スマホでも使える「マネーフォワード」なるアプリがあることは知っていました。でも、「小遣い帳ね」くらいの認識。それがね…
「青色申告(確定申告)で、マジ使えるじゃん」
というお話です。
目次
青色申告10年目にして…
サイト管理人「たもつ」(以下、「私」ときします)は、2011年から個人事業主の青色申告をしています。なので、今年で青色申告10年目となります。
私は当時からMacユーザーなので、青色申告ソフトをいろいろ探しましたが困ったのです。
青色申告ソフトは、どれもWindows用ばかり。なので、仕方なく仮想OSソフトを使って青色申告ソフトを使ってきました。
仮想OSソフトは「Paralles」。そして、青色申告ソフトは「MJSかんたん!青色申告」です。
毎年、これで決算書を作って、確定申告会場に書類等を持ち込んで電子申告。
ちなみに…
自宅から電子申告するためには、ICカードリーダーが必要で、かつ、Mac対応のICカードリーダーは極めて少ないし、年1のためにICカードリーダーを買うくらいなら、年1で確定申告会場に出向けば確実に電子申告できます。
しかも…
確定申告化以上ならば、確定申告に伴う分からないことがあれば、その場で、係の方や、専門家(税理士)に聞くこともできるし!
「自宅から電子申告」するよりは、確定申告会場の活用がお薦めです。
「Parallels」と「MJSかんたん!青色申告」
実は…
「Parallels」を使う一番の目的は「MJSかんたん!青色申告」の使用です。その他、Windowsアプリで使ってきたのあは、「筆まめ」くらい。ここ数年は年賀状だしてないし、つまりは、「MJSかんたん!青色申告」だけのために「Parallels」を使ってきました。
macOSの年1回のバージョンアップに合わせて、「Parallels」もバージョンアップ更新してきました。たった1つのソフトの使用のためにね。
一方、「MJSかんたん!青色申告」の場合は、5年版(5年間の更新対応可能版)を購入。5年の年限が切れたあとも、再度、5年版で更新。
税務会計は、いろいろな制度変更で対応ソフトもバージョンアップが必要となります。5年版というのは、それに併せて、毎年バージョンアップした「MJSかんたん!青色申告」が使えるというものです。
ランニングコストはそれなりに掛かるものの、この9年間、「Parallels+MJSかんたん!青色申告」で、毎年の青色申告はつつがなく済ませてきたのです。
で、青色申告にともなう決算書作成(日々の証票仕訳など)はどうしていたかというと…
毎年度、翌年の1月から集中的に会計処理入力をして…ということでやってきました。
確定申告を終えるたびに、「今年こそは、毎月、毎月きちんと証憑類を仕訳入力してやろうね」と思うのですが、なかなかできず。
それでも、確定申告前の1ヶ月くらいで集中作業をしてやってきたのです。
ひょんなことからクラウド会計を調査
知り合いが個人事業主となり、会計相談をされたので、私は「クラウド会計を使うべきだろうね」と回答。
彼のために、いろいろなクラウド会計ソフトを調べました。
なぜクラウドかというと、「Windowsしか使えないという呪縛から逃れられる」「いつでも、どこからでも作業ができる」という2点です。
導入時の少しの期間を、彼のために多少、仕訳入力などを手伝うとしたら、私がMacなのでクラウドしか選択肢がなかったという事情もあります。
有名どころのクラウド会計ソフトに仮登録(試用)して、いろいろ使ってみました。本格的に2020年度の1〜2月分を入力して、その遣い具合などを調べました。
で、最後に残ったのが「マネーフォワード クラウド会計」です。そして、試用から1ヶ月が経とうとする4月下旬に、正式に年間登録ユーザーとなりました。
具体的には…
マネーフォワード クラウド 個人事業主向けの「パーソナルライト」(月額1,280円〜)というのに年間登録しました。
マネーフォワード クラウド会計の何が良かったのか
マネーフォワードの特徴については、あとのほうできちんと列挙します。
この項では、私がほぼ1ヶ月間、試用してみて、「これいいね、じゃあ、正式年間登録しよう」と感じるに至った何点かについて説明させていただきますね。
大きく4つあります。
- Mac&Safariでも、問題なく使える!
- データはクラウドにあるので安心!
- 他社連携(銀行・クレカ)が便利過ぎる!
- 日々の仕訳補助としてスマホアプリが使える!
Mac&Safariでも、問題なく使える!
私のようなMacユーザーにとって、仮想OSソフトを使わずに、Macで会計処理ができるというのは重要なのです。
前述のように、私は9年間、仮想OSソフト「Parallels」を使ってきましたが、正直、処理が遅いし、いまさらWindowsなんて使いたくない(本音)!
