大相撲2023年5月場所・9日目を終えて、中日に続き、優勝争いが、また大きく動きました。
つまり・・・めちゃめちゃ、面白くなってきました♪
優勝争い、9日目変化の概略
中日、一人だけ全勝ターンを達成して、優勝争いの単独先頭に立った、横綱・照ノ富士。
9日目は、なんと、この照ノ富士に土が・・・。
結果、優勝争いは8勝1敗で 3関取が並ぶ形に。
そして、独走者が負けた〜つまり、最終的な優勝ラインが1つ下がった〜ことで、現状の優勝可能性ラインは、6勝3敗までと考えています。
なので、昨日、中日終了段階で「優勝争いは11関取」と言っていたのが、たった1日で「優勝争いは13関取」という、さらなる混沌状況になってしまいました、
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お陰様でといいますか、場所前にTOPIOが優勝予想に挙げた3関取、霧馬山・朝乃山・大栄翔は、前述の13関取に入っています♪
なお、TOPIOによる場所前の幕内優勝予想については、こちらの記事をどうぞ。
優勝予想1番手〜霧馬山について
さて、TOPIOが場所前に予想した幕内優勝予想1番手は、関脇・霧馬山。
9日目の対戦相手は、関脇・大栄翔です。
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「突き落とし」で霧馬山、白星。今場所通算 7勝2敗。
大関昇進まで、あと白星3つ。
動画はこちらから→NHK大相撲動画へ飛ぶ
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立ち会いから、土俵際までの追い込みまでは、大栄翔が優勢に。
なのに、大栄翔の悪い癖、土俵際での攻めの甘さが出ました。
霧馬山が、土俵際でうまく回り込んで突き落とし。
霧馬山にしてみれば「らしくない勝ち方」ではあるものの、大関昇進が掛かった身とすれば、勝てばOKです。
ところで、残る取組は「らしい勝ち方」で白星をゲットしてもらいたい。
それが、大関昇進後の活躍につながると思うからです。
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なお、10日目の対戦相手は、関脇・若元春。
過去の対戦は8戦で、霧馬山が 5勝3敗で勝ち越しています。
今場所好調な関脇同士の星の潰しあい。
面白い一番になることを期待しています。
優勝予想2番手〜朝乃山について
9日目の朝乃山の対戦相手は、前頭10枚目・竜電。
連敗しないこと、それがこの取組の一番のポイントでした。
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「寄り倒し」で、朝乃山、白星、今場所通算 8勝1敗。
動画はこちらから→NHK大相撲動画へ飛ぶ
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立ち会い、ガツンと頭から当たった両者、竜電が左上手を取って右四つになり頭をつける。
一方、朝乃山は、右下てを取るも左上手は取れず、苦しい体勢に。
このあと、朝乃山が左を巻きかえに行き、それはうまくいかないものの、土俵際まで攻め立てて、寄り倒しに。
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なお、10日目の対戦相手は、今場所好調、前頭9枚目・平戸海。
過去の対戦は無く、初顔合わせ。
大関級の力量を発揮できれば問題ない相手であるが・・・。
優勝予想3番手〜大栄翔について
9日目の対戦相手は、関脇・霧馬山。
大栄翔、早くも連敗癖が・・・。
詳しくは、前々項の「霧馬山」を参照ください。
明日、3連敗するようなら、優勝どころか、来場所の大関昇進も「無し」です。
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大栄翔、10日目の対戦相手は、前頭5枚目・琴勝峰。
過去の対戦は2戦で、大栄翔 1勝1敗の五分。
独り言・・・さらに面白くなってきた!?
冒頭にも書きましたが、優勝争いは混沌状態に。
9日目が終わって、優勝争いトップは8勝1敗の3関取、以下、トップ単独の照ノ富士が負けたことで、6勝3敗までが優勝争いに残った・・・と言えるでしょう。
6勝3敗までの13関取は、次の通りです。

まだ、6日間残っているので、この状況が大きく変わることも考えられます。
11日目の終盤戦からは、上位陣同士の星のつぶしあいがはじまり、これに、明成、朝乃山、平戸海、北青鵬たちが組み込まれていきます。
上位陣同士のつぶしあいに、これら平幕が絡むことで、普段以上の面白い優勝争いが展開されることでしょう。
まとめ〜9日目を終えて
中日で、優勝争い単独トップに躍り出た照ノ富士が、黒星で一日天下。
結果、優勝争いは6勝3敗までの13関取となり、誰が頭抜け出すのかは皆目、見当もつきません。
逆にいうと、平幕である明成、平戸海、北青鵬、朝乃海という平幕優勝も大いに有りえます。
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横綱・照ノ富士は足の故障を抱えているとはいえ、連敗はないでしょう。
休場明けでどこまで白星を重ねることができるか、楽しみです。
一方、カド番大関・貴景勝は3敗に後退。
残り6番であと白星2つですから、それを乗り越え、2桁まで伸ばしてもらいたい。
そして、ラスト。
霧馬山、大関昇進まで残り6番であと白星3つ。
ぜひ、勝ち取れ!