「速読」への憧れは間違っていた!?「何のための速読なのか」が肝心

速読は...
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このサイトのサマリ
  • 「速読への挑戦」の過去
  • 『最強の読み方』との出会い
  • 「そもそも何のための速読か」が肝

ブログ管理人「ShiGe☆」(しげ)です。以下、「私」と記します。

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私は、結構な量の読書をしてきました。

そんなこともあり、40年以上前から、いわゆる「速読」に大変興味を持っていました。

そして、実際に速読を学んだことがあります。
 
この記事では、私の経験をベースに…

  • 速読チャレンジから掴んだ「読書に関する本質的なこと」

について書き進めます。

なお、本論に入る前に、少し脱線を。

「速読」からはズレる話題ですが、「読書を仕事に活かす」という観点で、次の記事も書いています。

再現力抜群の読書法に言及しています。
↓ ↓ ↓ ↓
「新しい思考回路づくり」が必須なとき、「この読書法」が最適!

目次

「速読」への憧れ

私は、いつの頃から、こんな風に考えていたのです。

  • もっと速く読めれば、たくさんの本が読める!

この流れから、私は速読に興味を持ちます。

学生時代、私が「速読」に対して持っていたイメージは、本を数分間、パラパラめくっただけで、内容が全て頭に入って、しかも、しっかり理解できる…というものでした。

社会人になって、少しお金の余裕ができたので、「速読」にチャレンジします。

「速読A」を学ぶ

いろいろな理由があるので「速読A」の名前は、あえて書きません。

「速読A」は目の動きなどを訓練したりするもの。申し込むと大量の教材が送られてきました。

日々訓練に励みました。そして、実際に、教室に会員が集まって一緒にトレーニングする体験もしました。

ある日、トレーニング場で私の横の席にいた学生さんは、結構な速さでページをめくり、それなりに内容を理解していました。それを目にした私は、

「これってマジで訓練したら理想の速読技術が体得できるかも!」と感じました。

しかし、残念なことに、その方法で「速読」は身につきませんでした。ただし、目の動きは速くなったような気がしています(笑)。

「速読B」を学ぶ

「速読A」のチャレンジから4半世紀ほど経って、次に「速読B」にチャレンジ。

この「速読B」、一言で表現すると「写真を撮るように本を読んで、頭にたたき込む」というもの。

まずは、そこそこ高い「自主訓練キット」を購入して、「良いかも!」という感触を得たので、「2日間コースの訓練」を受けました。

当時大学生だった息子といっしょに受けたので、2人分の費用は、結構高価なロードバイク(自転車)1台が購入できるほどでした。

そして、受講後、「3ヶ月間で100冊の速読&マインドマップによる内容の書き出し」などをしました。

その翌年にも、違う先生から「速読Bの2日間コース」を再受講。さらに100冊ほどを短期間で訓練しました。

結論なんですが、私に関しては、このやり方で「速読」が身についたという実感には至りませんでした。

相変わらず、フツーに読むのは速かったですけど…。

実は、もともと読むのは速かった?

以上のように私の場合、
 
集中的に「速読」の訓練をしても、実感が大きく変わるほどに、読む速度に変化はなかったのです。

というのも、もともとかなり速く読めるほうだったからです。

独自の流し読みを使って、そこそこ速く、かつ、内容もそこそこ理解できる技術があったのです。

でも、あんなに時間とお金をかけたのに、どうして「驚愕するほどの速読」が身につかないのだろうとずっと考えていました。

そして、その疑問が、次の本と出会って氷解したのです。

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『最強の読み方』について

2018年3月、『最強の読み方』(佐藤優・池上彰共著)の電子書籍版を購入。

この本では、普段から驚くほどの読書をしていると言われている「佐藤優氏と池上彰氏」の2人が、読書のさまざまな「在り方」と「やり方」を語り合うという内容。それらの語りのひとつのトピックとして「速読」の言及がありました。
 
あくまでもひとつのトピックとしてです。
 

池上:『読書の技法』の中で、佐藤さんは「月平均300冊、多い月は500冊以上に目を通す」と書かれていましたが、それには「熟読」「超速読」「普通の速読」という3つの読み方をしているようですね。
 
佐藤:(省略)月300冊に目を通すうち、熟読するのは月平均4〜5冊です。月500冊のときでも、熟読する本は6〜7冊。熟読する本を2冊増やすのはそう簡単ではありませんから。残りの本はすべて「超速読」か「普通の速読」のいずれかで処理しています。
(中略)
 
