を今朝の三時までやっていて寝過ごした。そこで慌てて友也を連れて保育園に向かっていた。その途中、怪しげな男を見かけた。真っ先に彼を見つけたのは友也だった。「あ、昔の人がいる!」と友也が嬉しそうに声を上げたからだ。しかし、早く行かないと遠足は出発してしまうかもしれない。ひろ子は男をちらと見て「ちょんまげのかつらをかぶり、和服に袴をつけている。刀も二本差していたようだった。」とは思ったものの、急いでいたのでそれきりにした。
ひろ子は仕事を終え、今朝、無事に遠足に合流させた友也のお迎えに、保育園に行った。そして、二人で帰宅途中に、その奇天烈な格好をした武士風の男と再会してしまった。男とひろ子は、とんちんかんな会話を展開。途中、おもいっきり端折るが、ひろ子は「マンション8階の3LDKの自宅」にその不審な男を向かい入れるハメになってしまった。男は直参の木島安兵衛(きじま やすべえ)と名乗った。彼は昨晩、麻布の自宅から板橋に向かう途中、水たまりのようなものにハマり今に至るという。
ちなみに、安兵衛はその風体などから40歳くらいだとひろ子は推定したが、聞いたらなんと25歳だという。25歳といったら自分より年下ではないか。
さらに思いっきり端折って・・・
ひろ子は、安兵衛がこちらの世界での生活がうまくできるように彼をサポートしつつ、安兵衛は家事一切を請け負うという形の役割分担ができ、時は流れた。安兵衛の家事一切の請負のお陰で、ひろ子は「家事と保育園の送り迎えなどの育児」から解放され、仕事に思いっきり没頭することができた。そして、驚くほどに仕事にのめり込んでいった。仕事もいろいろなプロジェクトを任されてうまく回っていた。それらに並行して、ひろ子と安兵衛は、「安兵衛が江戸に戻る方法」を探し続けていた・・・。
ひろ子、友也、安兵衛の奇妙な共同生活が続く。ひろ子と安兵衛は男女関係こそないが、ひろ子は友也がなついている安兵衛に対し、まんざらでもない想いを抱いていた。そんなある日、テレビ局から「お父さんの手造りケーキコンテスト」の招待はがきが届く。ママ友の平石佳恵がひろ子たちに黙って応募していたのだ。
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安兵衛は、初めて見る奇妙な町、建物、人々に愕然としますが、武士の誇りを捨てずに現代を生きようと模索し、最終的には「菓子職人」として才能を開花させていきます。伝統と現代、過去と未来、異文化と家族…多層的なテーマが、軽妙な筆致で描かれています。
特に印象的なのが、安兵衛の言動を通じて浮かび上がる“礼節”や“信頼”の精神。現代人が忘れかけた価値観を思い出させてくれます。
映画版の基本情報|キャスト・公開日・見どころまとめ
小説の人気を受けて、2010年に映画化された『ちょんまげぷりん』は、主演の錦戸亮さんの好演で多くの観客の心を掴みました。
監督は中村義洋氏。原作の世界観を丁寧に映像化し、コメディと感動をバランスよく描いています。ともさかりえさん演じるシングルマザー、鈴木福くんの子役としての初々しい演技も印象的です。
- 公 開:2010年7月31日
- 監 督:中村義洋
- 脚 本:中村義洋
- 原 作:荒木源
- 出 演:
- 主 演:錦戸亮 / 木島安兵衛 役
- ヒロイン:ともさかりえ / 遊佐ひろ子 役
- 子 役:鈴木福 / 遊佐友也 役
- マ マ 友:佐藤仁美 / 平石佳恵 役
- 主 題 歌:忌野清志郎「REMEMBER YOU」
- 配 信:WOWOWオンデマンド
映像ならではのリアリティや臨場感が加わることで、物語の感動が一層深まります。現代に馴染もうと不器用に奮闘する侍の姿は、笑いながらも思わず涙がこぼれるような、そんな仕上がりです。
Audibleでは聴ける?対応状況と配信の詳細
オーディオブックサービス「Audible」で『ちょんまげぷりん』が聴けるかを気にする方も多いですよね。
『ちょんまげぷりん』は、2023年4月14日から配信されています。サブスク 1,500円(税込)で聴き放題の作品となっています。
Audibleを初めて利用(登録)する方に限り、「30日間無料体験」があります。この無料体験期間中に解約すれば費用は掛かりません。また、30日間の無料期間を過ぎたあとは、月額 1,500円(税込のサブスク料金がかかります。なお、解約はいつでもできます。



小説・映画・オーディオと、好みに合わせた楽しみ方ができます!
