ブログ管理人「ShiGe☆」(しげ)です。
素敵すぎる「聞く読書 オーディブル」とは…
「聞く読書」には、次のような利点があります。
- いつでも、どこでも、スキマ時間で本が読める(聞ける)。
- 1.5倍速や2倍速を活用することで、リアルな紙の本を読むより、速く読み終えることができる。
- なにかを「しながら」の「ながら読書」ができる。
- スマホ1つで「聞く読書」できるので、携帯性にすぐれている。
- 目を使わないので、加齢で老眼の身には嬉しい。
「聞く読書」の利点を味わってしまうと、もう後戻りできない感じです。
「聞く読書」の購入先は、今の所、大きな所は3つです。
アマゾンのオーディブル、アップルのBook、そして、audiobook.jpです。
私はどれも使っていますが、一番のお気に入りはアマゾンのオーディブルです。理由は品揃え、そして、相対的に価格が安いからです。
オーディブル紹介「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」〜概略
「聞く読書 オーディブル」の紹介第1弾は、この本です。
なお、オーディブル版はこちらから。
↓ ↓ ↓ ↓
著者は、アメリカの大学に勤める現役の医者(著作発行時、助教授)。たくさんある食に関する新しいエビデンスを間近で接することができる人のようです。
本の構成
構成は、大きく次の3つの章から出来ています。なお、章のタイトルは、変えています。
- 日本人が健康だと勘違いしている常識
- 体に良いというエビデンス(科学的根拠)がある食べ物
- 体に悪いというエビデンス(科学的根拠)がある食べ物
それぞれの簡単な内容…
日本人が健康だと勘違いしている常識
この本の目的が、最初の章のなかばに明記してあります。それは…
- どのような食事をすれば、脳卒中、心筋梗塞、がんなどの病気を減らし建国を維持したまま長生きできる確率を上げることを説明すること
さて、この章の最初では、不動の「本当に健康に良い食品」5つを挙げます。信頼できるエビデンスがあるものたち。
- 魚
- 野菜と果物(フルーツジュースとじゃがいもは除く)
- 茶色い炭水化物
- オリーブオイル
- ナッツ類
次に、これも信頼できるエビデンスに基づき、体に悪いもの3つを挙げます。詳細は本を読んでくださいね。
そして、健康に良いかどうかで5つのグループ分けで考えるという展開を説明。
さらに、私たちには分かりにくい「エビデンス」というものの考え方を解説。ちなみに、一番最強のエビデンスは「メタアナリシス」の研究手法によって導き出された結果のことです。これも詳細は本にて。
そして、第1章の後半では、「食品に含まれる成分にまどわされるな」という警鐘を鳴らします。成分を凝縮したサプリメントを飲むのと、同じ成分を含む食べ物を口にするのは、まったく違うということです。
体に良いというエビデンス(科学的根拠)がある食べ物
2つ目の章では、エビデンスに基づき、科学的に体に良いと証明された食べ物について、詳細に語ります。
オリーブオイル、ナッツ類、果物、魚などですね。
この章のコラムで「オーガニック食材は健康に良いのか?」「チョコレートは薬か毒か?」「牛乳やヨーグルトは体に良いのか、悪いのか」があり、これらも興味深い内容です。
体に悪いというエビデンス(科学的根拠)がある食べ物
3つ目の章では、エビデンスに基づき、科学的に悪いと証明された食べ物について、詳細に語ります。
白い炭水化物、赤い肉(牛肉・豚肉・加工肉など)です。
この章では、多くの人たちが気にするコレステロールや、カロリーゼロ食品についても、どう考えるべきか解説しています。
ポイント1〜病気は小さな選択の結果!?
