大相撲2023年5月場所、7日目を終えて、幕内優勝予想の状況がどう変化したのか・・・。
初日からの連勝の3関取が連勝記録を伸ばす一方、それを1敗で追走するの4関取のうち、関脇・霧馬山と前頭11枚目・北青鵬が2敗に後退です(詳細はまとめ参照)。
優勝争いは、霧馬山を含めた6関取中心に展開される・・・と考えています。
関脇・豊昇龍は、霧馬山と同じく 5勝2敗ですが、優勝争いからは除きます。
TOPIOによる場所前の幕内優勝予想に変化は・・・
管理人 TOPIOによる、場所前の優勝予想を再掲。
TOPIOが挙げたのは4関取。
1番手〜関脇・霧馬山、2番手〜前頭14枚目・朝乃山、3番手〜関脇・大栄翔、そして番外〜前頭7枚目・玉鷲。
序盤5日間を終え、1勝4敗の玉鷲は、ハズさせてもらいました。
一方、関脇の霧馬山は5勝2敗、同・大栄翔は6勝1敗ですが、2関取はともに、依然、優勝候補と考えています。
なお、場所前の幕内優勝予想については、こちらの記事をどうぞ。
優勝予想1番手〜霧馬山について
関脇・霧馬山、7日目の対戦相手は、小結・正代。
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「寄り切り」で霧馬山、2つ目の黒星。通算 5勝2敗。
動画はこちらから→NHK大相撲動画へ飛ぶ
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立ち会い、何をしたいのか霧馬山は鋭さも圧力もなく、一方的に正代の押し相撲に敗戦。
取り組み内容を勘案すると、この2敗は、優勝争いから大きく後退したと言えるかもしれません。
ただし、優勝予想1番手に挙げていますので、あと2番ほど、しっかり見続けます。
一方、優勝ではなく、大関昇進のほうですが、昇進ラインと言われている10勝までは、残り5勝。
ただし、今日のような立会を続けていたら、残り5勝も簡単ではないでしょう。
奮起が期待されるところです。
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なお、中日(8日目)の対戦相手は、前頭4枚目・宇良。
過去の対戦は5戦で、霧馬山が3勝2敗で、かつ、直近3場所は3連勝。
優勝予想2番手〜朝乃山について
7日目の朝乃山の対戦相手は、前頭15枚目・一山本。
朝乃山と一山本は、大学時代同学年で、対戦経験もある同士。
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「押し出し」で、朝乃山、7連勝。
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立ち会いから一方的に、一山本を攻めた朝乃山。
一分の隙もない、圧倒的な勝ちです。
大学時代同学年の2関取ですが、その力量差は歴然。
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なお、中日(8日目)の対戦相手は、前頭11枚目・北青鵬。
過去の対戦は1戦で、朝乃山 1勝。
ところで、北青鵬は、入場所 2場所目となる今場所、7日目で 5勝2敗と好調。
204cmの巨漢・北青鵬は、平幕下位とはいえ、朝乃山にとって、簡単な相手ではありません。
これからの北青鵬の伸びを考えると、朝乃山にとって、今後の好敵手として立ちはだかる相手になるのではないでしょうか。
そういう観点で、楽しみな一番です。
優勝予想3番手〜大栄翔について
関脇・大栄翔、7日目の対戦相手は、小結・琴ノ若。
過去、3勝5敗と大栄翔が負け越している相手です。
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「押し出し」で大栄翔が白星、通算 6勝1敗。
動画はこちらから→NHK大相撲動画へ飛ぶ
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立ち会いは、琴の若に組まれてしまい、大栄翔が劣勢の展開。
大栄翔は、その軽めの左四つを回りながら崩し、得意のつっぱり開始。
そして、土俵のなかほどで、琴ノ若の動きが 0.1秒くらい止まり、大栄翔と見合う形になります。
琴ノ若から見れば、それが敗因。
一方、大栄翔は、その琴ノ若の一瞬の隙を見逃さず、全力のつっぱり、押し出しです。
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なお、中日(8日目)の大栄翔の対戦相手は、前頭筆頭・翠富士。
過去の対戦は3戦で、大栄翔が 2勝1敗。
独り言・・・豊昇龍はラッキー!?
関脇という番付は、上位の全員と当たるし、下位であっても、小結や前頭上位者と当たる。
つまり、自分を除く幕内41関取のなかでも、番付から見て強い上位3分の1と当たるということ。
なので、幕内番付のなかで、貸越が一番難しい番付ではないでしょうか。
そんな過酷な番付である関脇が、1場所で2つの不戦勝をゲット。
おひおひ、なんいうラッキーなんだ・・・それが関脇・豊昇龍です。
初日、高安休場に伴う不戦勝。
さらに7日目には、遠藤休場に伴う不戦勝。
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で、豊昇龍の今後を見据えれば、このラッキーな2つの白星を、今後の大関昇進に活かすこと。
より具体的には、来場所(7月場所)を豊昇龍自身にとって、大関昇進挑戦場所にするために、まずは今場所13勝をゲットすることです。
しかし、うでに2敗。
ラッキーな2勝を活かすなら、もう負けられない・・・。
明日、中日以降、気持ちを入れ替えて勝ち続けられるか。
まとめ〜7日目を終えて
管理人 TOPIOが優勝候補にあげた3関取のうち、朝乃山のみ7連勝、そして、霧馬山は5勝2敗、大栄翔は6勝1敗。
霧馬山は、ギリ、優勝戦線に残った・・・というところでしょうか。
ただし、7日目の対・正代戦の負け方が大いにきになるところです。
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なお、7日目が終わって、7連勝は、横綱・照ノ富士、前頭6枚目・明生、そして、前頭12枚目・朝乃山で変わらず。
一方、6日目まで1敗だった4関取のうち、関脇・霧馬山と前頭・北青鵬は2敗に後退。
関脇・大栄翔と、関脇・若元春は、1敗を堅持。
以上から、現状の優勝争いは、横綱・照ノ富士、前頭・明生、前頭・朝乃山の7連勝組の3関取。
そして、関脇・大栄翔、関脇・若元春の6勝1敗の2関取に、2敗の関脇・霧馬山。
この6関取が優勝戦線に絡んでいると考えています。
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ところで、横綱・照ノ富士は、毎日、さすがの強さを見せつけてくれています。
また、大関・貴景勝は7日目が終わり、5勝2敗となり、カド番脱出まで、あと3勝となりました。
このところの勝ち方を見る限り、残り3勝は、ほぼ確実なのではないでしょうか。