【ネタバレ注意】小説『ちょんまげぷりん』のあらすじ・結末を解説
小説版『ちょんまげぷりん』の魅力は、侍と現代人が織りなす意外性と感動のストーリー展開にあります。
物語の起点から結末までを追うことで、キャラクターの成長や作者が伝えたかったメッセージがより深く理解できるでしょう。
ここから先は、先述した「ネタバレありのあらすじ」にプラスアルファのネタバレを含みますので、物語の展開を純粋に楽しみたい方はご注意ください。
では、安兵衛の人生がどう変化していくのか、順を追って見ていきましょう。
江戸から来た侍がプリン職人に?物語の流れと核心
タイムスリップで始まるこの物語、導入から既に惹き込まれます。
江戸時代の侍・木島安兵衛が、ある日突然現代にタイムスリップ。気を失ったところを、シングルマザーのひろ子と息子・友也に保護され、居候生活が始まります。最初は時代の違いに戸惑いながらも、家事や育児を手伝いながら徐々に現代の生活に順応していく安兵衛。
安兵衛は「男は外で働き、女は家を守るもの」という典型的な考えの持ち主。しかし、居候生活を続ける上で、家事一切を請け負わせてもらうことをひろ子に願い出ます。ひろ子は、料理や買い物などを復縁田家事を安兵衛に教えます。下戸な安兵衛に簡単なお菓子作りなども教えました。安兵衛の学習能力は凄まじいものがあり、いつのまにか、ひろ子が全く困らないほどに、安兵衛は家事に習熟していきます。また、スマホも安兵衛用のものを用意したり、安兵衛はネットで調べ物もできるほどのいなりました。
そして、ある日、安兵衛が作ったケーキのあまりのおいしさに、ひろ子は愕然とします。そんなこんなをママ友の佳恵にも話、佳恵にせがまれて安兵衛がつくる料理を佳恵に披露。それが、のちのちの急展開に結びつきます。
ところで、ひろ子がシングルマザーになったのは、仕事に掛かりきりで家事一切に関わらない夫への不満が原因でした。ひろ子から申し出た離婚でしたが、なんだかんだ一悶着があったものの友也の親権とマンションはひろ子のもとに残ります。しかし、フルタイムの仕事をしながらの子育ては想像以上に大変な毎日でした。そんな状況のなかに登場した家事一切を請け負う安兵衛。家事と育児から解放されたひろ子は仕事にのめり込みます。それは、まるでひろ子自身が「離婚した夫のような状態」になってしまいましたが、一方で、ひろ子は仕事へのやりがい楽しさを十二分に体感していたのです。
安兵衛に出遭うま前には想像もできなかったような生活の激変。これがいつまで続くのか、いやこのまま続いてほしいと願うひろ子でしたが、ママ友・佳恵の思いつきが急展開を生じさせてしまいました。佳恵がひろ子たちに黙って出した「あるコンテストの応募」。それが目にとまり、テレビ局主催の「おとうさんのケーキづくりコンテスト」に安兵衛が招待されました。ひろ子と相談した安兵衛は出場を決断。コンテストでは、プロ級の腕前のお父さんたちを押しのけて優勝を勝ち取ってしまいます。
侍風の「風体としゃべりの男」が作るおいしいケーキ。世間はこのギャップに食いつきました。コンテストの優勝でいきなり注目されたその張本人の安兵衛は、たちまち引く手あまたの有名人になってしまう。いつのまにかマネージャーもつき、テレビ番組の登場も多くなり、本の出版などもはじまり、洋菓子店を開いてと多忙の日々に飲み込まれます。当然、安兵衛は、ひろ子と友也の元を去った・・・。
ひろ子と安兵衛に男女関係はありませんでしたが、若干の年上であるひろ子は、安兵衛に対してほのかな恋心を抱くようになっていました。息子の友也も安兵衛を心から慕っていました。しかし、勢力的に菓子職人としての道を歩み始めた安兵衛と、ひろ子&友也の生活は、元に戻せないほど離ればなれ状態に。
そして、物語はクライマックスに突入。
ひとつは友也の行方不明事件、そしてもうひとつは安兵衛の行方不明事件です。
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事件から少し経った後日、ひろ子は、とある老舗店で「奇妙な足跡」を発見して・・・。
キャラクター紹介|登場人物の関係性と成長
登場人物たちはそれぞれの立場から物語を彩ります。
- 木島安兵衛:
- 江戸の武士で直参。誠実で融通のきかない性格だが、学習能力抜群の人物。
- 遊佐ひろ子:
- 離婚歴のあるワーキングマザー&シングルマザー、息子がこの世で一番大切だと自認している。
