10日目終わった時点で、優勝争いは星2つ差のなかに10人(実質は6人)。
11日目からは、本格的な「星のつぶしあい」が始まり、実質的には3人に絞られました。
優勝争い展開が、かなり動いた!
終盤戦 11日目には、優勝争いが大きく絞られました。
つまり、11日目に「星のつぶしあい」が本格的にスタートしたからです。
そして、そのつぶしあいは、12日目も続きます。
そんなこんなで、早いと12日目が終わる頃には、優勝争いが2人くらいに絞られるかもしれませんね。
期待するのは、本割で同星の結果、優勝決定戦(できれば巴戦を望む!)で優勝が決まるパターンです。
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ところで、場所前にTOPIOが掲げた優勝争い予想3人「霧馬山、朝乃山、大栄翔」は、今のところ優勝争いに入っています!
なお、TOPIOによる場所前の幕内優勝予想については、こちらの記事をどうぞ。
優勝予想1番手〜霧馬山について
さて、TOPIOが場所前に予想した幕内優勝予想1番手は、関脇・霧馬山。
11日目の対戦相手は、前頭9枚目・平戸海です。
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「寄り切り」で霧馬山、白星。今場所通算 9勝2敗。
大関昇進まで、あと白星1つ♪
動画はこちらから→NHK大相撲動画へ飛ぶ
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立ち会い、平戸海が左下手をしっかり取り、その後、右を巻きかえもろ差しを狙う。
そのとき、間髪入れずに霧馬山が右上手を取るも左下手は取れず。
どその後、2回、平戸海が巻きかえを行うも体勢が悪くなり、3回目で寄り切られました。
この取組は、霧馬山らしさが出ました。
10日目の勝ち越しで、大関挑戦場所の緊張が解けたのでしょうか。
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なお、12日目の対戦相手は、大関・貴景勝。
過去の対戦は14戦で、霧馬山が6勝8敗と負け越しています。
おそらく7月場所から大関となるであろう霧馬山にとって、苦手の払拭をするためにも、貴景勝には必勝で臨んでもらいたいものです。
優勝予想2番手〜朝乃山について
11日目の朝乃山の対戦相手は、前頭6枚目・明生。
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「突き落とし」で、朝乃山、白星、今場所通算 10勝1敗。
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立ち会い朝乃山が左上手を取るも下手は取れず。
一方、ほぼ同時に明生はもろ差しになり、朝乃山を土俵際まで追い込む。
あわや土俵を割るかと思われた朝乃山だが、明生の左脇をはず押ししながら、左に回り込みながら突き落とし。
一見、土俵際の逆転のように見えるものの、朝乃山の足腰の良さが光った一番。
これで今場所10勝一番乗り。
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なお、12日目の対戦相手は、関脇・大栄翔。
過去は16戦で、朝乃山が7勝9敗と負け越し。
ここから朝乃山、いよいよ上位戦。
大関の実力を示す機会到来です。
優勝予想3番手〜大栄翔について
11日目、大栄翔の対戦相手は、大関・貴景勝。
過去の対戦は22戦で、大栄翔が6勝16敗と大きく負け越し。
苦手を克服しないと、大関での活躍は・・・。
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「引き落とし」で、大栄翔、黒星、今場所通算 7勝4敗。
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この1敗で、大栄翔は優勝争いから大きく後退です。
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立ち会い、大栄翔がつっぱりの攻めを展開するも、貴景勝はピクリともせず応戦。
大栄翔がつっぱっても一歩も前進できないまま、貴景勝がタイミングよく引き落とし。
実力差、ありありです。
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なお、12日目の大栄翔の対戦相手は、前頭14枚目・朝乃山。
過去の対戦は16戦で、大栄翔が9勝7敗と勝ち越し。
絶好調の朝乃山ではあるものの、大栄翔も今後の大関昇進挑戦につなぐために今場所10番は勝ちたいところ。
なので、朝乃山の優勝をつぶす気で戦って欲しい。
独り言・・・優勝争いは実質3人に絞られた!
11日目が終わって、優勝争いの力士をまとめました。

中日(8日目)くらいなら、優勝争い先頭から星2つまでが候補。
その星の差2つで作ったのが、この表です。
しかし、11日目となると、星2つの差で優勝する可能性は低いかもしれませんね。
ということで、表で太字にした照ノ富士、朝乃山、霧馬山の3人が実質的な優勝争いをしていると考えてもいいでしょう。
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この表には12日目の対戦相手も記しました。
11日目が終わって8勝3敗の4人は、12日目には、全員4敗となって、3人の優勝可能性がより高くなるかもしれません。
ところで・・・
これからより一層、展開が面白くなるのは、先頭グループの3人を、他の力士が負かすこと。
なので、若元春、大栄翔、貴景勝にも頑張ってもらいたいです。
番外で十両情報〜落合のこと
昨日の記事で、十両8枚目・落合のことをちょこっと書きました。
落合(19歳)は、宮城野部屋所属の関取です。
10日目が終わって、10連勝で単独トップに立っています。
なので、7月場所の新入幕は確実・・・と思っていました。
しかし、11日目、東十両筆頭・豪ノ山(武隈部屋所属・25歳)に負けてしまいました。
これで11日目が終わって、10勝1敗で豪ノ山と落合が並びました。
さて、ここで7月場所に幕内に入れる枠ですが、11日目が終わって、幕内の空きは現在4と推測。
つまり、7月場所は4人が十両から幕内に入れるのです。
ここで、11日目が終わって、十両筆頭は東西ともに勝ち越しているので、この2人が入幕するのは確実です。
残る枠は2つ。
実は、落合は西十両8枚目。
で、落合の上の番付で、11日目段階で勝ち越ししている者が1人。
それ以外に、残り4日間で勝ち越すであろう者が数人。
つまり、彼らが順調に勝ち越せば、落合が7月場所、新入幕を果たす可能性は、ほぼ無い。
それでは、全く無いかというと、一つだけあります。
残りの4日間の取組をすべて勝って、もしかしたら、豪ノ山と同星になるかもしれませんが、そのときは決定戦で勝って、優勝すること。
すなわち、これから星1つも落とすことなく優勝することです。
これならば、十両8枚目で、上位者に枠以上の勝ち越し者がいても、彼らを追い抜いての新入幕が可能です。
ということで、落合には、残り4日間を頑張っていただきたい。
今後の大相撲の世代交代のためにね。
まとめ〜11日目を終えて
11日目を終えて、優勝争いは前述した表で示した実質3人の関取たちです。
そして、明日、12日目も引き続き、「星のつぶしあい」が続きます。
4日間がより面白くなるには、優勝争いの3人を対戦相手が引きずり下ろすこと。
決着は千秋楽まで持ち越しになるくらいの熱い戦いが見たいです。