佐藤:(省略)「超速読」は1冊を5分程度で読むやり方で、「はじめに」の1ページと目次を読み、それ以外はひたすらページをめくります。このとき、文字は読まずにページ全体を見るようにし、芽に飛び込んでくる見出しやキーワードを頭に焼き付けます。そして結論部分の1ページを読みます。そうすることで、本全体の印象をつかむと同時に、熟読に値する本かどうかを見極め、その本で読むべき箇所のあたりもつけます。
(中略)
 
佐藤:「普通の速読」は1冊を30分程度で読むやり方で、文字をできるだけ速く目で追い、1ページ15秒で読むことを目標にします。まず「はじめに」と目次、そして「おわりに」を読み、その本のどこかが重要かのあたりをつけ、その箇所は1ページ15秒、それ以外は超速読で済ませます。同じ行を何度も読まないようにするために定規を使うこともあります。詳しいやり方は『読書の技法』で書いたとおりなので、そちらをぜひ参考にしていただければと思います。
 
池上:ちなみに、いまはどんな本を熟読しているんですか。
 
佐藤:ロシアの地政学の本と、アメリカのファンダメンタリスト(根本主義者)系の基督教の本『キリスト教神学』です。

 
※『最強の読み方』から引用

「速読」トピックを扱ったこの部分に、私の「速読」に対する疑問を解明するための全てのヒントがあったのです。
 
とくに引用した部分にある佐藤氏の最後のフレーズが重要。つまり、読書の達人と言われている佐藤氏にとっても、「熟読」すべき本があるということ。
 
それは、内容をしっかり学ぶべき本。佐藤氏にとって新しい知識・理解を得るための本は、「熟読」対象なわけです。
 
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話替わって、ここに紹介した本はアマゾンの聞く読書「オーディブル」にも品揃えがあります。もちろん、私もゲットしました♪
 
アマゾンの聞く読書「オーディブル」については、次の記事も書いています。
↓ ↓ ↓ ↓
アマゾン【オーディブル】おすすめな3つの理由〜あなたの読書ライフ激変!?

そもそも何のための「速読」なのか

『最強の読み方』からわかったことですが、「そもそも何のための速読なのか」という大切なことを見失ったまま、「速読」の訓練をしていたことが、「速読」が身につかなかった原因だろうとわかったのです。
 
もっというと、「何のための速読か」ということを明らかに認識すれば、「速読」も佐藤氏のように「超速読」「普通の速読」と区別すべきであったのです。
 
さらに言えば、そういう区分、つまり「熟読」「超速読」「普通の速読」というように読書の目的に沿って区分して読み進めることが重要であり、「速読そのものが目的」のように理解してしまうこと自体が間違っていたのかもしれません。
 
もともと本に親しむ習慣を持っていた私は、そして、そこそこ速い読み方もできていた私にとって、「速読の訓練」など必要なかったのです。
 
「そもそも何のための速読なのか」ということわかっていなかったのですね。
 
読む速度、それは当然、読む本や、その人がいまいる状態によって異なって当然なのです。
 
「速読」とは無縁で「熟読」すべき本はあるし、「超速読」で済ませてOKな本もあるわけです。
 
そして、そういう読書を年間200冊を超える読書でフツーにやってきたわけです。それを「熟読」すべき本も「速読」ですませるようになりたい…というところに問題があったのです。

いわゆる「速読法」を否定するわけではありません!

世の中には「速読」をうたった技術がたくさんあります。

私が体験したのはそのなかでたった2つだけ。ですから、私の数少ない体験だけで、世の中にある「速読法」すべてを否定するつもりはありません。

もちろん、私が受けた2つの方法も否定しません。

否定するどころか、私が体験した「速読A」も「速読B」も普段から本を速く読むことに親しんでいない方にとっては、効果があるのかもしれません。

普段から本を読む習慣のない人にとって、そもそも速く本を読むという技術があるわけがないですから…。そういう方々が「速読」に触れて本を読む機会が増えれば増えるほど、それなりに本を読む速度も速くなるというわけです。

まとめ

速読は...
※画像出典:pixabay
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  • 「そもそも何のための速読か」が肝

私は、これまでにかなりのコスト(時間とお金)をかけて「速読」を訓練しました。でも、それらの「速読法」では「速くなったという実感」を持てませんでした。

結果、「速読法」に対する不信は持ちましたが、その考えを改めました。

つまり、「何のためにその本を読むのか」ということをしっかりわかった上で、適宜必要な読み方を実践することにしました。

その過程で、必要なら速く読む。もともと、本をそこそこ速く読めることができたので、意識してちょっとアクセルを踏めばいいだけです。

そうすることで、佐藤優氏のように縦横無尽な読書(!)ができるのではないかとワクワクしています♪

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