- 遊佐友也:
- 純粋な小学生(だった)。安兵衛を本当の父のように慕う。
- 「だった」の意味は本記事ラストのほうで明らかにします・・・。
- 純粋な小学生(だった)。安兵衛を本当の父のように慕う。
- 平石佳恵:
- ひろ子のママ友(子供同士が同じ保育園に通っている)。2人の子育てをしている看護師。
- 田中くん:
- ひろ子のワガママな部下。
特にひろ子の成長が印象的です。最初は不器用な女性でしたが、安兵衛との生活を通じて親としても、働く女性としても強くなっていきます。
友也もまた、侍という存在から勇気や優しさを学び、子どもながらに多くを吸収していく姿が感動を呼びます。
もちろん、一番驚くほどの成長を遂げたのは安兵衛だったのかもしれません。
心に残る名セリフ・シーンを厳選1つ紹介
印象的なセリフやシーンは、物語を彩るスパイスです。
あえて、物語冒頭に出てくる安兵衛の言葉を1つだけ選びますね。
筆者 taoは何気なくスルーしていましたが、読み返すとその深い含意に驚きます。
- ここではすべてが狂うておる。どう考えても現とは思えん。
私たちは、日常のなかで様々な問題に直面し、悩み、苦労し、時に涙します。
しかしそれは、見方を変えると(つまりタイムスリップしてきた侍から見ると)、現(うつつ)ではなく、つまりは、解決のしようがある出来事なのかもしれません。
私たちが私たちの認識で勝手に現と認識して、そして、困惑しきってしまうのかもしれません。
この『ちょんまげぷりん』では、安兵衛のモノの見方の柔軟さと吸収力と対応力が素晴らしいことが表現されていますが、それは、「タイムスリップした存在でない私たち」でも実現することができることなのかもしれません。
目の前の事象が「現だ」と認識したとたんに、私たちは臆してしまうからです。
以上、筆者 taoが選んだ安兵衛の心に残る言葉でした。



読んだあと、心があったかくなるんだよね。
【映画版ネタバレ】錦戸亮が演じる“ちょんまげ侍”の魅力とは
映画版『ちょんまげぷりん』は、原作の魅力を活かしつつも、映像ならではの温もりと臨場感が際立っています。
特に注目すべきは、主演・錦戸亮さんの繊細でユーモラスな演技。彼の表情や所作ひとつで、武士の誠実さや不器用な優しさが見事に伝わってきます。
映像化によって加わった脚色や追加シーンは、物語をさらに豊かにしてくれています。
それでは、映画版ならではの見どころに迫っていきましょう。
小説との違いは?追加エピソードと演出の工夫
映画版では、小説にはなかった細やかな演出やシーンが多数盛り込まれています。
例えば、安兵衛が現代生活に順応していく過程が、映像ならではのギャグ要素を交えて描かれ、テンポのよいコメディとして仕上がっています。掃除機や携帯電話に驚く姿、プリン作りに苦戦する表情など、細かな演技が笑いと共感を誘います。
また、ひろ子の職場での悩みや人間関係が丁寧に描かれることで、原作よりも“働く母親”としての一面が強調されています。これは映画ならではのリアルな演出ですね。
原作の持つ温かさはそのままに、視覚と音楽でより感情に訴える演出が加わっており、作品としての完成度は非常に高いです。
ともさかりえ&鈴木福の演技に注目!家族の絆が光る
演技力でもう一つ注目したいのが、ともさかりえさんと鈴木福くんの存在感です。
ともさかりえさん演じるひろ子は、強さと弱さを併せ持つ現代の母親像をリアルに表現。仕事に育児に奮闘しながらも、家族を大切にする姿に、多くの視聴者が自分を重ねたはずです。
一方、当時まだ幼かった鈴木福くんは、無邪気でありながらも感情豊かな演技を披露。安兵衛に懐き、“パパ”として信頼する姿には、涙腺が緩みます。
三人の関係性が徐々に“他人”から“家族”へと変化していく過程が丁寧に描かれ、観る者の心に自然と響いてくるのです。
観る前に知りたい感動ポイント3選
事前に知っておくと、さらに感情移入できる「泣けるポイント」をご紹介します。
- 安兵衛が菓子に込めた“想い”の正体
- ひろ子が初めて涙を流すシーン
- 友也が「ありがとう」と言うクライマックス
どれも家族愛や自己成長がテーマとなっており、涙なしには見られないシーンばかりです。セリフよりも“沈黙”が心に響く場面も多く、役者の表情や空気感に注目して観ると、より深い感動を味わえます。



映画も最高に泣ける!錦戸さんの侍ぶりに惚れました!
