事業モデルは、継続的・永続的に正しいとは限らない。だからこそ、一極集中は危険を伴う。
米国林檎が、某国に圧倒的な生産拠点を置くことは、かつては正しい選択だったかもしれないが、今後はそれが足枷になる。
カントリー・リスクだ。
そのリスクは表層的には事業者目線だが、ユーザー目線でいうと、さらに深刻だ。窓と両極をなす一角がなくなるかもしれない!?
さて、米国林檎が、某国から生産拠点を移すことは容易なことではない。
強大なリスクのなかに絡め取られてしまっている…。
しかし、今伝えられているような『過酷な状況のなかで、このまま林檎製品が作られることが続く』となれば、某国の綿花のような扱いもあり得るかも。
そうなれば、ユーザーも離れていく、いや、離れていかざるを得なくなるだろう。
林檎ファンとしては、このリスクが杞憂であってほしいと思う。
と同時に、今のような状態が続けば、そう遠くない将来には「林檎三昧」は、やめざるを得ないのかもしれない。もう二度と、窓には戻りたくないと思っていたのに…。
カントリー・リスクとは
カントリー・リスクとは、事業者が国外において事業展開する際に、その国の様々な状況・環境によって事業者の事業展開が大きく妨げられるリスクのこと。
日経記事から、もう少し細かい説明を提示しよう。
カントリーリスクとは、企業が外国の事業に投融資したり貿易取引をする際に、相手国・地域の政治や社会、経済状況の変化に伴い、損失を被ったり資金が回収できなくなったりする危険性の度合い(リスク)のことです。具体的な要因は、急激なインフレや通貨の急落、国債の債務不履行(デフォルト=元利金の支払いができなくなること)、政権交代による経済・通商政策の変更、戦争や内乱に伴う政治の不安定化などが代表的ですが、そのほか法制や税制の解釈・運用の相違、商慣行やマナーの違い、外国企業に対する国民感情などがリスク要因になることもあります。
出典元:日経 ビジュアル・ニュース解説より抜粋
企業の事業活動においては、市場動向の変化により計画通りの収益が得られなくなったり、取引先企業の経営・財務状態の悪化により売掛金が回収できなくなったり、技術的・人為的なミスで製品・サービスの質が低下してしまうなど、さまざまなリスクが発生します。カントリーリスクは、こうした個別の事業リスクへの対応が万全だったとしても、その国・地域の社会情勢の変化などによって否応なく影響を受けるリスクといえます。
これだけ読むと、万一の場合、カントリー・リスクは、事業者の責任…という程度の捉え方のようだ。
しかし、某国に内在するカントリー・リスクはそんな程度の代物ではない。世界の脅威なのだ。
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次に示すのは、日本政府100%出資の日本貿易保険(NEXI)が作成する「カントリー・リスク・マップ」。

これを見て驚くのは、前述した某国がレッドでは「ない」こと。現在の某国の状況を考慮すると、全く理解できない。
現状、某国のトップは日本近隣である他国への侵略を広言しているし、日本にミサイルを打つし、日本本土も様々な調略で侵略しつづあるし、間違いなくレッドだ。
そして、それは日本にとってレッドということではなく、世界にとってレッド、脅威だ。
米国林檎がさらされている危機は、単なる流行病か?
流行病に、過激な対応をし続けてきた某国だが、それは林檎生産基地にも容赦なく展開されていく。
その様を映す映像・情報などを見るにつけ、そこで働く林檎製品に関与する人たちの環境の劣悪さに驚く。
そして、それは「抑圧された人たちが作る製品は決してすばらしいものではない」との思いも…。
米国林檎がされされている危機は、単なる流行病ではないのだ。
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本記事は、結論もまとめもないが、以下、徐々に追記予定…。
追記
2023年4月追記
2023年になって、某国の林檎基地が東アジアやインドに移行しつつあるというニュースが多くなってきた。しかも、それらが加速しているという。いろいろと期待している。
しかし、当方では、スマホもウォッチもデスクトップも、さらにはノートもパッドも、今の所、最新機器に買い換える予定はない。じっくり林檎の動向を見据えたいと思っている。