だから、Macだけで完結する処理を重視しました。とくに、メインブラウザ・Safariが使えるということも重視。
クラウド会計のなかには「Safariでは正しく動かないかも」みたいな表示をするものもあります。もしかしたら、マネーフォワードもそうだったかもしれません。
しかし、実際に使ってみて、Safariで問題なく稼働しています。
なお、言うまでもありませんが、macOSの更新(Safariも!)はきちんとやっていただくとともに、Mac自体にセキュリティソフトを入れておくことは必須です。
データはクラウドにあるので安心!
いまどき「データをクラウドに置いておくのは心配」という方はいないと思います。
クラウドだから安全・安心なのです。
私は青色申告運用の9年間、データはDropbox(有料版)に置いて運用してきました。
これも言うまでもありませんが、重要なデータをマシンのデータフォルダだけに置いて運用するのは危険です。
他社連携(銀行・クレカ)が便利過ぎる!
私は3社ほど、かなりディープにクラウド会計の試用をしました。
その3つのクラウド会計は、上記の①番も②番も充足しています。ただし、ほかの2社と比べて、圧倒的に便利だったのが、この他社連携(銀行・クレカ)です。
私は数行の金融機関、数社のクレジット会社をマネーフォワードクラウドに登録して、会計情報を自動取得しています。
最初の登録だけ、少し時間を要しますが、登録したあとは、超簡単。自動で必要な仕訳データを取得してくれて、「仕訳データがあるよ」ということを赤ボタンで教えてくれます。
連係データを表示させると、新規の仕訳データが列挙されます。それらを仕訳として取り入れるのを除外するのも良し。一方、仕訳データを完成させて仕訳としてデータ取り込みをするのもカンタンです。
なお、このときの仕訳ですが、最初は、自分なりの借方勘定選択、貸方勘定選択、摘要コメントを記する必要があります。
それを一度すると、同じような仕訳のときには、学習してくれるのか、「あとは取り込みボタンを押すだけ」という状況になっているものが多いです。
これまでの9年間、銀行取引、クレカ取引の仕訳入力は大変でした。
12ヶ月が終わった、翌1月にだいたい決算作業をするので(笑)、まず、銀行・クレカそれぞれの取引実績を入手するところから始めなくてはんりません。
このデータを揃える作業、結構、時間と手間がかかるのです。
でも、マネーフォワードクラウドなら、日々カンタンに取れちゃう。しかも、学習機能があるので、仕訳の度に勘定科目選択したり、摘要記入する手間も省けてしまう…。
日々の仕訳補助としてスマホアプリが使える!
日々、ちょっとした買い物をする。当然、領収書やレシートの類いは取っておきますが、これをこれまでの私のように1年分をまとめて処理するのは、超大変です。
でも、マネーフォワードクラウドなら安心。
対応するスマホアプリがあるのです。日々の簡単な取引仕訳なら、スマホから入力できてしまう。
何か買い物などをする度に、スマホでちょちょいと入力。あとは、領収書などをきちんととっておくだけです。
ちなみに、領収書などは、月毎にクリップ止めしておくだけでOK。カンタンですね。
私の会計処理上状況は…
この記事を書いている段階で、1月1日から、今朝までの分は会計処理が完了しています。
1ヶ月の試用期間中に1月1日から3月までのデータを完全入力。その後は、日々、マネーフォワードクラウドを起動して、他社連携(銀行・クレカ)で仕訳入力処理。
現金(小口現金相当)は、買い物のたびに仕訳入力、毎日、現金算高合わせを1分ほどで済ませています。
なので、期末決算処理以外は、リアルタイムに完璧に処理が終わっているということ。
これ、2019年度までの「Parallels+MJSかんたん!青色申告」では出来ない、正確に書くと、やろうと思っても実現できない状態です。
そんなこんなで…
2020年度分の青色申告については、売上の減少(新コロナ禍)以外に心配なことはありません。
売上の減少は超心配ですけど…。
マネーフォワードクラウドの特徴
個人事業主用のマネーフォワードの特徴を列記しますね(法人用もあります!)。
これ、マネーフォワード公式サイトの特徴(項目名)を書き写します。
- 初心者でもカンタン!
- 忙しくてもノーミス!
- どこからでもアクセス!
- わからないをサポート!
- 金融機関レベルのセキュリティ!
気になる方は、まずは1ヶ月の試用をされることをお薦めします。
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まとめ
個人事業主&Macユーザーの私が、「マネーフォワードクラウド」を1ヶ月試用してみて、その後、正式年間登録。その便利さに感激しています。
とにかく凄いよ、使えるよということをお伝えしたかったので、まずは記事を書かせていただきました。
この記事では、ビジュアルな説明は、ほとんどしていません。
今後は、「マネーフォワードクラウド」(個人事業主版)を使っていくなかで、その便利さなどをビジュアルにお伝えしていこうと考えています。
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本記事執筆者:たもつ
最終更新日時:2020-05-01 10:30:38
記事投稿日時:2020-05-01 10:00:36