小説と映画、どっちがおすすめ?違いと楽しみ方を比較
『ちょんまげぷりん』は、小説と映画の両方で楽しめる作品です。
どちらから楽しむべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?実は、それぞれに魅力があり、読み方・観方によって得られる感動が変わってくるんです。
時間やライフスタイルに合わせて最適な楽しみ方を選べば、より深く作品世界に浸れるはずです。
ここでは、それぞれの特長を比較しながら、あなたに合った楽しみ方を提案します。
ストーリーの深さ vs 映像美と演技力
「心の描写をじっくり味わいたい」なら小説。「視覚と音で一気に感情移入したい」なら映画がおすすめ。
小説では安兵衛の内面や葛藤が丁寧に描かれていて、彼がいかに時代を超えて心を通わせていったかが深く理解できます。特にひろ子との距離感や、友也への父親的な想いが静かに染み渡るように伝わってきます。
一方、映画は映像と音楽、役者の表情がダイレクトに感情を揺さぶります。錦戸亮さんの演技には、言葉を超えた説得力があり、一瞬の沈黙にも重みがあるのです。
つまり、小説は「深く考えたいとき」に、映画は「感情を動かしたいとき」にぴったりなんです。
家族で観る?一人で読む?シーン別おすすめシナリオ
状況に応じて選ぶことで、作品の魅力を何倍にも広げられます。
- 夜、一人でじっくり味わう→小説
- 休日に家族で楽しむ→映画
- 移動中や家事の合間→Audible
例えば、子育てで忙しいママなら、夜に小説を少しずつ読むのも癒しの時間になりますよね。一方、家族で感動を共有したいときは、映画を一緒に観ることで絆も深まります。
また、読書時間が取りづらい方には「ながら聴き」ができるAudibleがぴったり。『ちょんまげぷりん』は未対応でも、似たジャンルの作品で心をほぐすのもアリです。
Audibleで「ながら聴き」もアリ!使い方とレビュー
オーディオブックって気になるけど、実際どうなの?そんな方に朗報です。
AudibleはスマホやPCで聴ける音声読書サービス。料理中や通勤中にも活用でき、「読む時間がない」という悩みを解決してくれます。ナレーターの語り口が作品世界をよりリアルに感じさせ、想像力も豊かになりますよ。
- 月額1,500円(税込)で、何冊でも聴き放題!
- 退会後も購入タイトルは残る
- 再生速度調整やスリープタイマー機能あり
筆者 taoは、2017年からAudibleのサブスクを使っています。現在でも、平均月間で40〜50冊の本を聞きます。
「月間で40〜50冊?嘘でしょ!」・・・本当です。
スキマ時間で本が読める(聴ける)Audibleは、もう生活に欠かせない一部となっています♪
レコメンド機能(お薦め機能)もあり、あれもこれもとドンドン聴き進めてしまいます。
ときどき、まったく自分が関心のなかった1冊を敢えて選んで聞きますが、それを機に、その分野の本がレコメンドされて、全く無知だった分野に詳しくなったりします!