この本の最大の主張(ポイント)はコレです。
人間は食べたものでできている。何を食べ、何を食べないかは全ての人が日々実行している小さな「選択」である。(中略)毎日の小さな選択は、確実にあなたを病気から遠ざけたり、近づけたりしている。(中略)(【】内はライター・つまり「ShiGe☆」加筆)【それなのに】多くの人は、食事に関する選択が自らの健康にとってプラスになるのかマイナスになるのか、漠然としたイメージしか持っていない。
津川友介著『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』の「はじめに」から引用。
「何を食べ、何を食べないか」という選択が、私たちの健康に直結するということ。これを肝に銘じないと、この本の名用は、単なる耳学問でしかない。
私ごとになるが、2型糖尿病の数値が悪化を示していた2020年4月、一大決心をして体質改善を始めた。運動も始めたが、実践の主眼は毎日の食べ物を変えたこと。
おかげで、5ヶ月後には、長く服用せざるを得なかった糖尿病の薬から解放された。ひとえに、食事を変えた結果だ。
ポイント2〜エビデンスがあれば最強で安心か?
この本のポイント、もうひとつは「エビデンス」です。科学的な研究に裏打ちされた、つまり科学的に信頼できる研究に基づく、食の選択について書いてあるわけです。
だからこと、最初の章で、「エビデンス」とうい考え方について、丁寧に解説しています。でもね、読み手としては、「エビデンスがあるから正しい」という捉え方は違うと思うんです。
たとえば、「◎◎は9割は体に良いという研究結果がある」ということは、「今の所は」ということであり、今後の研究によって、結果が真反対になることもあれば、「1割は体に悪いというケースがあるのかもしれない」ということ。
絶対的な公理じゃないわけです。
だからこそ、読み手(聞き手)である私たちは、この類いの本を読んで、自分なりに理解して、選択して実践する。「実践するもしないのも、自分の選択」なんです。
そういうスタンスが大切なんだと思います。
そもそも、自分が行う行動の補強として、他人にそれを裏打ちする真理を求めてはダメだと思うのです。それは選択放棄であって、自分の人生の放棄ともいえるのかもしれません。
大げさだと思うでしょうか。
誤解のなきように書きますが、このことは本書『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』が間違っているとか、信頼がないというわけではありません。
信頼していない本をオーディブルで何十回も聞く訳がありません。私は、全幅の信頼をして本書を読みまくりました。
でも、実践に際しては、私の選択です。
同じような本でも主張が異なる部分がある!?
私は、かれこれ7年、2型糖尿病で「それなりの治療」(糖尿病専門医に通院)をしてきました。
糖尿病、とくに2型は、食べ物が大いに関係しています。なので、本書『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』のような、食事に関する書籍は、たくさん読んできました(聞いてきました)。
購入した聞く読書版とともに、たいてい電子書籍も購入。電子書籍は、「メモ書き自由にできるGoodNotesに変換して」読んでいます。これについては、こちらの記事をどうぞ。
_/_/
ちなみに、私が繰り返し読んでいる「食関係」の聞く読書は、10冊くらいあります。すべて現役の医者が書いた本です。たとえば、次の本。
で、これらの本、微妙に異なることが書いてあります。どの本の内容がいいか、悪いかという話ではありません。エビデンスの解釈にも「違い」があるのかもしれません。
それらの「違い」がある点について、どのように実践するかについては、最終的には読み手の選択です。
だいたい、糖尿病学会が出している本の内容だって、実際の患者(たとえば私)には合わない、そういう意味では「間違ったことが書いてある」のです。
だから、選択なのです。
まとめ

「聞く読書 オーディブル」は、体験したらその素晴らしさにハマることを覚悟にはじめてくださいね。
スキマ時間に本が読めちゃう…すごいことです。電車通勤の合間に、家事の合間に、毎日のワークアウトの最中に、本がさくっと読めちゃう(聞けちゃう)のです。
また、加齢&老眼で小さな文字を読むのが辛くなってきた身には、耳からの読書できることは、嬉しい限り。
さらに、1.5倍速や2倍速を活用することで、通常の紙の本を読むよりも、コンスタントに速く読書ができます。
_/_/
そんなこんなの素敵な「聞く読書 オーディブル」、実際の本の紹介第一弾として
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』
を選びました。
私たちの体は食べ物が作ります。何をどう選ぶのか、選ばないのかによって、私たちの健康は左右されます。
健康で長生きな素敵な人生をおくるためにも、私たちは「食」に意識を傾けるといいのかもしれません。