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ところで、Audibleですが、いまなら、30日間の無料体験を試すことができます。
無料体験後は月額1,500円(税込)となりますが、いつでも退会できます。
月額 1,500円は、めちゃくちゃコストパフォーマンス抜群です。
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読んでよし、観てよし、聴いてよし!その時の気分で選べるのがいいよね。
『ちょんまげぷりん』をもっと楽しむためのQ&A
最後に、作品をもっと楽しむための疑問や裏話をQ&A形式でまとめました。
小説・映画を楽しんだ後に「これってどういう意味?」「他にも作品あるの?」と気になった方はぜひチェックしてください。
作品の背景を知ると、もう一度読み返したくなるかもしれませんね。
実在の人物なの?舞台や設定のモデルは?
木島安兵衛は完全なフィクションですが、モデルとなった人物や史実に基づくわけではありません。
しかし、現代東京の下町風景や、和菓子文化の描写にはリアルな生活感がにじみ出ています。荒木源さんが描く町並みや人間関係には、昭和から続く“人情”のエッセンスが詰まっていて、どこか懐かしい気持ちになります。
舞台のモデル地は明記されていませんが、ロケ地としては東京都内や神奈川が中心で、映画では実在の街並みが登場します。
続編はある?荒木源の他作品もチェック
『ちょんまげぷりん』には、正式な続編小説は・・・あります。
のちほど、解説。
荒木源氏の他の著作ですが、Audibleには、この記事で紹介した『ちょんまげぷりん』を含め、今すぐ聞ける配信済作品が10作品もあります。
まずは、Audibleに登録して、荒木氏の作品を片っ端から聞いてみることをお薦めします。
荒木源氏の作品は、家族や仕事、人間関係など“今を生きる人”に寄り添ったテーマが多く、どの作品から読んでも(聞いても)共感できるはずです。
読後・観賞後に語りたくなる3つのメッセージ
『ちょんまげぷりん』を読み終えたあとに心に残るメッセージは、こんなキーワードに凝縮されています。
- 「誠実さ」は時代を超える
- 家族とは“血のつながり”だけじゃない
- 不器用でも“想い”があれば伝わる
登場人物の行動や言葉の端々に、こうした価値観が自然ににじみ出ています。読んだあと、何かやさしくなれたり、自分の家族に何かしてあげたくなったりする。それが、この物語の最大の魅力かもしれません。



優しさって、ちゃんと伝わるもんだよね。
究極のネタバレ?「2」の存在!
『ちょんまげぷりん』には続編があります。それは『ちょんまげぷりん2』(安易なタイトルだ・笑)。
そして、この『ちょんまげぷりん2』も聞く読書・Audibleの聴き放題作品として配信済です。
それでは、この『ちょんまげぷりん2』をネタバレ紹介。以下、ここまで抑えてきた究極のネタバレがあるので、「ネタバレなんか知りたくない!」という人は、ブラウザを閉じてね。
『ちょんまげぷりん2』のネタバレ紹介
安兵衛が江戸に戻ってから8年(超ド級のネタバレです)。
友也は中学生14歳。なんとフツーに万引きする中坊になっていました。ある日、いつものように(?)万引きしてると店主に見つかって・・・
必死に逃げる友也、途中、なんとタイムスリップ。江戸です。なぜかタイムスリップ先が安兵衛がいた世界だと意味なく確信した友也。友也は安兵衛を探して彷徨います。
そして、安兵衛が開いた菓子の店に到着したのですが、なんと、安兵衛は姿を暗ましていた。安兵衛の母は、安兵衛を罵っている。何があったのか?
そんなこんなの混乱のなか、困り切った友也に助け船が。そして、友也は歌舞伎役者となる!?
まとめ|『ちょんまげぷりん』の小説と映画、どっちも心に残る名作
小説と映画、それぞれにしかない魅力がある――
- 荒木源の原作が描く、時代を超えた心のつながり
- 映画版ならではのキャストの演技と感動演出
- Audible対応で、耳から楽しむ新しい読書体験も
『ちょんまげぷりん』は、江戸の侍と現代の家族が出会い、共に生きることで互いを変えていく物語。奇想天外な設定の中にも、泣いて笑って心が温まる名シーンが詰まっています。



小説の奥深さ、映画の映像美、Audibleでの没入感…あなたに合った楽しみ方がきっとあります。
家族の絆や人とのつながりを感じたいときに、そっと寄り添ってくれる一作です。
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